オリーブオイルの効能・効果は？おすすめの使い方や食べ方を紹介

オリーブオイルといえば健康に良いとされており、飲む黄金とまで言われている事もあって積極的に活用しているという人も多いかもしれません。しかしオリーブオイルの持つ効果や効能について、具体的な内容はご存じでしょうか？

どれだけ健康に良い効果があるとしても、使い方などを間違ってしまっていてはせっかくの効能も台無しになってしまう事もあるかもしれません。今回はそんなオリーブオイルのおすすめの食べ方や使い方なども併せてご紹介していきます。

健康に良い効能が含まれているとされるオリーブオイルも、油である事に変わりはありません。カロリーはもちろん高い為、できるだけカロリーをオフにした食生活を心がけているという人の場合には、避けるべき場合もあったりするものです。

オリーブオイルのカロリーは、大さじ1杯につきおよそ111kcal程度という計算となっているそうです。100kcalといえば普通に歩くだけでも燃焼には30分ほどを要するカロリーであり、たった1杯でかなりの高カロリーであるという事がわかります。

しかしカロリーが高いからと、すぐさまオリーブオイルを遠ざけてしまう必要もありません。実はオリーブオイルには様々な効果効能が含まれており、健康面を考えればむしろ積極的に摂取していきたい調味料でもあったりする様なのです。

オリーブオイルには全体の7割以上にオレイン酸という成分が含まれていますが、動脈硬化や心疾患に対して予防効果を得られるという事がわかっています。日常的に気にかけていても、生活習慣病というのはとても恐ろしいものです。

体内では生成する事のできない必須脂肪酸である、リノール酸やα-リノレン酸といった成分の効能もオリーブオイルには含まれています。この成分はコレステロール値を下げたり、血栓の予防効果も期待できる重要な成分でもあるのです。

更にオリーブオイルには2型糖尿病の予防などにも効果が得られるという研究報告があり、糖尿病予備軍だという人や既に糖尿病の治療を行っているという人にも、効果を期待する事ができる場合があるのだそうです。

サラダ油に含まれている必須脂肪酸はトランス脂肪酸と呼ばれており、オリーブオイルとは違いこちらは摂取しすぎれば悪い影響を得る事にもなりかねない様です。使用する油に迷っているのであれば、選ぶのはオリーブオイルがおすすめされています。

オリーブオイルがおすすめされる理由には、思わぬ効能もある様です。体の内側のリスクについては目に見えないものであり、生活習慣病も含めてできる限りのリスクは減らしておきたい、と考える人はやはり多いのではないでしょうか？

オリーブオイルに含まれる成分の中に、フェノールというものがあります。この成分は乳がんのリスクを6割も軽減させてくれるという効果があり、健康の強い味方になってくれる効能なのだという事がわかっているそうです。驚きの数字ではないでしょうか？

オリーブオイルが不可欠な地中海地方の料理には、栄養価の高さなどからも病気を防ぐのに効果的であると言われている様です。実際にオリーブオイルを使用した料理ばかりを食べる生活とを比較してみると、普通の生活に比べ乳がん発症率が1/3という結果も出ています。

もちろんオリーブオイルを継続して摂取していたから、乳がんを発症しないという保証があるわけではありません。しかしリスクを少しでも減らす事ができる可能性があるのであれば、試してみる価値は十分にありそうです。

乳がんにまで効果をもたらしてくれるオリーブオイルですが、がんや血液といった部分以外にもまだまだ意外な影響を与える効能を持っている様です。年齢を重ねても認知機能は保っておきたいものですが、オリーブオイルはこんな所にも効果がある様です。

オリーブオイルの持つオメガ3と呼ばれる成分には、脳や神経といった場所にまで効能を得る事ができる様です。認知症といった記憶に関連した病気の進行を遅らせたり、予防にも効果があるとされているのがオリーブオイルの凄い所なのです。

更には記憶力の強化にも効果が期待できるとの事なので、近頃物忘れをする事が多くなったという人は、オリーブオイルの摂取を積極的におすすめしたい所です。日常の料理の中に取り入れるだけなので、今日からでも始める事ができてしまいます。

