鯖缶と玉ねぎを使ったレシピと作り方を解説！人気の料理も紹介！

栄養たっぷりの青魚・鯖を缶詰にした鯖缶は、魚の下処理が苦手なひとにはお料理のお助けアイテムになります。また、傷みやすい鯖も、鯖缶なら日持ちもして、非常食にもなります。そしてひとくちに鯖缶と言っても、味付けがいろいろあり、違う味付けを楽しみながら美味しく食べられる食品です。

まずは基本の水煮の鯖缶は、旬の鯖のおいしさをそのまま詰めたものです。やわらかく調理されているので、焦がしたりパサパサになることもなく、お料理に合わせて好きな味付けができ、いろいろなアレンジレシピに使える鯖缶です。

鯖料理の定番、味噌煮の鯖缶も美味しくておすすめです。缶詰の中の味噌は、そのまま他の具材の味付けにも利用できます。他に、醤油味がついた鯖缶、塩焼きの鯖缶、オイル漬けの鯖缶、ハーブや柑橘で味付けをした鯖缶もあり、いろいろな味を楽しめます。

いろいろなメーカーから出ている鯖缶ですが、かわいい絵柄でポップな色合いの、おしゃれなデザイン缶もあります。この缶が気に入って思わず買ってしまうというひともいるようです。

最近は、健康に気を遣うひとが増えていますが、昔に比べて食卓に並ぶことが減った魚の栄養が健康には欠かせないことが、テレビなど多くのメディアで題材になります。それなのになかなか魚に手が出せない理由は、魚をさばく手間や、そこで出る匂いの気になる生ごみ、すぐに傷んで長持ちしない、肉に比べて高めの価格、などでしょう。

しかし鯖缶なら、それらの問題をすべてクリアしてしまうのです。下処理なし、匂う生ごみも出ない、すでに加熱済み、ほぐしてそのまま食べられる、保存もできて価格も100円前後で売られています。簡単に料理に使えるので、いろいろな人気レシピが出ています。

魚は、骨をよけたりほぐしたりするのが難しく、小さな子どもたちには上手に食べるのが難しいものです。しかし鯖缶であれば、ほぐすのは簡単ですし、骨も丸ごと食べられます。お母さんも手伝わずに済み、お年寄りも食べやすいので家族そろって利用しやすい食材です。

では今回、鯖缶と合わせていただきたい食材の玉ねぎにはどんな効果があるのでしょう？生だと辛みがあり、炒めると甘みが出て、様々なレシピに登場する人気の野菜ですが、ビタミンやミネラルなどはそれほど多く含まれていません。しかし、玉ねぎを切った時に涙が出る原因になる成分・アリシンに大きな効果があります。

まず血液をサラサラにする効果があります。コレステロール値や血糖値を下げ、血栓予防、消化促進、などの働きもあり、それにより動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などを防ぎます。玉ねぎをお酢につけて酢玉ねぎを常備しているご家庭もあるのではないでしょうか？ダイエット効果などもあると言われ、様々なバリエーションで美味しく美容と健康に玉ねぎを役立てられそうです。

鯖をはじめとする青魚には、必須脂肪酸であるDHA（ドコサヘキサエン酸）とEPA（エイコサペンタエン酸）が含まれています。DHAは脳の構成成分であり、発達段階の子どもの脳にはとても重要です。そして特にEPAには、前述した玉ねぎと同じく、血液をサラサラにする効果があります。どちらも、体内で作り出すことはほとんどできないので、何らかの形で外から取らなければいけません。

この、オメガ3脂肪酸とも呼ばれるDHAとEPAが特に多く含まれているのが青魚で、その青魚の代表格である鯖を手軽に食べられる鯖缶はまさにうってつけです。血管が若返り、美肌効果があり、学習機能アップ、ひいては認知症予防、と健康面・美容面ともに効果が期待できます。

しかも、DHAとEPAはどちらも酸化しやすく、もともと鯖自体も傷みやすいので、新鮮なうちに料理に使うのが好ましいのですが、鯖缶は新鮮なものをすぐ調理して缶詰にしたものですから、そういったことからも優れた食材であると言えます。生の鯖より鯖缶の方が栄養価が高いというデータもあります。

