トマトの種類と特徴を一覧で紹介！人気の甘い品種やおすすめはどれ？

トマトは野菜の中でも甘い種類なので、好きだという人もとても多く、人気の野菜です。トマトそのものが甘いのでサラダなどでそのまま食べてももちろん美味しいですし、煮込み料理やパスタソースなどに使用しても美味しく食べられる人気食材です。トマトと言えば真っ赤なビジュアルが印象的ですが、最近では黄色、オレンジ、更にはグリーンなど様々な色の品種が出ています。

トマトには色々な品種があって様々な色がある、と書きましたが、品種による違いはもちろん色だけではありません。品種によって皮が厚い物、調理に向いている物、糖度が高く、特に甘いもの、など様々な特徴があります。身近な野菜の一つであるトマトですが、果たしてどれほどの種類がありそれぞれどのような特徴があるのでしょうか？人気のトマトを一覧にして紹介していきます！

まずは、大玉トマトの品種を一覧で紹介します。大玉トマトは昔ながらの美味しさで、甘みと酸味の程よいバランスが特徴のお馴染みのトマトです。大玉のトマトをまるかじりしたことがある、という方も居るのではないでしょうか。病害虫に強いのも特徴で、家庭菜園でも育てやすいトマトとなっています。まずは、皆さんも聞いたことがあるでしょう『桃太郎トマト』から紹介していきましょう。

まずは、人気の桃太郎トマトから紹介してきましょう。桃太郎トマトは最も多く出回っているトマトの品種であり、聞いたことがある人も多いかと思います。トマトは完熟してから収穫した方が美味しいのですが、完熟してから出荷しようとすると傷みやすいという弱点があります。その弱点をカバーしたのがこの桃太郎トマトで、完熟してから出荷しても傷みにくいという特徴があります。この特徴から、様々な系列品種が開発されています。

続いて、『ファーストトマト』という品種を紹介します。「モンテローザ」という品種を元に育成されたといわれており、見た目は桃太郎トマトとは違い、お尻の部分がとがっているのが特徴です。崩れにくいのでサンドイッチの具材として適している品種です。「桃太郎トマト」が登場する前は主要品種として多く流通していましたが、痛みが早い品種のため次第にあまり見なくなってしまいました。

続いては、『りんか409』という品種です。おそらく、多くの人が初めて聞く品種名ではないでしょうか。しかし、「桃太郎トマト」と並んで多く流通している人気の品種で、皆さんも知らない間に口にしているかもしれません。糖度が高く、コクのある甘い味わいが特徴です。

続いては、『麗夏(れいか)』と言う品種です。こちらの麗夏も、収穫してからも実がしっかりとしているため、赤く熟してから収穫できるトマトです。グルタミン酸や、リコピンの含有量が多く、栄養価も高いのが特徴です。リコピンは油と相性が良いので、炒め物などに使うとよりリコピンを効率的に摂取することが出来ます。

加熱すると更に美味しい麗夏トマトですが、トマトの加熱料理と言うとソースやスープくらいしか思い浮かばないかもしれません。そこで、麗夏トマトなど、加熱した方が良い品種のトマトを生かす人気の調理レシピをいくつかご紹介します！

まずは、『トマト丸ごとの焼きチーズごはん』のレシピからです。トマト、チーズ、ライスとイタリアンリゾットのような雰囲気が楽しめる料理となっています。1.ごはん120gにパルメザンチーズ大さじ1＋1/2、コンソメ小さじ1、にんにく小さじ1/2、黒こしょう少々、オリーブオイル小さじ1を入れ、よく混ぜます。2.トマト2個を半分に切り、中身をくりぬきます。

3.中身をくりぬいたトマトに1.で作ったご飯を詰め、上に溶けるタイプのスライスチーズをのせます。のせたら、オリーブオイル小さじ1を全体にかけます。4.トースターで10分焼いたら更に盛り付け、黒コショウをかけて完成です！

