ごま油の健康効果と効能を調査!ダイエットにもいい理由も解説!

ごま油は香りもよく、香りだけで食欲がわき中華料理には欠かせないものです。昔からごまを絞ったごま油は食用以外にも灯り用など生活に役立つ油として利用してきました。そんなごま油は、油なのでもちろんカロリーも高めですが、ダイエット効果もある成分も含まれ健康効果も高い油です。食用としてだけでなく、健康に役立つごま油うがいの方法も紹介します。食べても健康に有効なオイルとして使うのもおすすめのごま油をぜひ利用してください。

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目次

  1. 1ごま油は美味しいだけじゃない!健康効果もバツグン!
  2. 2ごま油の栄養成分
  3. 3ごま油の健康効果・効能のある成分
  4. 4ごま油は健康的に痩せるダイエットにも効果あり
  5. 5ごま油の健康へのデメリット
  6. 6健康効果の高いごま油の種類
  7. 7健康効果の高いごま油の製法
  8. 8健康に効果的なごま油の使い方
  9. 9食べるだけじゃない!ごま油を使う健康法
  10. 10健康にいいごま油を生活に取り入れよう

ごま油は美味しいだけじゃない!健康効果もバツグン!

中華料理には欠かせないごま油は、香ばしく食欲をそそる香りです。もちろん炒め物に使ってもいいですし、サラダやおひたし、マリネにサッとかけるだけで美味しさが増します。そんなごま油は、美味しいだけではなく健康にも効果、効能があります。油なのでカロリーは高いのですが、ダイエットに効果のある成分も含まれているので、油を使う場合には他の油ではなくごま油を使いたくなります。

ごま油の栄養成分

ごま油のカロリーは100gあたり921kcal、大さじ1(12g)で111kcalとかなりカロリーは高めです。油なのでもちろん、ほぼ油分で構成されています。炭水化物やたんぱく質、ミネラル類はほぼ含まれていません。ビタミン類ではビタミンEとビタミンKが含まれています。

油分の中でも、ごま油には健康にいい不飽和脂肪酸が含まれています。リノール酸が約40%、オレイン酸が約36%です。リノール酸は血中コレステロールを下げる効果があり、オレイン酸には悪玉コレステロールを減らす効果があります。

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ごま油の健康効果・効能のある成分

ごま油に含まれる「ゴマリグナン」という抗酸化成分の中に、ごまの成分として有名なセサミンや、セサモリン、セサミノール、セサモール、エピセサミン等が含まれています。セサミンは血液から肝臓に届き肝機能の働きを活性化する成分で、血液中の余分な悪玉コレステロールの生成を抑える効能があり、血管や心臓を健康に保つ効果が期待できます。更に血圧を低下させるので、高血圧を改善する効果もあります。

ゴマリグナンは、脂質の酸化を防ぐ効果があり、摂取した人体にも抗酸化作用が期待できますが、ごま油自身も酸化しにくい油になっています。ゴマリグナンは植物性エストロゲンという女性ホルモンに似た働きをする成分なので、女性のホルモンバランスを整える効果があります。
 

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ごま油は健康的に痩せるダイエットにも効果あり

ごまの有効成分ゴマリグナンの主成分セサミンには脂肪燃焼をサポートする酵素を活性化する働きがあり、脂肪の燃焼を促進してくれダイエットにも効果的です。過剰なコレステロールを排除する働きもあり、コレステロール値を正常にしてくれる効能があります。更にごま油は便秘症にも効果があります。腸内環境を整えれば、不要なものを体にため込まなくてよくなりダイエットにも効果があります。

ごま油に含まれるビタミンのビタミンEはデリケートな成分で身体に取り込まるときに成分が壊れてしまう場合もありますが、抗酸化効果の高いセサミンを一緒に摂取するとビタミンEの成分を守りながら体内に取り込むことができます。更に、ビタミンEは血管など、セサミンは肝臓で抗酸化効果を発揮します。それぞれ別の場所で働き効果が上がります。血行が良くなり代謝も上がるのでダイエット効果も期待できます。

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ごま油の健康へのデメリット

健康効果の高いごま油ですが、デメリットもあります。きちんと効果効能やメリットデメリットを知ったうえで、ごま油を活用してください。基本的に市販されているごま油は食品なので賞味期限の記載があります。賞味期限を守って使用してください。冷暗所で保管しましょう。直射日光が当たる場所や、高温になる場所での保管なら、酸化しにくいごま油でも酸化してしまい良くありません。

