魚肉ソーセージは栄養豊富！原材料の魚の種類は？おつまみレシピなど紹介

魚のすり身が原料の魚肉ソーセージは、ひとつあるとおつまみ作りやお弁当作りにとても重宝する食材です。魚のすり身が原料、ということはみなさん知っていると思いますが原料の魚の種類は何？と聞かれるとなかなか答えられないのではないでしょうか？何気なく食べている魚肉ソーセージの原材料の種類と、製造方法を詳しく見ていきましょう。

魚肉ソーセージは魚肉というくらいなので、原材料には魚が使われているということはわかります。しかし「魚の種類は何？」と聞かれてもなかなか答えられないのではないでしょうか？

魚肉ソーセージは原材料には何種類かの魚を使っています。まず主な魚の種類はスケトウダラです。スケトウダラは、かまぼこやちくわ、はんぺんなど色々な加工品に使われる魚です。

そのほかには、ホッケ、イワシ、マグロ、さば、アジ、タチウオなど数種類の魚を使っています。魚肉ソーセージは一種類の魚を使うことは少なく、ほとんどが数種類の魚を混ぜています。昔は着色料をつけて鮮やかなピンクに仕上げていましたが、最近では魚の色そのままの魚肉ソーセージも多くなっていました。

まず魚は頭、内臓などを取り除き、フィレ状にします。フィレ状の魚はすりつぶし、すり身にし、塩や調味料を加え練ります。練ったすり身はその後充填し、加熱殺菌、冷却し、出来上がります。

魚肉ソーセージといっても色々な種類があり、料理に使いやすい太めのもの、そのまま食べられる細いもの、焼いて食べる小判形のものなどがあります。そのまま食べるのか、お弁当やおつまみに調理して食べるのかによって選ぶことができます。

魚を原材料としている魚肉ソーセージは、実は栄養価が高い食品でもあります。気になる魚肉ソーセージのカロリーと、その栄養成分について見ていきましょう。

魚肉ソーセージと一口にいっても、大きさや形状も様々あるのでカロリーも変わってきます。代表的な魚肉ソーセージのカロリーは100gあたり125Kcalほどになります。1本75gのものだとカロリーは93Kcalほどで、100Kcal以下になります。ダイエット中は小さなサイズのものを選べば、食べ過ぎを防げて安心です。

ポークウインナーのカロリーは100gあたり約320Kcalにもなります。魚肉ソーセージはポークウインナーの約半分以下ののカロリーで、脂質も少なくなっています。ダイエットにはポークウインナーよりも魚肉ソーセージの方がおすすめです。

調理の際はポークウインナーの代わりに魚肉ソーセージを代用するなどすれば、かなりカロリーを抑えることができます。

魚肉ソーセージは魚が原材料なのでたんぱく質が豊富です。たんぱく質は体を作るために欠かせない栄養素す。筋肉、皮膚、内臓、つめ、髪などありとあらゆるものはたんぱく質で作られます。肉体のみならず、血液や骨、ホルモンにもたんぱく質が欠かせません。健康な体づくりのためにはたんぱく質は欠かせない栄養素なのです。

特に筋トレをしている人やダイエッターの方にはたんぱく質は欠かせない栄養素です。トレーニングした筋肉は、たんぱく質を吸収することでより強くなります。ダイエット中の方はたんぱく質が不足しがちですので積極的に摂りたい栄養素です。

今は糖質制限がダイエットの主流になっています。残念ながら魚肉ソーセージは糖質制限には向かない食材です。魚肉ソーセージの糖質は100gあたり10.2gです。魚だけではなく、砂糖やつなぎのデンプン、植物油脂などを使用しているためどうしても糖質は高めです。

ポークウインナーは100gあたり3gと糖質はかなり低くなっています。カロリーは魚肉ソーセージの方が低いのにも関わらず、糖質は魚肉ソーセージの方が高くなっているのです。そのため、糖質制限している人は摂取に気をつけましょう。

魚肉ソーセージにはカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは骨や歯の健康には欠かせない栄養素です。カルシウムは骨や歯の健康維持の他に、筋肉や神経の活動をスムーズにする効能もあります。1日に必要なカルシウムは650mgなのですが、平均すると足りていない人が多く、特に食事制限などしている人は意識して摂りたい栄養素です。

