ごま油の取りすぎは危険？デメリットは？健康への影響を調査！

ごま油は香りが良く、料理に欠かせない食用油です。必ず常備しているという家庭も多いのではないでしょうか？健康にいいというイメージがありますが、実は食べ方によっては身体に危険だと言われています。健康に影響があるのかどうか調べました。

危険といわれているごま油ですが、どのような成分でできているのでしょうか？原材料や栄養成分について説明します。

　　　　　　　　　　　　　　　ごま油の原材料

 　　　　　　　　ごま油の主な成分(8.7gあたり)

ごま油は身体にとってよい成分が含まれていますが、なぜ危険だといわれるのでしょうか？大量摂取をしてしまった場合はどのような危険性があるのか調べました。

ごま油は健康にいいからと積極的に摂っている人も多くいます。香ばしく風味がいいので、ついつい使いすぎてしまう人も多いのではないでしょうか？

実は、ごま油のカロリーはサラダ油のものと変わりません。大さじ1杯あたり111kcalと他の油と同じく高カロリーです。大量に摂取するとカロリーオーバーになり、肥満になる危険があるのです。健康や美容目的で摂っていても逆効果になってしまうので、注意が必要です。

ごま油の成分であるリノール酸は、コレステロール値を下げるなどの身体にいい作用があります。一方で、多くを摂りすぎると身体に必要な善玉菌まで減少させてしまう危険があることがわかっています。善玉菌が減少すると、アレルギーや動脈硬化の原因になったり、発ガン率が上がる危険があります。

ごま油を少量使うのはメリットが大きいですが、大量に食べると身体に悪影響を及ぼす危険があるので、使用する量には注意が必要です。
 

ごま油は値段が高いものから低いものまで様々あります。安価なごま油の中には、外国産の胡麻の種子を使っているものもあります。胡麻の一大産地であるインド産のものは過去に農薬を検出したことがあるので、危険です。気になる人は、国産の原材料を使った製品を購入するなどよく確認してみてください。

ごま油の危険性は製造方法でも変わります。ごま油を抽出する際に、ヘキサンという溶剤を使用していることがあります。ヘキサンを使用するとごま油が効率的に大量に摂れるようになるので、一部で使用されている製品があります。

ヘキサンには農薬と同様毒性があり危険ですが、製造途中で蒸発するので、安全性に問題はないと言われています。危険な農薬や溶剤が入っていないか気になるという人は、製造方法を確認し購入するようにしましょう。

ごま油とともに健康志向の人に人気のオリーブオイルですが、どちらが危険なのでしょうか？二つの成分や効能について調べました。

オリーブオイルはオリーブの果実から抽出される食用油です。高い健康効果が期待されるオメガ9脂肪酸が豊富に含まれているので、注目されている食品です。ダイエットに大敵と思われている脂質は、実は三大栄養素の一つです。人間が生きていくのに不可欠な栄養素ということができます。

オメガ9脂肪酸はオレイン酸、エイコセン酸、ミード酸、エルカ酸、ネルボン酸の5種類の脂肪酸を含みます。中でもオレイン酸は、善玉コレステロールを減らすことなく悪玉コレステロールのみを減らし、動脈硬化を予防できると注目されています。

また、オレイン酸は酸化されにくくガンを防ぐという特徴があるため、健康に気を遣っている人たちからの関心を集めています。

ごま油にはオメガ6脂肪酸が多く含まれています。この脂肪酸は体内で作り出すことができないため、必須脂肪酸と呼ばれています。オメガ6脂肪酸に含まれているリノール酸には、血中コレステロールを下げ、動脈硬化の予防する働きがあります。

ただし、先ほども説明した通り、摂りすぎると健康を害する危険があるので、適量を摂るよう注意しましょう。

オメガ9脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と呼ばれ、体内で作り出すことが可能です。オリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸は、常温では液体状になっているという特徴があります。オリーブオイルの融点は0〜5度なので、36度前後である人間の体内で固まることがありません。

そのため、血液がドロドロになりにくく、健康にとっていい油であるといえます。また、油は長時間空気に触れると酸化してしまい、健康に悪影響を及ぼす危険があるといわれています。しかし、オリーブオイルは酸化しにくい特徴を持ったオメガ9脂肪酸を豊富に含んでいるため、例外です。その点でも、オリーブオイルは身体にいいといえます。

必須脂肪酸のオメガ6とオメガ3は、体内で作り出すことができないので、必須脂肪酸と呼ばれています。この2つは体内で対抗するように働くといわれ、オメガ6は血液を凝固させたり、体内の炎症を促進したりする働きがあります。一方で、オメガ3は、血液をサラサラにしたり、炎症を抑えるなどの作用があるといわれています。

この2つのバランスが崩れどちらかが過剰になると、血が固まりやすくなって動脈硬化などのリスクが高まったり、逆に出血が止まらなくなる危険があります。オメガ6とオメガ3の比率は、2:1がよいと日本脂質栄養学会が推奨しています。

しかし、現在はオメガ６の摂取量がかなり多くなっています。オメガ6のみが増えると、血液がドロドロになり血管が詰まる可能性が高くなり危険です。オメガ3はごま油の他にえごま油や青魚にも含まれています。積極的にこれらの食材を摂ることで、より栄養がバランス良く摂れます。

ごま油の危険性に関する口コミを集めました。ごま油などの油は酸化すると健康を害する危険があるので、小さめの瓶を買う方が良いという情報がありました。

頻繁に使うことがなく、度々余ってしまう場合は酸化しないように工夫をすることが大切です。一度開封してしまうと酸化が進む危険があるため、封を切ったら早めに使い切ることをおすすめします。

また、ごま油の中毒性についても言及している口コミが多く見られました。香ばしい独特な風味が食欲をそそりますが、大量に摂取すると肥満になる危険もあるので、控えるようにしましょう。

また、オメガ3、オメガ6、オメガ9などの特徴について言及している動画も紹介します。油の選び方について説明しているので、ぜひ購入する際の参考にしてみてください。

ごま油の危険性について紹介しました。ごま油は体にいい成分も豊富に含まれていますが、摂りすぎると肥満になったり、発ガン率が上がる危険があるとわかりました。また、安価なごま油の中には、原材料や製造方法がよくない危険性があるので、購入する際はよく確認するようにしましょう。

ごま油は料理に風味づけができるだけでなく、適量を摂ると身体にいい影響を与える食品です。使用する量に気をつけ、今後も美味しく健康的に摂りましょう。