ごま油はアレルギーが出やすい

健康にいい成分が含まれているごま油ですが、原料のごまにはアレルギーが出やすいという場合が多くあります。ごま油にすることで更に体内に吸収されやすいので、アレルギー症状が出やすくなります。ごまを食べるとアレルギー反応が出ないか体質を知った上で、ごま油も使いましょう。

ごま油はカロリーが高い

ごまの油分を抽出したごま油なので、油分が多くカロリーがどうしても高くなります。脂肪燃焼にも効果がありダイエットにも効果的なごま油を使う健康法に生かすしても、カロリーを考えて計画的に摂取していかないと、油分の摂りすぎになってしまいます。普段の料理でも、ごま油以外の油分は多く含まれています。ダイエット中の方は特に注意してごま油を取り入れましょう。

健康効果の高いごま油の種類

お店に並んでいるごま油は色々なメーカーから販売されています。メーカーの違いだけでなく、種類も色々とあり、どれがどのような特徴なのか考えてしまうこともあるでしょう。健康法にも使えるごま油ですが、使い方に合ったごま油を選ぶことも重要になります。

香り高い「焙煎ごま油」

一般的に市販されている茶色く香り高いごま油は、焙煎したごまを使い油を抽出したごま油です。ごま油の茶色い色は黒ごまを使っているので色がついているのではなく、焙煎したごまの色になります。黒ごまは油の抽出が少ないのであまりごま油には使われませんが、黒ごまを使ったごま油でも同じような茶色い色になります。

香りもよくさらっと使える「低温焙煎ごま油」

スーパーなどではあまり見かけることは少ないですが、低温で焙煎したごまから抽出したごま油もあります。通常の焙煎ごま油に比べて、色も薄めの茶色で、香りも控えめです。ごま油の匂いが苦手な人には低温で焙煎したごま油がおすすめです。

健康成分も壊れにくい生のまま絞った「白ごま油」

無色でサラッとした感触のごま油もあります。焙煎したごまではなく、生のままのごまから抽出したごま油はあまり香りがしません。生でも使えるのでドレッシングなどに使うことをおすすめします。うま味が強いのにくせがないので中華料理以外の洋食や和食にも利用できます。お菓子作りにも使えて便利です。ただ、白ごま油は焙煎したごま油より値段が高いものがほとんどです。

健康効果の高いごま油の製法

ごま油はごまの焙煎具合以外にも、絞り方によって違いがあります。煎ったごまをよくすり潰すと油分が出てきますが、昔ながらのしぼり方は同じようにごまに圧力をかけて絞るやり方です。最近は、薬剤を使って効率的にごま油を抽出する方法もあります。効率的なので安価に手に入れることができます。

ごま油の健康成分もうま味も逃さない「圧搾製法」

ごまの半分は油分なので昔から油を搾って、食用にしたり生活に必要な油として利用されてきました。その頃からの製法として、すり潰しながら圧力をかけて油分を取り出す「圧搾製法」があります。ごまの持つ栄養価が壊れにくくいいのですが、効率が悪くごまの油分をすべて絞り出すことができません。昔ながらのやり方なので時間もかかりコストもかかります。値段の高いごま油はこの圧搾製法で作られたものがほとんどです。

効率よくごま油を抽出する「抽出製法」

近年になって薬剤を使って、ごま油を抽出する方法が取られるようになりました。ヘキサンという溶剤を使えば、ごまに含まれる油分の99%を抽出することができとても効率的です。このヘキサンは高温で加熱すると取り除くことができます。なので、ヘキサン溶液がごま油に残ってしまい害を及ぼすことはないですが、加熱したり中和する工程の中で、ごま油が酸化してしまったり成分が変化してしまいます。

圧搾製法に比べてはるかに安価に手に入るので、使い道に合わせて選ぶこともできます。白ごま油を使う健康法に利用するなら、値段が高くても効果効能の高い成分が含まれる圧搾製法を選ぶこともできます。中華料理の香りづけに使う場合なら、焙煎して溶液を使い効率的に抽出したごま油を使うとこもできます。

健康に効果的なごま油の使い方

健康効果が高いとは言え、やはりごま油を摂りすぎるのは逆に健康に良くないので、適量を摂取するようにしましょう。料理に使ったりする場合は1日に小さじ1~2杯程度までの量で抑えるようにしましょう。食欲を増す香りのごま油は料理に使うとワンランクアップの献立になります。炒め物の最後にごま油を入れ高温でザっと加熱すればうま味が増します。鍋ものたれに少しだけごま油を入れると野菜の栄養の吸収もよくなります。

