2018年07月17日公開
2024年07月25日更新
タイ料理メニューの定番と言えば?人気の美味しいグルメを徹底解説!
タイ料理は日本でも人気のエスニックフードとなっていますが、そのメニューには具体的にどのようなものがあるでしょうか?外食ではよくタイ料理レストランに出かけるという人もいれば、スパイスなどにこだわり自ら家でタイ料理を作る人もいると思いますが、果たしてタイ料理の定番メニューにはどんなものが挙げられどんなメニューが人気でしょうか?今回は、スープから麺類、炒め物やご飯ものに至るまでタイ料理の中でも特に人気で定番となっているメニューを掘り下げていきます。
目次
- 1タイ料理のメニューの定番とは?人気メニュー調査!
- 2タイ料理とは?日本食とはまるで異なるメニューが多い?
- 3タイ料理の定番メニューに使われる主な調味料とは?
- 4タイ料理の定番メニュー:トムヤムクン
- 5タイ料理の定番メニュー:トムカーガイ
- 6タイ料理の定番メニュー:タイスキ
- 7タイ料理の定番メニュー:グリーンカレー
- 8タイ料理の定番メニュー:レッドカレー
- 9タイ料理の定番メニュー:カオマンガイ
- 10タイ料理の定番メニュー:ガパオライス
- 11タイ料理の定番メニュー:パッタイ
- 12タイ料理の定番メニュー:バミー
- 13タイ料理の定番メニュー:ソムタム
- 14タイ料理の定番メニュー:パックブーンファイディーン
- 15タイ料理の定番メニュー:ガイヤーン
- 16タイ料理の定番メニュー:プーパッポンカリー
- 17タイ料理の定番メニューを食べやすくするためのポイントは?
- 18タイ料理の定番メニューをタイで食べるなら屋台?
- 19タイ料理は定番メニューを楽しめる国内おすすめ店も?
- 20タイ料理のメニューについて知り定番から楽しもう!
タイ料理のメニューの定番とは?人気メニュー調査!
タイ料理は東南アジア料理の中でも特に日本人にも人気があるものです。タイは日本人の旅行先としても定番となっており人気がありますが、日本国内にもかなりの数のタイ料理店が増えているものです。そんなタイ料理とは具体的にどのようなメニューが定番となっており、それぞれの人気メニューの味はどうなっているのでしょうか?
タイ料理といえばご飯とお肉の組み合わせやさまざまな具材の炒め物、さらには米粉を用いた麺類まで多岐に渡ります。もちろんトムヤムクンなどすぐに思いつくスープ類も欠かせませんが、今回はそんなタイ料理の定番メニューについて掘り下げるので、各メニューのポイントを抑えて外食でも自宅でもタイ料理を楽しんでみてください。
タイ料理とは?日本食とはまるで異なるメニューが多い?
タイ料理は、日本人にとって辛いイメージや酸味の強いというイメージが多いかもしれません。確かにタイ料理はさまざまな香辛料やハーブ類を使用するために酸味は辛味に関しては特に和食に比べると色濃く出るものが多いかもしれません。タイ料理は中国やラオス、ミャンマーやその他の東南アジア諸国の影響を受けているとされています。
そのため、中華に似た側面があることも日本人にとって親しみやすいポイントだと言えますが、カレーなどの料理を日本人が普段はあまり食べないような味わいで食べられるというのも魅力的なのではないでしょうか?また、ガパオライスやカオマンガイなどお肉を使ったご飯ものだけでなく、ライスヌードルを使った麺類なども人気となっています。
また麺類の元になっているスープやそのまま楽しむスープなども、かなり酸味や辛味の強いものが多いです。また、肉だけでなく魚介類を使う料理も多いですが、ご飯はインディカ米の一種であるタイ米やもち米などがメインです。尚、基本的には辛味・酸味・甘みなどのバランスがよい状態が美味とされますが、微妙に地域差もあるようです。
タイ料理の定番メニューに使われる主な調味料とは?
