きゅうりの飾り切りをマスターしよう！作り方を覚えてお弁当にも活用

包丁を使いきゅうりを美しく切る飾り切りは、料理を色鮮やかに彩る和食ならではの技です。昔からある伝統的な飾り切りは、刺身や料理の盛り付けには欠かせません。本記事では家庭でもすぐに真似できる、簡単な飾り切りの作り方を6種類まとめています。

どの飾り切りもコツをつかめば簡単に作れるものばかりですので、お弁当のおかずやおもてなし料理のあしらいに活用してみてください。

ハートの作り方はとても簡単で、やり方さえ覚えてしまえば誰でもすぐに作れます。まずきゅうりを斜め薄切りにします。5mm程度の厚さが目安ですが、料理に合わせて厚さを変えても構いません。薄切りにしたきゅうりを、さらに斜めに2等分します。

切り分けたきゅうりの片方をひっくり返し、組み合わせるだけであっという間にハートの完成です。ハートのきゅうりはお皿の縁に盛り付けたり、ちらし寿司のトッピングに活躍します。子供のバースデープレートなど、お祝い料理にも喜ばれるでしょう。

竹を作るには、まずきゅうりを8cm程度の長さにカットします。両端を1cmずつ残し、真ん中に包丁を入れて裏まで貫通させてください。貫通させた切れ目をまな板の平行になるよう置き、包丁で斜めに半分まで切り込みを入れます。180度回転させたら、同じように斜め半分に切れ込みを入れたら完成です。

切り込みを入れる時はきゅうりの半分までにして、最後まで切り落とさないよう注意してください。和洋中どの料理にもぴったりで、お弁当の隙間埋めにもなる便利な飾り切りです。

きゅうりを短めの輪切りにし、縦半分にカットします。カットした面を下にしてまな板に置き、真ん中に斜めに包丁を入れてください。きゅうりを180度回し、同じように斜めに包丁を入れて葉の中心を作ります。切り離した葉の中心を上にずらし、その両脇も同じようにV字型に包丁を入れていきましょう。

四隅を切り落として葉の形に整えたら、木の葉切りの完成です。小さめサイズで可愛らしく、きゅうりの量が少なくても作れるのがメリットです。細かい作業になるので、包丁で怪我をしないように注意しましょう。

きゅうりを1cmほどの長さの輪切りにし、手前側を深く、中央は浅い切れ込みを入れます。包丁の根元部分を使い、中央まで切れ込みを入れるのがポイントです。切れ込みを入れたら包丁を右に傾け、切り込みに向かって斜めに包丁を入れていきます。位置をずらしながらこの作業を数回繰り返すと、可愛らしいお花の完成です。

細かい作業ですが可愛らしく仕上がるので、お弁当のおかずにも人気の切り方です。料理にそっと添えるだけで、テーブルがパッと華やかになります。

松切りは、刺身の盛り合わせなど和食のあしらいの定番です。まずはきゅうりを10cmほどの長さにカットし、縦半分に切りましょう。切った面を下にしてまな板に置き、松の先端部分をハの字型に切り落とします。次に皮の表面に、0.5mm間隔で切り込みを入れます。切り込みは深さ1/3程度まで入れて、切り落とさないように注意しましょう。

上手く切れない場合は、上下に割り箸を噛ませると切り落とす心配がありません。切れ込みを入れたら斜めに包丁を入れ、手前にゆっくり引き抜き松の葉を作ります。松の葉が交互に広がるよう、この作業を繰り返します。

蝶の羽根部分を切り落とさないよう、2枚が1綴になるよう薄く切ります。くっついた部分が上になるように置き、端に切れ目を入れましょう。ひっくり返して同様に切れ目を入れます。くっついていたきゅうりを開くと、蝶の羽根になるので切れ目を折り込む様にして広げます。きゅうりを切る時は、なるべく薄目に切るのがポイントです。

少量のきゅうりであっという間に作れるので、サラダやそうめん、刺身などの飾り付けに活用してみてください。

自宅で簡単に作れる飾り切りを、6種類紹介しました。きゅうりの鮮やかな緑色を活かして、料理を華やかに彩りましょう。おもてなしやお祝いの席だけでなく、毎日の料理やお弁当のおかずにも大活躍します。コツさえわかれば簡単に作れますので、この機会に作り方をマスターしてください。