ごま油がダイエットに効果的？脂肪燃焼の効果は？痩せた口コミはある？

今話題のごま油ダイエット。テレビなどのメディアに取り上げられることも多く、「簡単に痩せた」「やり方は簡単なのにすぐに効果があった」という口コミが続々集まっています。しかし本当にごま油を取り入れるだけで痩せることができるのでしょうか？

本記事ではごま油ダイエットに痩せる効果があるのか、徹底検証していきます。やり方や注意点についてもしっかり紹介しますので、楽して痩せたい方はぜひチェックしてください！

ここから早速ごま油がダイエットに効果的と言われる理由について解説していきます。ごま油を摂取することで得られる驚きの痩せ効果について見ていきましょう。

油はダイエットの天敵ということで、通常は使う量を減らしたり、避けるのが普通です。ところがごま油ダイエットは油を摂取してダイエットを行うという方法です。なぜ痩せるのかというと、ごま油には血糖値を上げる糖質が一切含まれていないからです。

糖質はタンパク質や脂質に比べ、摂取した後血糖値が急激に上昇します。血糖値が急に上がるとそれを抑えるためにインスリンというホルモンが分泌され、血液中の余った糖分を脂肪に引き込みます。取り込まれた脂肪はそのまま体に蓄積されるので、糖分を過剰に摂取すると太るのです。

ごま油は摂取しても血糖値が急上昇することがないので、ダイエットに繋がるというわけです。ただ基本的にほかの油も脂質は含まれているものの、糖質が含まれているわけではありません。

それでもごま油がダイエットに効果的と言われる理由は、体の代謝を良くしたり、脂肪を燃焼させるなどダイエットに効果的な栄養成分が豊富に含まれているからです。糖質がゼロで、なおかつ痩せる栄養成分が含まれているというダブルの効果があるため、ダイエットに有効な方法だと言えるのです。

ごま油にはダイエットに効能がある栄養成分が含まれているというのは前出の通りですが、実際どのような効果があるのでしょうか？ここから秘められたダイエット効果について詳しく紹介します。

ごま油の原料であるごまで最も有名な栄養成分といえばセサミンです。セサミンには脂肪が体内に蓄積されることを防いだり、脂肪燃焼力の低下を防ぐ効能ががあります。またセサミンには強力な抗酸化作用があり、脂肪燃焼に働きかける肝臓の機能をサポートしてくれます。

もともと人間の体にはペルオキシソームという脂肪を分解する物質が備わっていますが、セサミンはこのペルオキシソームの働きを活発化させ、脂質の代謝を高めると言われています。このようなセサミンの体内での働きから、セサミンを含むごま油を摂取すると痩せたという方が続出しているようです。

ごまには必須脂肪酸のひとつであるリノール酸が含まれています。リノール酸は体内では作ることができず、食事などで外部からしか摂取できない成分です。リノール酸には血中コレステロールを減少させ、血液の巡りを良くする働きがあります。血液の巡りがよくなれば、細胞や内蔵が活性化され、代謝アップに繋がります。

また不飽和脂肪酸のオメガ3に該当するリノレン酸もダイエットに効果的です。悪玉コレステロールを減らし、血中の中性脂肪を低下させてくれるためです。きれいに痩せたい方には、リノール酸やリノレン酸を積極的に摂取するのがおすすめです。

ごまには若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEも豊富に含まれています。ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、老化の原因になる活性酸素を取り除き、内蔵や細胞を若返らせます。内蔵や細胞が本来の働きを取り戻すことで代謝が上がり、結果的に痩せやすくなるというわけです。

ビタミンEを摂取することでダイエットだけではなく、アンチエイジングにも繋がるので、「きれいに痩せたいけど若々しさも保ちたい」という方にもうってつけです。

ごまにはγ-トコフェロールというビタミン成分も含まれています。あまり聞きなれない名前ですが、実はこのγ-トコフェロールには利尿作用があり、体内の余分な水分や塩分を尿として排出してくれる働きがあります。余分な水分や塩分が溜まれば、体がむくみ、やがて脂肪として蓄積されてしまいます。