揚げ物をする際もごま油を使えばうま味とコクが増した揚げ物になります。江戸前の天ぷら屋さんは上等の白ごま油のみを使って揚げるお店も少なくありません。ごま油を使って揚げれば、カラッと揚がり油切れもよく冷めても美味しい天ぷらになります。揚げ油をすべてごま油にするには抵抗がある場合は、サラダ油8にごま油2程度の比率で合わせるといいでしょう。

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食べるだけじゃない!ごま油を使う健康法

白ごま油は香りも強くなくサラッとしてオイルとして使いやすいので、食べるものとしてだけでなくを肌や頭皮に使う健康法も多くあります。敏感肌の人は、化粧品も安全性が確認できたものを使いたいと思います。白ごま油を使うなら、もともと食品として販売されている物なのでとても安全性は高く安心です。ごま油を口に含んでうがいをする健康法も昔から伝えられた健康法です。

ごま油うがいで全身に効果あり健康法

ごま油でうがいをする健康法があります。インド発祥のアーユルヴェーダではオイルを使ったうがいは「ガンドゥーシャ」と呼ばれ、昔から行われてきました。白ごま油は焙煎せず生のまま絞った油なので、一度「キュアリング」と呼ばれる火入れ処理をしてから使います。このキュアリングをすることにより、酸化を防ぐ意味合いと同時に、抗酸化作用のある「セサモール」という成分が生成され効果を引き上げてくれます。

キュアリングの方法は、焙煎していない白ごま油をホーロー鍋に入れ弱火で加熱します。温度計で温度を測りながら100℃になったら火を止めます。火を止めた後も余熱で温度が上がるので、温度を測りながら様子を見ます。110℃を超えた時には濡らした布巾の上に鍋を置き冷やします。温度が下がり始めたら人肌になるまで冷ましていきます。冷めたごま油は洗浄したビンに詰め冷暗所で保管します。

キュアリングしたごま油を大さじ1程度口に含んで、口全体に行き渡るようにくちゅくちゅとゆすぎます。その後、舌の裏側や口の上下左右に当たるように、強めにブクブクとうがいをします。最後はのどの奥の方にも行き渡るようにガラガラとうがいをします。最初はごま油がべたべたした感じですが、どんどん唾液が出てくるのと温まることによって柔らかく口になじむようになります。ティッシュやカップなどに出し捨ててください。

ごま油を出した後は、常温の白湯で軽く口をゆすぎましょう。ごま油うがいの効能はなんと、口臭予防や虫歯や歯周病予防、歯を白くするなど以外に白髪やハゲ、抜け毛の改善に効果があるともいわれています。さらに口を大きく動かすこともあって、美肌効果、ほうれい線を目立たなくする効能もあります。ごま油自体の効能の免疫機能が活性化し、風邪など予防し体調を良くする効能もあります。

ごま油で美肌健康法

キュアリングした白ごま油はうがい以外にも使い道はたくさんあります。お肌に直接塗ってマッサージすることで美肌効果もあります。顔用のマッサージオイルのように使うこともできます。手に白ごま油を取り、両手で温めてから顔に乗せます。こすらないように優しくごま油であご下から持ち上げるようにマッサージしましょう。小鼻の辺りや瞼の上などは中指の腹でくるくると円を描くようにマッサージします。

顔だけでなく脚やボディにも白ごま油を使いマッサージできます。顔と同じように手のひらを使い、優しくマッサージします。ふくらはぎなどは下から上に向かって押し上げるようにマッサージします。顔や体のマッサージが終わったら、ティッシュやタオルなどでごま油をふき取り、蒸しタオルで温めてあげましょう。マッサージと蒸しタオル効果で更に血行がよくなりぽかぽかとしてくるのでダイエットにも効果的です。

ごま油で美髪健康法

髪にも白ごま油を使うことができます。毛先を中心に白ごま油を適量なじませるとパサつきがちな髪もきれいにまとまります。付けすぎるとべたつくので最初は少しずつ手に取りなじませてください。頭皮のマッサージにも白ごま油を使えば、生えてくる髪が健康的なつやつや美髪になります。頭皮に白ごま油をなじませ指の腹を使ってゆっくりマッサージしていきます。べたつきが気になるようならその後シャンプーしましょう。

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健康にいいごま油を生活に取り入れよう

ごま油は、普段から使いやすい便利な油です。焙煎したごま油は香りもよく、食欲をそそる調味料にもなります。焙煎しない白ごま油を使うならくせがなく色々な料理にも使え、更にごま油うがいやマッサージなどのオイルとしての使い方もできます。ダイエットにも効果的なのでダイエット中なら、料理に使う油をごま油に変更するだけで効果的です。ごまの健康成分を知り、ごま油を使った健康法を役立ててください。

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