美味しいという基準そのものに辛味や酸味が組み込まれているためにタイ料理は酸味や辛味を追加してくれる調味料や食材というのが非常に重要になってくると言えるでしょう。タイ料理では、辛味を出すためにプリッキーヌなどの唐辛子が使われるだけでなく、酸味をつけるためにタマリンドやレモングラスなどが幅広く活用されています。
また、パクチーまたはコリアンダーと呼ばれる香菜がさまざまな料理に使われているという特徴もあります。さらにカミメボウキと呼ばれるバジルの一種や、コブミカンの葉なども香りづけのために頻繁に使われます。また、コブミカンは葉だけでなく果皮などが使われることもありますが、最後にライムで味を引き締めることも多いです。
このようにさまざまな調味料やハーブ類が使われるタイ料理ですが、麺類やご飯ものも含めて多くのタイ料理の味の決め手となっている調味料といえば、ナンプラーです。ナンプラーは魚醤とも呼ばれるものであり、和食における醤油のような位置付けで親しまれています。また、カピと呼ばれる海老のペーストなどが加えられるものもあります。
また、食材として日本ではあまり親しみのない空芯菜やパパイヤなどの野菜や果実が使われるのも定番ですが、ナスなど日本人にとって馴染みやすい野菜はカレーの具材の定番でもあります。また、タイの中でもイーサーン地方や北部はミャンマーなどの影響が強い一方で、南部はマレーシアや中東などの影響の方が強い特色もあります。
タイ料理の定番メニュー:トムヤムクン
タイ料理には麺類から炒め物まで実にユニークなものが多数存在しますが、中でも日本人にとってタイ料理というイメージが強いのはスープ料理であるトムヤムクンではないでしょうか?トムヤムクンは酸味も辛味も感じられる特徴的なタイ料理のよさが出ているメニューであり、世界三大スープのひとつとして数え上げられることもあるようです。
トムヤムクンのトムヤムとは煮る・混ぜるということを意味する言葉ですが、クンとは海老のことであり、トムヤムクンのメインは海老となっています。海老以外の具材としてはフクロタケなどが定番となっていますが、スープはチキンスープをベースに海老の殻やレモングラス、コブミカンの葉やプリッキーヌなどを含めるのが一般的です。
さらにカーと呼ばれるタイ料理では定番の生姜なども加えてスープを煮込んだ上で、ナンプラーやライム果汁などで味を整えます。その上で海老の身やフクロタケなどを加え、最後に仕上げとしてパクチーを加えたら完成となります。レモングラスの酸味や青唐辛子であるプリッキーヌなどの辛味が加わるのが特徴的となっています。
出典: https://latte.la
そんなトムヤムクンは本場タイでも日本でも大人気ですが、本国タイでは100円台でもかなり美味しいトムヤムクンを食べられる一方で、日本では1000円台は当たり前で2000円以上することも珍しくありません。また、日本でも加工食品としてもさまざまな形で親しまれており、日本人にとっても特に身近だと言えるタイ料理の定番でしょう。
タイ料理の定番メニュー:トムカーガイ
タイ料理の中でも特に定番であるトムヤムクンをベースに麺類などを食べるという楽しみ方もありますが、トムヤムクンと並び特に人気のあるタイ料理のスープとしては、トムカーガイが挙げられます。トムカーガイはココナッツミルクをベースとした鶏肉のスープであり、まろやかな味わいですがトムヤムクンに通ずる辛味や酸味もあります。
トムカーガイは、ココナッツミルクにコブミカンの葉やレモングラス、コリアンダーや唐辛子類に生姜類などを加え煮込みます。そこに下ゆでしておいた鶏肉を入れて、ナンプラーやライム果汁で味を整えて完成させます。トムヤムクン同様にメインとなる鶏肉以外にはフクロタケなどを入れるのが特徴であり、最後に揚げ唐辛子やパクチーを加えます。
