竜田揚げのカロリー/糖質は唐揚げより高い？ダイエット中の食べ方は？

竜田揚げの由来を知っていますか？諸説ありますが有名な由来説は紅葉の名所として知られる奈良県の竜田川の白い波に浮かぶ紅葉を竜田揚げの赤い色と衣の白色が似ているということが由来となっています。

唐揚げよりもサックりしていてしっかり味が付いている竜田揚げはお弁当のおかずにもピッタリの人気メニューです。でも揚げ物はカロリーが高いのではとダイエット中の人は不安に思う人も多いです。今回は竜田揚げの気になるカロリーや糖質、作り方について唐揚げと比べてどうなのかなど詳しく調べてお伝えします。

竜田揚げに限らず揚げ物すべてカロリーや糖質が高いイメージですが実際のところどのくらいのカロリーや糖質量があるのか調べてみました。

竜田揚げのカロリーは100gあたり約265kcalです。やはり揚げ物ということもあり高カロリーなのでダイエット中は注意すべき食べ物と言えるでしょう。

竜田揚げの糖質量は100gあたり約7gで比較的低糖質です。竜田揚げに使われている鶏肉にはほとんど糖質が含まれていません。竜田揚げの糖質は衣に使用されている片栗粉の糖質量が大半を占めています。

唐揚げと竜田揚げはよく似ていますがカロリーや糖質に違いはあるのでしょうか？詳しくお伝えします。

唐揚げのカロリーは100gあたり約300kcalです。竜田揚げのカロリーが100gあたり約265kcalなので唐揚げの方がカロリーが高いです。

唐揚げの糖質量は100gあたり約12.5gです。竜田揚げの糖質量が100gあたり約7gのため糖質量も竜田揚げと比べて唐揚げの方が高いです。

北海道でよくみかけるザンギは竜田揚げと比べてカロリーや糖質量に違いがあるのでしょうか？ザンギの由来もあわせてお伝えします。

ザンギは一般的には鶏肉を揚げる料理のことで唐揚げや竜田揚げとよく似ています。名前の由来は諸説あり、中国語で鶏のから揚げを示す言葉ザーギーが元の言葉となっていて、そこに「運」がつくようにという意味でザンギと命名されたと言われています。

他の由来説として中国語のジャーズージーが訛ってザンギになった、鶏肉の散切りからザンギになった等も言われています。

ザンギのカロリーは100gあたり約300kcalです。竜田揚げのカロリーが100gあたり約265kcalなのでザンギの方がカロリーが高いです。

ザンギの糖質量は100gあたり約12.5gです。竜田揚げの糖質量が100gあたり約7gのため糖質量も竜田揚げと比べてザンギの方が高いです。

竜田揚げは唐揚げやザンギと比べてカロリー糖質量ともに低いですが、なぜ似ている料理なのに違いがあるのでしょうか？作り方の違いを調べてみました。

竜田揚げは醤油やみりんなどで作ったタレを鶏肉などの食材に漬け込み、衣には片栗粉を使用します。唐揚げやザンギと違い衣は片栗粉だけなので見た目の色が濃く、食べた食感はサクッとするのが特徴です。

唐揚げはもともとは鶏肉などの食材を下味や衣となる粉もつけないで揚げる空揚げで由来と言われていますが、現在は鶏肉に醤油や砂糖、にんにく、生姜などを使い下味をつけてから小麦粉で衣をつけて調理することが一般的です。竜田揚げはみりんを使用するのに対し唐揚げは砂糖を使用するため唐揚げの方がカロリーが高いです。

ザンギは唐揚げと作り方はよく似ていて鶏肉に下味をつけて小麦粉で衣をつけて揚げたものですが唐揚げに比べて味付けが濃いです。北海道にあるくしろザンギ推進協会によると昭和35年に釧路市の鶏肉料理店で唐揚げにした鶏肉にソースをつけた料理がザンギと言われていて今は鶏肉だけでなく魚やタコなどの海鮮のザンギもあります。