オリーブオイルの効能を得られるのは、何も体の中だけの事ではありません。特に女性の場合には美容を気にかけているという人も多い筈ですが、そんな女性にも嬉しい効果を期待する事ができるのもオリーブオイルがおすすめされる理由の一つです。

オリーブオイルは天然の保湿剤とも言われており、年を取り硬くなってしまった肌を柔らかく保湿してくれる効果もあったりする様です。これまでは高価な美容液でも効果を得られなかったという人は、オリーブオイルを試してみる事をおすすめします。

オリーブオイルには年間を通して悩みの種となる紫外線に関しても、お肌を守ってくれる嬉しい効果があるそうです。紫外線によって発生するシミやそばかすといったものもできにくくなる為、そういった点からもおすすめの優秀なアイテムです。

実はオリーブオイルには毎月の女性のお悩みでもある生理に関しても、痛みを和らげてくれたり生理不順の改善などにも役立ってくれる効果があるのです。毎月のお悩みを抱えている女性にも、是非オリーブオイルをおすすめします。

女性だけではなく男性も、年齢と共に変化していく見た目の若々しさは可能な限り保ちたいと考える事の方が多いのではないでしょうか？オリーブオイルの持つ効果の中には、そういった老化予防に役立つ成分も含まれているのです。

オリーブオイルにはポリフェノールやビタミンEといった栄養素も豊富に含まれており、老化を遅らせてくれる効果にも期待ができるのだそうです。老化の悩みは尽きないものですが、男女を問わずおすすめしたくなるのがオリーブオイルです。

クレンジング剤や石鹸としても使用される事のあるオリーブオイルは、食べ方を工夫するだけではなく使い方次第でも幅広い効果を得る事ができそうです。美容効果と合わせて、オリーブオイルの使い方にも注目をしていきたい所です。

年齢を重ねるにつれて髪に白髪が混じり始める事にお悩みの人も多いのではないでしょうか？髪を染めるにしても少なからず頭皮へのダメージは避けられませんし、肌が弱い人にとってはヘアカラーなどの使い方もなかなか難しい問題です。

実はオリーブオイルにはビタミンも豊富に含まれている為、白髪を予防するのにも役立つだけではなく、オリーブオイルで頭皮のマッサージを行う事で血行を良くし、抜け毛のお悩みにも対応してくれるという思わぬ効果もあったりするのだそうです。

流石にこれで全部だろうと思ってしまいそうですが、オリーブオイルにはまだまだ嬉しい効果効能が潜んでいます。美容やアンチエイジングにも効果的なオリーブオイルですが、実は高カロリーながら食べ方次第でダイエット効果もある様です。

実はオリーブオイルには満腹中枢を刺激してくれるという効果も持っている為、ダイエット中で食事の量を減らしたいという場合や、間食を防ぐのにも大いに役立ってくれる効果がある調味料でもあるのです。空腹はダイエットの何よりの大敵です。

更に中性脂肪をつきにくくしてくれる働きや、コレステロール値を下げてくれるといった働きもある為、食べ方に気を付けなければならないダイエット中には、まさに強い味方となってくれるのがオリーブオイルの存在なのです。

更にオリーブオイルに含まれる成分の中には、ダイエットや美容、健康にも直結していく多くの人が抱えるお悩みを解決してくれる働きも含まれています。特に女性に多いお悩みかもしれませんが、便秘というのは解消が難しいものです。

オリーブオイルには食物繊維が含まれているほか、消化されにくい成分であるオレイン酸が小腸を刺激してくれる働きを持っている為、便秘解消に嬉しい効果をもたらしてくれる様です。まさに至れり尽くせりなのではないでしょうか？

ある程度の量のオリーブオイルを摂取する事で便自体も軟らかくなってくれる為、排便もしやすくなり痔になってしまうリスクなども予防する事ができると言えそうです。オリーブオイルの持つ効果や効能は驚きのものばかりなのです。

しかしオリーブオイルの効果を正しく得る為には、摂取量も推奨されているものに従って摂る必要がありそうです。どれだけ体に良いとされているスーパーフードであったとしても、過剰に摂取をし過ぎてしまうのは毒にもなり得るものです。

