晩白柚(ばんぺいゆ)の食べ方を徹底解説！ジャムレシピや皮の砂糖漬けなど紹介

ばんぺいゆはザボンの一種で、柑橘類の中で最大級の大きさを誇る果物です。ばんぺいゆは大きいものだと直径20～25cm程になり、重さは3kgになるものもあります。主に九州州地方で流通しており、主な産地は熊本県です。

スーパーマーケットなどでは1つ1000円前後で手に入ります。分厚い皮に覆われていますが、果肉はみずみずしく、控えめな酸味が特徴です。

ばんぺいゆの旬の時期は1～2月あたりです。この時期のばんぺいゆは新鮮でみずみずしいため、見かけたらぜひ手に取ってみましょう。選ぶ際のポイントは表面のハリやツヤがあるものを選びましょう。ばんぺいゆを持ち上げた時に、ずっしりと重みを感じるものもおすすめです。

重さがある程度あるばんぺいゆは実が詰まっており、果肉もジューシーで美味しいとされています。反対に表面が乾燥していたり、色がくすんでいる軽めのものは避けた方がいいでしょう。持った時に軽く感じるばんぺいゆは、中身がスカスカで味も劣るため、出来るだけ新鮮な重さがあるぱんぺいゆを選びましょう。

食べごろは緑色のヘタが少し茶色くなり、押すと少し弾力があるものがおすすめです。ばんぺいゆを食べる際には完熟のサインの見極めが重要です。

ばいんぺいゆは昔から「捨てるところがない」と言われているほど食べ方が豊富です。九州などではばんぺいゆの果実を包んでいるぶ厚い皮を砂糖漬けなどにして食べる習慣があります。また、新鮮なうちに食べきらない場合はジャムにして長期保存もできます。

外の皮も天日でよく干してお風呂の入浴剤代わりに使うなど、ばんぺいゆにはさまざまな用途があり、無駄がありません。

晩白柚の食べ方にはいくつかのステップがありますので順を追って見ていきましょう。ばんぺいゆの皮は非常に分厚いため、包丁か果物ナイフを用意しましょう。まず、ばんぺいゆのヘタを上にして、上部を2cmほど切り落とします。

次に、皮の部分を縦方向に8等分切れ込みを入れます。この時に、果肉部分まで切らないように気を付けましょう。果肉部分を切ってしまうと、その後に剥きづらくなってしまいます。

切れ込みを入れたところを中心に手で放射状に剥いていきましょう。身を取り出したら房ごとに分け、薄皮を手で剥いて食べましょう。ばんぺいゆの食べ方は一般的なみかんなどよりもやや複雑ですが、一度覚えてしまうと非常に簡単で便利です。

• ばんぺいゆ 1個
• 砂糖 ばいぺいゆの重さと同量
• 水 適量

1. ばんぺいゆの表面を皮をピーラーなどで剥き、実と種と白いわたの部分に分けておきます。
2. 白いわたの部分は大きめの乱切りにして、2回程茹でこぼした後に水につけておきます。
3. 実を細かく刻みます。白いわたも水から上げてよく絞り、細かく刻んでおきます。
4. 刻んだ実とわたを鍋に入れ、ひたひたになるくらいに水を入れ、砂糖も入れて煮詰めます。煮詰める際にお茶パックなどに種を入れ、一緒に煮込むととろみがつきやすくなります。
5. 好みの方さに仕上がったら火を止め、粗熱をとれば完成です。

• ばんぺいゆの皮（中わた） お好みで
• 砂糖 ばんぺいゆの中わたと同量
• 水 ばんぺいゆの中わたの2倍量
• グラニュー籐 適量
• 酢 大さじ1

1. ばんぺいゆの表皮と内側のボロボロした部分を取り除き、一口大にカットします。
2. たっぷりの水（分量外）に酢を加え、晩白柚の中わたを入れて茹で上げ、取り出して水で一晩さらします。
3. 水を切った中わたを鍋に入れ、砂糖と水を入れて弱火で水気が無くなるまで煮詰めます。
4. 煮詰めた中わたをバットなどに並べて冷まし、グラニュー糖をまぶして完成です。

ばんぺいゆは果実も皮も余すところなく食べられる果物です。食べ方やレシピなどを覚えておくと、美味しく最後まで食べることができます。

これまでばんぺいゆは九州を中心に出回っていましたが、近年では全国的に目にする機会が多くなってきました。スーパーなどでばんぺいゆを見かけたら、ぜひ手に取って味わってみましょう！