ホモソーセージとは？長野県ソウルフードの魅力や美味しいレシピなど紹介

昔から親しまれているホモソーセージは子供から大人まで人気があり、サラダやパスタなどの料理だけでなく気軽に食べられて美味しいおやつとしても愛されてきました。スーパーに行けば必ず置いてある定番商品で、やわらかく滑らかな食感と弾力が楽しく絶妙に優しい味をしています。

しかしこの思わず目を引くネーミングにはいったいどんな意味があるのでしょうか？また長野県のソウルフードとして愛され続けている魅力や美味しく味わえるレシピを紹介します。ホモソーセージに詳しくなって、より美味しくホモソーセージを頂きましょう！

ホモソーセージは株式会社丸善が製造・販売している商品です。丸善は1945年に東京都・上野に設立され、自社の水産加工工場を設置して魚肉ソーセージやハムの製造を行ってきました。のちに全国規模に展開し、ちくわやかまぼこなど練り製品だけでなくレトルト食品の製造・販売まで事業を拡大しています。

丸善はおいしく夢のある食品、手軽に栄養バランスのとれた食品作りをモットーとして、さまざまなジャンルの製品を取り扱っています。消費者のニーズをいち早く製品に反映できるよう日々新製品の開発や販売ネットワークの拡大に勤しみ、私たちの食生活の変化に常に対応できるよう努力を続けているようです。

丸善は本社を東京に構えますが、ホモソーセージの消費量は長野県がダントツでトップです。また2012年にテレビ番組の「秘密のケンミンSHOW」で長野県のソウルフードとして取り上げられてから、ホモソーセージなら長野県というイメージが定着しています。

ホモソーセージという名前の意味は、英語の「homogenize（ホモジナイズ）」からとったものです。ホモジナイズとは、均質にするという意味です。ホモソーセージの原料である魚のすり身が全体に均質になるようよく混ぜ合わせた生地を使用していることを意味するために、「ホモ」というネーミングを使用したそうです。

現在では高品質でいつもおいしいという意味も込められているようです。昔から愛されているホモソーセージは、長い歴史で培われた製法と確かな技術でどこを食べても質の高い美味しいソーセージとして作り上げられています。

ホモソーセージは主にスケトウダラを原材料としており、ホッケやマグロなども使用されます。獲れたての魚をすぐに冷凍すり身にすることで衛生的に管理されます。厳密に検査された原料は、異物をチェックしながら機械ですり潰して練り合わされます。

袋詰めされると120度の高温で4分加熱処理します。高温殺菌することで常温でも長期間保存できるようになります。その後すぐ冷却して乾燥させ、フィルムに穴がないか丁寧に検査されます。重量が均一に作られているか選別された後、箱詰めされ出荷されます。このように厳しい検査や精密な作業を経てようやく私たちの手元に届くのです。

ホモソーセージのCMは、思わず聞き入ってしまうリズミカルなフレーズと歌が何かと注目を集めています。2014年に放送されたテレビCM「海野恵編」は、爽やかな海を背景に元気いっぱいの女の子が誰なのかと話題を呼びました。海野恵役の女子高生は椎名ももさんという当時グラビアアイドルだった女性が演じています。

他にも2種類のテレビCMがオンエア中で、主に甲信越地方や東北地方を中心に放送されています。テレビで放送されていなくても、丸善のウェブサイトでもチェックすることができます。

ホモソーセージはたっぷりとしたボリュームと優しい味が特徴です。魚のすり身を丁寧に均一に混ぜ合わせているので密度が高く、またボリュームがあり1本食べればお腹いっぱいになるでしょう。素材の味を生かして作られているので、香辛料が控えめで優しい味なのも魅力です。

カロリーは1本80gあたり130kcalあります。魚が原料なのでタンパク質やカルシウムなどの栄養も豊富に含んでいます。脂質や炭水化物も含まれているので栄養バランスも良いです。一般的なポークウインナーと比べても、ポークウインナーは100gあたり320kcalなので、ホモソーセージのほうがカロリーを抑えることができそうです。

ホモソーセージはそのままおやつやおつまみとして食べても美味しく頂けます。焼いて食べたり、マヨネーズを付けて食べる食べ方もあります。

適度に塩味が付いた優しい味なので、色々な料理との相性も良く使い勝手が良いでしょう。細かく切って炒飯に入れたり、野菜炒めの肉の代わりに入れても美味しいです。スライスしてサラダにしたり、ハムの代わりにパン粉を付けてカツのように食べるのもおすすめです。

プリッとした弾力のあるタイプや柔らかいソフトタイプなどがあるので、弾力のあるタイプはおやつに、柔らかいタイプは料理になどと使い分けるのも良さそうです。

そのまま食べても美味しいホモソーセージですが、いつも同じ食べ方では飽きてしまいがちです。ではどんな料理に使ったら美味しく食べることができるでしょうか？ホモソーセージを使って美味しく楽しめるおすすめレシピを紹介します。

• 丸善ホモソーセージ1本
• パスタ200g
• 玉ねぎ1/4個
• ピーマン1個
• パプリカ1/4個
• マッシュルーム4個
• ケチャップ、塩こしょう適宜

1. パスタをたっぷりのお湯でゆでます。
2. 具材を食べやすい大きさに切り、フライパンに油を熱して炒めます。
3. パスタを加えて混ぜ、さらにケチャップを加えて炒めます。
4. 塩こしょうで味を調えて、お好みでパセリや粉チーズをかけたら完成です。

• 丸善ホモソーセージ2本
• のり2枚
• ご飯茶碗1杯
• 市販のタルタルソース適量
• レタス2枚

1. ソーセージは剥いておき、レタスは洗って水気を切ります。
2. のり1枚の上に、冷ましたご飯、レタス、ソーセージ、タルタルソースの順にのせます。
3. くるっと巻いて10分ほどそのまま置いてなじませます。
4. 食べやすい大きさに切って完成です。

• 丸善ホモソーセージ1本
• 卵2個
• 小麦粉適量
• サラダ油大さじ1

1. 卵をボウルに割り入れてよく混ぜます。
2. ソーセージに小麦粉をまぶしたら、卵焼き器に油を熱して卵を流し入れます。
3. 卵が固まり出したら、ソーセージを置いてくるくると巻きます。
4. 火が通ったら巻いて出来上がりです。

• 丸善ホモソーセージ1本
• ご飯茶碗2杯分
• 人参1/2本
• 玉ねぎ1/2個
• カレー粉大さじ3
• サラダ油大さじ3
• 塩こしょう少々

1. ソーセージ、人参、玉ねぎを1cm角に切ります。
2. 切った材料を炒めて、火が通ったらご飯を入れて混ぜ合わせます。
3. カレー粉、塩こしょうで味を付けたら出来上がりです。

昔から愛されてきたホモソーセージは、丸善が販売する人気商品で長野県のソウルフードとしても全国的に知られるようになりました。ホモソーセージは「均質にする」（ホモジナイズ）という意味から付けられており、魚のすり身が均質になるよう混ぜ合わせた生地から作られています。

丁寧に作り上げられたホモソーセージはボリュームがあるのにカロリーが控えめで、優しい味なのでそのまま食べてもいろんなレシピに活用しても美味しく楽しむことができます。ぜひこちらのレシピを参考にして、懐かしい味のホモソーセージを美味しく料理して毎日の食卓を豊かにしましょう！