生ハムの食べ方とマナーは？おすすめの簡単おつまみも紹介！

豚肉を熟成させた塩気が特徴の生ハムはワインなどのアルコールとも相性ピッタリで、お洒落なつまみとして人気。その為人が集まるホームパーティーやレストランなどでよく前菜として出てきます。火を通さずそのままで充分食べやすく、色々な食材に巻かれた生ハムは見た目にもキレイでテーブルを鮮やかに彩ってくれます。さらに生ハムのおつまみは簡単に作れるので急な来客やおもてなし料理にもピッタリです。

一般的にはそのまま、つまみとして食べる事が多い生ハムですが、みなさんは生ハムの食べ方はどうしていますか？ここでは家庭でも簡単に食べる事ができる生ハムのレシピや食べ方、マナーを紹介しています。フルーツと生ハムを組合わせたりパスタにしたりと組み合わせる食材や食べ方のアイデアは斬新です。この記事を参考にして生ハムをもっと美味しく食べましょう。そして生ハムを使ったつまみでおもてなしをしてみませんか？

私たちが良く目にするのは薄切りの生ハムですが、贅沢に厚切りにされた生ハムがあるのを知っていますか？薄切りタイプと分厚いタイプでは食べ方が少し違ってきますが、その違いを知ってそれぞれの特徴を活かした食べ方を覚えておくと生ハムをより美味しく食べる事が出来るようになります。是非覚えておきましょう。また生ハムを食べる時に特別なマナーはあるのか？生ハムを食べる時のマナーついてもここで紹介していきます。

厚みのある生ハムは、ステーキのように焼く、野菜と一緒に炒めるなど火を通しても美味しく食べる事が出来ます。もともと生ハムに塩気があるので他の調味料を加えなくても味が決まりより料理の味を引き立たせてくれます。いつもとは一味違う生ハムを味わう事ができるのでおすすめの食べ方です。もちろん火を通さずそのまま生つまみとして食べる事も出来ます。厚みのある生ハムは噛み応えがあって満足度が高いです。

薄切りの生ハムは、既にスライスされうま味が逃げないように真空状態で売られています。その為火を通さずそのまま食べるのがおすすめの食べ方とされています。代表的な食べ方はカットされたフルーツにスライスした生ハムを巻いて食べるというもの。生ハムの塩気とフルーツの甘みが絶妙に混じり合いさっぱりと食べる事が出来ます。その他にもサンドイッチの具材やサラダに盛り付けるなど生ハムの食べ方は様々です。

またお皿に盛り付ける時はつまようじを差して並べるだけでお洒落な生ハムのつまみが出来上がります。生ハムは塩味だけととてもシンプルな食材なのでお好みの食材と組み合わせて生ハムの食べ方をアレンジするのも楽しみの一つになります。そのまま食べるもよしつまみとして食べるもよし生ハムのレシピに色々とチャレンジしてみましょう。

私たちが普段生ハムを食べる時は、フォークや箸、ピックなどを利用して食べますが生ハムの本場であるスペインではそのまま手で摘まむという食べ方が一般的です。その理由としてスペインでは手で摘まんで食べたほうがより生ハムの美味しさを味わえるという考えから手で食べる事がマナーになっているのです。特に上質な生ハムは手の温度で脂が溶け出しまろやかな口当たりになってより味わい深いと言われています。

さすがにレストランなどで手で摘まむという食べ方は難しいのが現実です。その為レストランでは既に一口サイズにカットされ食べやすい大きさの生ハムが提供されています。生ハムの食べ方のマナーとして言えるのは、特別な決まりはなく一口サイズにカットしてピックなどを差して食べやすいように並べて置くことが生ハムを美味しく食べる食べ方で、唯一のマナーと言えます。家庭でも同じように一口サイズにカットするといいでしょう。

ここでは、生ハムを使った簡単なレシピをいくつか紹介しています。ホームパーティのおもてなし料理の一品として、普段の食事のもう一品としてぜひ作ってみてください。食卓も明るくなって楽しい時間を過ごせる事間違いなしです。またおもてなしの際はマナーとしてピックや箸を用意しておくといいでしょう。どれも簡単に作れるものばかりになっています。

ピンチョスとは、ハムや肉、魚をパンに乗せたりピックなでで差した一口サイズの料理の事を言います。また、マナーとしてピックに差す事で手も汚れず食べやすいのでワインのつまみにとても合います。ピンチョスはパーティなど人が多く集まる時のおもてなしとしておすすめの食べ方です。

