カニの解凍方法を紹介！美味しく食べるためのコツやポイントも！

みなさんは冷凍カニを食べたことはあるでしょうか？冷凍カニはそのままでは食べることはできませんので、冷凍されているものは解凍させる必要があります。では冷凍カニの解凍方法は知っているでしょうか？室温でそのまま解凍させている、電子レンジで解凍させているという方もいるかもしれません。冷凍カニの解凍方法には正しい解凍方法があります。

それだけでなくボイルしてある冷凍のものと、生のカニの解凍方法も違ってきますので、それぞれの冷凍カニの解凍方法を知っておくことも大切です。今回は冷凍カニの正しい解凍方法をボイルされているものと生のものに分けて紹介していきます。冷凍と解凍したカニの賞味期限もチェックしていきましょう。カニを解凍させる際に注意したいポイントも紹介しますので、正しい冷凍カニの解凍方法を知って美味しくカニを食べましょう。

冷凍カニの解凍にはとても長い時間がかかります。冷凍されているカニはグレース処理をされているため氷の膜に包まれている状態になります。よってこの氷の膜を解凍させていくのにが時間がかかります。冷凍カニは電子レンジなどではなく冷たい冷蔵庫でゆっくり時間をかけて解凍させたほうがいいとされていますので1日以上の時間がかかるのです。

基本的に冷凍カニの解凍には1日以上の時間がかかりますが、さらにカニの種類やカニの部位でも解凍にかかる時間が変わります。大きいカニや多くのカニを解凍する際や甲羅があるカニは解凍時間が長くかかります。カニを食べたくなってから解凍すると時間がかかりすぎますので、事前に食べる前の日に冷凍庫から冷蔵庫にうつしておく必要があります。

大体の冷凍カニの種類別の解凍時間を紹介します。ズワイガニの足だけの場合には約12時間、ズワイガニ姿や未カットのタラバガニの足は18時間、毛ガニ・タラバガニ姿・カット済みのタラバガニの足は1日です。大きいカニや毛ガニ、甲羅があるズワイガニなどはもっと時間がかかり1日半くらい解凍に時間がかかる場合もあります。

ボイルされて冷凍されたカニは冷蔵庫でゆっくり解凍するのが一番おすすめの方法です。冷凍カニを急激に解凍してしまうとドリップが出ることで旨味も一緒にでていってしまいます。結果カニの身はパサパサになってしまいますし、味も悪くなってしまいます。

冷凍カニは室温での解凍はおすすめできません。あせらずに低温でじっくり解凍をしていきましょう。じっくり解凍していくことが冷凍カニを美味しく食べるためのポイントでもあるのです。

冷凍カニを解凍させるときには乾燥を防ぐということが大切になります。冷蔵庫で冷凍カニを解凍させる場合には新聞紙やキッチンペーパーを活用して冷凍する前のカニをしっかりと包み、その後ビニール袋などに入れて解凍をおこないましょう。

冷凍のカニはグレース処理をされているため氷の膜に包まれています。そのため冷凍カニを冷蔵庫で解凍していると多くの水がでてきます。そのまま冷蔵庫に冷凍カニを入れていると冷蔵庫が水浸しになってしまいますし臭いがついてしまう恐れもあるでしょう。新聞紙やキッチンペーパーを使って乾燥を防ぎつつ、深い皿や水切りバットを使ってから解凍をおこない、水が大量にでてきても問題がないようにしましょう。

冷凍カニの解凍が進むにつれてグレース処理をされたカニ表面の氷の膜がとけてきますので水分がでてきます。グレース処理はカニを冷凍するときにカニが乾燥しないうように守っているのです。

冷凍カニの中には足だけのものや甲羅がついているものもあります。甲羅がついている毛ガニの解凍には少し注意点があります。まず、カニみそが流れないように甲羅は下向きにしてから解凍をおこないましょう。そして解凍具合ですが、完全に解凍はさせません。

