サムジャン（韓国味噌）の人気レシピ！基本の作り方と料理への使い方も

サムジャンはカルディやスーパーなどで市販品も売っていますが、簡単に手に入る調味料で手作りすることができます。自分好みの味に作れるので、常備してあるととても便利な調味料です。

定番のつけだれとしての食べ方だけではなく、料理の材料として使う様々なレシピも紹介しています。混同しやすいコチュジャンとの違いもわかると、さらに料理が楽しめるでしょう。レシピを知ったら早速作ってみましょう。

サムジャンは韓国の合わせ味噌の一つで、本場韓国では定番の調味料です。韓国語で「サム」は「包むもの」、「ジャン（醤）」は大豆を発酵させて作る調味料の総称の意味を持ちます。豚肉を葉野菜で巻いて食べるサムギョプサルやポッサムなどに、つけだれとして使います。

また、煮物や炒め物の味付けとしても使うことができます。韓国では刺身を食べる時に、しょうゆの代わりにサムジャンをつけることもあります。辛いだけのイメージがありますが、味噌や砂糖をベースに作られていて甘みが強いです。

サムジャンはコチュジャンと比べると辛さが少なく、甘みとコクが強いです。マイルドな甘辛味噌ですので、辛いものが苦手な人でも食べやすい調味料です。

一方コチュジャンは「コチュ」が唐辛子の意味を表すように、米麹と粉唐辛子を合わせて発酵させた調味料です。サムジャンと比べると辛味が強く、ビビンパやユッケジャンスープなどに使われます。調理中にトッポキなどに味付けするために使われることもあります。

サムジャンは韓国料理以外にも使えますので、一度で使い切れなくても安心です。しっかり密閉されたタッパー等に入れて冷蔵庫で保管しておきましょう。正しい管理ができていれば、約1ヶ月保存することができます。野菜スティックや冷しゃぶのたれなど、すぐ出せる一品料理ができるので、冷蔵庫に常備しておくと便利です。

【材料】

• 味噌‥大さじ3
• コチュジャン‥大さじ1
• おろしにんにく‥大さじ1
• オリゴ糖（砂糖、水あめでも代用可能）‥大さじ3
• ごま油‥大さじ1
• 炒りごま‥小さじ1
• きな粉またはピーナッツバター‥大さじ1
• ニラかネギ‥適量

すべての材料をボウルに入れて、よく混ぜれば完成です。きな粉またはピーナッツバターは隠し味として使います。入れるとよりマイルドに、よりコクが出ます。入れなくてもサムジャンは完成しますので、問題ありません。子どもや辛さが苦手な人がいる場合は、コチュジャンを入れないで混ぜましょう。

まずは基本のレシピを作ってみましょう。そして甘みや辛味が足りないと思ったら、砂糖やコチュジャンなど、好みの調味料を継ぎ足していくことが一番のポイントです。またコクを出したい方は、はちみつを砂糖の代わりに使うと、味に奥行きが出ます。さらに辛さを出したい方は、刻んだ唐辛子を入れて混ぜると、なお深い辛味を味わえます。

辛さが苦手な子ども用に、先に甘いサムジャンを作っておくのも便利です。その後コチュジャンや粉唐辛子を加えて、大人用に深い辛さのサムジャンを作ることができます。

【材料】
＜焼肉／付け合わせ＞

• 豚バラブロック‥300g
• サンチュ‥適量
• キムチ‥適量
• サラダ油‥適量
• ミックスチーズ‥適量

• 味噌‥大さじ1.5
• コチュジャン‥大さじ1.5
• 砂糖‥大さじ1.5
• 料理酒‥小さじ2
• ごま油‥小さじ2
• にんにくチューブ‥小さじ1
• 酢‥小さじ1

1. 味噌、コチュジャン、砂糖を混ぜます。
2. 料理酒、ごま油を1に加えてよく混ぜます。
3. にんにく、酢を2に加えてさらによく混ぜれば、タレが完成です。
4. 次に豚バラブロック肉を5mm程度の厚さに切ります。
5. サラダ油で豚肉を焼きます。
6. チーズを耐熱容器に入れて電子レンジで温めます。
7. キムチ、チーズ、サンチュを添えて完成です。

タレをつけた焼肉、キムチ、チーズを好みの組み合わせでサンチュで巻いて食べます。また、ネギを細切りにしてごま油で炒めたネギサラダ（パジョリ）や、薄切りにしたにんにくを巻いても良いでしょう。辛味や香りが立ち、本格的な味になります。日本でも人気の韓国料理の定番メニューです。

【材料】

• 豚バラブロック肉‥2kg
• 玉ねぎ‥1個
• ねぎの白部分‥1つ
• 醤油‥400ml
• にんにく‥10個（10片）
• ローレル‥5枚
• ブラックペッパー‥大さじ1
• コーヒー粉‥大さじ1
• 味噌‥大さじ2
• しょうが‥大さじ1
• 焼酎（料理酒でもOK）‥100ml

1. 浸るより少し多めのお湯を鍋に入れて沸かし、豚バラ肉を入れます。
2. 醤油400ml、にんにく10個を鍋に入れます。
3. 玉ねぎ、ねぎの白い部分をそれぞれ4等分にカットし、鍋に入れます。
4. ローレルを5枚、ブラックペッパー大さじ1、コーヒー粉を鍋に入れます。
5. 味噌大さじ2、しょうが大さじ1、焼酎100mlを鍋に入れます。
6. 40分コトコトと煮込み、お肉に箸が通ったら問題ありません。
7. お肉を5mm〜8mmくらいに切り分け、サンチュを添えたら出来上がりです。

ポッサムはゆでた豚肉を味付けして煮込み、サンチュで巻いてサムジャンをつけて食べる料理です。ゆでることで豚肉の脂が落ちるので、ヘルシー料理として注目されています。キムチなどと一緒に巻いたり、豚肉にごまを乗せて食べると、さらに風味を楽しめるでしょう。低糖質レシピですので、安心して食べられます。

新じゃがの甘みとサムジャンの甘辛さのコクが合わさって、旬の味を楽しめるメニューです。時間がかかりそうに見えますが、15分で手軽にボリュームある韓国料理が完成します。じゃがいものレシピが定番化していたら、ぜひ試してみてください。いつも同じ韓国料理を作ってしまう人にも、おすすめのレシピです。

なすは旨味を吸い込んでくれる食材で、味噌ベースのサムジャンとは相性抜群です。厚すぎると火が通りづらくなるので、厚さは8mm程度が良いでしょう。なす以外にもズッキーニやパプリカとも相性の良いレシピです。

辛くないサムジャンで作れば、子どもも喜んで食べてくれるでしょう。ピリ辛のサムジャンを使えば、大人のおつまみとしても、さっと出せます。BBQでも作りやすいメニューですので、アウトドアでのメニューに困った時にもおすすめです。

冷奴にサムジャンだれを乗せた、簡単おつまみメニューです。豆腐から水分が出るので、たれは食べる直前にかけましょう。どの主菜にも合わせやすく、これからの季節夏バテになってしまっても、食が進むレシピです。さっと作れて立派なおかずの一品になるので、あと一品足りないという時におすすめです。

サムジャンの作り方や、サムジャンを使った人気のレシピをいくつか紹介しました。どのレシピも手軽で挑戦しやすいメニューばかりです。旨味たっぷりのサムジャンは、様々な食材に合わせやすくとても便利です。

食欲が減る夏バテにもぴったりの調味料ですので、これからの季節に大活躍してくれるでしょう。レシピを参考に、自分好みのサムジャンを作ってみてください。