ココナッツミルクをベースとしているためココナッツの風味が好きな人にとってはたまらない味わいに、苦手な人にとってはやはり苦手となるタイ料理のスープだと言えます。トムヤムクン同様にさまざまなハーブやスパイスを使っていることでデトックス効果も高いですが、タイの生姜なども加えられており体を温める作用も期待できそうです。
さらに鶏肉由来のタンパク質なども摂取できるのでダイエット中の女性や食欲があまりない女性にもおすすめとなります。また、ココナッツミルクが味の主軸となるだけに、使用するココナッツミルクの種類によっても味がかなり変わるものです。そのため、ぜひ低温殺菌のフレッシュココナッツミルクなどを使って作ってみたいものです。
タイ料理の定番メニュー:タイスキ
タイ料理の中でも日本人に馴染みやすいもののひとつが、タイスキです。タイ風のスキヤキと呼ばれる料理ですが、スキヤキというよりもしゃぶしゃぶに近く、中央に煙突のたった鍋でさまざまな具材を煮込みタレにつけて食べます。タイスキに特化してチェーン店化しているMKなどのブランドは、本国タイだけでなく日本でも人気があるようです。
タイスキは日本人にとって親しみやすいとは言っても、タイ料理の他のスープ類や麺類同様にタレには辛味や酸味がかなり加わることもあります。しかし、このタレこそが各店の個性となる部分であり、さまざまな味があるようです。使用する具材も店によってバラバラですが、日本の鍋同様に肉類から海鮮、野菜などで具沢山にするのが定番です。
ライムやにんにく、プリッキーヌなどをたれに加えるのは定番となっており、これらが加わることで和食とは違う爽やかさや辛さなどを楽しむことができます。特にMKなどのタイスキは有名ですが、店ごとに最も違いが出やすいタイ料理と言えるのがタイスキですから、日本でも現地でもぜひ色々なところのタイスキを楽しんでみてはいかがでしょうか?
タイ料理の定番メニュー:グリーンカレー
タイ料理の人気メニューといえば、カレー類も忘れるわけにはいきません。タイ料理の中でも特にグリーンカレーは定番中の定番として知られており、インドカレーや欧風カレーとはまた違った美味しさのものとして日本人にも愛されています。ゲーンキャオワーンはココナッツミルクをベースに、唐辛子なども加えられて作られることが多いです。
グリーンカレーはさまざまな香辛料をペーストにして炒めた上で、ココナッツミルクやナンプラー、そして肉類や野菜類を加えて作ります。ナスや赤ピーマンなどが野菜では定番の食材となっていますが、肉や海老なども定番として加えられることが多いです。そこに未成熟の青い唐辛子やパクチーなどを加えるため、色が緑色になるようです。
そんなグリーンカレーは、唐辛子由来の辛味があるもののココナッツベースのためマイルドな上に砂糖も加えられるために甘さもしっかりと感じられる味わいになっています。そんなタイのグリーンカレーは、現在日本でも大人気のためにレトルトカレーなどでも定番となっていますが、もちろん国内のレストランでも気軽に楽しめます。
また、タイではあまりカレーという認識がなく汁物の一種ではあるものの、インドカレーと並びタイカレーといえばグリーンカレーだという印象が日本人にとっては強いものです。そのために日本ではカレー屋でもラインナップに加えているお店が多いですが、家庭で作る場合にはきのこなどを加えてアレンジしたものもかなり美味しいようです。
タイ料理の定番メニュー:レッドカレー
タイ料理のカレーといえばグリーンカレーのイメージが強いかもしれませんが、グリーンカレーと同じくらい人気のあるカレーとしては、レッドカレーも挙げられます。タイ語ではゲーンペッと呼ばれており、辛いこと汁物を意味するようです。完熟した赤色のキダチトウガラシを使うために赤色になりますが、他にも色々な具材が加わります。
