オランダ料理おすすめランキング！現地で食べたい名物グルメNo.1は？

風車やチューリップ、網の目のように走る運河など美しい街並みや自然が魅力の国オランダですが、名物料理が何かと言うとこれというものが思い浮かぶ人は少ないのでしょうか？オランダはヨーロッパの中でも有名な料理が少なく、肉やじゃがいも、豆などを使ったシンプルな料理を好んで食べる国です。

トリックの中でも質実剛健で質素な暮らしを守るプロテスタント文化圏で、食事は家でとるものという風潮があるためです。とはいえオランダは農業も漁業も盛んな国だけあって、新鮮な食材を使った名物料理もたくさんあります。今回はオランダで食べるべき名物料理とおすすめレストランを大特集！知らなかったオランダ料理の世界へご案内します。

ここからオランダの名物料理をおすすめ順に紹介していきます。伝統料理やおすすめレストランを詳しく取り上げましたので、これから訪れる方は参考にしてください。

オランダのおすすめ名物料理10位に登場したのは、冬によく食べられる有名な家庭料理エルテンスープです。じゃがいも、えんどう豆、ソーセージ、セロリなどたくさんの野菜や具材を入れてコトコト煮込んだスープで、飲むおかずというほど食べごたえがあります。

1杯いただくだけで十分お腹いっぱいになるほどボリュームがあり、体がぽかぽかに温まります。レストランで頼むと付け合せにパンが添えられることが多いので、ランチにも十分です。

オランダでは家庭の数だけエルテンスープがあるそうで、レストランによってレシピが違うので食べ比べを楽しんでみてください。実はオランダ人はスープ好きで有名で、レストランでもさまざまな種類がいただけるそうです。

美味しいエルテンスープがいただけるとして人気なのが、アムステルダムにあるレストラン「ハーシェクラス」です。物価の高いオランダにおいてエルテンスープが4.75ユーロと比較的良心的な値段なので、観光客でも利用しやすいお店です。12：00～22：00まで営業しているので、ランチにもディナー使いにもぴったりです。

続いてのオランダの名物料理ランキングは、オランダのソーセージ「ヘマウォースト」です。通常ソーセージと違って、3cm以上の疎さのソーセージをU字型に成形したもので食べごたえ満点です。一口かじると中から肉汁がじゅわっと出てくるほどジューシーなので、一度食べたらクセになってしまう美味しさです。

オランダの国民的スナックと言われるほど親しまれているので、訪れる機会があったら必ず食べて帰って下さい。食べ方はそのままいただくのはもちろん、スーパーなどで売っているパンにはさんで食べるのもおすすめです。スパイスも使われているため、余計なソースなどをつけなくても十分美味しくいただけます。

ヘマ・ウォーストが名物のお店は、オランダで人気の雑貨店「HEMA」の店先で販売されているものです。地元の方に人気なのはもちろん、観光ガイドブックにも必ず掲載されている有名店なのでお店の前にはいつも長い行列が出来ています。とはいえ回転が速いためそれほど待ち時間は発生しませんので、行列にくじけず一度はトライしてみてください。

オランダの名物料理ランキング8位にランクインしたのは、オリボレンです。小麦粉、卵、イースト、牛乳で作った生地をボール状に丸め、油でカラッと揚げて仕上げたシンプルなスイーツで、素朴で優しい味わいが特徴です。オリボレンはドーナツの原型とも呼ばれている有名なお菓子で、ドーナツよりももちもちとした食感でヤミツキになります。

シンプルなもののほかに、最近ではレーズンやアップル、クリームチーズ入りなどさまざまな種類が売られ、どれにしようか迷ってしまいます。粉糖やシナモンをトッピングして食べるのも人気ですが、ドーナツ自体が甘めなので食べてからトッピングしても良いでしょう。寒い時期になるとオリボレンの屋台が街中に現れ、食べ歩きも楽しめます。

