高級食材「白トリュフ」とは？香りの特徴や黒トリュフとの違いも！

白トリュフは誰もが知る高級食材の一つです。世界で一番高価なきのこといっても良いでしょう。まだ、食べたことがない方は、いったいどんな味や香りがするのか気になるかもしれません。そこで、本記事では白トリュフについて徹底解説します。また、白トリュフのおすすめ人気商品も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

白トリュフは芳醇な香りが特徴で、媚薬に例えられることもあるほど官能的です。基本的には生で食べて楽しむ食材で、加熱すると香りが失われてしまいます。レストランなどで、お店の人がスライサーで生のトリュフをスライスして料理にかけてくれる演出は、香りを楽しんでもらうためなのです。香りを食べる高級食材といっても良いでしょう。

トリュフは地下に生えるきのこで、成長するにつれて芳醇な香りも強くなっていきます。白トリュフを栽培するには、限られた条件を満たす環境の中でしか育ちません。また、収穫する時は、訓練された犬がトリュフを探すことが多いそうです。

特に有名な産地は、北イタリアのアルバという地域にある丘陵地帯です。10月～1月くらいの秋から冬にかけてが旬になります。毎年旬の時期になるとトリュフ国際見本市が開催され、世界中から白トリュフを買い求めに、多くの人がアルバ近郊に訪れます。

白トリュフは黒トリュフよりも生産量が少ないため値段も違い、黒トリュフの3～10倍ほど高くなります。大きさやトリュフの状態によって違いがありますが、日本の業者が購入する場合で1kgあたり60～80万円が相場です。また、その年の収穫量によっても違い、少ない年は1kgあたり100万円になることもあります。

なぜそのように高額になるかというと、白トリュフは現時点で人工栽培をする方法が確立されておらず、流通量が極めて少ない食材です。また丁寧に保存をしても、約10日間ほどしか日持ちしないデリケートな食材でもあります。そのような理由から、白トリュフはグルメの憧れである希少価値の高い食材で、値段もそれなりに高くなるというわけです。

黒トリュフとの違いは、産地や生産量、香りなどです。白トリュフは加熱すると香りを失うことに対し、黒トリュフは加熱すると香りが強くなります。もちろん、生でも食べることができるため、黒トリュフの方が幅広い調理法で料理に使用することができるでしょう。

また、黒トリュフは多くの地域で栽培されており、フランスのペリゴール産、イタリアのノルチャ産などが有名で、世界でもよく知られています。黒トリュフの香りは、フレッシュな土や緑の香り、濃厚で上品な香りなどと例えられることが多いです。味は薄目ですので、やはり香りを楽しむ食材といえます。

白トリュフの本場であるアルバ産のトリュフ天然エキスをオリーブオイルに加えた、上質なオイルです。リゾットやオムレツ、肉料理などにもバッチリ合います。手作りパスタにオイルを練りこむと、トリフの風味が楽しめるでしょう。

オイルは1～2滴を食べる直前に加えるのが、美味しく仕上げるポイントです。参考価格は40mlで2580円(税込)になります。

多くの高級レストランでも使用されている人気商品です。秋冬が旬の白トリュフを、1年通して楽しんでもらおうというコンセプトで作られたのが、はじまりだったそうです。

揚げ物や卵料理にかけたり、シンプルなサラダやパスタにかけると、美味しさが引き立ちます。香りを楽しむトリュフ塩として使用する場合は、加熱するよりも調理後に使用するのがおすすめです。カルディで販売されているので、入手しやすいでしょう。参考価格は内容量25gで864円(税込)です。

白トリュフとポルチーニ茸、マッシュルームなどが入った、ホワイトソースです。蓋を開けるとトリュフの香りが広がります。パスタソースとして使用する以外にも、パンに塗って食べても最高に美味しいです。

この商品はコストコで、アトランテリージョナルソースのバラエティセットとして販売されています。ソースは白トリュフの他に、ペスカトーレ、アラビアータ、ジェノベーゼの全4種で、価格は1178円(税込)です。イタリアの代表的なソースの味を、色々と楽しめるのでおすすめです。