タイのレッドカレーには、タイ料理ではかなり定番だと言えるさまざまなハーブ類が加わっています。にんにくやコリアンダー、エシャロットにコブミカンの果皮、レモングラスやガランガルと呼ばれる生姜の一種などをすりつぶした上でペーストにし、炒めます。そこにナスやバジル、タケノコ、肉などをナンプラーも加えて炒め合わせます。
その見た目からグリーンカレーよりも辛いと思われがちですが、その辛さは店によっても変わります。もちろん辛さがかなりある場合でも、ハーブ由来の香りや酸味も感じられる深みのある味わいが特徴になっています。タイの夏はかなり暑いですが、そんな暑い夏の日にこそ汗をかきながら楽しみたい食欲をそそるカレーになっています。
タイ料理の定番メニュー:カオマンガイ
タイ料理でご飯ものといえば既述のカレー類をご飯と合わせた楽しみ方がありますが、日本人にとってはカオマンガイもかなり人気だと言えるのではないでしょうか?カオマンガイは鶏肉とご飯のシンプルな組み合わせをお店の個性が出るたれで食べるお肉と米のコンビネーション料理であり、タイ料理の中でも特にシンプルな料理だと言えるでしょう。
タイではカオマンガイと呼ばれているチキンライスは、タイ以外にも台湾や東南アジア諸国で一般的に食べられています。タイ語ではカオはご飯をガイは鶏肉を意味しますが、軍鶏肉とジャスミンライスというタイらしい組み合わせのため、素朴ながらもいつも日本人が食べているようなお肉とご飯の組み合わせとはかなり風味が異なります。
しかし、そのシンプルさは日本人にとっても病みつきにならざるを得ないものであり、お店ごとに個性が出るたれは主にナンプラーベースにすることが多いです。そこに生姜やにんにくなどを加えて作った風味豊かなたれで楽しむ場合が多いですが、店によっては1種類だけでなく2〜3種類のたれを用意して味の変化を楽しめることもあります。
このたれの違いを楽しみ好みの店をバンコクなどに旅行した際には見つけたいものですが、東京にも東京カオマンガイなどカオマンガイの美味しい有名店が数多くあるものです。また、本国タイでは150円前後で食べられることが多いですが、日本でも600〜800円で楽しめることも多いので、ぜひリーズナブルなタイ料理として味わいましょう。
タイ料理の定番メニュー:ガパオライス
タイ料理の定番として知られているご飯ものとしては、ガパオライスも挙げられます。ガパオライスはカフェグルメの一種として日本では親しまれており、タイ料理店でなくとも近所のカフェなどで食べることができる機会も増えてきました。そんなガパオライスのガパオとはカミメボウキというバジルの一種のことで、ホーリーバジルとも呼ばれます。
そんなバジルにひき肉やパプリカ、タケノコなども加えて炒めた上で、ご飯の上に乗せて目玉焼きを加えたらガパオライスは完成します。慣れれば自分でもかなり簡単に作れるのも魅力的ですが、にんにく、ナンプラー、オイスターソースがあれば定番の美味しいガパオライスが作れます。具材は基本的に全てみじん切りにするとよいでしょう。
ガパオライスはタイ料理の中でもあまり辛すぎない料理として知られており、だからこそ日本でもカフェ飯として広く親しまれるようになりました。しかし、本国タイではかなり辛いガパオライスが提供されることもありますし、自分でガパオライスを作る際にも唐辛子や胡椒などを加えて辛味をつけても、辛いのが好きな人は楽しめるでしょう。
タイ料理の定番メニュー:パッタイ
タイ料理はカレーやカオマンガイをはじめとするご飯ものも人気ですが、やはり麺類もチェックしておかないわけにはいきません。タイ料理の定番麺類の中でも特に人気だと言えるのがパッタイであり、タイの屋台料理の定番であるとともに日本人好みの味でもあります。パッタイは酸味と甘みが特徴的であり、辛さはやや控えめとなっています。