オリボレンが美味しいということで有名なレストランが、アムステルダムの「Restaurant d'Vijff Vlieghen」です。地元客にも人気の老舗レストランで伝統的なオランダ料理、創作料理が豊富なので観光がてら訪れたいおすすめです。オリボレンはアラカルトメニューに掲載されていますので、チェックしてみてください。

7位に入ったのは、ホワイトアスパラガスです。日本ではあまり馴染みのないホワイトアスパラガスですが、皮をむいたホワイトアスパラガスを茹でてシンプルに味付けした料理は何度でも食べたくなるほど絶品です。春から夏にかけての一部期間しか出回らないので、この時期に訪れたら食べて欲しい料理のひとつです。

あっさりとした味わいなので、肉料理や魚料理の付け合せにも相性抜群です。何とも言えないやわらなか食感とフレッシュな香りはぜひ現地で味わって下さい。

地元客にも美味しいと評判なのが、アムステルダムのBrasserie FLO Amsterdam」です。ホワイトアスパラガス料理のバリエーションが豊富で、ホワイトアスパラガスのタルトタタンやホワイトアスパラガスのチーズソース掛けなどさまざまな料理が楽しめます。店内も落ち着いた雰囲気なのでちょっと贅沢したい時にもおすすめです。

オランダ名物料理ランキングの中で、唯一ランクインしたのがエスニックフードバミです。古くからインドネシアの移民が多いオランダには、インドネシア料理が定着し街中のレストランでいただくことができます。

バミゴレンは細めの麺にたっぷりの野菜や肉を入れた焼きそばのような料理で、日本人の口にも良く合います。旅行中アジア料理が懐かしくなったらぜひ食べてみてください。

バミゴレンが人気のレストランは、インドネシア料理専門店「Purimas」です。こちらではビュッフェスタイルで数十種類のインドネシア料理を提供しているので、お好みのものをチョイスして食べられます。ちょっとずついろんな種類を選べるので、自分好みにお皿をいっぱいにしてください。

ランキング5位は、大人気スイーツアップルボールです。農業大国であるオランダではりんごの生産も盛んで、世界的にも有名な産地です。アップルボールはりんごの芯と種をくり抜き中にフィリングを詰めてパイで包んだ丸いボール状のスイーツで、小さな子供からお年寄りまでみんな大好きな料理です。

りんごにはラム酒が染みこませてあるのでほんのり大人風味ですが、レストランによってはシナモンが強いところやラム酒を使っていないものもあります。1個が大きめなのでひとつ食べるとお腹いっぱいになります。真ん中で切って、アーモンドペーストのフィリングをたっぷり絡めながらいただきましょう。

オランダでアップルボールの有名店とおいえば、アムステルダムのお隣にあるユトレヒトにある専門店「Bond en Smolders」です。観光客にも評判のお店で、シナモン風味のパイ生地は薄めでさくっと、中にはアーモンドペーストとレーズンが詰められています。

レストランで食べるとホイップクリームを添えて提供されるので、絡めながらいただくとたまらない美味しさです。

オランダの海の幸といえば有名なのがムール貝です。カキなどの貝類もありますが、オランダでは断然ムール貝が人気です。ムール貝の白ワイン蒸しはベルギーの名物料理と思っている方も多いですが、ベルギーで食べられているムール貝はほとんどオランダ産だそうです。

旬の時期が9月～4月までと長いので、この時期に訪れたらぜひ食べて欲しいおすすめです。鍋いっぱいに殻つきのままドーンと運ばれてくるので、お腹いっぱいになるまで思う存分堪能できます。

白ワインで蒸されたムール貝の身はふっくらと柔らかく、いくらでも食べられそうな美味しさす。レストランではムール貝と一緒にマヨネーズソースが提供されるので、一緒につけてオランダ流の食べ方で味わってください。

オランダで美味しいムール貝がいただだけると評判なのが、「Haesje Claes」です。アムスステルダムのスパウ通り近くに店を構え、創業当時の姿をそのまま残したアンティークな店内は、地元客と観光客でいつも賑わっています。日本語メニューも用意されているので、オランダ語に自信のない方も安心して訪れてください。