1.トマト2個の下手を取り、半分に切ります。2.半分に切ったトマトの中身をスプーンなどでくりぬきます。3.トマトの中身をくりぬいたら、中にとろけるチーズを詰め、トマトのもう半分で蓋をします。4.豚肉に軽く塩コショウをふります。

3.『2』で作ったトマトを4の豚肉で隙間ないように巻きます。4.『3』のトマトに片栗粉をまぶします。5.『4』をフライパンで焦げ目がつくまで焼きます。6.醤油、砂糖、オイスターソース、にんにくを入れ煮込みます。7.お皿に綺麗に盛り付けて、完成です！食べごたえも十分で、しっかり食べたいという人にもおススメの料理です。

1.パン粉大さじ3を牛乳大さじ3に浸します。2.玉ねぎ小玉1個を、みじん切りにしましょう。3.トマト1個を一口サイズに切ります。4.ボウルにあいびきミンチ300gと塩コショウ小さじ1を加え、粘りが出るまで混ぜましょう。5.混ざったものに、パン粉大さじ3、みじん切りにした玉ねぎ、全卵1個を加え、更によく混ぜます。

6.出来上がったタネを6~8等分に分け、それぞれを小判型にまとめましょう。7.フライパンでサラダ油大さじ1を熱し、中火でハンバーグを3分焼きましょう。8.3分焼いたら、裏返して中火で更に3分焼きます。9.ハンバーグが焼けたら一口大にしたトマト、トマト缶1缶、水、コンソメを加え蓋をして弱火で10分煮込みます。

10.ハンバーグをお皿に移します。11.フライパンの中のソースに塩小さじ1、ウスターソース大さじ1を加え、中火で3分に詰めましょう。12.ハンバーグの上に出来たソースをかけ、生クリームとパセリを乗せて完成です。

次は、おかずにもお酒のおつまみにもおいしいハッセルバックトマトという料理です。切って挟むだけなので誰でも手軽に作ることが出来ます。見た目も可愛いので、パーティ料理の一品にもいかがでしょうか？1.トマトに切れ込みを入れます。2.ベーコン1枚ととろけるスライスチーズ1枚を一口サイズにカットし、トマトの切れ込みに挟みます。

3.アルミホイルでトマトの下の方を包み、トースターで3分焼きます。3.バジルソース、黒コショウなど適量をトッピングして完成です！挟む具材を好みの物に変えてみてもたのしいレシピになっています。

1.トマト3個を一口大に切ります。2.フライパンに水30ml、麻婆豆腐の素100gを入れ、軽く炒めます。3.『1』で一口大に切ったトマトを2に加え、炒めます。4.絹ごし豆腐200gをフライパンに入れ、一口大に分けたらまた、軽く炒めます。5.とろけるチーズを最後に加えたら、皿に盛り付けパセリをトッピングして完成です！

続いては、中玉トマトの特徴です。中玉トマトは重さが約50gくらいと大玉より少し小さく品種改良されたもので、そのままでも食べやすいサイズとなっています。比較的糖度が高く甘い品種が多いので、大玉トマトと並んで人気があるサイズのトマトとなっています。それでは、まず「ルネッサンス」から見ていきましょう。

まずは、『ルネッサンス』の紹介です。ルネッサンスは、トマトの先がペンの様にツンと突き出た形が特徴的なトマトです。甘いだけでなく、しっかりと酸味があるのも特徴。皮が薄いのでまるかじりしても食べやすい品種です。果肉がしっかりしていてゼリー部分が少ないので、調理に使用したり、そのままサンドイッチに挟んで食べるのにも向いているようです。

続いては、『アメーラ』と言う人気の品種です。『アメーラ』という響きを聞くと「外国語かな？」と思ってしまいますが、実は名前は静岡弁の『甘えらー』に由来しているようです。『甘えらー』は「甘いだろー」と言う意味のようです。

名前の由来の通り、甘さが特徴のトマトなのですが、時期によって味に若干差があるようで、秋から冬に収穫されたものは少し酸っぱく感じられることもあるようです。アメーラの甘さを十分に楽しみたいのなら、4~5月位のものを選ぶと良いでしょう。

