名古屋で肉寿司が食べられるお店7選！食べ放題や人気ランチなど紹介！

味噌カツや手羽先と言ったご当地肉グルメで知られる名古屋ですが、ここ数年新ジャンルとして人気の肉寿司を堪能できるお店は、名古屋にもたくさんあります。その代表的なお店を見ていきましょう。B級グルメで知られる名古屋ならではの庶民的なお店から、食通志向の専門店まで幅広くあります。

名古屋で人気の肉寿司の店と言えば「ORIGAMI」でしょう。名古屋駅前にある個室で肉寿司が人気のお店です。元々は創作料理を出す居酒屋でしたが、今では肉寿司食べ放題でも知られるお店となりました。上質の馬肉に雲丹（ウニ）を乗せた肉寿司が有名です。

ホットペッパーのチケットで13種の肉寿司を含む29品が食べ放題のコースを提供しています。日～木限定で3300円、週末限定で4000円の他に女子会、お誕生日むけの食べ放題コースチケットもあります。それぞれ1000円追加で飲み放題にすることもできます。

食べ放題の13種の肉寿司は、赤身肉、ロース、ラム、バラウス、赤身と背油タタキ、十勝牛のランプ、炙りロース、炙りラム、炙りバラウス、炙りフタエゴ、炙りカイノミ、炙り牛タン、国産牛ローストビーフとバラエティーに富んでいます。馬刺しをあまり親しんでいない人には聞きなれない部位も多いかもしれません。

フタエゴは馬刺しで使われるバラの中で皮膚に近い部分でコリコリした食感が特徴です。バラウスは馬のアバラについている薄い肉で大変な希少部位です。チョーチンとも呼ばれています。また背油はまさに背中の脂身で、馬刺しで脂身の少ない赤身肉と一緒に食べることが多い部位です。カイノミは、アバラ部分のお肉で細かいサシの入った柔らかい霜降り肉と言います。

ORIGAMIでは、馬肉生産日本一の熊本県にある熊本千興ファームから直送の新鮮な馬肉と、北海道産の十勝ハーブ牛を肉寿司に使っています。まさに極上のネタをつかっているわけです。またシャリにもこだわっていて、鮮肉との相性から生み出されたタレと山椒の風味を利かせた独自の黒シャリを使用しているそうです。新鮮な肉と山椒の香りが得も言われぬハーモニーを生み出すといいます。

肉寿司だけでなく、上質馬肉の薄造り（お刺身）、ユッケ、溶岩焼き、ステーキ、グリルなどありとあらゆる肉料理を出していますので、いろいろな肉料理を味わいながら肉寿司も食べたいという人にはおすすめの店です。ただ居酒屋なので営業時間は17時からで、ランチはありません。

実際に行った人の感想では、お店の雰囲気はオシャレで、店員の対応もよいということです。またオーダーはタッチパネルで待たされることなく料理が出てきたという事です。

ORIGAMIの他にも名古屋駅周辺や栄地区には肉寿司が食べられるお店がたくさんあります。その中から7店を厳選しました。

2016年にオープンしたという馬肉専門の居酒屋です。行って食べてみると生肉の概念が変わるという食通の賛辞もネットで見られる名店です。お店のスタイルは居酒屋でカウンター席と半個室があり、お通しもあります。肉料理だけでなくサラダなどの野菜のおつまみもあります。

当初は「馬肉と酒 生肉専家TATE-GAMI」という店の名前で、ユッケなどの生肉と日本酒をメインにしたお店でしたが、昨今の肉寿司ブームから「桜肉寿司TATE－GAMI」と変えたようです。栄にまず店を構えましたが、名古屋駅近くにも姉妹店をオープン、9月13日には錦にも新たな店をオープンするそうで、名古屋で人気の肉寿司店として定着しているようです。

何といっても前兆60センチロング桜ユッケ寿司が名物料理です。女子会や誕生日会などのパーティーを盛り上げてくれるメニューです。もともとユッケが美味しいという評判のお店ですので、味は保証付きです。

TATE-GAMI栄本店では、リニューアルオープン記念価格の肉寿司食べ放題のコース料理を提供しています。その中には単品メニューにはない手巻き肉寿司が含まれています。四種の肉寿司、二種の手巻き肉寿司、二種の炙り肉寿司を含めたスタンダードコースで3300円、六種の肉寿司、三種の手巻き肉寿司、三種の炙り肉寿司を含めたプレミアムコースで4000円です。

