チョコを湯煎する方法を伝授！お菓子作りの基本をマスターしよう

ガトーショコラやマフィンなどのお菓子作りには、湯煎したチョコが欠かせません。しかしきちんとした手順を踏まないと、分離したり、ボソボソになるなど失敗しがちです。そこで本記事では、簡単にできるチョコの湯煎方法を伝授します。ぜひ参考にしてください。

【材料と道具】

• 板チョコ 1枚
• ボウル 2個
• フライパン 1個
• ヘラ 1本

1. 乾いたボウルに板チョコを割り入れます。
2. フライパンに水を入れて火にかけ、お風呂程度の温度まで加熱します。
3. (2)に(1)をつけてじっくりと待ちます。
4. 底の方が半分くらい溶けてきたらゴムベラでやさしく混ぜます。
5. 引き続きお湯につけてじっくりと待ちます。
6. ほとんど溶けたらゴムベラでやさしく混ぜ、溶かしきります。
7. すべて溶けたら完成です。

チョコを湯煎する基本的な方法を紹介しました。使用するボウルやゴムベラは、必ず水気のついていない乾燥したものを使用しましょう。水気がついていると失敗の原因になるので、使用前にしっかりとチェックしておいてください。ボウルは熱伝導の良いステンレス製のものがおすすめです。

チョコをあまり混ぜないので、余分な気泡が入りにくく、ツヤがあるきれいな状態に仕上げることができます。チョコを入れたボウルをお湯につけた後は、ほとんど混ぜる必要はありません。混ぜる時は、溶かした底の方と溶けていない上の方を入れ替えるようなイメージでやさしく混ぜてください。

チョコは50〜55℃前後のお湯で、ゆっくりと溶かすことが大切です。お湯の温度が高すぎると、油分が分離したり、熱が入りすぎてボソボソの塊ができるなど失敗してしまいます。調理用の温度計がある方は、温度を測ってから湯煎を開始しましょう。温度計がない場合は、沸騰したお湯に同量の水を加えると適温になります。

また湯煎している最中に、水分が入らないように気をつけてください。チョコは水と相性が悪く、油脂の成分を分離させてボソボソの状態で固まってしまいます。湯煎しているお湯が入らないように、深さのあるボウルを使用するとよいでしょう。

チョコをもっと簡単に溶かしたい方や、「湯煎だと失敗しそうで心配」というは、電子レンジを使うのがおすすめです。耐熱容器に刻んだチョコを入れ、500wのレンジで2分～3分加熱します。この時ラップをする必要はありません。チョコが溶けたら取り出し、ゴムベラなどでやさしく混ぜましょう。

チョコが完全に溶けきっていない場合は、様子を見ながら追加熱してください。小さな塊がのこっている程度であれば余熱で溶けるので、そのまま取り出してください。電子レンジを使うと少量でもさっと簡単に溶かせるので、ぜひ覚えておきましょう。

トリュフやフォンデュを作る場合は、牛乳や生クリームを足す必要があります。この時冷たい牛乳や生クリームを一気に加えると、温度が変わって分離するので、必ず温めてから加えるようにしましょう。湯煎して溶かしたチョコに、温めた牛乳や生クリームを加えて1分ほど置いておきます。温度が馴染んだら、ヘラを使ってゆっくりと混ぜましょう。

牛乳や生クリームは、小鍋などに入れて沸騰直前まで温めてください。レンジで温める場合は、600Ｗで30秒ほど加熱しましょう。お使いのレンジによって加熱時間が異なるので、様子を見ながら加熱してください。

お菓子作り初心者でも失敗しにくい簡単なチョコの湯煎法を紹介してきました。丁寧にじっくりと溶かし、口当たり良く仕上げましょう。上手にできるようになると、作れるお菓子の幅がぐっと広がります。本記事を参考にチョコを上手に溶かして、ケーキやマドレーヌなどに活用してみてください。