高菜のパスタの簡単レシピ集！ベーコンや明太子を使った人気アレンジ術

高菜といえば、白ご飯のお供として、漬物で食べることが主流です。高菜は、野沢菜や広島菜漬けと並ぶ、日本三大漬物の一つで、多くの人から愛され、人気があります。そんな高菜は、そのままで食べても美味しいですし、ご飯と炒めて高菜チャーハンにしたり、パスタに入れて高菜パスタにしたりと、いろんな食材との相性がよく、アレンジレシピも豊富に存在します。

そんな豊富にある高菜レシピの中から、今回は、高菜パスタのアレンジレシピを紹介していきます。人気のベーコンや明太子と合わせた、定番の高菜パスタや、和風アレンジの高菜パスタ、ミンチ肉やじゃこと合わせた、普段と一味違う高菜パスタなど、様々な高菜パスタのレシピが満載です。

おにぎりや、チャーハン、パスタなどの具材として、日頃から食べることの多い高菜ですが、高菜の栄養価について知っていますか？高菜パスタのレシピを紹介する前に、まずは、高菜の栄養素について見ていきましょう。意外と知られていない高菜の栄養成分ですが、実は、健康や美容に嬉しい成分が豊富に含まれています。これを知ればもっと高菜を好きになるはずです。

高菜にはピリッと辛い成分が入っていますが、あれは「アリルイソチオシアネート」と呼ばれるものです。アリルイソチオシアネートには、抗酸化作用が豊富に含まれており、殺菌効果や抗菌効果が高い栄養素です。抗酸化作用のおかげで、動脈硬化・心筋梗塞防止や、がん予防効果なども期待されています。

また、アリルイソチオシアネートは胃液の分泌を促し、消化機能をサポートする働きがあります。よって、食欲が増す効果も期待することができます。このアリルイソチオシアネートは、マスタードやわさびにも含まれている成分です。

高菜にはビタミンB2も多く含まれています。ビタミンB2は、特に脂質の代謝を促す働きがあり、肥満の改善や生活習慣病の改善に役立つ成分として知られています。それだけでなく、肌荒れやニキビの改善も望めるため、お肌の調子が悪くて悩んでいる方は、高菜を積極的に摂ってみると良いでしょう。

さらに、骨粗鬆症の予防などにもいいとされている「ビタミンK」も高菜には豊富に含まれています。骨粗鬆は女性や高齢者の方がなりやすいと言われている病気ですが、ビタミンKは丈夫な骨づくりをサポートしてくれるのです。年齢を重ねてくるとビタミンKは不足しがちになるので、高菜などを積極的に食べて、補うようにすると良いでしょう。

高菜には、生活習慣予防効果の他にも、女性には特に嬉しい、アンチエイジング効果を期待することができます。それは高菜に豊富に含まれている「Bカロテン」と「ビタミンC」によるものです。まず、Bカロテンは緑黄色野菜に多く含まれている成分でもあり、視力改善効果や、強い抗酸化作用を持っています。また、高菜に含まれるBカロテンは、漬物にすることで水分が抜けるため、生の高菜と比べてもっと凝縮されています。

私たちの体は、約60兆個の細胞からできていますが、その細胞は体内にある、活性化酸素によって老化していきます。高菜に含まれる抗酸化作用は、その活性酸素を除去してくれる働きがあるため、細胞の老化を遅らせることができ、アンチエイジング効果が期待できるのです。

さらに、高菜にはキウイと同じくらいの量の、ビタミンCも多く含まれています。ビタミンCは美肌や美容効果はもちろん、体内の免疫力アップにも働きかけてくれます。よって、風邪や病気にかかりにくい体づくりができるのです。このように、高菜には健康や美容にいい成分が豊富に含まれています。これからも積極的に高菜を摂取して、自分の体をサポートしていきましょう。

高菜パスタといえば、ベーコンとの組み合わせが大人気です。まずは、シンプルなベーコンと高菜を使ったパスタを紹介します。ピリッと辛い高菜と、カリッと香ばしいベーコンの相性がバッチリです。材料は、高菜漬け40g、ベーコン2〜3枚、ニンニク1片、オリーブオイル大さじ1、醤油少々、刻み海苔適量です。もう少しピリ辛にしたい方は、唐辛子を1本お好みで加えてもいいでしょう。ニンニクはチューブでも大丈夫です。

