四川料理「水煮肉片」の作り方！簡単に作れて美味しい本格料理

水煮肉片(シュイジューローピエン)とは四川料理のひとつで、肉と野菜が入った辛味の強いスープです。花山椒の香りが食欲をそそり、仕上げにかける麻辣油が辛味のアクセントになります。

本記事では、そんなパンチのある水煮肉片を、家でも簡単に味わえる作り方を伝授します。作り方のポイントや注意点も解説するので、ぜひ水煮肉片にチャレンジしてみてください。

【材料】2～3人分

• 牛または豚の薄切り肉：200g
• もやし：1袋
• チンゲン菜：2株
• 干したけのこ：1本
• エリンギ：3本
• 万能ねぎ：3本
• 生姜：30g
• にんにく：15g
• ごま油：大さじ2
• 山椒油：適量
• 塩：適量
• 豆板醤：大さじ3
• ラー油(中荒唐辛子入り)：大さじ1
• お湯：400ml弱
• 醤油：大さじ1
• 砂糖：小さじ1
• 粉末唐辛子：お好みで

• 塩：大さじ1
• 酒：大さじ1
• 生姜ネギ水：大さじ2
• 水溶き片栗粉：大さじ2

牛肉の方がコクが出て美味しいですが、コストを下げたい場合は豚肉でも構いません。チンゲン菜がなければレタスでもOKです。山椒油が入手できなければ、普通のサラダ油に山椒を入れて煙が出てきたら焼いた山椒を取り出し、残った油を使ってみてください。

仕上げにお好みで麻椒ものせると、違った風味も楽しめて、痺れるように辛い本格四川料理になります。

肉に下味を付けておきます。ボウルに食べやすい大きさに切った肉を入れ、塩、酒、生姜ネギを浸けた水、水溶き片栗粉を加えて、しっかり揉み込んで25分ほど浸けておいてください。ポイントは生姜ネギ水にソーダを使っていることです。そうすることで、肉の臭みを抑えて柔らかくなります。

また、干したけのこの水戻しは時間がかかるため、お湯で20～30分茹でてから水に一晩浸すようにしましょう。干したけのこがない場合は、きのこやセロリなどを入れても良いです。

【作り方】

1. 青梗菜は根の部分を残して、後でバラバラにならないように縦に切ります。
2. 水で戻した干したけのこを、食べやすい大きさに切ります。
3. エリンギを半分に切った後で、縦に4等分に切ります。
4. 万能ねぎは人差し指ほどの大きさに切り、生姜とにんにくはみじん切りにします。
5. 熱したフライパンにごま油をひき、強火にしてもやしを入れます。
6. もやしを1分ほど炒めたら、一旦取り出します。
7. フライパンにごま油をひいて、たけのことエリンギを入れて、強火で炒めます。
8. 少し炒め色が付いたら塩を加えて混ぜ、取り出して6のもやしの上にのせておきます。
9. お湯を沸騰させて、塩と油を加えチンゲン菜を入れ、40秒茹でて取り出します。
10. 熱したフライパンに山椒油をひいて、万能ねぎ、生姜、にんにくを入れて炒めます。
11. 香が出たら弱火にして豆板醤を入れ、赤い油が出てきたら、ラー油を加えます。
12. 11にお湯を加えて沸騰させ、醤油と砂糖を入れ味を調えます。
13. 下味を付けた肉を加えて、表面の色が変わるまで煮込みます。
14. 水溶き片栗粉を入れて、とろみが付いたら火を止めます。
15. 器に炒めた野菜を並べて、その上に14をのせます。
16. トッピングに万能ネギ、にんにく、粉末唐辛子、麻椒、山椒粉をちらします。
17. 仕上げにフライパンで熱した油を、肉の上からかけて完成です。

免疫力を高める食材のネギや生姜、にんにくをベースにして、仕上げています。とろとろの辛いスープが肉と野菜を包み込み、口の中で混ざり合ってやみつきになる美味しさです。野菜もたっぷり使っているので、栄養満点です。たけのこのコリコリした食感やもやしのシャキシャキ感、エリンギの肉厚感など、食感も楽しむことができます。

ポイントは肉の下味をしっかり付けておくことと、スープにとろみを付けることです。また、豆板醤を入れた後で、ラー油(中荒唐辛子入り)も入れると、香りがさらに良くなります。最後に肉の上にかける用の油は、フライパンで煙が出てくるまで加熱するのがポイントです。

水煮肉片の簡単レシピと作り方のポイントや注意点などを解説しました。辛さのレベルは、最後にかける麻辣の量で調節すると良いでしょう。見た目も赤いスープで、本格的な四川料理に仕上がります。辛いものが好きな方にはクセになる美味しさですので、ぜひ作ってみてください。