クリームチーズと生ハムのピンチョスの作り方は、まずクリームチーズ6等分にカットされているもの、生ハム6枚、キュウリ1本を用意します。クリームチーズ1個を4等分にカットし、生ハムは半分の大きさにカットします。キュウリはそのまま皮むき器で縦に薄くスライスします。後は、クリームチーズ、生ハム、キュウリの順に重ねピックで差して出来上がりです。生ハムはそのまま使います。

アンティパストは食事の前に提供される前菜の事を言います。塩味がやや強いものが提供されることが多く生ハムの食べ方としてアンティパストはピッタリです。またアンティパストは食欲増進の意味があることからコース料理の前に出されることが多いです。またマナーとして全て一口サイズのものが多いです。

ゆで卵と生ハムのアンティパストの作り方は、ゆで卵1～2個を固ゆでにします。生ハムは4枚～6枚用意します。ゆで卵を固ゆでしている間に粒マスタード小さじ4分の1、マヨネーズ大さじ2分の1、ブラックペッパー適量と塩ひとつまみを混ぜ合わせておきます。ゆで卵が出来たら半分にカットしそれを3等分にカットし生ハムの上に乗せ調味料を掛けくるくると巻いてオリーブオイルを回し掛けたら完成です。生ハムはそのまま使います。

ブルスケッタとは、つまみや前菜として提供される軽食のことです。トマトと生ハムのブルスケッタの作り方は、1㎝の厚さにスライスしたバケッド4枚とプチトマト4個、生ハム4枚、ニンニク少量を用意します。スライスしたバケッドをトースターで両面カリッとするまで焼きます。焼きあがったバケッドににんにくを擦りつけます。バターを塗り半分にカットしたプチトマトと生ハムを乗せたら出来上がり。生ハムはそのまま使います。

カルパッチョとは、薄切りにした牛肉や魚にオリーブオイルやスパイスをかけた料理です。かぶと生ハムのカルパッチョ風の作り方は、かぶ1個と生ハム10枚を用意します。まずかぶを薄くスライスして一口大に切った生ハムを交互に乗せます。冷蔵庫で冷やしオリーブオイルと塩コショウ、レモンをかけて出来上がりです。こちらも生ハムはそのまま使います。マナーとしてピックに差し食べやすいようにすると良いでしょう。

ズッキーニ1本とそのままの生ハムお好みの量を一口サイズにカット、オリーブオイルと粉チーズを用意します。ズッキーニを8mmほどの厚さに輪切りにし、加熱したフライパンにオリーブオイルを入れてズッキーニを並べて焼く。この時に塩コショウで味付けますが生ハムの塩気があるので注意しましょう。ズッキーニに焼き目がついたらフライパンから取り出し一口大にカットした生ハムで巻きます。最後に粉チーズをかけて完成です。

生ハム適量ときゅうり1本を用意します。調味料はにんにくチューブ3㎝量ゴマ油適量、醤油と砂糖、コチュジャンそれぞれ小さじ2杯程度を混ぜ合わせておきます。きゅうりを細く千切りにし、生ハムを一口大にカットします。まず生ハムをボウルに入れ混ぜ合わせておいた調味料を入れます。生ハムをほぐすように混ぜ合わせたらきゅうりをいれ軽く和え、お皿に盛り卵黄を乗せ最後にゴマをふりかけて出来上がりです。

生ワカメと生ハムをそれぞれお好みの量、きゅうりとみょうがをそれぞれ1本用意します。きゅうりは乱切りにカットしみょうがは千切りにしておきます。両方をタッパなどに入れ市販のかんたん酢などにつけて置き、わかめと生ハムを食べやす要にマナーとして一口大にカットしたら先程のきゅうりとみょうがと一緒に軽く和えます。これで完成です。使用する生ハムはそのまま使います。

8枚切りの食パンを2枚と生ハム2枚、チーズはカマンベールチーズを用意します。お好みでバジルの葉なければキャベツなどを適量用意します。1枚の食パンにバジルをひきカマンベールチーズを乗せます。その上から生ハムを広げて乗せます。さらに上からバジルを乗せもう一枚のパンで挟みます。ホットサンドメーカーで強火で40秒弱火で1分程焼く。ひっくり返してもう片面も同じように。焼きあがったら半分に切って出来上がりです。