作り方は、まずフライパンにオリーブオイルを熱します。次に、細かく切ったベーコンをカリカリになるまでじっくり炒めます。そこにニンニクを入れ、香りが出てきたら、高菜を加えて軽く炒めます。茹でておいたパスタを入れて、炒め合わせて、醤油で味の調整をします。お皿に盛り、刻み海苔をかけたら完成です。王道の高菜パスタのレシピなので、高菜パスタを初めて作る方や、シンプルな高菜パスタが食べたいときにおすすです。

高菜は福岡の名物としても知られています。そして同じく福岡名物の、明太子との相性は抜群です。高菜と明太子の組み合わせは、博多っ子からはもちろん、高菜パスタアレンジレシピの中でも多くの人が好む、人気の高い組み合わせです。高菜や明太子のピリッとした味付けと、明太子のプチプチとした食感が、一度食べたらやみつきになります。高菜も明太子も好きだという方は、ぜひ作ってみてください。

材料は、パスタ100g、高菜漬け30g、明太子1腹、小葱適量、オリーブオイル大さじ2、トッピング用の明太子大さじ1です。作り方は、まずフライパンにオリーブオイルを熱して、高菜と明太子の中身だけを炒めます。そこにパスタの茹で汁を大さじ3加えて、強火でフライパンを揺すりながら熱します。そこへ、茹で上がったパスタを投入し、混ぜ合わせて、全体がなじんだらお皿に盛り付けます。

トッピング用に中身を出した明太子と小葱をかけたら出来上がりです。調味料を使わずに素材のうまさを生かしたパスタになっています。辛めが好きな方は、お好みで唐辛子を追加してもさらにピリッとして、おすすめです。明太子好きにはたまらない、濃厚な高菜明太子パスタに仕上がっています。

高菜と明太子のシンプルな組み合わせも人気ですが、こちらは、ベーコンと高菜に明太子を加えた、贅沢で欲張りな人気のレシピです。明太子や高菜、ベーコンは塩分がしっかりと効いているので、醤油は少なめに入れてから、調整していくのがポイントです。ピリッとした辛さもありながら、コクと深みのあるパスタに仕上がっています。

材料は、パスタ200g、ベーコン2枚、明太高菜漬け60g、醤油大さじ1/2、鷹の爪1本、青ネギ適量です。醤油はめんつゆで代用しても一味違った味が楽しむことができ、おすすめです。材料が少なくて済むのも嬉しいポイントです。

作り方は、パスタを茹でている間に、フライパンにオリーブオイルを熱し、鷹の爪を入れます。一口サイズに切ったベーコンを加えて炒め、さらに明太子高菜漬けも加えて炒めます。水気を切ったパスタを投入し、茹で汁を大さじ2〜3と醤油を加えて、混ぜ合わせます。味を見て整えたら完成です。お皿に持って、仕上げに青ネギをかけてください。青ネギの代わりに、刻み海苔でも美味しく食べることができます。

こちらは、高菜と卵を掛け合わせた、バターの香りが漂う、人気の高菜パスタアレンジレシピです。シンプルな高菜ベーコンパスタに飽きてきたら、こちらに挑戦してみてはどうでしょうか？材料は、パスタ100g、高菜漬け40g、ベーコン3枚、ニンニク1片、鷹の爪適量、溶き卵1個、オリーブオイル大さじ1、塩コショウ適量、だしの素小さじ1/2、バター5g、醤油大さじ1.5です。

作り方は、まず、パスタを表記時間より1分くらい短めに茹でておきます。高菜、ベーコン、ニンニクはすべてみじん切りにします。熱したフライパンに、オリーブオイルとニンニク、鷹の爪を入れ、香りが立つまで炒めます。ベーコンを加えて、カリッとなるまで炒めたら、高菜を加えて炒めます。そこに塩コショウ、だしの素を加えて、さらに炒め合わせます。

全体がなじんだら、フライパンの真ん中にスペースを開けて、溶き卵を流し込みます。卵が固まり始めたら、かき混ぜてそぼろ状にしましょう。最後にパスタとバター、醤油を加えて混ぜ合わせます。バターが溶けて、全体がなじんだら、完成です。バター醤油の香り漂う高菜パスタを楽しんでください。

こちらは、シンプルな味付けの高菜とベーコンのパスタですが、温泉卵を乗せることで、とろりとした卵と絡まり、女性や子どもに人気の、カルボナーラ風の食感に仕上がります。材料は、パスタ80g、ベーコン2枚、高菜漬け1/2枚、ニンニク1片、卵1個、塩適量、コショウ少々、オリーブ油大さじ1です。