γ-トコフェロールを豊富に含むごま油を摂取して、むくみを解消し、すっきりとした体作りを目指しましょう。

巷にはえごまダイエットというダイエット方法もあり、こちらも痩せたと口コミでも評判が高いです。どちらも似ていますが、実は原料が違います。ごまはごま科の植物、えごまはシソ科の植物です。えごまはリノレン酸は多いものの、オレイン酸やリノール酸はあまり含んでいません。

ただえごまに豊富に含まれるリノレン酸は、メタボなどの生活習慣病予防や血液促進など体に有効な働きがたくさんあります。どちらのダイエット方法が痩せるのかは体質や個人差があるため一概には言えませんが、上手に使い分けてダイエットに生かしてみてはいかがでしょうか？

ごま油にはダイエットに効果的な栄養成分が豊富に含まれていました。ここまでの記事を読んで、「ごま油ダイエットで痩せたい！」という方のために、具体的なダイエット方法を紹介します。ダイエットのやり方は全部で3つありますが、どの方法で取り組んでもOKです。取り入れやすい方法から試してみて下さい。

ひとつめのやり方は、食前にごま油を飲むという方法です。ごまに含まれるリノレン酸には満腹中枢を刺激するという働きがあり、食前に飲むことで少量でも満腹感を得られるので、食事の量を減らせます。

その時飲む量はティースプーン1杯程度がおすすめです。食前に飲むことでどか食いを防ぎ、1日の消費カロリーを減らせるので、ダイエットにつながります。

ドレッシングの油をごま油に変えるという方法もおすすめです。ドレッシングの主成分であるサラダ油にはトランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸には、動脈硬化や糖尿病、認知症、心筋梗塞など生活習慣病の原因とされる成分がたくさん入っているため、なるべく摂取しない方が良いのです。

そのためドレッシングのサラダ油をごま油に置き換えるだけで、ダイエット効果が高まるだけでなく、健康的な食生活を送ることができます。ドレッシングを作るのが面倒な方は、レタスやキャベツ、トマトなどの野菜に直接かけてもOKです。

炒めものに使う油をごま油に置き換えて調理するのもダイエットに有効な方法です。ダイエット効果抜群のごま油で炒め物を作ると、風味が良くなるという嬉しいおまけもあります。ダイエット中の方は、サラダ油ではなくごま油で炒め物を作りましょう！

ごま油ダイエットはテレビや雑誌などで多数紹介されていることもあり、多くの口コミが見つかります。口コミを見てみると痩せたという意見もあれば、失敗したというケースもあります。上手に痩せた方の口コミは、「砂糖などを控えめに、ごま油で風味付けするのみ」と調理方法にも気を配っている方が多い印象でした。

中には「ごま油とキャベツ、塩昆布を混ぜた料理を食べていたら痩せた」という口コミもあったので、参考にしてください。また「炭水化物オフと筋トレ、マッサージの相乗効果で4kg痩せた」という口コミのように、運動を組み合わせて上手に痩せた方が多いので、運動にも気を配るのが成功への鍵を握ることとなりそうです。

逆に失敗した方の口コミを見てみると「ごま油を回しかけるだけで、特に何もしなかったら痩せなかった」「ごま油で炒めた卵と白米を毎日食べていたら普通に太った」という口コミもありました。口コミの傾向を見てみると必要以上に食べ過ぎたり、何もしない方はダイエットに失敗する傾向にあるようなので、参考にしてください。

ごま油ダイエットは上手に行えば痩せることができますが、いくつかの注意点があります。注意を守らないと痩せませんし、アレルギーを引き起こす危険性もあります。ダイエットを始める前に注意点をよくチェックしてください。

ごま油の原料であるごまには豊富な栄養成分が含まれている反面、アレルギーを引き起こしやすいというデメリットがあります。特に酸化した油は体内でアラキドン酸という脂肪酸を生成し、アレルギーを誘発しやすくなります。過剰に摂取しすぎると、花粉症やアトピー皮膚炎などの症状を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