オランダのおすすめ名物料理はいよいよTOP3に突入です。3位にランクインしたフリカンデルは、オランダ人がこよなく愛するスナックフードです。

一見ホットドッグのように見えますが、挟んいでいるのは豚肉や牛肉のミンチを棒状に揚げたものでコロッケとハンバーグを混ぜたような味と例えられます。オランダでは小腹がすいた時によく食べられる料理として有名です。

日本人にも食べやすい味なので、オランダ料理ビギナーにもおすすめです。観光のついでや時間がないときも手軽に食べられるので、フリカンデル片手に街歩きを楽しみましょう。

フリカンデルはレストランでかしこまっていただくというよりも、スナック感覚で食べる料理です。オランダの駅には特有のスナック自動販売機から購入することもでき、中にはフリカンデル専用の自動販売機も置かれています。ロッカーのような見た目ですが、中には1つ1つフリカンデルが入っているので現地の方を見習ってトライしてみてください。

オランダの名物料理ランキング2位に入ったハーリングは生にしんを酢漬けにした料理です。にしんはオランダを代表する魚で、漁が解禁される5月～6月の旬の時期はみんなが毎年登場を楽しみに待つ国民食です。ハーリングは食べ方が少々ユニークで、尻尾を持って上を向きながら豪快にパクつくのがオランダ流です。

またハーリングで有名なのがたまねぎのみじん切りと一緒に挟んだサンドイッチです。脂がたっぷり乗ったハーリングと玉ねぎのしゃしゃき感の一体感が楽しめ、口の中にジューシーな旨みが広がってたまらなく美味しいです。オランダを代表する魚だけあり、魚屋はもちろんスーパーやカフェ、屋台などいろんな場所で見かけることができます。

ハーリングを食するあたり、一番のおすすめは鮮度の良さが抜群の魚屋です。アルバートカイプマーケットの近くにある「Volendammer Vishandel J.C.M. Koning」は、臭みが全くなく新鮮で肉厚、最高のハーリングがいただけます。魚屋の前に作られた立ち食いのスペースは雰囲気も良いので、現地の方と混じって美味しくいただきましょう。

オランダのおすすめ名物料理栄えある1位に輝いたのはオランダ流パンケーキ、パンネンクーケンです。パンケーキといっても日本のようにふわふわで分厚いものではなく、どちらかというとクレープのような薄い形状をしています。

一般的に直径30cmほどの大きなサイズでハムやベーコンなどが乗ったお食事系やりんごやクリームが乗ったスイーツ系もあります。

人気なのがメープルシロップよりも甘さ控えめなシロップをかけた食べ方で、日本人でも食べやすく意外とあっさりとしているので、あっという間に食べてしまうほど美味しいと評判です。オランダの名物料理だけあって街中のレストランやカフェ屋台などで食べられるので、訪れたら滞在中に1度は食べて欲しいおすすめです。

オランダでパンネンクーケンを食べるならここ！とテレビの旅行番組やガイドブックで紹介されているレストランが、アムステルダムにある「パンケークス」です。8組しか入ることができないこじんまりとしたお店ということもあり、いつも店内は満席です。

おかず系とスイーツ系があり、どれも優しい味で絶品という声が多いです。観光客も多いので安心して訪れられます。

オランダには名物料理がないと言われますが、いざ蓋を開けてみたら新鮮な海の幸あり、ジューシーなソーセージやほっと温まるスープ、日本人の口に合う絶品スイーツまでたくさんの料理があったので驚かれたのではないでしょうか？

レストランで正統派名物料理をいただくもよし、屋台で買った有名スナックを食べながら街歩きするのもよし、楽しみ方はいろいろです。オランダを訪れる機会があったら、今回のランキングを参考においしい料理でお腹を満たしましょう！きっと良い思い出になること請け合いです。


※ランキングは編集部が独自に調査したものです。