魚肉ソーセージにはEPA(エイコサペンタエン酸）とDHA（ドコサヘキサエン酸）が多く含まれています。特に多く含まれている特定保健用食品の魚肉ソーセージも発売されています。

EPAはイワシや鯖など、青魚に多く含まれています。人間の体内ではほとんど作られない必須脂肪酸で、体内の中性脂肪を減らす働きがあります。EPAを摂ることで、血液がサラサラになり血管の健康維持にも効果があります。

DHAも必須脂肪酸の一種で、コレステロール値を下げる効果があります。EPAとDHAは両方一緒に摂ることで、さらに効果は高まると言われています。コレステロールや中性脂肪が気になる人は、EPA・DHAが多く含まれた魚肉ソーセージを摂ることをおすすめします。

ここからは魚肉ソーセージを使ったおすすめのおつまみレシピを紹介します。安くて簡単に調理でき、栄養もあって美味しい魚肉ソーセージはおつまみにぴったりです。

• 魚肉ソーセージ2本
• ツナ缶1缶
• 刻みネギ大さじ1程度
• マヨネーズ 大さじ3
• 醤油小さじ1
• こしょう少々

1. 魚肉ソーセージは2cm角の乱切りにします。
2. ボウルに油切りしたツナ、刻みネギ、魚肉ソーセージを入れます。
3. マヨネーズ 、こしょう、醤油を加え、よく混ぜ合わせたら完成です。

魚肉ソーセージを切ったら、調味料と混ぜ合わせるだけの超スピードお手軽レシピのおつまみです。魚肉ソーセージとツナにネギのアクセントがおつまみに最適なメニューです。

• 魚肉ソーセージ1本
• 塩適量
• カレー粉小さじ1/2

1. フィルムを剥がした魚肉ソーセージを斜めに薄切りします。
2. 耐熱皿に重ならないように並べ、レンジで2分ほど加熱します。
3. 塩、カレー粉をまぶしたら完成です。

魚肉ソーセージは薄切りにしてレンジで加熱すると味も凝縮され、ザクザクした食感になります。魚肉ソーセージのチップスは簡単で美味しいとネット上では話題です。

このレシピでは一手間加えてカレー粉で味付けし、おつまみとしてお酒に合うようになっています。魚肉ソーセージにも塩分があるので、塩は濃くなりすぎないよう注意してください。

• 魚肉ソーセージ1本
• 黒こしょう適量

1. フィルムを剥がした魚肉ソーセージはピーラーで薄く削いでいきます。
2. 耐熱皿に重ならないように並べたら黒こしょうを振ります。
3. 電子レンジで500w1分40秒加熱し完成です。

こちらもレンジで加熱する簡単すぎるレシピです。このレシピは魚肉ソーセージをピーラーで削ぐことで薄くなり、長い形状になります。このレシピはツイッター上で、簡単なのに美味しい、おつまみにぴったりと話題になりました。

ピーラーを使う際は、手を切らないよう注意してください。加熱が足りない場合は様子を見ながら追加で加熱しましょう。

• 玉ねぎ1/4
• 魚肉ソーセージ1本
• サラダ油小さじ1
• A・コチュジャン小さじ1
• A・ケチャップ小さじ2
• A・マヨネーズ小さじ1/2
• 小葱お好みで

1. 玉ねぎは薄切り、魚肉ソーセージは斜め切りにします。
2. フライパンに油をしき、玉ねぎと魚肉ソーセージを炒めます。
3. Aの調味料で味付けし、よく混ぜたらお好みで小葱を散らして出来上がりです。

味付けにコチュジャン、ケチャップ、マヨネーズを使った濃いめの味付けがおつまみにぴったりなレシピです。お酒がグイグイ進みそうなピリ辛味です。

• 魚肉ソーセージ3本
• ごま油小さじ2
• 中濃ソース
• 青のり
• 鰹節

1. 魚肉ソーセージは斜め切りにします。
2. フライパンにごま油を熱し、中火で魚肉ソーセージを焼きます。
3. 焼けたら火からおろし、中濃ソース、青のり、鰹節をふりかけ出来上がりです。