麺類の中でも人気度が高いパッタイの具材としては、ライスヌードル・卵・豆腐が挙げられます。そしてタマリンドやナンプラーなどを加えて作ることが多く、干しエビやにんにくなどが加えられることもあります。ヌードルとその他の具材をこれらの調味料で炒めた上で最後にライム果汁やピーナッツなどが加えられることが多いようです。
タイ料理の麺類はライスヌードルを使うことが多いですが、その筆頭と言えるのがパッタイなのではないでしょうか?パッタイが現在の形になったのは1930年代ということでかなり歴史がある麺類だと言えますが、店によってもさまざまな味付けがあるのは嬉しいものです。また、提供されるスタイルも店によってかなり違いがあるようです。
例えばもやしなどは麺と一緒にしっかり絡められているのが一般的ですが、ニラやもやしなどが別で皿にトッピングされていることもありますし、ライムやスパイス、ナッツなども別添えとなっていることがあります。豆腐や干しエビなどを使うことからも中華の影響が多く見受けられる麺類として、中華好きの人にもパッタイはおすすめとなります。
タイ料理の定番メニュー:バミー
タイ料理の麺類はパッタイなどに見受けられるようにライスヌードルのイメージも強いものですが、小麦粉麺であるバミーも人気のタイ料理の定番麺類だと言えます。タイ風ラーメンと呼ばれることもあるバミーは、小麦粉とかん水で作った中華麺を使って作られますが、基本となる味付けは薄い塩味となっており、後から調味料を加えます。
バミーはナンプラーや酢、唐辛子などを加えて食べることが多く、自分好みの味にアレンジできるものの基本は酸味や辛味を加えて食べることが多いようです。また、バミーに加えられる具材としては肉団子やチャーシュー、唐揚げや茹で肉などが挙げられます。肉類の方が定番ですが、中には魚介類を加えて楽しむバミーも存在するようです。
また、パクチーやネギ、にんにくなどが加えられるのも定番レシピとなっています。タイ料理の中でも麺類は気軽に楽しめる屋台料理の定番になっていることが多いですが、ライスヌードルが苦手で日本のラーメンのようなものを楽しみたいという人にとっては、パッタイよりもバミーの方が親しみやすいタイ料理の麺類と言えるかもしれません。
タイ料理の定番メニュー:ソムタム
続いて紹介するタイ料理の定番メニューは、ソムタムです。ソムタムはタイ料理の定番サラダとして知られており、タイ以外ではラオスなどでも定番メニューとして親しまれています。ソムタムは日本人にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが青パパイヤをメインとしたサラダであり、ライムの酸味と唐辛子の辛味を加えて楽しみます。
パパイヤは食感がよいだけでなくほどよい甘みも有しているので、そこに酸味と辛味がうまく調和することでバランスのとれたソムタムとなります。つまり、これらのバランスこそが美味しいソムタムを作る上での鍵を握っているとも言えるでしょう。また、ナンプラーが加えられることで旨味が加わり、深い味わいのソムタムになるようです。
また、ソムタムに加えられるパパイヤ以外の具材としてはインゲンやトマト、ピーナッツなどが挙げられます。具材は基本的に細長く切った上で、既述の調味料を加えて混ぜ合わせます。ライムやにんにく、唐辛子などは棒などで叩いて香りを出すことが多いです。そして全て混ぜ合わせた上でピーナッツと干しエビを加えて完成させるようです。
