ニラの賞味期限まとめ！常温・冷蔵・冷凍でどれくらい日持ちする？

日本の食卓には欠かせない食材ニラ。意外とニラの賞味期限について正確に知っている人は少ないのではないでしょうか？日持ちのしない印象が強いので、購入した当日には使い切ってしまいたい野菜です。

様々な料理に使う事ができるので、使いたい時に冷蔵庫にあると便利なのですが、果たしてニラは買い置きや長期保存ができる野菜なのでしょうか？ニラの賞味期限を徹底解説します。

ニラには賞味期限の記載がありません。そのため、賞味期限切れかどうか状態や匂いなどで判断します。ニラは傷みやすく日持ちのしない食材になるので、正しい保存の仕方をしなければ腐る速度があがってしまいます。保存する時の大事なポイントをおさえて賞味期限を長持ちさせましょう。

常温保存をしたニラの賞味期限は大体2～3日程度です。保存に適している温度は0～5度前後になるので、日持ちさせたい場合は常温保存はおすすめできません。5度以上の温度はニラの腐るスピードを早めてしまいます。

冷蔵保存の場合、ニラの賞味期限は大体3～4日程です。日持ちの長さは常温保存とあまり変わりませんが、常温で保存するよりも高温多湿から守ることができ、腐るスピードも遅らせることができます。

冷凍保存の場合、大体1ヶ月くらいが目安です。冷凍保存することによって、大幅に日持ちを長持ちさせることができます。調理しやすい大きさにカットしてから冷凍ができる為、使う時にすぐに調理できるというメリットもあります。

消費期限は食材そのものの品質を保証できる「安全に食べられる期限」です。ニラの消費期限は1週間程度です。季節によって前後するのであくまで目安ですが、夏場の暑い時期であれば1週間で傷みきってしまいます。

ニラはとても乾燥に弱い野菜ですので、できるだけ乾燥しないよう工夫することが長持ちさせる一つのポイントです。まず、ニラを束ねてあるテープは取っておきましょう。根本に濡れたキッチンペーパーなどをあてて、全体を新聞紙で包みます。ポリ袋などに入れて立てた状態で保存します。できるだけ隙間をあけないように包むのがポイントです。

ニラを冷蔵庫の野菜室で保存する場合は、常温保存と同じく濡れたキッチンペーパーで根本を包み新聞紙などで包みます。野菜室のスペースに余裕があれば、やはり立てた状態で保存するのが良いでしょう。

冷凍保存によって大幅に賞味期限を長持ちさせることができます。まず表面についた水分をしっかりとります。冷凍した時にニラ同士がくっついてしまうのを防ぐためです。数センチ程の長さに切ってからジップロックなどに入れて、キレイにならします。そのまま冷凍すればおよそ1ヶ月程の保存が可能です。

ニラを保存する際には、まず葉の部分と根の部分を切り離しましょう。葉が根の水分を吸い上げてしまい、鮮度が落ちてしまいます。そのため、養分をどんどん吸い上げて成長します。

また、葉の部分も固くなってしまいます。購入してすぐに調理する場合は問題ないのですが、数日間保存する場合は葉部分と根本を切り離すと良いでしょう。切り口には濡れたキッチンペーパーなど当てておくと尚良いです。

ニラはあまり日持ちせず腐るのが早い食品です。味落ちも早いため購入したらすぐに調理してしまうのがベストなのですが、そうもいかない場合もあります。はっきりとした賞味期限が無いので、状態や色、臭いなどで賞味期限を判断していきましょう。

ニラが腐り出すとまず異臭がします。もともと香りの強い食材ですので傷み始めてくると独特の悪臭を放ちます。冷蔵庫のなかで傷み始めてしまった場合、他の食材にも臭いが移ってしまう恐れがあります。

葉や茎の部分などが腐るとドロドロと溶けてきます。触るとぬるぬるとして茶色い液体が出てきます。野菜室などに保管している場合は、他の野菜にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、できるだけ早く処分しましょう。