完全に解凍させてしまうと美味しさが逃げてしまいます。そのため解凍具合は8割くらいにした方が一番美味しいといわれています。

冷凍カニを解凍したら早めに食べるようにしましょう。カニの解凍には1日時間がかかりますので次の日に事情があって食べられないということもあるかもしれません。解凍してから美味しく食べることのできる時間はどんどんと過ぎていってしまいますので、いつまでも放置せずに早く食べきるようにしましょう。

冷凍カニを冷蔵庫でゆっくり解凍させるには1日時間がかかります。どうしても冷凍カニを早く解凍させたいという場合もあるでしょう。基本的にはおすすめの解凍方法は冷蔵庫でゆっくり解凍させることです。急いで解凍させる場合には水にカニが直接触れないようにします。

カニをビニール袋やジップロックなど水に触れない状態にしてボウルにいれます。そして流水で解凍をおこなっていきます。だいたい30分程度は流水にいれておいてください。カニが水に触れてしまうと細胞壁が壊れてしまうそうです。必ずビニール袋などを使うようにしましょう。

生のカニを解凍する場合には流水解凍がおすすめです。流水にいれて解凍をおこなっていきます。生の冷凍カニはボイルした冷凍カニとは違い、解凍して時間が進むにつれて黒く変色する場合もあります。黒く変色してしまうと見た目も悪いですし、風味が悪く味も落ちます。食べることはできますが生の冷凍カニは品質が落ちやすいので短時間で解凍して食べることが美味しく食べるポイントです。

さらにむき身の場合は黒く変色しやすいので、食べる直前に流水で解凍をおこなうことをおすすめします。

カニに直接水が触れないようにビニール袋や密閉することのできる袋にいれて解凍を行いましょう。解凍をおこなっていくと冷凍されていたカニから水がたくさんでてきますので、ビニールの中には水がたくさんでてきます。グレース処理された冷凍カニの表面を包んでいた氷が溶けたものになりますので、水分は捨ててしまいましょう。

生のカニの流水で解凍する時間ですが、カニの大きさによっても異なってきますが目安として30分～40分を目安に解凍してください。カニの大きさによって違いますのであくまで目安です。解凍具合は7割くらいが一番美味しく食べることができるようですので、7割の解凍具合を目安におこなっていきましょう。

解凍しすぎはカニの品質を落としてしまうことになりますので、流水解凍で冷凍カニを放置せずにたまに様子をみるようにしましょう。

冷凍したものを美味しく食べるための解凍のコツをおさらいしましょう。冷凍状態の賞味期限と解凍した場合の賞味期限も紹介していきます。

冷凍カニを美味しく解凍させるためには乾燥は大敵です。新聞紙やキッチンペーパーを使った冷蔵庫で冷凍カニをゆっくりと解凍させていきましょう。

冷凍カニはゆっくりと解凍させていくことが大切です。冷凍したものは室温でも解凍するのに時間がかかりますが、冷蔵庫だとさらに時間がかかります。冷凍カニは冷蔵庫での解凍が一番おすすめですので、冷凍してあるものを冷蔵庫にうつして解凍させましょう。冷凍を解凍するには1日時間がかかりますので、前の日い冷凍庫から冷蔵庫に移しましょう。

冷凍したものは完全に解凍させずに7～8割で解凍するのが一番美味しいと言われています。冷凍カニの解凍に時間がかかりますので冷凍庫から移したら放置してしまいがちになりますが、冷凍庫から移したらたまに様子をみるようにするといいでしょう。一番美味しい状態で食べるためにしっかりとタイミングを見極めましょう。

生の冷凍カニは黒く変色してしまう場合があります。なぜ変色してしまうのかというと、カニのタンパク質が酸化してメラニンを作るからです。黒く変色してしまったカニは見た目が悪くなりあまり美味しそうに見えなくなるだけではなく、風味も悪くなります。ボイルしている冷凍カニはメラニンを作る働きを邪魔するので時間がたっても黒く変色することはありません。どちらにしろ解凍したあとは早めに食べるようにしましょう。