単品メニューでは、8種の肉寿司、6種の焼肉寿司、5種の盛り合わせメニューがあります。メニューを見る時の注意点としては、TATE-GAMIで取り扱っている生肉は馬肉のみで、メニューでも特に和牛などと明記されていなければ馬肉です。また、値段は特に明記されていなければ1貫の値段で注文は2貫からとなっています。

盛り合わせでは単品では頼めないネタもあります。赤身（刻みわさび、炙り、塩ネギダレ）や、雲丹三昧（雲丹のせ赤身、雲丹の肉巻き、雲丹のせカルビランプフィッシュ）は、単品にはないネタです。また、とろとろホルモン稲荷も盛り合わせだけのメニューです。

最近、栄本店では土日限定ですが肉寿司ランチも始めたそうです。「福」にぎりと「寿」にぎりの２つのメニューがあり、それぞれ1200円、1400円と割安です。「福」にぎりは、上ロース、生カルビ、炙り特選ロースの3種8貫で、「寿」にぎりは、上ロース、上霜降り、生カルビ、うまとろ包みの4種9貫です。

さてTATE-GAMIの馬肉のおいしさは、その仕入れにあるといいます。群馬県の折戸商会という食の専門誌に取り上げられたり、数々の賞を受賞している精肉卸問屋から直接仕入れています。肉を美味しくするエサの配合、大自然ではぐくまれた馬肉が、専用ラインでスピーディーに職人の手でさばかれるので高品質で新鮮だといいます。

名古屋駅の近くの姉妹店「桜肉寿司とビアガーデン・タテガミ」では、コース料理は栄本店とはちがうメニューですが、単品の料理メニューは栄本店とほぼ同じです。残念ながら夜だけの営業で、ランチはやっていないようです。

コース料理でおすすめは、月から木曜日限定のタテガミ肉刺し＆肉寿司コースです。ネギ塩上ロース肉寿司、ランプ肉寿司、生カルビ肉寿司、霜降り寿司、ヒレ肉寿司、炙りタン肉寿司と6種類の肉寿司が堪能出来て3500円と手ごろな値段でお得です。

名古屋駅店では、夏の間はビアガーデンもやっており、テラス席でてぶらBBQもできるそうです。名古屋の夜景を見ながらビール片手に肉寿司を堪能するのも悪くありません。

東山線栄駅から徒歩5分の24時間営業の焼肉専門店「焼肉 源's 栄町支店」は、まぎれもない焼肉屋さんです。お店のオフィシャルサイトを見ると、メニューは、焼肉、焼肉コース、焼肉ランチ、ドリンクとなっていて、肉寿司が食べられるお店には見えません。

しかし、このお店で第1位の人気メニューとして挙がっているのが、和牛炙り寿司3種盛りです。まさに爆発的人気となっているそうです。炙りミスジ、炙りサーロイン、炙り特選カルビの3種のネタが2貫ずつ盛り合わせて1600円となっています。ミスジは、肩から腕の部位で非常に希少価値の部位と言われていますので、肉寿司として食べられる店はさらにまれでしょう。

その他に数量限定の「黒毛和牛炙り寿司の生雲丹のせ」も人気だそうです。24時間営業ですので、これらの肉寿司をランチの時間に楽しむこともできます。平日のランチで肉寿司を楽しめるお店は少ないので、それも人気の理由かもしれません。

この源’sは、錦に牛タンしゃぶしゃぶと肉寿司をメインにしたお店も構えています。そこでは、馬肉と牛肉の握り寿司が食べられます。24時間営業の焼肉屋さんとは違って、落ち着いた雰囲気のお店のようです。

名古屋駅から徒歩3分の肉カフェロビコネは、気軽に肉寿司が食べられるという事で人気のお店です。一番人気のメニューは、肉食女子をサポートする食べ放題コース料理です。

3時以降限定ですが、1980円で肉寿司食べ放題コースができて人気急上昇です（最近1980円は女性だけで、男性は2480円に値上がりしたようです）。人気がありすぎで、15時以降は食べ放題の予約だけの営業にもなったらしいです。ディナーで行くには予約必須となりました。プラス500円で飲み放題（もちろんアルコールありです）になるのも人気の理由でしょう。

食べ放題では10種から選びます。キムチロールと桜ユッケ軍艦はありませんが、それ以外は肉寿司プレートにあるのと同じ種類の肉寿司が好きなだけ食べられます。牛肉だけでなく鴨ロースや鶏むね肉のネタもあります。

