MCTオイルは太る？効果的な飲み方や糖質制限方法も紹介！

まずはMCTオイルについて紹介します。「MCTオイル」とは、中鎖脂肪酸100％オイルのことをいいます。MCTとは「Medium Chain Triglyceride」の略で「中鎖脂肪酸トリグリセリド」のことです。中鎖脂肪酸は、ココナッツなどヤシ科の植物の種子核に含まれている天然の成分で、ココナッツオイルには約60％の中鎖脂肪酸がふくまれています。

MCTオイルは、40年以上前から医療現場における栄養補給に利用されてきました。徐々に、スポーツの分野でのエネルギー補給や生活習慣病の予防など様々なシーンで利用されるようになってきました。現在は新たな分野での解明や食品の開発が期待されており、MCTオイルは今後もますます活用の場が広がると言われています。

MCTオイルは無味無臭のオイルです。そのため、苦手に感じることもほとんどなく、またどんな料理にも合うとされています。ココナッツオイルも注目されているオイルの1つですが、匂いが苦手という人という人もいたようです。MCTオイルは匂いや味がないので、色々な料理に加えることができます。

MCTオイルはダイエットに効果的とされていますが、中には太る、痩せないという声もあるようです。なぜMCTオイルを摂取すると太るのか、その理由を紹介します。また、MCTオイルに副作用はないのかについても紹介していきます。

MCTオイルはダイエットに効果的とされるオイルです。しかし、MCTオイルを摂取するだけでは痩せないとされています。

MCTオイルを取り入れても痩せないという人の中には、ご飯や麺類など糖質が多く含まれる食品をたくさん食べている人がいるようで、それでは痩せないと言われています。糖質制限をしたうえでMCTオイルをプラスすることで効果的にダイエットをサポートするオイルです。

MCTオイルは食事にプラスするだけで痩せないと言われています。MCTオイルはオイルであるため、他の脂と同様カロリーがあります。MCTオイルのカロリーは、大さじ1杯あたり135kcalほどです。MCTオイルの1日の摂取量は大さじ2杯ほどがおすすめとされています。

MCTオイル大さじ2杯のカロリーは、板チョコ1枚くらいのカロリーに相当するようです。ダイエットに良いからと摂り過ぎては逆に太ることにつながってしまいます。MCTオイルは、しっかりカロリー計算することでダイエットに効果的にはたらきます。

MCTオイルは、場合によって逆効果になってしまうことがあります。遺伝的体質の洋なし型の人は、MCTオイルを摂取すると逆に太る可能性があります。洋なし型の人の体質は、脂質の代謝が苦手とされているためです。主に脂質や油によって太る洋なし型の人は、オイルダイエットを行っても痩せない、逆効果で太ると言われています。

遺伝的体質の洋なし型とは、下半身が太っているから洋なし型というわけではないようです。遺伝子のタイプは、検査しなければわからないので、体型だけで判断できるわけではないようです。女優の米倉涼子さんはオイルダイエットで逆に太ってしまったようです。世の中には様々なダイエット方法がありますが、人によって痩せたり痩せなかったりします。自分に合ったダイエット方法を行うと良いでしょう。

MCTオイルを摂取すると、腹痛や吐き気、頭痛などの症状が現れることもあるようです。理由は、MCTオイルを摂取することでケトン体が増えるためです。MCTオイルはケトン体の生成を促進させ、MCTオイルと糖質制限によりケトン体質になることで痩せるとされます。また、ケトン体が増えるのは脂肪が燃えているという証拠でもあります。しかし、腹痛や吐き気、頭痛なの症状が重いようであれば糖質制限を緩めるようにしましょう。

MCTオイルはダイエットに効果的とされる油です。しかし、なぜ油がダイエットに効果があるのか疑問に感じる人もいるでしょう。続いては、MCTオイルがダイエットに向いているとされる理由を紹介します。