オリーブオイルは即効性があるわけではない為、継続して摂取をしていく事を心がける事が大切です。目安としては1日に大さじ2杯程度のオリーブオイルを摂取するのが良いそうなので、日頃の食事などと併せた食べ方をおすすめします。

摂取する時間帯などは特に定められてはいない様ですが、食べ過ぎを防ぐ意味では夕食の30分前に1杯、更に便通の改善を目的とする場合には朝食と共に1杯を摂る様にしていくと、継続したオリーブオイルの使い方ができる様になるかもしれません。

そんな様々な効果を持つオリーブオイルですが、市販されている物であれば好きな物を選んで良い、というわけでもない様です。オリーブオイルの持つ効果をきちんと得る為にも、その効能をきちんと発揮できるものを選ぶべきではないでしょうか？

基本的にオリーブオイルは「エクストラバージンオイル」という名称の物を選ぶ事をおすすめされています。できる限り新鮮でオレイン酸が豊富なものの方が効果を得られやすい様なので、購入前に頭にいれておくのが良さそうです。

オリーブオイルは保管方法を誤るとすぐに劣化してしまいます。可能な限り高温多湿の場所を避け、温度が変わりにくい暗所での保管がおすすめです。開封すると冷蔵庫へ入れたくなりますが、その保管はNGなので覚えておくと良さそうです。

オリーブオイルの効果を得る為の、肝心の食べ方についてはどの様にすれば良いのかも知っておきたいポイントです。まず一番簡単な方法としては、調理などはせずに生のままのオリーブオイルをそのまま飲んでしまうという摂取の仕方です。

抵抗のある人もいるかもしれませんが、オリーブオイルを生で飲む事自体は悪い事ではない様です。ただし飲みにくさなどはあるほか、人によっては体質に合わずにお腹がゆるくなってしまう事もあるそうなので注意が必要かもしれません。

ただし朝食を抜くなどしてオリーブオイルのみを摂取するという方法は、あまり良いとは言えない様です。ダイエットの為であったとしても、朝はしっかりと食事を摂る事を心がけつつ、オリーブオイルも併用していくという形が推奨されています。

食べ方として摂りやすい方法といえば、やはり食事に混ぜて摂る方法ではないでしょうか？日常的にオリーブオイルを使用しているという人であれば、考えるまでもなくこういった方法でオリーブオイルの摂取をしている筈です。

炒める料理やパスタなどに和える使い方はもちろんですが、ソースなどの調味料と混ぜる食べ方というのも案外おすすめの方法の一つです。普段の調味料にプラスするだけなので手間もかかりませんし、自分好みの合わせ方を見つけてみてください。

更にドレッシングとしてオリーブオイルを使用するというのもおすすめの食べ方の一つで、種類によってはかなりカロリーのあるドレッシングも、オリーブオイルを使用して自作すれば栄養満点のサラダへと早変わりさせる事も可能になります。

料理はあまり得意ではないという人の場合には、食材にただオリーブオイルをかけるだけという食べ方もおすすめです。納豆や豆腐といったそのまま食べる事が可能な食材に、オリーブオイルを垂らすだけでも良い様です。

料理に加える以外にも、オリーブオイルを飲み物に混ぜるといった摂取の仕方もおすすめです。ジュースに混ぜてしまえば味もさほど気にならなくなる為、そのまま口にするよりも思っている以上に飲みやすくなる事もある様です。

飲み物だけではなく、アイスやヨーグルトといったデザートにオリーブオイルをかけるという食べ方もあります。何だか想像がつかないという人もいるかもしれませんが、意外な組み合わせにこそ良い意味で驚かされる事もあるかもしれません。

そんなオリーブオイルを利用した、おすすめの食べ方も少しだけご紹介していきます。いざオリーブオイルを使ってみたいけれど食べ方に頭を悩ませてしまうという人は、まずは簡単な食べ方からチャレンジしてみると良いかもしれません。

