呼子のイカの旬はいつ？活き造りが美味しい呼子のおすすめ店も紹介

「呼子といえばイカ」と言われるほど、呼子のイカは有名です。ですが、呼子のイカとその他地域で穫れるイカとは、具体的に何処がどの様に違うのでしょうか？初めて呼子のイカを食べた人は口を揃えて「こんな美味しいイカは食べたことがない」と感動するのだそうです。

本記事ではそんな呼子のイカを徹底調査し、旬や特徴・種類・食べ方などを解説します。また、活き造りをはじめ、美味しい料理を食べさせてくれる呼子のおすすめ人気店も紹介していきましょう。

佐賀県の唐津市呼子町は玄界灘に面した漁業が盛んな港町です。特に活イカは身が透き通るように新鮮なことで有名です。呼子周辺エリアでは活き造りや天ぷら、一夜干しやいかしゅうまいなどの様々なイカ料理を食べることができます。私達が普段口にしているイカとは、全くの別物と言っても過言ではありません。

また、呼子の朝市では生イカ・干しイカ・干し魚など旬の魚介類を購入することができるので、少し早起きして朝市へ出かけてみるのも楽しいでしょう。

イカは種類が多く全世界に約450種類もあるそうです。日本では、コウイカ・ヤリイカ・スルメイカ・ホタルイカなどがよく知られています。イカに旬があるのか調査したところ、旬は種類によって違うそうです。

日本人は世界の中でも、イカをよく食べる国民だと言われています。イカは可食部分が多く刺身や天ぷら以外にも、スミを使用したイカスミパスタや内臓を使用した塩辛なども人気です。種類によって調理方法や食べ方も異なり、幅広く楽しめるのがイカの魅力となっています。

呼子で獲れるイカにはどんな種類があるのでしょうか？呼子で食べることができるのは、剣先イカ・ヤリイカ・アオリイカ・コウイカですが、中でも特に有名なのは剣先イカです。剣先イカはイカの王様とも言われており、ねっとりした甘みが特徴です。呼子の料理店で食べる活き造りのほとんどが、この剣先イカを使用しています。

次に呼子で人気なのはアオリイカで、剣先に比べて身の厚みがあり丸みのある形をしています。それぞれに旬があるので、呼子を訪れた時期によって提供されるイカの種類も変わってくるそうです。

イカを食べる目的で呼子を訪れるのなら、やはり旬の時期を選びたいものです。呼子のイカはいつが旬なのか？旬ではない場合は味が劣るのか？ここで一緒に見ていきましょう。

呼子のイカの旬は種類によって異なりますが、一番人気の剣先イカの場合ですと3月下旬頃から12月に掛けてが旬の時期になります。剣先イカの旬は約9ヶ月間と、とても長いのが特徴です。ちなみにアオリイカの旬は、11月下旬から4月頃迄です。

剣先イカの旬とアオリイカの旬を見て分かるように、いつ呼子に訪れても必ずどちらかが旬を迎えていることになります。よって呼子のイカは1年を通して旬であると言えるでしょう。呼子のお店でイカを食べる場合は当然旬のものが提供されるので、いつでも美味しいイカを食べることができます！

呼子のイカの美味しさを最も堪能することができるのは活き造りで、殆どのお店が活き造りをおすすめメニューにしています。そして、後造りとして下足を天ぷらにして提供してくれるスタイルのお店が多く在ります。

呼子の旬のイカは時期を問わず、活き造り定食で一人前2500円～3000円が相場になっています。定食にはご飯や汁物に加えて、旬のものを使用したいかしゅうまいや天ぷらなどをセットにしているお店が殆どです。活き造りをはじめこれだけの料理を3000円以内で楽しむことができるのは、呼子ならではの贅沢と言えるでしょう。

旬を迎えた呼子のイカの食べ方はさまざまですが、一体どの食べ方が最も美味しく頂けるのでしょうか？ここからは、旬の時期を迎えた呼子のイカの食べ方について解説します。併せて自宅での食べ方についても紹介しましょう。

呼子のイカの活き造りは身の色が透明です。食感はコリコリとしていて甘く、一度食べたら忘れられない美味しさです。まずはこの活き造りでイカを存分に味わってから、他のイカ料理を頂くことをおすすめします。

先述したように、活き造りを注文すると余った身や下足を天ぷらにしてくれます。しかし、全ての店が提供しているサービスではありません。天ぷらを食してみたいという人は、事前にお店に確認することをおすすめします。

なまものが苦手で活き造りを食べれないという人でも、旬の呼子のイカ料理は充実しているのでその他のメニューで充分に楽しむことができます。例えば、いかしゅうまい・天ぷら・お寿司・一夜干しなどがあり、お店によって様々です。旬ならではの甘みや旨み、食感をそのまま活かしたメニューばかりで、どれを取っても絶品なので是非試してみて下さい。