また、イーサーン地方のソムタムは発酵させたカニが使用されるのに対し、タイ中央部のソムタムは干しエビで代用されるという違いがあります。美味しいソムタムは食欲を増進するのにも役立ち、ソムタムを食べた後でご飯ものやガイヤーンなどを食べるとより美味しく感じるものですから、ぜひレストランなどで他のメニューとも合わせてみましょう。
タイ料理の定番メニュー:パックブーンファイディーン
タイ料理のサラダの定番といえばソムタムですが、野菜を摂取したいときにはパックブーンファイディーンという炒め物もおすすめです。パックブーンとはタイ語で空芯菜を意味するものであり、パックブーンファイディーンは空芯菜をオイスターソースなどで炒めたシンプルな料理であり、他のお肉料理などと一緒に食べるのもおすすめとなります。
パックブーンファイディーンを作るときには、にんにくと赤唐辛子をアクセントに使うのが基本的になります。空芯菜はあまりクセのない野菜として子供から大人まで楽しめるのが特徴であり、中国や東南アジアでは定番の野菜として幅広く活用されています。そんな空芯菜は、ほうれん草に勝るとも劣らない高い栄養価を誇る野菜なのです。
そんな空芯菜の炒め物がタイではパックブーンファイディーンと呼ばれ、屋台料理としてもレストランの料理としても定番になっています。空芯菜は名前の通り中が空洞のためにたれなどがしっかりと染み込み、その濃厚な味をシャキッとした食感とともに楽しめるのが魅力的です。タイ料理の中でも、ビールとの相性がよいメニューと言えます。
タイ料理の定番メニュー:ガイヤーン
続いて紹介するタイ料理の定番人気メニューは、ガイヤーンです。ガイヤーンはタイ料理の中でもイーサーン地方発祥の料理であり、日本でいう焼き鳥のような感覚で楽しまれています。屋台などではもち米と一緒に食べるのが人気の食べ方ともなっていますが、焼き鳥のような小さな串刺しもあれば鶏の半身を丸々焼いたタイプもあるようです。
そんなガイヤーンはタイ料理の中でも日本人にとって親しみやすい料理のひとつであると言えますが、ガイヤーンの味付けは主にナンプラーやにんにく、各種スパイスなどが使われるようです。これらの調味料で鶏肉をマリネした上で低温で長い時間をかけ丁寧に炭火で焼くことでガイヤーンは作られ、複雑な風味で鶏肉を楽しむことができます。
そんなガイヤーンは日本にあるタイ料理でも定番メニューのひとつとなっていますが、特にディナーなどでお酒を飲むときには一緒に楽しみたいものです。またお肉が欲しいときにひあ麺類やご飯ものなどの主食とともにガイヤーンを頼むのもアリです。尚、レモングラスやパクチーなどを調味料として加えると爽やかな印象に変化します。
タイ料理の定番メニュー:プーパッポンカリー
プーパッポンカリーはタイ料理の中でも、ここ数年一気に日本人にとって親しみやすい人気メニューとなった炒め物の人気メニューです。プーパッポンカリーは、蟹と卵の炒め物であり、味付けにカレー粉を使用しているのが特徴的です。使用するカニはお店によっても異なりますが、ワタリガニなどで作られるのが特に定番となっています。
プーパッポンカリーの味の決め手はもちろんカレー粉となっていますが、決して辛すぎるということではありません。あくまでカレーの風味が効いていますがココナッツミルクや卵などでマイルドに仕上がっているのが魅力だと言えます。また、はじめににんにくを炒めて香りが立ってからカニを炒めるので、にんにくの風味もアクセントになります。
そんなプーパッポンカリーは、セロリや玉ねぎなどの野菜を細かくカットして加えたレシピもおすすめとなります。野菜の食感が加わることでよりバランスがとれるでしょう。そんなプーパッポンカリーは、本国タイではソンブーンという会社が生み出した炒め物であり、バンコクに行ったらぜひソンブーンのプーパッポンカリーを食べたいものです。
タイ料理の定番メニューを食べやすくするためのポイントは?