生ハムサラダの作り方は、リーフレタス適量と生ハム2枚、ラディッシュ5個を用意します。リーフレタスは食べやすい大きさに手でちぎり、ラディッシュは縦に薄く切ります。両方冷水にさらし、さらした後は水気をよくきってボウルに入れます。生ハムを一口大にカットして入れたら先程のボウルに入れお好みのドレッシングと和えて完成です。使用する生ハムは焼かずにそのまま使います。

用意する食材は、生ハム2枚とマッシュルームを6個です。後はパセリのみじん切りとオリーブオイルと塩コショウです。まずマッシュルームの軸をスプーンでくり抜きます。くり抜いた部分に小さく切った生ハムを詰めこみます。フライパンにオリーブオイル大さじ1を引き熱しマッシュルームを並べ焼き色がついたら蓋をして1分程蒸し焼きにします。お皿に盛り付けたら塩コショウで味を調えパセリを散らして出来上がりです。

作り方はとても簡単です。梨2/1個と生ハム6枚スライスチーズ2枚を用意します。まず梨をキレイに水洗いして皮ごと縦にカットします。スライスチーズは1枚を3等分にカットします。生ハムを広げその上にチーズと梨を乗せて巻きます。お皿に盛り付けオリーブオイルと塩コショウで味を整えたら出来上がりです。食べやすいようにマナーとしてピックに差して盛り付けるといいでしょう。

作り方は、アボガト半分と生ハム3枚を用意します。まず、オリーブオイルと醤油をそれぞれ大さじ1ずつ混ぜ合わせ、そこにワサビをお好みの量加え混ぜておきます。アボガトは半分を6等分にカットし生ハムは縦にカットしアボガトに巻いてお皿に盛り付けます。その上から先程の調味料をかけて出来上がりです。

生ハムと冷やしトマトのパスタの作り方は、パスタ80gとトマト中1個、生ハムを適量とバジル適量を用意します。パスタを茹で茹であがったら良く洗いざるにあげます。トマトと生ハムは食べやすい大きさにカットしたらボウルにいれ刻んだバジルとオリーブオイル、塩、ブラックペッパーで味を整えます。パスタと和えさらに粉チーズをふりかけ味を調整したらお皿に盛り付けて出来上がりです。

エリンギやじめじなどのお好みのきのこを半分ずつと、生ハムを4枚にんにく1かけ用意します。にんにくはみじん切り、きのこ類と生ハムは食べやすい大きさにカット。マリネ液はバルサミコ酢大さじ2粒マスタード小さじ1、オリーブオイル大さじ3、はちみつを少量、塩コショウ少量を混ぜておきます。オリーブオイルでにんにくときのこを炒め終わったらマリネ液に漬け冷蔵庫で冷やします。食べる前に生ハムを加え混ぜたら完成です。

バケッドを3/1本と生ハムを適量用意します。アボガトディップは、アボガト1個とレモン汁小さじ1、マヨネーズ小さじ1、玉ねぎのみじん切り大さじ1杯、プロセスチーズを1個を用意します。作り方は、バケッドをトースターで焼いておく間にアボガトとチーズを粗目に潰し、レモン汁とマヨネーズ、玉ねぎのみじん切りと和えます。バケッドが焼きあがったら生ハムとディップを乗せて出来上がりです。

鶏むね肉を1枚と生ハム2枚、スライスチーズを2枚とミニトマト2個バジルの葉適量を用意します。むね肉は半分に切って厚みを均等にします。塩コショウで味付けしチーズとミニトマトは半分にきっておきます。むね肉1枚にチーズ、生ハム、バジル、トマトを1切れずつ乗せ巻きます。小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつけフライパンに油を熱し揚げます。揚げ終わったら半分にカットして出来上がりです。

生ハムとルッコラのピザの作り方としてピザクラストは市販のものを使います。その他の材料はピザ用チーズ100g、トマト小サイズ2個を薄切り、生ハムを4枚、ルッコラ2株、茹で卵1個、にんにく1かけ、塩コショウ少量、ドライバジル大さじ2、オレガノ大さじ2、オリーブオイル大さじ1を用意します。

まず、ピザ生地にトマトを並べ塩コショウ、ドライバジル、オレガノを軽く振りかけます。その上にチーズをのせ250度のオーブンで3分程焼きます。次にフライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを炒め焼きあがったピザの上に炒めたにんにくと生ハム、ルッコラ、ゆで卵をバランスよく盛り付けたらでき上がりです。