少し元気のない程度であれば食べられる場合もあります。葉の一部が変色してしまっていても、状態によっては取り除けば加熱調理して食べることができます。若干、新鮮さやシャキシャキ感が劣りますが、食べるのに問題はありません。

新鮮なニラを選ぶにはまず色を見ましょう。極端に緑色が濃いものは苦みが強い場合がある為、鮮やかな緑色で艶のあるものを選びましょう。

葉が肉厚で幅があるものがいいです。手に持った時に重みを感じるものは、水分を蓄え甘味が増しています。なるべく葉の傷ついていないものを選びましょう。

しなびていてグニャっと葉先がだれてしまうものは避けましょう。葉先までピンっとしっかり伸びているものを選びます。

茎が太すぎず、切り口が乾いて変色していないみずみずしいニラを選びます。また、切り口がまっすぐ平らなものを選ぶのもポイントです。古くなってきたものは切り口が盛り上がってきます。

【材料】

• 卵2個
• ニラ1束
• ごま油大さじ2分の1
• A醤油小さじ2
• Aみりん小さじ2
• A酒小さじ1
• A鶏ガラスープの素少々

1. 卵は溶いておく。ニラは3～4cmの長さに切っておく。
2. 材料Aを混ぜて合わせ調味料を作っておく。
3. フライパンにごま油を温め、中強火でニラを炒める。
4. 溶いた卵えお入れ一気に混ぜ炒める。
5. 半熟の状態で材料Aを加えて手早く炒め合わす。

ニラの定番メニューでもある、ニラ玉炒めです。2人分のレシピです。簡単に調理できるうえに、シナシナになってしまったニラでも美味しく食べられるメニューです。レンジでも簡単に調理できます。
 

【材料】

• もやし2分の1袋
• ニラ3分の1束
• ごま油小さじ1
• 塩2つまみ
• こしょう少々
• ごま少々

1. ボウルにごま油、塩、こしょうを加えて混ぜ合わせます。
2. ニラを4cmほどに切ります。
3. もやしをざっと洗います。
4. フライパンにお湯を沸かし、もやしを入れ、少し経ったらニラを入れます。
5. 少し茹でてザルにあげます。
6. ボウルにもやしとニラを入れて和えます。
7. お皿に盛り、ゴマをふって完成です。

こちらもしなびてしまったニラでも美味しく食べられるメニューです。2人分のレシピです。もやしとニラは茹で時間が異なるので、時間差でニラをお湯に入れて下さい。お好みで仕上げに一味唐辛子などを振っても美味しいです。

【材料】

• ニラ1束
• みりん50ml
• 醤油150ml
• ごま油小さじ2
• 鷹の爪1本

1. みりんを火にかけ煮切りみりんにする。
2. ニラは洗ってよく水気をふき取り、包丁で刻む。
3. 鷹の爪はヘタと種を取り除き、煮切りみりんと醤油を合わせておく。
4. ビンに刻んだニラと鷹の爪を入れ3を注ぎ、ごま油を回しかける。
5. そのまま2日ほど冷蔵庫で寝かせる。

多少傷んでしまったニラも醤油に漬ける事で長持ちします。2日後くらいから味が染みてきて美味しいです。炒め物に和えたり色々な料理に使えます。ニンニクを一緒に漬け込んでもパンチが効いて美味しいです。

ニラの賞味期限についてまとめてみましょう。ニラは賞味期限の短い日持ちのしない食材です。常温保存・冷蔵保存ともに2～4日程度です。美味しく食べられる賞味期限は2～4日程度、腐ってしまうまでの消費期限は約1週間程度です。

数日間保存する場合は、できるだけ日持ちをさせる為に工夫をすることがポイントです。冷凍保存は約1ヶ月程の保存ができ、無駄なく長期保存することができますので、冷凍での保存がおすすめです。賞味期限・正しい保存方法を知って美味しく無駄なく調理できるよう工夫してみて下さい。