2019年03月05日公開
2024年09月07日更新
豚足のカロリー/糖質は高い?ダイエットや美肌に注目の栄養素!
豚足は、コラーゲンが豊富でプルンとした食感が魅力の食べ物です。美肌効果で有名な豚足ですが、そのカロリーや糖質を気にしたことはあるでしょうか?ここでは、豚足のカロリーや糖質量、栄養効果を詳しく調査しました。太ると思われがちな豚足ですが、実はダイエットに効果的な栄養成分も含まれています。簡単にカロリーダウンする方法やヘルシーな食べ方も紹介しているので、是非参考にしてください。
目次
豚足のカロリーはダイエット中でも大丈夫?
プルンとしたコラーゲンをたっぷり含む豚足は、美肌効果が期待できると女性から人気の高い食材です。しかしカロリーが高いイメージがあるため、ダイエット中の方は食べるのを敬遠しているのではないでしょうか?
ここでは豚足のカロリーや糖質、ヘルシーに食べられる方法について詳しく紹介しています。豚足の嬉しい栄養効果についても触れているので、是非チェックしてみてください。
豚足のカロリーと糖質
まず、豚足のカロリーと糖質量について見ていきましょう。果たして、ダイエット中でも豚足を食べることはできるのでしょうか?豚足1本あたりのカロリーや、そのエネルギーを消費するために必要な運動量も調査しています。
豚足のカロリー
豚足(ゆで)のカロリーは、100gあたり240kcalです。肉類全般の100gあたりの平均カロリーが292kcalであるのと比べると、肉の中でも豚足は低カロリーだと言えます。
1本分のカロリー
次に、豚足1本分あたりのカロリーを見てみましょう。豚足1本の可食部分は、約130~150gです。そのため、豚足(ゆで)1本あたりのカロリーは299~345kcalとなります。
1食につき1本食べると考えれば、ダイエット中でもカロリーを気にすることなく食べられそうです。コラーゲンなどの栄養素も多く含まれているため、栄養摂取を目的に食べるのも良いでしょう。
豚足1本を消費する運動量
それでは豚足1本分のカロリーを消費するには、どれくらいの運動量が必要になるのでしょうか?体重55kgの人が同量のカロリーを消費するには、分速93mのウォーキングを72~83分行う必要があります。
また分速188mのランニングを行う場合は、28~33分走る必要があります。ウォーキングやランニングで消費できるカロリーは、それほど多くないようです。
豚足の糖質はゼロ?
比較的カロリーの低い豚足ですが、糖質制限中の方は糖質量も気になることでしょう。実は豚足に含まれる糖質量は、ゼロです。どれだけ豚足を食べたとしても、糖質量が増えることはありません。これは糖質制限をしている方にとってはメリットと言えるでしょう。
豚足の美肌やダイエットに効く栄養素
続いて、豚足の栄養効果について詳しく見ていきましょう。豚足で有名なのがコラーゲンによる美肌効果です。肉類の中ではカロリーが低い豚足ですが、果たしてダイエットに嬉しい効果はあるのでしょうか?
コラーゲンが多く含まれる
コラーゲンは、肌のハリや弾力を保つのに欠かせない栄養成分です。たんぱく質の一種であるコラーゲンは、約7割が皮膚の真皮という部分にあり、年齢や紫外線、血流の低下によって徐々に減っていきます。
そこで、食品などから積極的にコラーゲンを摂取することが必要となります。コラーゲンをたっぷり含む豚足は、美肌効果が大いに期待できる食べ物なのです。
ビタミンCと摂取するとさらに効果的
実は豚足は、食べたらすぐに美肌効果があらわれる訳ではありません。コラーゲンは体内で分解されてアミノ酸やペプチドになります。それを小腸が吸収し、血液によって運ばれて再合成することで美肌効果があらわれます。
その再合成に必要なのがビタミンCです。しかし豚足にはビタミンCがほとんど含まれていません。そのため効果的に栄養を摂取するには、柑橘類やブロッコリー、ピーマンなどのビタミンCを多く含む食材を豚足と一緒に食べることが重要となります。
美肌に欠かせないビタミンB群も多い
豚足には、美肌に欠かせないビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンBには、ターンオーバーを整えたり、脂性の肌になるのを防ぐ働きが期待できます。
肌や粘膜の健康維持に欠かせない栄養素も多いため、肌荒れに悩んでいる方にも豚足は最適な食べ物と言えるでしょう。
体脂肪の代謝を上げるアルギニン