作り方は、パスタを表記時間より短めに茹でます。ベーコン、高菜、ニンニクはすべてみじん切りにしておきましょう。フライパンにオリーブオイルを熱し、ニンニクとベーコンを弱めの中火で炒め、香りが立ったら高菜を炒めます。全体に油が回ったら、パスタの茹で汁をおたま1杯分加えて炒めます。茹で上がったパスタを加えて、混ぜ合わせ味を見ながら塩コショウで調整します。

次に温泉卵を作ります。温泉卵の作り方は、卵を耐熱皿に割り入れて、水をひたひたになるくらい加えます。黄身の部分を二箇所ほど爪楊枝で刺します。レンジで1分ほど加熱し、余分な水を捨てたら完成です。最後にパスタをお皿に持って、温泉卵を乗せれば出来上がりです。お好みで粉チーズをかけると、もっとカルボナーラ風のパスタになります。

こちらは、もこみちさん考案の、高菜明太子パスタのレシピです。見た目もおしゃれで、温泉卵とカイワレ大根のピリッとした味が、高菜や明太子と絶妙なコラボレーションをしていて人気です。材料は、パスタ160g、ごま油大さじ1/2、高菜80g、明太子2切れ、醤油大さじ1/2、塩コショウ少々、温泉卵2個、カイワレ大根1/2パック、白ごま適量です。

作り方は、まず、フライパンにごま油を熱して、高菜を入れて炒めます。明太子を加えて、パラパラとなるまで軽く炒めます。茹で上がったパスタを加えて、醤油と塩コショウで味を調えます。お皿に盛り、温泉卵とカイワレ大根を上にトッピンングし、白ごまをかけたら完成です。このレシピのポイントは、最初にごま油で高菜を香ばしく炒めることと、隠し味に醤油を使って、香りよくしているところにあります。

こちらは、高菜パスタレシピの中では珍しい、クリームパスタのアレンジです。高菜をクリームパスタに仕上げると、高菜の旨味がクリームにたっぷりと溶け込んで、高菜好きにはたまらない、濃厚な高菜クリームパスタを作ることができます。クリーム系のパスタが好きな方や、普段と一味違う高菜パスタを作りたい方におすすめです。

材料は、高菜60g、しめじ1パック、酒大さじ1、塩少々、生クリーム100ml、牛乳50〜100ml、昆布茶小さじ1、オリーブオイル大さじ2です。パスタ200gを表記時間より短めに茹でます。フライパンにオリーブオイルを熱し、石づきを切り落としたしめじを炒めます。

少し焼き色がついてきたら、高菜の漬物を入れてさっと炒め、酒と塩を加えます。弱火にして、生クリーム、牛乳、昆布茶を加え、煮立ったら水気を切ったパスタを投入し混ぜ合わせてなじんだら、器に盛って完成です。お好みでベーコンを加えても、コクや旨味が増し、おすすめです。

こちらのレシピは、豚バラやニンニクが入っていて、がっつりスタミナをつけたいときにおすすめの高菜パスタです。食欲を増進させる効果もあり、夏バテ防止にもぴったりです。材料は、パスタ100g、豚バラ肉3枚、高菜漬け60g、バター小さじ1、ニンニク1片、輪切り赤唐辛子適量、醤油小さじ2、塩コショウ少々です。お好みでしめじなどの、きのこ類を追加するのもおすすめです。

作り方は、パスタを表記時間より早めに茹で上げます。フライパンにバターを熱し、ニンニクと輪切り唐辛子を熱します。香りがたったら、豚バラ肉を炒めます。豚バラ肉の色が変わって、ある程度火が通ったら、高菜を加えて炒めます。パスタを投入し、混ぜ合わせ、醤油と塩コショウで味を調えます。

火を止めてバター（分量外）をお好みで入れ、余熱で溶かし、からめます。小葱やブラックペッパー、白ごまなどお好みでかけて食べてください。ニンニクや唐辛子は好みで調整して大丈夫です。パンチが効いたがっつり系の高菜パスタなので、男性にも人気がある味に仕上がっています。

みりんや醤油を使った甘辛ベースの味は、いつの時代も人気の味付けです。こちらは、甘辛和風ベースの、ミンチ肉を使った高菜パスタとなっています。普段お家にある調味料で作ることができるのも魅力的です。甘辛い味付けで、子どもでも食べやすい高菜パスタになっています。

材料は、パスタ400g、ニンニク1片、辛子高菜100g、合挽きミンチ300g、ウェイパー大さじ1、醤油大さじ3、みりん大さじ3、酒大さじ2、小葱適量です。お好みで温泉卵を乗せても、さらにボリュームが増して、おすすめです。