呼子へ行く機会がない方のために、呼子の旬のイカを自宅でも食べることができる方法があります。それはAmazonや楽天などの通販です！瞬間冷凍しているので、そのまま解凍し刺身で食べることができます。

他にも呼子の旬のイカを生で購入したい場合はいか道楽でも可能です。もちろん、本場の呼子で旬の活き造りを食べるのが一番おすすめですが、このような方法もあるので是非自宅でも呼子の旬のイカを味わってみて下さい。

呼子には旬のイカが食べられるお店が沢山あり、どこにしようか迷ってしまうくらいです。基本的にどこで食べても美味しいのですが、中でも特に人気のあるおすすめ店をいくつか紹介しましょう。

河太郎は日本で最初にイカの活き造りを提供した老舗人気店です。漁港のすぐ近くにお店があり、水揚げされたイカを新鮮なまま店内のいけすに移します。なので、河太郎で食べるイカは新鮮で活きの良いイカばかりです。

人気メニューはイカの活き造りで、内容は活き造り・後造り天ぷら・いかしゅうまい・お吸い物・お味噌汁・お漬物・ごはん・季節のフルーツとなっています。値段は2800円とお手頃価格なのも嬉しいポイントです。他にも、特製のタレにじっくり漬け込んだイカうに丼2700円も呼子ならではの人気メニューです。

お店に行ったらまず整理券を受け取りますが、人気店だけあって土日祝は3時間待ちは当たり前と考えて良いでしょう。平日の待ち時間は約1時間で、運が良ければ30分という時もあります。

呼子のいか本家では、イカの活き造りの他に沢山の定食メニューが揃っていることで人気です。例えば、さしみ定食・天ぷら御前・いかしゅうまい定食・いか丼などがあり、生のイカが苦手な人でも楽しむことができるのは嬉しいポイントです。

いか本家の名物で下足の踊り食いがあります。これは新鮮な下足の刺身に醤油をかけると、下足が暴れ出すことからいか本家の有名な食べ方となりました。呼子に来たら思い出に食べてみてはいかがでしょうか？ちなみに、活き造りの後に下足を焼き物か天ぷらにしてくれるサービスがありますが、平日は焼き物のみとなっているそうです。

呼子の海に浮かぶ海中レストランとして人気の萬坊は、いかしゅうまいの発祥の店としても有名です。店内の窓からは海中を眺めることができる最高のロケーションで子供も大喜びすること間違いなしです。また、海上にある座敷席使用することも可能。店内には大きないけすがあり、このいけすは海と繋がっているそうです。

人気メニューの活き造りの他にも、いかしゅうまい・イカめし・一夜干し・いかまんじゅうが楽しめます。いかしゅうまいやいかまんじゅう、いかすみサイダーは持ち帰りも可能なので、呼子のお土産にもおすすめです。

いか道楽も旬のイカの活き造りが人気のお店です。夏は剣先イカ、冬はヤリイカやアオリイカの料理を提供してくれます。いか道楽定食はイカの刺身と一緒にアジの刺身も付いてくるのが嬉しいポイントです。他にもイカビビンバなどの他店にはない珍しいメニューもあります。

年配の方に座りやすいテーブル席や、お子様定食が用意されているのも家族連れには利用しやすいでしょう。いか道楽では生きたイカを購入してそのまま持ち帰ることも可能となっています。呼子の生イカをお土産にしたら、自宅で楽しめることができて大喜びされるのでおすすめです！

唐津市街から車で30分程走った所にある玄海は、15面ものいけすがある人気店です。人気メニューはいかの活き造り膳で、内容は活き造り・もずく酢・いかしゅうまい・後造りの天ぷら・ごはん・汁物・漬物・デザートで2700円になります。コリコリもっちりした旬のイカの食感はたまりません。

他にも、エビやアワビなどの魚介類メニューが豊富にあります。また、最近流通し始めた呼子の養殖鯖も提供しており、丸々太ったいけすの養殖鯖を味わってみるのもおすすめです。

呼子の旬のイカについて詳しく解説してきました。その美味なる味わいで有名な呼子のイカは、現地まで足を運んででも食す価値のある食材です。

現地人気店は入店するまで待ち時間があるのが当たり前のようですが、整理券制なので店前でじっと待つ必要はありません。呼子には見どころが沢山あるので、待ち時間を利用して街を散策するのもおすすです。呼子のイカは1年中が旬なので、機会を見つけて呼子を訪れ美味しい旬のイカを堪能して下さい。