ランチ時間も営業していて肉寿司ランチのメニューはありませんが、レギュラーメニューの極上肉寿司プレートをオーダーできます。8種10貫で1280円と手ごろです。またそんなには食べられないという人や、肉寿司の他のメニューも食べたいという人のためにハーフサイズ880円もあります。このお店ではかつて11種12貫で1850円のプレートを提供していましたが、量を減らして値段を下げたようです。

オシャレな店舗で気軽に肉寿司を食べられるという事で大人気です。「コスパよすぎる」、「東京にもできてほしい」という口コミがありました。またWiFiとコンセント完備という所も、顧客満足度を高める要因となっています。外見はオシャレでWiFi完備と今風でありながら、オーダーは食券を買うというレトロなスタイルも名古屋らしさが出ています。

肉寿司に並ぶメインのメニューローストビーフ丼も大変美味しいそうです。ローストビーフだけの食べ放題や、ローストビーフと肉寿司両方の食べ放題メニューもあります。

肉寿司と馬肉にはまっているひとのご用達のお店「さくらや本家」は名古屋駅から徒歩5分の位置にあります。様々な肉料理を提供するさくらや本家ですが、一押しメニューは鮮度が命の肉寿司です。

馬とろ握り、馬赤味握り、馬ユッケ軍艦、牛もも炙り、牛マルカワ握り、牛サンカクバラ握りなどが、2貫で500円前後で食べられます。牛マルカワは後ろ足の付け根できめが細かく柔らかい肉質の部位だそうです。サンカクバラはカルビの王様と言われる部位です。どちらも取れる量が少なく高級な部位と知られています。

盛り合わせは、馬2種牛3種で10貫が2380円であります。馬肉寿司握り5貫が1280円、牛肉寿司握り5貫が1380円です。また桶盛りの肉ちらし寿司が1780円（2～3人前）であります。

宴会向けのコース料理も何種類かありますが、肉寿司は5000円のコースで牛炙り寿司しか出されないようです。「行ってみたい」という口コミも多いさくらや本家の肉寿司を堪能するには、コースでなく単品でオーダーするのがよさそうです。カウンター席もあり、一人飲みで肉寿司を楽しむこともできます。残念ながら、営業時間は夜のみでランチで食べることはできません。

馬肉（桜肉）専門店です。肉寿司も馬肉のみです。牧場直送の馬肉の肉寿司を食べられます。日によって入荷される部位が異なるので、盛り合わせに希少部位が含まれることがあるといいます。桜肉寿司盛合せは、4種類の梅が2100円、5種の桜が3200円です。桜がおすすめだそうです。桜にはゆっけと雲丹の軍艦巻きがあります。

店の名前の古閑は、熊本の牧場の名前から来ていて、この店で取り扱っている桜肉はすべてこの牧場からの直送だそうです。熊本県は馬肉生産量日本一で、その中でも古閑牧場の馬刺しは絶品と評判です。その極上馬刺しが名古屋で食べれると評判の店です。

やはり、馬刺しは美味しいという口コミが多くありました。肉寿司に関する口コミは見当たりませんでした。この店の一押しメニューは、馬刺しの盛り合わせと生でも食べれる「ひも」の焼肉だそうです。残念ながら営業は夜のみでランチはありません。

名古屋駅から徒歩3分のミートナインMEAT9名古屋駅店は、炙り肉寿司をメインに肉料理を提供するカジュアルな居酒屋です。そして今、オープン記念ヘルシー！ガッツリ！炙り肉寿司食べ放題コースが話題です。何とこの食べ放題コースは980円です。単品では2貫で900円という炙り肉寿司なので、かなりお得です。なお、この食べ放題は平日のみでしたが、今はオープン記念で週末も祝日もやっているようです。

肉の種類は牛カルビ、牛タン、馬肉の3種類になります。炙ることによってお肉のジューシーな香りが引き立つというのがこの店の売りです。このコースは1000円追加で飲み放題にもできます。肉寿司以外の料理も含んださまざま飲み放題コースもあります。

肉寿司の他にステーキ、唐揚げ、マッシュポテト、フライドポテト、アヒージョなどカジュアルな料理が並びます。肉専門店だけあって野菜のメニューは少ないので、ドーンとお腹にたまるという口コミもありました。