ここまで炒め物から麺類など実にさまざまなタイ料理の定番をみてきました。スープの中では特にトムヤムクンが有名ですが、麺類のパッタイや各種カレー、さらにはカオマンガイなどのメインとなる料理は日本のタイ料理店でもかなり一般的に楽しめます。そんなタイ料理は、ときに日本人にとってかなり食べづらいということもあるものです。
例えばココナッツミルクベースの料理でココナッツミルクが苦手なのであれば仕方ありませんが、特定の食材由来の酸味や辛味が気になるのであればその量を減らしてタイ料理の定番を作るというのもアリです。また、外食の場合には本国タイの料理は辛いというイメージもありますが、それはあくまで店にもよりますし調整も可能となっています。
出典: https://note.mu
タイの屋台やレストランでは、砂糖や唐辛子、ナンプラーなどの調味料が卓上にあり、それらによって味を自分で調整して食べるのも一般的になっています。そのため、これらを活用して食べやすくするのも一つの手ですが、タイ人にとっても美味しいとされるバランスの良い酸味と辛味、甘みは実は日本人にとっても心地よいものとされています。
タイ料理の定番メニューをタイで食べるなら屋台?
タイ料理は慣れていない人にとってはかなりクセのある料理となるかもしれませんが、慣れるほどにハマってしまうという人は少なくないようです。タイに旅行に行った際にはやはりグルメも楽しみの一部となること間違いなしですが、タイ料理の定番メニューを気軽に本国タイで楽しむのであれば、屋台が最もおすすめかもしれません。
タイはかなり発展が進んでおり、現在では高級なレストランなども少なくありません。しかし、タイ人が普段食べている定番のタイ料理とはかけ離れた料理が提供されていることもあるために、ローカルな屋台の方が安く済む上に庶民派のタイ料理を楽しめることが多いです。タイの屋台では、かなり安い値段で絶品を堪能できることもあります。
タイの中でも特にバンコクなどであれば特にいたるところに屋台などがあり、気軽に食事を楽しむことができます。一食あたり100円台のものも多く、300円もあればかなり満足度の高いタイ料理を楽しめることが多いのです。一方で輸入品や日本食などは案外高いので、タイ人が営んでいるローカルな屋台でのタイ料理がかなりおすすめと言えます。
タイ料理は定番メニューを楽しめる国内おすすめ店も?
お伝えしたようなタイ料理の定番からまずはタイ料理を楽しみたいものですが、定番であれば確実にタイの屋台などで美味しいものを楽しむことができます。また、カオマンガイのたれやトムヤムクンの酸味と辛さなどはかなり店によっても異なるので、本国タイでタイ料理を楽しむ場合には好きな料理を食べ比べるのも面白いでしょう。
そんな定番のタイ料理は、現在日本国内でもかなりクオリティの高いものを楽しめることが多いようです。特に東京や大阪などには現地のシェフや敏腕の日本人シェフなどが腕によりをかけて作るタイ料理のお店がかなり多く、本場タイにおける最高級の味を再現しているお店もあれば日本人好みにややアレンジされているお店もあるものです。
そのため辛さや酸味などがおさえられたマイルドなタイ料理からタイ料理を楽しむのもアリですが、東京などであれば特に錦糸町・小岩エリアなどタイ人街が形成されている地域のタイ料理は絶品だと評判になっています。タイに行かなくとも食べられる美味しいタイ料理店も増えているので、ぜひ国内でもタイ料理の定番を味わってみましょう。
タイ料理のメニューについて知り定番から楽しもう!
今回は、タイ料理の定番メニューについて掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?タイ料理の中でもカオマンガイなどは特に日本でも人気度の高いご飯ものですが、麺類ではパッタイなどが人気ですしスープではやはりトムヤムクンが定番です。さらに炒め物や肉料理なども、組み合わせによって呼び名や味が変わるのが魅力的でしょう。
独特の風味は他の料理ではあまり用いられないスパイスや調味料を多めに使っているからでもありますが、だからこそ病みつきになるような味に仕上がっているタイ料理も多いものです。タイ料理の中にはかなり辛いものやクセの強いものもありますが、まずは定番から食べてみて徐々にタイ料理の世界にどっぷりと浸かるのもアリかもしれません。