世界の山ちゃんのレシピを再現！人気1位メニュー幻の手羽先とは？

「幻の手羽先」で国内はもとより。海外にまでその名を広めた「世界の山ちゃん」です。その世界の山ちゃんの、人気1位商品である幻の手羽先を、おうちで再現してみたいと考えました。ネットには数々のレシピがあふれています。一つ一つのレシピを吟味しながら、幻の手羽先の味を思い出して、試行錯誤を重ねていくしかありません。この記事を参考に、世界の山ちゃんの味を再現してみましょう。

世界の山ちゃんとは、株式会社エスワイフードが展開する居酒屋チェーン店名です。一風変わった「変人」山本茂雄が、創業者として急成長させてきたのが世界の山ちゃんです。世界の山ちゃんで人気1位の手羽先の唐揚げも、それを生み出したのは名古屋の鶏料理屋「風来坊」の創業者です。山本は、いわばパクリの名人です。しかも、パクったことを隠しません。だから、手羽先の唐揚げの元祖が自分である、とは一度も言っていません。

また、幻の手羽先という命名も、常連客からのパクリです。店名である世界の山ちゃんも、従業員の一言からのパクリです。今では、名古屋めしの代表格になまで広まった幻の手羽先ですが、山本のユニークさから生まれた産物と、いえます。

現在、世界の山ちゃんは国内に69店舗を構え、その店名どおり海外にも店舗展開しています。香港に2店舗、タイに2店舗、台湾に2店舗、マレーシアに1店舗の、合計7店舗です。

世界の山ちゃんにおける人気商品1位は、なんといっても幻の手羽先です。客のなかには、手羽先以外の商品はないと、勘違いしている人もいるくらいです。居酒屋としての世界の山ちゃんにおける人気1位もですが、通販での人気1位も、また幻の手羽先になります。

世界の山ちゃんの幻の手羽先を再現する材料は、手羽先10本、醤油大さじ4、ミリン大さじ2、酒大さじ2、砂糖小さじ2、おろしニンニク小さじ2、おろしショウガ小さじ2、鷹の爪1本、コショウ大さじ1、旨味調味料小さじ1、塩小さじ1、片栗粉大さじ2、薄力粉大さじ2の、以上です。コショウと旨味調味料、塩は、混ぜ合わせておきます。醤油とミリン、酒、砂糖、おろしニンニク、おろしショウガ、鷹の爪は、鍋に入れて火を入れます。
 

半分にまで煮詰めたら、冷ましておきます。手羽先は常温に戻して、混ぜ合わせたコショウ、旨味調味料、塩を振りかけておきます。20分ほど置いた手羽先の水気をふき取り、薄力粉と片栗粉を混ぜたものをまぶします。

たくさんある世界の山ちゃん風レシピで、近い味だと思ったレシピを紹介しておきます。手羽先はなるだけ小さめのものを用意します。手羽先に軽く塩をふってよく揉んで、15分ほど置いて室温に戻します。ニンニク1/2片は包丁の腹で叩き潰しておきます。ニンニク、醤油大さじ2、ミリン大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ2を鍋に入れて沸騰させます。沸騰したら弱火にして半量まで煮詰めます。

手羽先の水気をぬぐい、小麦粉を軽くまぶしておきます。油を150度に熱し、手羽先を入れたら3分揚げます。さらに手羽先を裏返して3分揚げたら、トレイに取り出して5分ほど置きます。油の温度を190度に上げて、手羽先を表裏それぞれ1分ずつ揚げます。手羽先を取り出してトレイで油切りしたら、刷毛でタレを薄く塗り上げます。テーブルコショウをたっぷり振って完成です。

また、別のレシピもあります。鍋に、醤油大さじ2、ミリン大さじ1、酒大さじ1、おろしニンニク小さじ1、おろしショウガ小さじ1を入れてひと煮立ちさせておきます。手羽先は薄力粉と片栗粉を同量に混ぜたものをまぶしてから、しっかりと粉をはたき落として、180度の油で揚げていきます。表を5分、裏返して5分揚げたら、油を切っておきます。

鍋のタレを刷毛で揚げた手羽先に塗りつけます。手羽先を器に盛って、コショウと旨味調味料、塩を混ぜたものを多めにふりかけます。いろいろなレシピがありますが、これが幻の手羽先に一番近い味がすると評判でした。