土日祝限定ですが、肉寿司飲み放題ランチコースもあります。アンティパストやパスタがついた2000円のコースと、ブルスケッタやポテトフライ、唐揚げなどのおつまみ的な料理とデザートがついた2500円のコースがあります。肉寿司を出す店はランチがないか、あっても肉寿司はないという店も多いので、貴重です。飲み物の種類も多く、カクテル系も充実しているので肉食女子向きのお店と言えます。

浜松町や大宮など関東にある居酒屋「竹庭ともり」が、名古屋駅から徒歩一分のところにあります。竹庭ともり名駅店では、さまざまな肉寿司が食べられる食べ放題コースが人気です。1980円の肉寿司食べ放題一押しのコースとなっています。そして肉寿司のネタが、牛タン炙り、炙り鶏わさび、生ハム、鴨スモーク、馬刺し、ローストビーフの6種類となっています。人気のコースで前日までに予約が必要になっています。

飲み放題や他の料理がついたコースでも、肉寿司盛り合わせがふくまれているものがあります。しかし、肉寿司だけの単品はないようです。肉寿司の彩りがきれいで、インスタ映えすると評判です。

竹庭ともりは、松坂豚や松坂牛の肉炊きで有名な店でした。名古屋駅店でもその肉炊きを味わうことはできますが、どちらかといえば名古屋では肉寿司に力を入れているようです。

料理のほかにこの店の売りとして和風モダン内装の隠れ家的完全個室です。竹庭を模した内装も落ち着いた雰囲気で、ゆっくり食事ができると好評です。なお、営業時間は夜のみでランチはありません。

なお、この竹庭ともり名駅店の近くにアクアリムダイニング灯（TOMORI）名駅店という姉妹店があり、肉寿司食べ放題コースがあります。竹庭ともりと違って、内装が水族館のような雰囲気です。

日から木限定の厳選肉寿司食べ放題コースは、コースの料理すべて食べ放題と飲み放題がついて3980円とリーズナブルです（ただ食べ残しには追加料金を課すことがあるという注意書きがあります）。コースにはデザートもついています。肉寿司は7種で、馬肉、豚とろ、鴨、ササミ、ローストビーフ、牛タン、はらみと多種多様な肉寿司を楽しめるメニューとなっています。

肉寿司は、コース料理だけで単品のメニューにはありません。また、ほかのコースには肉寿司はメニューにないので、この限定コースだけで味わえるようです。コースは当日の予約では提供できないことがあるということで、前日までに予約した方がよさそうです。

営業時間が連日16時からということで、残念ながらランチメニューはこちらもありません。ただ、休前日は朝4時まで営業しているそうで、二次会や三次会のお店として利用できそうです。

数年前から新ジャンルとして定着した肉寿司ですが、最近進化系肉寿司という新たなジャンルが東京都吉祥寺から生まれました。それはチーズシというチーズと肉という二つのとろける食材を組み合わせた新たな肉寿司スタイルです。

吉祥寺のカウラナコーンバレーという様々な肉寿司系食べ放題を行って、SNSで話題沸騰となっているお店がその進化系肉寿司の発信源です。残念ながら、名古屋でこのチーズ×肉寿司を堪能できるお店はまだありませんが、この進化系肉寿司がその後全国区となれば、そのウェーブが名古屋に届くのは時間の問題でしょう。

名古屋の肉寿司を出すお店では生肉か炙り肉がほとんどで、進化の第1段階と言われる焼肉寿司がメニューにあるのは名古屋の肉寿司7選の最初に紹介した桜肉寿司TATE-GAMIだけです。名古屋で最初に第2の進化系肉寿司を出すのはTATE-GAMIでしょうか？TATE-GAMIでは手巻き寿司という新たなメニューをコース料理に取り入れています。

焼肉手巻き寿司やステーキ手巻き寿司はこれまでもありましたが、TATE-GAMIにて提供しているのは生肉の手巻き寿司です。名古屋の肉寿司は独自の進化をするのかもしれません。

肉寿司は、名古屋の肉食文化にも定着してきたようです。肉寿司の名古屋で人気に火がついているは、焼肉がメインのお店で肉寿司が人気ナンバーワンになっていたり、東京の姉妹店ではメニューに入っていない肉寿司を名古屋店では取り入れていたり、また生肉をメインにしていたお店が肉寿司をメインにすることで系列店を増やしていく発展を遂げたりしていることで十分うかがえます。

肉寿司は一部の食通が高級店で楽しむものではなく、広くカフェでランチやカジュアルな居酒屋と言った庶民的なお店でも楽しめる料理です。名古屋に足を運んだら、ぜひそんな肉寿司を味わってみましょう。