ごま油でこんがり香ばしく焼いた魚肉ソーセージに、ソースと青のり、鰹節の風味がたまらない、簡単お手軽レシピです。

• A・ゆで卵
• A・ツナ缶
• A・玉ねぎ
• A・マヨネーズ
• パイシート
• チーズ
• 魚肉ソーセージ
• 卵黄
• みりん

1. ボウルにAの材料を加えよく和えます。
2. 冷凍パイシートを解凍したら、麺棒で伸ばし、丸く切ります。
3. 生地にチーズ、カットした魚肉ソーセージを載せます。
4. パイシートに切れ込みを入れ、チーズと魚肉ソーセージを包み込みます。
5. さらに切れ目を入れ、魚肉ソーセージを巻きながら上向きにします。
6. 真ん中にAの材料を乗せます。
7. 周りのパイ生地に、卵黄とみりんを溶いたものを塗ります。
8. 仕上げにマヨネーズをかけて、200度のオーブンで20分焼きます。

冷凍パイシートで作るお手軽、ピザ風のおつまみレシピです。自宅でみんなでワイワイ飲むときにぴったりな華やかなメニューです。みんなで楽しく、ちぎりながら食べてください。

• 魚肉ソーセージ2本
• ホットケーキミックス150g
• 卵1個
• 牛乳100ml
• 揚げ油適量
• ケチャップお好みで

1. 魚肉ソーセージを横半分に切り、更に縦4等分に切って、竹串にさします。
2. ホットケーキミックスを分量通り、卵、牛乳と混ぜます。
3. 揚げ油は鍋に入れて3cmくらいの深さになるよう用意します。
4. 適温になったら魚肉ソーセージにホットケーキミックスをくぐらせ、弱火で揚げます。
5. お好みでケチャップを添えて出来上がりです。

コンビニなどで人気のホットスナック、アメリカンドックも魚肉ソーセージとホットケーキミックスを使えば簡単に作ることができます。おつまみにも、ちょっとしたおやつにもぴったりなレシピです。

• 万願寺とうがらし
• 魚肉ソーセージ
• ケチャップ
• チーズ

1. 万願寺とうがらしを縦半分に切り、タネをとります。
2. 魚肉ソーセージを2等分にし、唐辛子に詰めます。
3. ケチャップを塗り、チーズをかけます。
4. トースターでチーズがとろけるまで焼いたら出来上がりです。

万願寺とうがらしは辛くなく、食べやすい京野菜です。タネを除いた部分に魚肉ソーセージを詰めて焼くという、シンプルながらも大胆なレシピです。お弁当にもぴったりです。

• 魚肉ソーセージ1本
• 海苔1枚
• ピザ用チーズ適量
• 春巻きの皮2枚

1. 魚肉ソーセージは4等分します。
2. 春巻きの皮は半分にカットします。
3. 春巻きの皮に、4まいにカットした海苔、魚肉ソーセージ、ピザ用チーズを乗せ、水溶き片栗粉をつけながら巻いていきます。
4. 巻き終わりも水溶き片栗粉で止めたら、トースターで10分焼いて出来上がりです。

春巻きの皮を使ったお手軽な魚肉ソーセージスティックです。トースターで焼くだけなので、とても簡単に作ることができます。

• 薄力粉大さじ4
• 水大さじ4
• 魚肉ソーセージ3本
• パン粉
• サラダ油

1. ボウルに薄力粉、水を加え、液状になるまで混ぜます。
2. 魚肉ソーセージを絡ませ、パン粉を適量まぶします。
3. フライパンにサラダ油を1cmほど熱したら、170度で揚げていきます。
4. こんがり色づいたら完成です。

魚肉ソーセージを揚げた、カツです。お好みでソースをかけて熱々をかぶりついてください。

魚肉ソーセージはそのまま食べても美味しく、料理にも使える常備しておくととても重宝する食材です。昔は着色料などの添加物が多く、ジャンキーなイメージがどうしてもつきまとっていました。

今は着色料を使わないものや天然色素を使ったものなど、添加物にも気を使った魚肉ソーセージも多くなっています。

EPAやDHAが多く配合された魚肉ソーセージもあり、昔に比べ健康的な食べ物になっています。カルシウムやたんぱく質も豊富で、カロリーや脂質は少なめなので小さな子供にも安心して食べさせることができます。

値段も安く、賞味期限も長いので常備しておくといざという時にも安心です。濃いめの味付けで、お酒がついつい進むおつまみにも大活躍します。ぜひ、魚肉ソーセージを食生活に活用してください。