高い美肌効果がのぞめる豚足ですが、太る可能性を心配している方もいるでしょう。しかし、豚足に含まれるアルギニンには体脂肪の代謝アップが期待できます。よって運動を上手く組み合わせるとダイエット効果が高まり、太る心配も少なくなるでしょう。
豚足の栄養がもたらす効果
次に、豚足の栄養成分がもたらす効果について紹介します。豚足にはコラーゲンのほか、鉄分やロイシン、カルシウムなどさまざまな栄養成分が含まれています。貧血や味覚障害といった悩みがある方も必見です。
貧血予防
豚足に含まれる鉄分やビタミンB12には、貧血を予防する効果があります。鉄分は、その約7割が赤血球を作るヘモグロビンの成分です。またビタミンB12には、血液細胞を健康を保つ働きがあるため、悪性貧血を防ぐ作用が期待できます。
筋肉強化
豚足のアルギニンには筋肉を強化する効能があり、トレーニングを上手くサポートしてくれる働きがあります。また豚足に含まれるロイシンも、筋肉を強化したり筋肉量を維持する効果が期待できます。筋肉が増えることで、運動の持久力アップにもつながるでしょう。
骨を強くする
豚足には骨を強くするカルシウムやマグネシウム、リンなどのミネラルが豊富に含まれています。また、ビタミンDはカルシウムの吸収率をアップさせたり、骨を破壊する細胞を抑制する働きが期待できます。
実は、美肌効果のイメージが強いコラーゲンにも、骨を丈夫でしなやかにする効果があると言われています。骨粗鬆症を予防するためにも、定期的に豚足を食べると良いでしょう。
味覚障害の予防と改善
味覚障害とは甘みや塩味など、普段食べているものの味が分からなくなることを言います。これにはさまざまな原因がありますが、大きな原因の1つに亜鉛不足があります。
味覚障害は自分で症状を自覚しにくいと言われており、気づいたときには症状が進んでいることも少なくありません。亜鉛を摂取することは、味覚障害の改善だけでなく予防にも効果が期待できます。
ちなみに亜鉛はクエン酸を組み合わせると吸収率がアップするので、柑橘類などを一緒に合わせて食べることをおすすめします。
豚足のカロリーを抑えるダイエット中の食べ方
最後に、豚足のカロリーを抑えながらヘルシーに食べられる方法を紹介していきます。太るのが心配と豚足を食べることを避けている方も、この方法を知れば豚足を食べたくなるかもしれません。
太るからと食べるのを諦めるのではなく、カロリーを抑えてヘルシーに豚足を食べ、栄養を効果的に摂取することを心がけましょう。
シンプルな味付けにする
出典: http://tablo.jp
豚足を食べると太ると言われるのは、カロリー以外に調理するときの調味料で糖質が高くなることに理由があります。実際、豚足自体はそれほどカロリーの高い食べ物ではありません。
ヘルシーに食べるには、シンプルな味付けにすることが大切です。砂糖をたっぷり使う煮込み料理ではなく、茹でて醤油や辛子などで食べるとヘルシーでカロリーダウンにもなります。
付け合せのタレは太るので控えめに
茹でただけの豚足も、糖質の高い付け合わせのタレをたっぷりつけると一気にカロリーオーバーになってしまいます。市販のタレは太る可能性が高いので、くれぐれもつけ過ぎには注意しましょう。カロリーオフしてヘルシーに食べるには自分でタレを作るか、つけダレを醤油のみにするのがおすすめです。
野菜と一緒に食べてヘルシーに
カロリーの低い豚足を食べる際、もう1つ気をつけたいことがあります。それが豚足に含まれる脂質です。肉類の中でもカロリーこそ低い豚足ですが、脂質を多く含んでいます。
カロリーが低いからと豚足を何本も食べていると、脂質オーバーになりかねません。それを防ぐには、食物繊維を多く含む野菜を一緒に食べることが重要です。特に効果的な栄養素が水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維には糖の吸収を緩やかにし、余分な脂質を包み込んで体外に排出する働きが期待できます。
水溶性食物繊維が豊富な野菜には、ニンニクやオクラ、芽キャベツなどがあります。ワカメなどの海藻類にも多く含まれているため、低カロリーな海藻サラダを一緒に食べるのがおすすめです。
ダイエット中は豚足のカロリーより栄養素に注目!
コラーゲンをたっぷり含む豚足は、カロリーよりも栄養素に注目して食べましょう。茹でて醤油をつけて食べるなど、シンプルに調理すると簡単にカロリーダウンも可能です。
更に水溶性食物繊維を多く含む野菜や海藻を食べると、脂質を気にすることなく豚足を食べられるでしょう。美肌やダイエット効果など、豚足には嬉しい効果がたくさんあります。豚足をカロリーオフしてヘルシーに食べ、是非ダイエットも成功させましょう。