シーズニングソースはタイの調味料！使い方は？簡単レシピも紹介！

辛味・酸味・甘み・塩味・旨味・香りといった、味覚や嗅覚を刺激するタイ料理。世界三大スープの一つであるトムヤムクンやカレー、あっさり味からこってり味まで楽しめる麺類などなど…様々な代表料理があるタイ料理はグルメ王国とも言えるでしょう。しかし、タイ料理のお味はどこか複雑なもので自宅で本格的に作るのはレベルが高そうなイメージです…。

しかし、ある調味料を使用すれば自宅でも簡単にタイ料理をおいしく作ることができると言われています。その調味料が、タイ料理に欠かせない『シーズニングソース』です。シーズニングソースとは一体どんな調味料なのでしょうか？まずは、タイ料理に欠かせないシーズニングソースについて学んでみましょう！

シーズニングソースは大豆を主原料として作られた調合液体調味料です。日本の調味料で例えるならば、たまり醤油のような調味料であり、旨味・コクがあります。シーズニングソースはタイをはじめとしたアジア全般で親しまれており、タイ語では『ソープーカオ』『マギーソース』とも呼ばれています。料理旨みやコクを出す材料として使用するのはもちろん、テーブル調味料としても人気があります。

『シーズニング』という意味は、料理に合わせてあらかじめ調合されてある調味料の総称です。『season(季節)』から派生された関連語でもあるようです。日本でも輸入食材店や通販などでシーズニングソースを購入することができます。

日本で人気の輸入食材店・カルディではタイのトップブランド『ゴールデンマウンテン』が販売されているので、日本ではそちらが手に入りやすいシーズニングソースだとされています。また、調味料の大手ブランド『マギー』製のシーズニングソースはタイでは特に有名で親しまれているシーズニングソースとして知られています。

シーズニングソースは、いわゆる大豆ベースの醤油（タイではシーユーカオ）と砂糖・塩などの調味料と、『核酸』という旨味調味料がミックスされたフレーバーソースです。『核酸』という旨味調味料の味は、カニカマのようなものなんだとか。カニカマの旨味が『核酸』の味であるそうです。

『核酸』は『イノシン酸ナトリウム』などが原材料となっています。日本で販売されている同じような核酸系調味料といえば、『ハイミー』『いの一番』などが挙げられます。日本のうま味調味料の代表格といえば『味の素』ですが、こちらは『グルタミン酸ナトリウム』が主原料なので低核酸系に分類されるため、シーズニングソースのうま味とは異なると言われています。

タイ料理に欠かせない調味料と言われるシーズニングソース。しかし、『シーズニングソース』というものは聞いたことがなくても『ナンプラー』という調味料は耳にしたことがあるという方が多いのではないでしょうか？日本でも親しまれている『ナンプラー』と『シーズニングソース』はどちらもタイの調味料ですが、一体どう違うのでしょうか…？

シーズニングソースとナンプラーの違いを学ぶ前に、まずは『ナンプラー』とは一体どのような調味料かについて簡単にチェックしてみましょう。『ナンプラー』は魚に塩を混ぜて発酵させ、できた液体を搾って作られるもので『魚醤』と和訳されることもある調味料です。

原材料が魚ということもあり、ナンプラーには魚類独特の香りがあります。しかし魚から出る旨味・甘み・塩気といった特徴もあります。大豆ベースの醤油（タイではシーユーカオ）と砂糖・塩などの調味料と核酸が合わさった調味料が『シーズニングソース』であるのに対し、『ナンプラー』はタイで作られる魚類または他の魚介類を主な原料とした調味料という違いになります。

タイ料理の複雑な味をサッと表現してくれる便利な調味料・シーズニングソース。日本でも輸入食材店や通販などでシーズニングソースを購入することができますが、「そんなに頻繁に使うものじゃないしわざわざ買うのはちょっとなぁ…」と思ってしまう方もいらっしゃると思います。そこで気になるのが『シーズニングソースを自宅で簡単に作ることはできないのか？』という点です。