様々な効果のある鯖缶ですが、同じく多くの効果が取り上げられる人気の野菜・玉ねぎと合わせて料理してみましょう。玉ねぎはもともと、いろいろな料理に使われ、多くの食材と組み合わされる野菜ですが、鯖と玉ねぎは味の面で相性がとてもよい組み合わせです。しかも、どちらにも血液サラサラ効果があり、一緒に食べると血栓を防ぐ効果がより強力になります。

血液がドロドロになると血小板が固まって血栓になってしまいます。血液の流れが悪くなると、心筋梗塞や脳梗塞につながるかもしれません。手軽に使える鯖缶と、どんなレシピでも使いやすい玉ねぎを上手に合わせて、体にいい一品を作りましょう。料理が苦手なひとにもぴったりな簡単鯖缶レシピが、たくさんあります。子育て中のお母さんには時短アイテムになり、なにより育ちざかりのお子さんにぴったりの栄養が取れます。

それでは、鯖缶と玉ねぎを使った簡単なサラダを紹介します。テレビ「主治医が見つかる診療所」で紹介され、いろいろなサイトでも取り上げられた人気レシピです。切った玉ねぎを他の材料と混ぜ合わせるだけの簡単レシピです。

1.レモン汁大さじ2と粒マスタード大さじ1をよく混ぜる。2.スライスした玉ねぎ1個を1に入れてなじませる。3.鯖の水煮缶を汁ごと2に入れて和える。4.水菜を適量添えてできあがり。

他にも、上の画像のサラダは、スライスした玉ねぎと鯖の水煮缶を合わせて、鰹節とポン酢で味付けしたものです。味付けを変えれば、いろいろな鯖缶と玉ねぎのサラダが作れます。ひと手間加えて茹でたじゃがいもを合わせてポテトサラダにしてみると、いつものツナのポテトサラダとまた一味違って美味しいです。

こちらも非常に簡単なレシピです。鯖缶は、味噌煮のものを使っています。味噌とチーズの組み合わせはたまらない美味しさです。材料を盛って、あとはオーブンにお任せですから、その間にもう一品が作れます。ぜひお試しください。

1.グラタン皿にくし形に切った玉ねぎを並べ、小さく切ったバターを何か所かのせる。2.1の上に、ほぐした鯖の味噌煮缶とチーズをのせる。3.180度から200度の予熱したオーブンで18分ほど焼いてできあがり。

では、鯖缶と玉ねぎを利用した、簡単にできるお手軽人気レシピを紹介します。いろいろ考案されているレシピの中から、鯖缶利用ならではの手間の少ない時短でできる美味しい人気レシピを探しました。忙しい時や、献立を考える元気のない時に参考にしてください。

用意するのは玉ねぎと鯖缶とトマト缶、カレールーです。余裕があればお好みの野菜を加えてください。たくさんのひとがいろいろなアレンジをして鯖缶カレーのレシピを考案しているので、ぜひお気に入りの組み合わせを探してみていただきたいのですが、まずは基本の具で簡単人気レシピから紹介します。

1.スライスした玉ねぎを炒める。2.1の鍋に鯖缶（水煮）とトマト缶を入れて煮込む。3.ふつふつしてきたら火を止めてカレールーを入れる。4.ルーが溶けたらふたたび火にかけ、ひと煮立ちしたらできあがり。長時間煮込む必要がないので、すぐにできあがります。

1.たっぷりの湯でパスタをゆでる。ゆであがり直前に一口大のキャベツを入れて一緒にゆでる。2.フライパンでスライスした玉ねぎとにんにくを炒め、鯖の水煮缶を汁ごと入れてさらに炒める。3.水を切ったパスタとキャベツを2に入れて和える。4.塩コショウで味を調えてできあがり。

1.たっぷりの湯でパスタをゆでる。2.スライスした玉ねぎと、お好みのキノコを炒め、鯖の味噌煮缶を汁ごと入れてさらに炒める。3.水を切ったパスタを2に入れて和える。4.醤油で味を調えてできあがり。

子どもたちにも人気のツナマヨを、鯖缶でサバマヨにした人気レシピです。使う玉ねぎは、普通の玉ねぎで大丈夫ですが、赤玉ねぎや紫玉ねぎを使うと色合いがきれいになります。パンはお好みのものを使ってください。

1.玉ねぎをスライスして水にさらし、水気をよく切る。2.鯖の水煮缶をあけ、水気をよく切って鯖をほぐす。3.玉ねぎと鯖を塩コショウとマヨネーズで和える。4.パンにマヨネーズを塗って、3をサンドしてなじませてできあがり。