トリュフから抽出した成分とひまわり油を合わせた、オイルスプレーです。パスタやピザ、サラダなどに1～2プッシュするだけで、ワンランクアップした料理に仕上がります。スプレータイプですので、まんべんなくかけることができ、お皿に盛りつけた後に使えるのが良いです。

口コミによると、多くかけすぎると料理の味よりにおいがきつくなってしまうので、程々の量にした方が良さそうです。参考価格は550円(税抜)で、賞味期間は24ヶ月でになっています。値段もお手頃ですので、気兼ねなく手軽に楽しめるのも魅力です。

有機アカシア蜂蜜に高品質の白トリュフを混ぜ合わせています。トリュフの深みのある味と蜂蜜のまろやかな甘さが、絶妙な美味しさです。ブルーチーズやピザにかけて食べると、よく合います。また、ドレッシングやスイーツ、塩の効いた肉料理に使っても、良いでしょう。

このはちみつを少し添えて一緒に食べるだけで、料理の味が何倍も美味しくなるので、ぜひ試してみてください。参考価格は内容量60gで2160円、120gで3150円になります。

スペインのメーカーであるキジョーが製造するポテトチップスです。トリュフとじゃがいもは相性が良いため、海外ではトリュフ味のポテトチップスが意外と多くあるそうです。ひと口食べるとトリュフの香りが、口の中いっぱいに広がります。堅あげ系のカリカリとした食感を楽しめ、トリュフのフレーバーはかなり濃厚です。

ワインのおつまみにもピッタリ合います。内容量130gで参考価格は594円(税込)です。スーパーなどでも販売されていますが、入手できなければ楽天などの通販で購入する方法もあります。

【材料】2人分

• スパゲッティ1.7mm：150g
• 塩：湯量に対して1%
• パンチェッタ：10g
• 茹で汁：80cc
• オリーブオイル：大さじ3

• 卵黄：2個分
• 生クリーム：10cc
• パルミジャーノ：大さじ2
• 水：10cc
• 黒コショウ：少々
• 白トリュフオイル：適量

1. ボールにAの材料を入れて、混ぜ合わせます。
2. パスタは塩を加えた熱湯で、袋の表示時間より1分早く茹でて湯を切ります。
3. フライパンにオリーブオイルをひいて熱します。
4. パンチェッタを中火でカリカリになるまで炒めます。
5. 4から出た脂を8割ほど捨てて茹で汁を加え、フライパンをゆすり火を止めます。
6. パスタを加えヘラでさっと混ぜたら中火にし、もう一度さっと混ぜ合わせます。
7. 1を加えて、1分ほどヘラで​ゆっくり混ぜたら完成です。

カルボナーラソースを作る時に、卵黄と白トリュフオイルを混ぜることがポイントです。そうすることで、食べた時に香りが立ち、レストランで食べるようなプロ味に仕上がります。また、ソースにお水を少し加えることで、ダマになりにくくモタッと重くなり過ぎずに、美味しく食べれます。

カルボナーラは手際の良さによって美味しさが違ってくるので、材料は全て準備してから調理を始めることを、おすすめします。お好みで仕上げに黒コショウをかけると、さらに美味しいです。

新鮮な卵で作った目玉焼きの上に、白トリュフをかけました。シンプルな料理だからこそ、卵やチーズにもこだわり上質なものを使用すると、さらに美味しく仕上がるでしょう。黄身は半熟程度がおすすめです。トリュフは削った瞬間から香りが減少していくので、食べる直前に削ってください。

簡単に作れて豪華な味わいに仕上がる、おすすめレシピです。玉子は火を弱めてから入れてください。香りを楽しむために、鶏ガラを控えめにしてトリュフ塩で塩分を調節するようにしましょう。

香りを失わないようにトリュフ塩は加熱しないで、仕上げに入れるのがポイントになります。お好みで粗挽き胡椒や刻みネギをトッピングするのも、おすすめです。

白トリュフの特徴や調理方法、黒トリュフとの違いなどを解説しました。加熱すると香りが減少する特徴があるため、香りを楽しむためには、なるべく調理後の仕上げに使うようにすると良いでしょう。また、高級食材で手軽に購入できない場合は、白トリュフが含まれたオイルや塩、はちみつなどの加工品を活用するのもおすすめです。