もうひとつ、紹介しておきたいレシピがあります。なんといっても、本家本元のレシピが公開されていないのだから、で切るだけ多くのレシピを紹介して参考にしていただくつもりです。タレは、醤油、ミリン、酒、砂糖、おろしショウガ、おろしニンニク、輪切り唐辛子に、なります。これまでのレシピとそんなに変わりません。タレは火にかけて、2/3ぐらいの量になるまで煮詰めておきます。

手羽先には、塩、コショウをして小麦粉をまぶします。140度の油で5分ほど揚げたら、いったん取り出しておきます。もう一度、180度の油で皮目がパリッとするくらいに揚げます。揚げ終えた手羽先は、熱いうちに塩、コショウをたっぷりと振りかけます。

手羽先をこんがりとジューシーに仕上げるためには、二度揚げがおすすめになります。160度の油で、手羽先の表を3分、裏返して3分揚げたら、いったん取り出して5分ほど置きます。油の温度を180度に上げたら、手羽先をふたたび油に投入して、5分ほど、手羽先がこんがりとしたキツネ色になるまで揚げたら、カリカリの衣にジューシーな鶏肉が包まれる、美味しい手羽先の唐揚げができます。

揚げ終えた手羽先の唐揚げは、タレを塗ったら特製コショウを掛けます。特製コショウというのは、コショウと旨味調味料と塩を和えたものだと、思います。これを、たっぷりめに掛けるのが幻の手羽先風ではないでしょうか。コショウの辛みとタレの甘辛さが渾然となって、手羽先の唐揚げの旨さを一段と引き立ててくれます。

世界の山ちゃんの幻の手羽先をヘルシーにアレンジしてみました。揚げない唐揚げです。酒、ミリン、醤油、ニンニク、ショウガを煮立たせてタレを作っておきます。手羽先にはまんべんなく片栗粉をまぶします。フライパンに多めの油をしいて、手羽先を両面こんがりと焼き上げます。油を切った手羽先とタレをボウルで混ぜ合わせます。煎り胡麻も加えて混ぜ合わせたら、手羽先に塩とコショウをたっぷり振りかけて完成です。

鶏ササミは二等分してジッパーバッグに入れます。塩、コショウ、酒、卵1個も加えて、ジッパー袋をモミモミします。このササミに片栗粉をまぶして、フライパンの多めの油をしいて焼き上げます。別の鍋に、酒、ミリン、醤油、砂糖、水溶き片栗粉を煮立てて、焼き上げたササミを加えます。器に盛りつけて、煎り胡麻を振ったら完成です。

乾燥大豆ミートは湯で戻して水気を切っておきます。おろしショウガ、おろしニンニク、チキンスープの素を合わせて、大豆ミートに塗りつけておきます。ボウルに醤油、酒、ミリン、砂糖、おろしショウガ、おろしニンニク、煎り胡麻を、合わせておきます。大豆ミートに小麦粉をまぶし、フライパンに油をしいて焼き上げます。焼き上がった大豆ミートを、タレにくぐらせたら完成です。

ジッパー袋に、醤油大さじ2、酒大さじ2、砂糖小さじ1、おろしショウガ小さじ1、おろしニンニク小さじ1を入れます。手羽先を加えて、よく揉みこんでおきます。片栗粉と小麦粉を同割にして、塩・コショウ・パプリカを少々加えます。タレがしっかり浸みた手羽先に、混ぜ合わせた粉をまぶします。180度の油でカラリと揚げたら完成です。これは、ササミにもムネ肉にも、あるいはイカゲソにも応用できます。

世界の山ちゃんの人気1位である幻の手羽先のレシピを、詳しく探ってまいりました。このレシピでイケルと踏んでも、何か違うような気もします。幻の手羽先のレシピを追っかけているうちに、手羽先のアレンジもずいぶんあるのが分かりました。幻の手羽先の再現は、叶わないかもしれませんが、2度揚げしたら唐揚げのランクが上がることも知ることができました。幻の手羽先には、わずかに手が届かないかもしれません。

けれども、世界の山ちゃんの偉大さも人気も分かりました。世界の山ちゃんの人気1位である幻の手羽先に、限りなく近づくレシピで、幻の手羽先を作り上げる夢を叶えようではありませんか。幻の手羽先の味を再現するために、あのレシピこのレシピを試してつづけていくことで、世界の山ちゃんの味は、きっと手に入ります！