野菜を焼く際の油にオリーブオイルを使用するだけの簡単な食べ方です。オリーブオイルを使いすぎて野菜に油が染み込みすぎてしまうのは良くないですが、手軽に焼き野菜も摂取できて健康的な食べ方になります。味付けは控えめにしておきましょう。

パンにはオリーブオイルが意外と合うもので、食パンやバケットなどの表面にオリーブオイルを薄く塗り、お好みですりおろしニンニクなどを加えてトースターで軽く焼くだけの簡単でおすすめな食べ方です。野菜などを乗せるのもおすすめです。

こちらの組み合わせは少々意外だという人もいるかもしれませんが、刺身にオリーブオイルを垂らすというのもいわゆるマリネという食べ方で好む人も多い様です。食べた事が無いという人は、まずはお好みの刺身を購入してチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

おすすめのオリーブオイルの食べ方などをご紹介してきましたが、オリーブオイルを摂取する事で副作用の様なものは無いのか心配になる人もいるかもしれません。良い効果ばかりである筈がないと、逆に不安が膨らんでしまうのも仕方の無い事です。

前述の通り体質に合わないという場合には、オリーブオイルを摂取する事でお腹がゆるくなってしまうといった事はある様です。しかし基本的にはアレルギーなどを持っていない限りは、オリーブオイルを摂取する事で起こる副作用というのは無さそうです。

ただしオリーブオイルを過剰に摂取した場合には、カロリーの高さもあって太る可能性は大いにあり得ます。たくさん摂取したから早く効果を得られるという事もありませんし、カロリーを考えつつあくまで適量を継続する事をおすすめします。

そんなオリーブオイルを口に入れる以外にも使い方があるという事をご存じでしょうか？続いては食事として体内に取り入れる以外に使える、美容に良いオリーブオイルの様々な使い方もまとめてご紹介していきます。想像以上に様々な用途がある様です。

オリーブオイルが頭皮のマッサージに効果的という点はご紹介しましたが、頭皮以外にもマッサージオイルとしての使い方もおすすめされています。オリーブオイルの効果で肌が柔らかくなり、日焼けのダメージを受けた肌にも良いケアとなるそうです。

オリーブオイルはフェイスパックとしての使い方も効果的であるそうですが、悩む人も多い毛穴の汚れにも役立ってくれる様です。更にネイルケアとしての使い方もおすすめで、甘皮の除去にオリーブオイルが使用される事もあるそうです。

オリーブオイルはクレンジング剤として使用される事も多い為、そういった使い方もおすすめされています。汚れの除去以外にも保湿力のあるオリーブオイルはお肌のうるおいを守ってくれるので、最適な使い方であると言えそうです。

こちらも意外な使い方かもしれませんが、おへそにオリーブオイルを垂らす事で汚れを浮かせ、効率良くおへその掃除をする事が可能となっています。浮かせた汚れは綿棒などを使い優しく取り除いてあげるのがポイントです。

様々な使い方が可能なオリーブオイルですが、使用する際に覚えておきたい注意点も存在しています。本来口に入れる調味料として使用されているオリーブオイルが肌に悪いという事は無さそうですが、全ての人に良い効果があるとは言えません。

化粧水などでも人によって合う合わないがある様に、オリーブオイルに関しても肌質に合わずトラブルが起こる可能性もゼロではない様です。初めて使用する場合には様子を見つつ、肌に不調を感じる場合には使用をやめるのが良さそうです。

予想以上に多くの効果や効能を持つオリーブオイルですが、食べ方も使い方も正しい方法で行わない場合には、思わぬトラブルを招いてしまう可能性も無いとは言い切れません。しかしこれはオリーブオイルに限った事ではありません。

オリーブオイルの持つ効果を正しく得る為にも、決められた摂取量などはしっかりと守った上で継続をして使用していく、という事が大切です。健康面も美容面も1秒でも早く効果を得たいのは誰でも同じですが、即効性があるものではないのです。

もちろん良い効果がたくさんあるからとオリーブオイルにばかり執着しすぎるのではなく、口に入れる物は栄養のバランスを考え、健康の事を真剣に考えるのであれば最低限の運動などを取り入れていくという事も大切です。