冷凍カニの賞味期限は、冷凍している状態ならばだいたい1ヶ月とされています。家庭用の冷蔵庫は冷やす温度も高く冷凍するのに時間がかかります。冷凍したカニは1ヶ月以内に食べてしまうことが美味しく食べることのできるポイントでもあるでしょう。また、家庭用の冷凍庫は業務用の冷凍庫のように品質管理を徹底されている業務用冷凍庫とは違い開閉も多いです。

冷凍カニを保存している冷凍庫のものを触らないようにして保存することを意識するのならば賞味期限を1年程度まで伸ばすということもできないことはありません。ですが現実的に考えて難しいので、冷凍カニの賞味期限は1ヶ月とおぼえておきましょう。

解凍したカニの賞味期限は2日程度を目安にしてください。解凍した段階からどんどん鮮度などは落ちていきますので、早めに食べてしまうことをおすすめします。

冷凍したカニを解凍する際には注意点がいくつかあります。冷凍カニの解凍は他の食品の解凍方法とは違いがありますので、しっかりと覚えてきましょう。解凍方法を間違えると食べることはできるのもも風味がよくなかったりカニの身がパサパサしてしまったりします。

冷凍カニは室温では解凍させません。冷凍している食材を室温で解凍させていくことはよくあることでしょう。ですが冷凍カニの場合にはゆっくりと解凍させていくことが大切ですので、冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍させていきます。解凍するときの乾燥対策などのポイントも忘れないでください。

解凍するときには電子レンジが便利ですが、冷凍カニには電子レンジは使用しません。電子レンジは冷凍している食品を短時間で解凍するのにとても便利で重宝します。ですが、冷凍カニの解凍にはおすすめできませんし使用しません。冷凍カニを電子レンジで解凍させない理由は急速解凍になるからです。

冷凍したカニを急速で解凍すると旨味が逃げてしまうしパサパサになると説明しました。電子レンジではなく冷凍で解凍させずに茹でたり蒸せばいいのでは？と考える方もいるかもしれませんがおすすめできません。冷凍しているカニにはグレース処理をされており冷凍カニの表面には氷の膜があります。そのまま茹でたり蒸したりしてしまうと臭みの原因にもなります。氷の膜がとけていき料理の品質も悪くなってしまいます。

冷凍カニを一度解凍したら再度冷凍はしないようにしましょう。再冷凍は美味しさがなくなりますし、家庭用の冷凍庫ではカニの細胞を傷つけますので食感も風味も悪くなります。業務用の冷凍庫は急速冷凍をすることができますので、急速冷凍ができる場合には細胞を壊さずに凍らせることができます。そのため鮮度や品質も落とすことはありません。ですが、家庭用で急速冷凍はできませんので、再冷凍はおこなわずに食べきってしまいましょう。

いかがだったでしょうか？今回は冷凍カニの解凍方法について紹介していきました。ボイルされているカニの場合には冷凍庫から取り出したら冷蔵庫でゆっくりと解凍させていきます。その場合乾燥対策と大量にでてくる水への対策が必要です。カニの種類や部位にもよりますが、冷蔵庫での解凍には1日～1日半かかるものもあります。急ぎで解凍したい場合には流水解凍が使えます。反対に生の冷凍カニの場合にはすばやく解凍させることが大切です。

生の冷凍カニは流水で解凍しすばやく食べることが大切です。食べることができるものの黒く変色してしまうことがあり風味や味も悪くなります。美味しく食べるためには賞味期限内に食べてしまうということも大切ですので、賞味期限もしっかりと把握しておきましょう。ボイルしてあるものと生の冷凍ものは解凍方法が違いますので、しっかりとポイントをおさえて美味しくカニを楽しみましょう。