続いては、『フルティカ』の紹介です。フルティカは50gくらいの重さのトマトの品種で、同じくらいの大きさのトマトと比べても、特に甘いです。食感も良く、皮は薄いので口に残りにくいのも特徴です。クセも少ない品種ですので、生食にも向いています。病気にかかりにくいので、育てやすくもあります。

続いては、『レッドオーレ』の紹介です。レッドオーレも糖度が高く甘いですし、酸味がほとんど無いので、フルーツ感覚でサラダやデザートに使用しても美味しく食べることが出来る品種です。病気にかかりにくいので、プランターで手軽に育てることが出来ます。

続いては、『ゼブラトマト』の紹介です。『ゼブラトマト』は、トマトの表面に現れる縦じまの模様がシマウマのように見える事から、こう呼ばれています。トマトらしい赤い色の『レッドゼブラトマト』のほかにも、緑色をした『グリーンゼブラトマト』、茶色っぽい『ブラックゼブラトマト』など様々な種類のものがあります。

続いては、『シシリアンルージュ』という品種を紹介します。『シシリアン』とは「シシリアの」と言う意味で、イタリアのシシリア島で開発された細長い形のトマトです。調理・加工用トマトの傑作と言われており、加熱するとコクが出る品種なので生でサラダなどで食べるよりも、炒めたりソースに使用した方が本来の美味しさを楽しめるでしょう。大玉トマトに比べてリコピンが8倍含まれているなど、栄養価の高さも人気です。

続いては、小玉トマトの品種を紹介します。小玉トマトはプチトマト・プチトマト・チェリートマトなどとも呼ばれており、小さいながらも栄養価が高く、味わいもしっかりしているのが特徴です。鉢植えなどで気軽に家庭菜園が楽しめるので、愛好家も多い人気のトマトとなっています。

まずは『アイコ』の紹介です。スーパーなどでも「アイコトマト」として売られている身近な品種なので、見たことがある人も多いかもしれません。アイコトマトはタマゴ型をしており、ロケットミニとも呼ばれています。皮が厚くしっかりとした歯ごたえが楽しめます。甘みが強いミニトマトなので、サラダなど生食でも美味しく食べることが出来ます。旨味が多いのでソース作りにも合います。

続いては、『千果』の紹介です。『千果』と言う名前はあまり聞いたことが無いかも知れませんが、家庭菜園での定番品種であり全国のミニトマトのほとんどを占めるほどメジャーな品種です。リコピンも大玉トマトの3~4倍多く含まれており、家庭菜園でも比較的作りやすい品種となっています。

続いては、『キャロル7』という品種を紹介します。キャロル7は完熟してから出荷するので、糖度が高く甘いだけでなく、酸味もしっかりとしたミニトマト本来の美味しさが味わえる濃い味わいの品種となっています。

完熟してから出荷するだけでなく、キャロルセブンは他のミニトマトに比べ収穫量が半分しかなく、その上水を最小限に抑えることで更に甘いトマトに仕上がっています。表面が柔らかく、果汁がたっぷりなのでそのまま食べても美味しいです。

続いては、『ブラッディタイガー』という品種を紹介します。『ブラッディタイガー』などと聞くと恐ろしい名前ですが、野生の虎がリコピンシャワーを浴びたようなビジュアルだ、という可愛い理由で名付けられたようです。その由来の通り、真っ赤なトマトには虎のようなストライプ模様が入っているのが特徴的です。糖度も9~11度と高いですし、表面はまるでプラムのようにぱりっとした食感を楽しめます。

いかがでしたでしょうか？大玉トマト、中玉トマトもしくはミディトマト、小玉トマトもしくはプチトマト、又はチェリートマトなどの色々な種類を一覧で紹介してきましたが、気になった種類のトマトはあったでしょうか？

甘みが強い、酸味が強いなどの違いだけでなく調理に向いている物、生食が向いている物などたくさんの種類があります。タネや苗も手軽に手に入るものが多いので、お気に入りの種類が見つかったら、自分で育ててみるのも楽しいでしょう。色々な種類のトマトを楽しんでみましょう！