油は魚や肉、植物、乳製品など様々な食品に含まれています。それぞれの油は構成する脂肪酸が違い、複数で構成されています。油の脂肪酸には3種類、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸があり、体への働きも異なります。MCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、意識して摂取するのがおすすめとされている脂肪酸です。

MCTオイルがダイエットに効果的とされる理由の1つは、MCTオイルがすぐエネルギーに変わるという特徴があるためです。MCTオイルは中鎖脂肪酸100％のオイルですが、中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸と比べて素早く消化吸収され、分解されるため、すぐにエネルギーになります。

MCTオイルは一般の油より、吸収速度が4倍速いと言われています。分解が遅いと他のものがエネルギーとして使われ、余ったエネルギーは脂肪細胞内に蓄積されてしまうようです。ダイエット中にMCTオイルを食べると脂肪として蓄積されにくくなるので、ダイエットにつながります。

MCTオイルがダイエットに効果的とされる理由の2つ目は、MCTオイルに脂肪燃焼効果があるためです。MCTオイルはケトン体という、ブドウ糖の代わりにエネルギーとして使用される物質を作り出す作用があります。

また、MCTオイルは体内に蓄積してしまった体脂肪も一緒に燃焼させる効果もあると言われています。MCTオイルを摂取することで体脂肪が減少し、特に内臓脂肪が減ってウエストが細くなったという研究結果もあるようです。

MCTオイルがダイエットに効果的とされる理由の3つ目は、MCTオイルが食欲を抑える特徴があるためです。ダイエット中は食欲との戦いですが、脂質は満腹中枢を刺激し食欲をおさえてくれるという作用があります。MCTオイルは他のオイルと比べ良質なため、この満腹中枢を刺激する作用が強いとも言われているようです。MCTオイルをダイエット中に食べることで、食事の食べ過ぎを防ぐことができます。

MCTオイルがダイエットに効果的とされる理由の4つ目は、MCTオイルは持久力が上がる効果があるためです。MCTオイルは前述したように、一般的な油よりも早くエネルギーに変わるという特徴があります。

さらにMCTオイルはケトン体を作り出すため、エネルギーを補給し続けることができます。このように長時間エネルギーを作り続けるMCTオイルを食べることで、持久力がアップします。MCTオイルはスポーツ選手からも注目されているオイルです。

ここまで、MCTオイルの特徴や効果について紹介しました。MCTオイルが太る、なかなか痩せないという場合は、MCTオイルの飲み方や量、体質などを見直してみると良いかもしれません。MCTオイルにはダイエットに効果的とされる様々な特徴があります。MCTオイルをダイエットにうまく取り入れるために、効果的な飲み方をチェックしてみましょう。

MCTオイルは、基本的に毎日の食事に取り入れることがおすすめの飲み方とされています。MCTオイルは無味無臭なのでどんな料理にも合います。ココナッツオイルのように独特の匂いもないので、MCTオイルを苦手に感じることはほとんどないでしょう。

MCTオイルは毎日の食事に加える飲み方がおすすめですが、飲み方の注意点があります。MCTオイルは高温調理には向かないので、揚げ物や炒め物には使わないほうが良いとされています。

理由として、一般的なオイルよりも低い温度で煙が出て、泡立ってしまうためです。MCTオイルを使うときには、飲み物に加える飲み方や、料理の仕上げやサラダなどに加える飲み方がおすすめです。

MCTオイルを飲み物に混ぜる方法では、MCTオイルを効果的に摂取することができます。MCTオイルは無味無臭なオイルなので、どんな飲み物にも合わせることができます。特にダイエット中には、牛乳や豆乳と合わせると満足感がでるのでおすすめです。他にも、いつものコーヒーに加えたり、野菜ジュースなどに加えたりするのもおすすめの飲み方です。

MCTオイルをヨーグルトやドレッシングに加える方法も、MCTオイルを効果的に摂取できるおすすめの飲み方です。MCTオイルは無味無臭なので、ヨーグルトに合わせても違和感なく食べることができます。ダイエット中にヨーグルトを食べるときには、無糖低脂肪のものを選ぶようにしましょう。