ペンネと生ハムでジェノベーゼを作る材料は、ペンネ早ゆでタイプのものを70g、生ハムを3枚、ソースに使うバジルの葉を10枚、オリーブオイルを大さじ1、おろしにんにくと塩コショウを少量用意します。まず、ペンネをたっぷりのお湯で茹で、茹であがったらざるにあげる。ソースに使うバジルをみじん切りにしてボウルに入れその他の材料を加え混ぜ合わせます。最後にペンネと和えたら出来上がりです。

そのままつまみやサンドイッチの具材など色々な食べ方ができる生ハムですが、いざお店で買う時にどれにしようか迷う事はありませんか？一見同じように見える生ハムでも産地や原料の違いがあり種類があります。それぞれに特徴があるので一つ一つ見ていきましょう。それぞれの生ハムの特徴を知っておけばアレンジの幅も広がりより美味しい生ハムの食べ方を知ることができます。

スペインのハモンと呼ばれる生ハムには、ハモンセラーノとハモンイベリコと呼ばれる2種類の生ハムがあります。ハモンセラーノはスペインの山岳地帯で生産されている生ハムです。スペイン語でハモンはハムという意味でセラーノは山という意味があります。その為通称山のハムとも言われています。原料となる豚は白豚を使用し、皮を剥ぎ塩漬けされた後山岳の気候の中で1年もの間長期熟成されます。

また白豚は生産量が多く、生ハムとして購入する時は比較的安い値段で買うことが出来ます。山岳の気候の中で長期熟成されたハモンセラーノは風味が良く噛むほどに深いコクとうま味が口の中に広がります。ただ塩漬け期間が1か月あること、皮を剥いで塩漬けされているので塩味がしっかりと効いています。

ハモンセラーノのおすすめの食べ方は、塩味が効いているのでアルコールと一緒にそのままつまみとして食べても美味しいです。その他フルーツに巻いたりサラダのトッピングにするとより食べやすくなります。ハモンセラーノの見た目の特徴は、優しいピンク色をしていて柔らかい食感が楽しめます。

もう一つ、ハモンイベリコは日本でも有名なイベリコ豚という黒豚が原料です。イベリコ豚は成長のスピードが遅く大量生産できない豚で、さらに飼育方法や飼料にも特徴があり希少性が高い豚です。その為生ハムとして購入する時は割と高い値段で売られています。さらに同じハモンイベリコでもランクがありハモンイベリコベジョータ、セボカンポ、セボと3種類に分けられます。

最上級のハモンイベリコベジョータは、どんぐりだけを食べて育ち放牧することで運動もしっかり行った豚を使用した生ハムの事を言います。きめ細やかな脂肪があり噛めば噛むほど旨味が味わえます。どんぐりだけを食べて育っているのでほのかにナッツのような香りがするのも特徴です。セボカンポはどんぐりに通常のエサが加えられものを食べ放牧された豚、セボは通常のエサのみで放牧はされていない豚を使用しています。

イタリアの生ハムは、日本ではプロシュートと呼ばれイタリアではプロシュットと呼ばれています。イタリアの生ハムの原料は主に白豚ですがその他にも牛やイノシシなどでも作られていてイタリアの生ハムの生産量のうち半分以上はパルマ地方で作られています。プロシュートディパルマと呼ばれる生ハムの大きな特徴は塩漬けする時に皮つきのまま塩漬けにすることで塩味が低く甘みがあります。

パルマの気候は寒暖差が激しいですが厳しい気候の中熟成された生ハムは余分な脂肪や水分が抜けまろやかな食感が楽しめます。プロシュートは甘みがあるのでパンとの相性がピッタリ、食べ方はサンドイッチなどがおすすめです。もちろんそのままつまみとしても充分美味しく食べる事ができます。

ハムは世界中で愛される食べ物ですが、その中でも特に美味しいとされている世界三大ハムと呼ばれるハムがあります。一つ目は先程紹介したスペインのハモンセラーノです。2つ目も先程紹介したイタリアのプロシュートディパルマです。最後の一つは中国の金華ハムです。それぞれの違いを味わいながら食べ比べてみるもの生ハムの美味しい食べ方の一つではないでしょうか？

生ハムの食べ方とマナーは？おすすめの簡単おつまみも紹介！はいかがでしたか？生ハムはいろいろな食材と組み合わせる事でアレンジもしやすくたくさんのレシピがありました。また安価で手に入ることもあり家庭でも気軽に食べる事ができます。この記事を参考にして普段の食事のもう一品やホームパーティーなどのおもてなし料理としてぜひ作ってみてください。