健康や美容にいいからと言って過剰に摂取しすぎるのも良くありません。過剰に摂取すると当然カロリーも上がってしまい、痩せることは難しくなります。大切なのは少量でも毎日続けることなので、よく覚えておきましょう。

炒めものをする時にサラダ油の代わりにごま油を使うのはおすすめですが、この時注意してほしいのが熱しすぎないということです。ごま油は熱に弱い油なので、100度以上に熱してしまうと性質が劣化し、過酸化脂質という体に良くない成分が生成されてしまいます。

またごま油を揚げ物に使う方もいると思いますが、揚げ物にすると温度が上がりすぎてしまいます。そのため炒め物や揚げ物に使う時はなるべく低い温度で調理するのがおすすめです。

家庭で揚げ物をする時、複数回再利用することがありますが、酸化速度は高温であればあるほど増すと言われています。油が10度上昇するごとに2倍の速さで酸化するため、油の使い回しは避けましょう。もし酸化した油を摂取すると、体の中で活性酸素を作り出し、ガンや動脈硬化などの重篤な病気を引き起こす可能性もあります。

揚げ油にごま油を使う時は少なくとも2度が限度だと言われています。また保存する時にも注意が必要です。ごま油は光に弱く、太陽光に当たると酸化が急激に進んでしまいます。酸化した油は体にも悪影響を及ぼす可能性があるため、光の当たらない冷暗所または冷蔵庫で保存してください。

しかし保存期間が長すぎると、酸化しやすくなります。ごま油は1～2か月以内に食べきるのが良いとされています。使い切る自信がない場合は、小さな瓶のものを購入するなど工夫すると良いでしょう。

最後にごま油を使ったおすすめのダイエットレシピを3つ紹介します。どれも簡単に作れるのにヘルシーで美味しいものばかりなので、ぜひ作ってみて下さい。

• こんにゃく 1枚
• ゴマ油 大さじ1/2
• ノンオイル中華ごまドレッシング 大さじ3
• 小ねぎ　適量

1.  こんにゃくをスプーンでちぎります。
2.  フライパンにゴマ油を入れ弱火にかけ、香りが出たら①を入れ炒めます。
3. ノンオイル中華ごまドレッシングを入れて炒め、器に盛り付け小口切りにした小ねぎを散らして完成です。

• キャベツ 1/2個
• Ａゴマ油 大さじ2
• Ａ塩昆布 30g

1. キャベツの芯を取り、ざく切りにします。
2. ボウルに①と材料Ａを入れ、混ぜ合わせたら完成です。

• ミンチ肉 100g
• キャベツ 好きなだけ
• 小松菜 1束
• えのき 半束
• 春雨 好きなだけ
• Aチューブにんにく 小さじ1/2
• Aチューブ生姜 小さじ1/2
• A塩 ひとつまみ
• B中華だしの素 小さじ1
• B塩 小さじ1/2
• Bゴマ油 適量

1. 一人用土鍋に水を入れて、火にかけます。
2. ボウルにミンチと材料Aを入れ、白っぽくなるまで混ぜます。
3. 沸騰した鍋に②を一口大に丸めたものを入れます。
4. ざく切りキャベツ、ピーラーで切った大根、3cm幅に切った小松菜を入れます。
5. 食べやすい大きさに切った春雨と材料Bを入れます。
6. 肉団子に火が通れば完成です。

本記事ではごま油ダイエットで本当に痩せるのかという疑問を解消しつつ、ダイエットのやり方や注意点を中心に紹介してきました。多くの口コミで「実際に痩せた」という声が見られたので、上手にダイエットに取り組めば痩せることができそうです。

しかしダイエットをしているからという安心感で食べすぎたり、運動を行ってしまうと意味がありません。ごま油を食生活に取り入れながら、食事と運動に気を配ることが大切です。本記事を参考に、ダイエット効果抜群のごま油を上手に使いこなし、ダイエットに役立てて下さい！