作り方は、フライパンに油をひき、スライスしたニンニクを炒めます。香りが出てきたらミンチ肉を入れ、火が通ったら、高菜を加えて炒めます。そこにすべての調味料を加えて、茹で汁をおたま1杯半と、水おたま1杯を入れます。茹で上がったパスタも加え、よく混ぜ合わせたら出来上がりです。お皿に持って、仕上げに小葱をかけて食べてください。

高菜とじゃこも実は相性が良く、人気の組み合わせです。こちらのパスタは、じゃこと高菜の旨味がしっかりと効いています。醤油ベースの、和風高菜パスタが食べたい方におすすめです。また、じゃこには、カルシウムやビタミンDが豊富に含まれています。カルシウムとビタミンDは、骨粗鬆の予防にも良いとされているので、高菜の栄養との相乗効果を期待することができます。

材料は、ニンニク1片、赤唐辛子1本、オリーズオイル大さじ3、ちりめんじゃこ大さじ2、高菜漬けみじん切り大さじ3、醤油大さじ1/2、塩コショウ適量、パスタ160gです。お好みで小葱や刻み海苔を散らして食べてみても美味しいです。

作り方は、フライパンを熱し、スライスしたニンニクと輪切り唐辛子を炒めます。香りが立ったら、じゃこを炒めます。カリッと焼けてきたら、高菜を加えてさらに炒めます。醤油、塩コショウを追加し、味を見て調整します。茹で上がったパスタを入れ、全体的に混ぜ合わせたら出来上がりです。

こちらは、桜海老と高菜を組み合わせたパスタです。大葉がいいアクセントとなり、さわやかな和風高菜パスタとなっています。暑い季節や夏バテ気味の体でも、さっぱりしていて食べやすいのでおすすめです。材料は、パスタ250g、高菜50g、桜海老10g、唐辛子少々、大葉10g、ダシの素小さじ1、醤油大さじ1と1/2です。

まず、唐辛子は輪切りにし、大葉と高菜を千切りにします。パスタを茹で水気を切っておきます。フライパンに油を熱し、唐辛子を炒め香りが出たら、高菜を炒め、パスタを入れて混ぜます。ダシの素と醤油で、味を調えます。火を止めて、桜海老を入れて混ぜ合わせたら、出来上がりです。桜海老には、カルシウムやビタミンが豊富に含まれているので、普段不足しがちな栄養もたっぷり取れて、おすすめです。

こちらは、ボールに調味料を入れて和えるだけの、とっても簡単で、楽に作れる高菜パスタです。材料も少なく、時間がないときもパパッと作ることができるので、覚えておくと便利です。材料は、パスタ200g、しめじ1/4パック、高菜30g、バター20g、めんつゆ3倍濃縮大さじ3、ごま油大さじ1.5です。

作り方は、パスタを塩ゆでし、粗くほぐしたしめじも一緒に茹でます。残りの材料はすべてボウルに入れておき、パスタが茹で上がったら、しっかりと水気を切り、混ぜ合わせます。バターが余熱で溶けたら完成です。お好みで刻み海苔や小葱、大葉などをかけて食べてください。時間があるときは、きのこやベーコンを炒めてから、混ぜ合わせると香ばしさも出て、より一層おいしくなります。

こちらは、これまで紹介してきたパスタとは一味違った、サラダ感覚でも食べることができる高菜パスタです。パスタは、ペンネタイプのものを使っています。混ぜ合わせるだけでできるので、とても簡単に、時短で作ることができるのも嬉しいポイントです。また、お弁当のおかずとしてもおすすめです。

材料は、玉ねぎ1個、人参1本、ゆで卵2個、ツナ缶1つ、マヨネーズ大さじ3、辛子高菜100g、ペンネパスタ200gです。パスタはお好みで好きなタイプに変えて大丈夫です。作り方は、玉ねぎと人参をみじん切りにし、電子レンジ600Wで5分間加熱します。ボウルにツナと高菜、マヨネーズを入れて混ぜ合わせます。

温めた野菜を加えて、混ぜ合わせます。みじん切りにした卵と茹で上がったパスタをボウルに入れて、よく混ぜ合わせたら完成です。味を見てマヨネーズや塩コショウで調整してください。

いかがでしたか？いつも美味しく食べている高菜には、生活習慣予防やアンチエイジング効果もあることがわかりました。高菜を使った人気のアレンジパスタのレシピは豊富にあります。ほとんどのレシピがシンプルで簡単なので、料理が苦手の方にもおすすめです。さっそくお家で色んな高菜パスタを作って見てください。