1.耐熱容器に、スライスした玉ねぎを入れ、マヨネーズと塩コショウで和える。2.鯖の味噌煮缶を1の上にほぐしながらのせてラップをする。3.電子レンジで3分ほど加熱してお皿に盛りつけてできあがり。

1.丼ものに合う割合で薄めためんつゆをお鍋に入れて火にかける。2.1の鍋に、スライスした玉ねぎとしょうが、水を切った鯖の水煮缶を入れて、玉ねぎがしんなりするまで煮る。3.溶き卵でとじてご飯にのせる。4.お好みで三つ葉や刻み海苔を散らしてできあがり。

卵とじよりさらに簡単な鯖缶丼です。ご飯の上に薄く切った玉ねぎと、鯖の水煮缶の鯖だけをのせます。缶の汁と醤油をそれぞれ小さじ1ずつ上からかけて、ゴマをふります。きゅうりの漬物などがあれば添えてできあがりです。

鯖缶を汁ごと鍋に入れ、刻んだ玉ねぎとショウガを入れて煮込むだけの簡単レシピです。味を見て、味噌と砂糖で味を調節します。忙しい朝のお弁当作りにも使えそうなレシピです。使う鯖缶の味によっていろいろ工夫すると楽しめます。

1.フライパンでオリーブオイルをひいてニンニクを炒める。2.香りがしてきたら、スライスした玉ねぎとしめじ、トマト缶、鯖缶を加えて、大さじ2の酒を加えてひと煮立ち。3.合わせ味噌かコチュジャンを小さじ1/2加えて10分煮込む。4.かいわれを添えたらできあがり。

オリーブオイルでスライスした玉ねぎを炒め、塩コショウし、玉ねぎがきつね色になるまでじっくり炒めます。沸かしたお湯を加えてアクを取ったら、鯖缶を汁ごと入れてひと煮立ちでできあがりです。ゆずこしょうでアクセントをつけるとさらに美味しいスープになります。

1.耐熱のタッパーに、スライスした玉ねぎ1個と、みりん・醤油・酢をそれぞれ大さじ1ずつ、すりおろしたしょうがと小口切りの唐辛子をお好みで入れる。2.1を混ぜたら蓋をして電子レンジで2分加熱する。3.タッパーの中に、鯖の水煮缶を汁ごと入れる。4.ちぎったミントをのせたらできあがり。

子どもに人気のハンバーグレシピを、お肉ではなく鯖缶で作ったものです。鯖缶であるからこそ、骨など気にせず練り混ぜて使えます。みじん切りにした玉ねぎに、水気を切った鯖の水煮缶を合わせて、卵とパン粉、塩コショウを加えてよく練り混ぜます。形を整えて成形し、フライパンで焼きます。

ソースはお好みのものをかけます。大根おろしとポン酢でさっぱりもいいですし、ケチャップとソースを混ぜたものでも美味しいです。鯖缶を、水煮ではなく味噌煮にして、缶汁をソースに使って味噌風味にするのもいいでしょう。

鯖缶と玉ねぎの和風和え物でカレー風味というレシピの動画です。切って和えるだけでできる一品で簡単です。もう少し時間がある時は、切った玉ねぎを素揚げして、味付き鯖缶を汁ごとかけて一緒にいただくというレシピも美味しくておすすめです。

そのままの料理名「玉ねぎサバ」の動画がアップされていました。なかなか人気のレシピのようです。簡単ですぐできるので、食卓にあと一品欲しいという時に役立ちそうです。加える緑の色は、お好みの野菜で大丈夫です。

玉ねぎではなく万能ねぎでしたが、簡単にできておつまみにもおかずにもなる美味しそうなレシピです。油揚げを半分に切っていなりずしのように広げ、中にお好みの味の鯖缶と刻んだ万能ねぎを入れて、フライパンで油はひかずに両面を焼いたらできあがりです。

鯖缶と玉ねぎの健康効果についてと、簡単に料理できる人気レシピを紹介しました。誰でも健康で楽しく過ごしたいと願っているものですが、できればあまり手間をかけずに簡単にできる方が長続きするものです。血液サラサラで生活習慣病を予防し、健康的な毎日を過ごすための食材として、鯖缶と玉ねぎをぜひ取り入れてみてください。簡単に安く利用できて、きっとお気に入りの食材になります。