調査してみたところ、自宅でもシーズニングソースが簡単に作れる代用レシピがあるようです。そこでお次は、シーズニングソースが簡単に作れる代用レシピについて早速チェックしてみましょう！

日本の調味料で例えるならば、たまり醤油のような調味料というシーズニングソース。ですから、たまり醤油を代用するとよりシーズニングソースに近い調味料を簡単に作ることができます。また、たまり醤油に砂糖と日本でも以前から親しまれているうま味調味料・『ハイミー』を少し足すと一層シーズニングソースに近い味になると言われています。

「たまり醤油なんて持ってないんだけど…」という方は、オイスターソースで代用しましょう！オイスターソースにみりん・普通の醤油を足すとシーズニングソースの代用があっという間に作れます。また、「シーズニングソースはないけどシーユーカオはある」という方は、シーユーカオにオイスターソース・みりん（または砂糖）を混ぜるといった方法で代用することも可能です。

タイ料理に欠かせない調味料・シーズニングソース。テーブル調味料としても人気で、タイではナンプラーの次に人気の定番調味料とされているそうですが、シーズニングソースって具体的には一体どんな使い方をすればよいのでしょうか？そこでお次は、シーズニングソースを使ったおすすめレシピを調査してみましたのでチェックしてみましょう！

タイ料理は少し調理レベルが高そうなイメージを抱かれる方が多いかもしれませんが、タイ料理の定番・ガパオライスなら、薄切り野菜とにんにく・ひき肉を炒めて調味料で味を整えるだけなので自宅でも簡単に作ることができます。シーズニングソースは卵と非常に相性がよいとされているので、半熟の目玉焼きの上にとろーりとかけて頂くと最高に絶品です！

野菜のディップソースとしてシーズニングソースを使うといった方法もおすすめです。こちらはシーズニングソースに赤唐辛子入りのソースを加えたピリッとした辛味も楽しめるレシピとなっています。たまり醤油と赤唐辛子入りソースを入れたような味を想像するとよいでしょう。お酒のつまみとしてもおすすめです。

タイ料理といえば麺類が人気です。日本で親しまれている焼きそばとシーズニングソースの組み合わせなんていうのもなかなか斬新で美味しいですよ！醤油焼きそばのような感覚なので、ソース焼きそばよりはあっさりと食べることができます。

タイのチャーハンとして、愛されているのが『カオパット』です。『カオパット』は『カオ』が『ご飯』、『パット』が『炒める』の意味です。米・野菜・卵・豚肉や鶏肉などを塩・胡椒・ナンプラー・シーズニングソースなどで味付けして炒めます。粘り気の強い日本米ではなく、パラパラとしたタイ米で作ると一層本場の味に近づきます。

野菜・魚介類・肉類…幅広い食材と相性が良いシーズニングソースですが、特に相性が良いとされているのが先ほどもサラッとご紹介させていただいた『卵』です。ゆで卵にシーズニングソースをぽつぽつと垂らして食べると言った食べ方は日本で特に人気を集めているようです。また、卵かけご飯にかける醤油をシーズニングソースにして使用するといった使い方もおすすめです。

シーズニングソースの使い方・簡単レシピ調査まとめのご紹介はどうでしたか？タイ料理に欠かせない調味料として親しまれているシーズニングソースは日本で例える、たまり醤油のようなものでタイの方達にとってはテーブル調味料としても欠かせない存在です。そんなシーズニングソースを使えば自宅でも簡単に難易度の高いタイ料理の味もキマるので、是非1本ゲットしておきたいものです。

また、シーズニングソースをわざわざ購入しなくても代用することは可能です。ふと「タイ料理食べたい！」と思った時も、自宅にある調味料でサッとシーズニングソースを代用することができるので、是非一度試してみてくださいね。美味しいシーズニングソースで自宅でももっと気軽にタイ料理を楽しみましょう！