MCTオイルはをドレッシングに加えるときは、自家製のドレッシングを作ってみるのもおすすめです。塩やお酢、レモン汁などを使って、簡単に少ない材料で作れるドレッシングのレシピもあります。時間があるときに作り置きして、毎日の食事に取り入れると良いでしょう。

MCTオイルでダイエットをする場合、MCTオイルと糖質制限を組み合わせると効果的と言われています。続いては、MCTオイルと糖質制限ダイエットの方法について紹介します。

MCTオイルと糖質制限ダイエットの組み合わせが効果的とされるメカニズムを紹介します。体は糖質が少なくなったときケトン体という成分を生成しながら脂肪を使い始めます。糖質制限ダイエットは糖質を減らすことで、ケトン体を生成して脂肪をエネルギーに使おうとします。MCTオイルは、糖質がある状態でもケトン体の生成を促進させると言われています。このようなメカニズムから、組み合わせると効果的と言われています。

糖質制限ダイエットとは、簡単に言うと糖質の多いご飯やパン、麺類、お菓子などの食べ物の量を制限するダイエット方法のことです。糖質制限は注目されているダイエット方法の1つですが、減量を目的にして糖質制限をハードに行ってしまうと体に負担がかかったり、ホルモンバランスを崩してしまったりしてしまう危険があります。

安全に行うには「ゆる糖質制限」というダイエット方法がおすすめと言われています。1食の糖質を20g～40gにし、おやつは10g以内ならOKです。1日の糖質を合計で130g以内にします。糖質が130gというのは、体が生命活動を行ううえで、無理なく消費する最低限の糖質量が130gとされているからです。

MCTオイルと糖質制限を組み合わせてダイエットをするときは、3食バランスよく食事をするようにしましょう。早く痩せたいからと、糖質を制限しすぎることは危険とされています。安全な糖質制限を行いながら、食物繊維が豊富な野菜をたっぷりととり、魚や大豆などタンパク質もしっかりとることが大切です。

MCTオイルと糖質制限を組み合わせたダイエットでは、MCTオイルを毎食ごとに摂取するのがおすすめです。MCTオイルには1日の摂取量がありますが、はじめてMCTオイルでダイエットをする場合は少ない量から徐々に体に慣れさせる方法が良いとされています。初日から5日目までは5～10g、5日～10日目は10～15gというように、5日周期でMCTオイルの量を増やしていくのが効果的と言われています。

MCTオイルは、使いすぎるとお腹を壊す人もいるようです。MCTオイルは一般的なオイルと比べて、エネルギーになるスピードがとても速いオイルです。そのため、体がついていかず消化不良になってお腹を壊してしまうようです。MCTオイルを飲み始めるときは、少ない量から始めて徐々に増やすようにするのがおすすめです。

MCTオイルと糖質制限を組み合わせてダイエットを行うときには、MCTオイルを毎食の食事に加える方法がおすすめです。MCTオイルを料理に使う際は、揚げ物や炒め物などに使って加熱しないように注意しましょう。前述したように、MCTオイルは料理の仕上げやドレッシング、飲み物などに加える方法がおすすめです。

今回は、MCTオイルの特徴や効果などの基礎知識からおすすめの飲み方まで紹介しました。MCTオイルが太る、飲んでもなかなか痩せないと言われる理由が分かったのではないでしょうか？MCTオイルはダイエットに効果ですが、オイルであるため適正な摂取量があり、糖質制限を組み合わせることが効果的とされています。

また、MCTオイルは遺伝的な体質によっては太ることもあります。世の中には様々なダイエット方法があり、MCTオイルを飲むダイエットもその1つです。MCTオイルは様々なメーカーから販売されており、ボトルタイプとスティックタイプがあります。自分に合っているダイエット方法か判断しながら、使いやすいタイプのMCTオイルを選んでダイエットに生かしてみましょう。