唐揚げやザンギに比べて低カロリー低糖質の竜田揚げにはどのような栄養が含まれているのでしょうか？気になるダイエット効果についてお伝えします。

竜田揚げは鶏肉を使用しています。鶏肉にはたくさんのタンパク質が含まれています。タンパク質は人間には欠かせない栄養素で、筋肉を作るサポートをしてくれます。

ダイエットをする人は痩せやすい身体を作ることが成功のポイントになりますが、そのためには代謝アップが必要です。筋肉が作られると代謝が上がるので結果痩せやすい身体を手に入れやすくなります。

鶏肉にはタンパク質の他にビタミンBという栄養もたくさん含まれています。ビタミンBは糖質の代謝を促す働きをしてくれます。糖質の代謝を促すことは身体に脂肪が付きにくくなるという効果があるのでダイエット成功には欠かせないポイントです。

鶏肉の栄養素にはイミダゾールペプチドという成分もたくさん含まれていてダイエットに嬉しい効果を発揮してくれます。イミダゾールペプチドには抗酸化作用で身体の内臓や細胞などを若返らせる効果があります。結果、代謝があがりダイエット成功には欠かせない痩せやすい身体を作ることができます。

竜田揚げには嬉しいダイエット効果があることが分かりましたが、そもそも揚げ物でカロリーが高めなのでダイエット中に食べる場合は注意が必要です。ダイエット中の竜田揚げの食べ方についてお伝えします。ポイントをおさえることでダイエット中でも安心して竜田揚げを食べることができます。

竜田揚げを調理するときに必ず使用する油は酸化すると太りやすくなるという注意点があります。そもそも油は空気に触れることで酸化します。

酸化した油は太りやすい身体になるだけでなく健康への悪影響を及ぼす原因にもなります。揚げてから時間がたった竜田揚げは油が酸化していることが考えられるためなるべく控えるようにしましょう。

一般的に竜田揚げの下味には醤油やみりんを使用します。最近ではいろいろなレシピが出ていてみりんの代わりに砂糖を使う場合もありますが使用する調味料によってカロリーが変わってきます。砂糖よりはみりんを使用した方がカロリー、糖質量ともに低くなります。下味の調味料を選ぶときはカロリーに注意するようにしましょう。

竜田揚げのカロリーを抑えるポイントは鶏の皮を取ってしまうことです。鶏の皮を取ると竜田揚げのカロリーは100gあたり約100kcal程度になり大幅なカロリーカットをすることができます。ダイエット中の方は作り方を工夫してできるだけヘルシーな食べ方を心がけましょう。

ダイエット中におすすめな食べ方は大根おろしと一緒に食べる方法です。大根おろしにはアミラーゼという栄養が豊富に含まれていて、摂取した炭水化物を消化する働きをします。太りにくい身体作りに役立つのでダイエット中の人におすすめの食べ方です。

竜田揚げをよりヘルシーに食べるには作り方にポイントがあります。竜田揚げで使用する鶏肉をもも肉ではなくむね肉を使用するようにしましょう。鶏のもも肉は柔らかくて唐揚げや竜田揚げにするとジューシーで好きな人も多いです。

しかし油が多いためもも肉を使用した場合カロリーは竜田揚げ1つあたりで約100kcalにもなります。鶏肉の中でもカロリーが低く低カロリーに食べられるむね肉を使用した場合は唐揚げ1つあたりのカロリーを約75kcalに抑えることができます。

栄養に大きな違いもないので竜田揚げを食べるときにはもも肉よりむね肉を使用した方がヘルシーに食べられます。ちなみに鶏のささみを使用するとカロリーはむね肉よりも抑えられ1つあたり約45kcalになります。

今回は竜田揚げのカロリーや糖質について唐揚げやザンギとの比較なども含めお伝えしましたがいかがでしたでしょうか？竜田揚げは揚げ物なので高カロリーになりますが作り方や食べ方を工夫すればカロリーを抑えて食べることができます。

竜田揚げはダイエット成功のための栄養も豊富に含まれているので上手に食事に取り入れて美味しく食べましょう。