ターメリック味噌の作り方は？たけしの家庭の医学で紹介されたレシピも！

ターメリック味噌と聞いてピン！と来る人は少ないかと思います。味噌は日本人とってなじみの食材、対してターメリックはカレーを食べるときぐらいでしょうか？さほど食卓に登場する食材でもないのではないでしょうか？まずは、ターメリックについて紹介します。

ターメリックは、秋ウコンの地下茎の部分を乾燥させて粉末状にしたもので、生姜科の多年草で原産はインド・熱帯アジアになります。現在では、50種類ほどのウコンの品種があるそうです。歴史は古く、紀元前からインド・スリランカなどの伝統医療（アーユルヴェーダ）での薬品として使われていたり、化粧品や染料など幅広い使い方がされてきている食材です。人気の料理のカレーにも欠かせない、黄色い粉末状のスパイスのです。

秋ウコンから作られるターメリックには、肝機能の機能向上・回復に効くと言われる、クルクミン酸という成分が豊富に含まれています。クルクミンの成分が含まれた機能性飲料が人気となっています。そのクルクミンの健康効果は肝機能だけではなく、実は認知症の予防にも効果があるといわれています。アルツハイマー認知症についてのインド人とアメリカ人との比較データがあります。

インド人はアメリカ人に比べ、アルツハイマー型認知症の発症が1/4の割合という結果が報告されています。その理由はインド人の国民食のカレーをスパイス料理として毎食取り入れるインド人は、アルツハイマー型認知症を発症しにくい体質と判明しています。その、アルツハイマー型認知症について、たけしの家庭の医学でとりあげられた、認知症予防食材がターメリック味噌です。そのターメリック味噌の効果や活用法を紹介します。

ターメリック味噌が、認知症予防に効くということですが、まず、アルツハイマー型認知症とはどのような症状なのか、発症するメカニズム、予防法になると話題のターメリック味噌との関係を紹介します。

アルツハイマー型認知症は、認知症の中でも発症率が一番多いとされています。主な症状として、記憶障害や、会話など言語の理解ができなくなる、怒りっぽくなったり、徘徊するなどがあります。いまだ、原因が定かではないとされていますが、アルツハイマー型認知症が発症する主な原因物質として確認されているのが、「アミロイドβタンパク」という異常タンパク質の存在です。

この異常タンパク質が脳内に蓄積することで、脳の細胞の性質を変化させ、やがて死滅し脳が委縮してしまいます。脳が委縮することによって、脳の機能が全般的に低下してしまうというのが、アルツハイマー型認知症のメカニズムになります。アルツハイマー型認知症が発症するメカニズムは長い年月をかけながら、ゆっくり進行していくのが特徴と考えられていて、早期発見・早期治療が重要になるそうです。

認知症予防に効果があるというターメリック味噌は、どのような予防効果があるのでしょうか？ターメリックに豊富に含まれる、肝臓に良く効くと言われるクルクミンですが、脳の機能にも良い効果がもたらされるそうです。そこで、今注目されているのがターメリック味噌の認知症予防効果です。認知症を引き起こす原因の蓄積したアミロイドβタンパクを減少させる効果があり、さらに蓄積を防ぐ効果もある優れものだったのです。

ターメリック味噌の効果がわかったところで、普段の食事に取り入れ認知症予防に取り組みたいところです。ターメリックはカレー粉の主原料になっているので、カレーを食べることも効果がありますが、毎日続けるにキツイと感じる人もいるんのではないでしょうか？そこで、たけしの家庭の医学で、料理研究家の奥園壽子さんが紹介した、材料もシンプルで作り方も簡単な、ターメリック味噌の作り方を紹介します。

ターメリック味噌の材料（10回分）は、ターメリック・小さじ1、味噌・100ｇ、酒・大さじ1、オリーブオイル・大さじ1、鰹節・20ｇです。作り方は、鰹節を耐熱皿に移して、ラップをかけずに電子レンジの600Wで1分～1分半加熱します。続いて、加熱した鰹節に味噌・酒・ターメリック・オリーブオイルを加え混ぜ合わせます。混ぜ合わせた味噌をラップに広げ、長方形に整えて10等分に切り分けて完成です。

作り方がわかったところで、ターメリック味噌のポイントを見てみましょう。材料にオリーブオイルが含まれているのは、ターメリックは脂溶性なので、油分と一緒の方が吸収率がアップするのです。効率よく吸収するために油脂が必要で、オリーブオイルが材料に含まれている、ここがポイントです。そして、味噌は発酵食品で体に良いことは知られています。鰹節を使うことで出汁効果もあり減塩もできる万能な調味料なんです。

手軽に作れ、毎日簡単に食べることができるターメリック味噌ですが、どんな料理に合うのか、たけしの家庭の医学で紹介されたレシピ・作り方をいくつか紹介します。奥園壽子さんによるレシピと作り方は、手間いらずで毎日に取り入れやすいのがおすすめです。

ターメリック味噌を使い作る料理の1つめは、作り方簡単！味噌汁です。材料は、ターメリック味噌・1ブロック、お好みの具材（玉ねぎを刻んだものや、乾燥わかめなど）、お湯・お好みの量です。作り方は、お椀を用意します。そこへ、ターメリック味噌、お好みの具材を入れ、お湯を注ぎかきまぜたら完成です。手軽に作れて、お弁当持ちの場合もインスタント味噌汁として食べられるのでおすすめです。

続いては、野菜スティックサラダと味噌ディップです。材料は、お好みの野菜（大根・人参・きゅうりなど）・お好みの量、ターメリック味噌・大さじ1/2、マヨネーズ・大さじ1です。作り方は、野菜を食べやすい大きさのスティック状にカットします。ターメリック味噌とマヨネーズを混ぜたら完成です。野菜も手軽に摂れて一石二鳥です。

続いては、ターメリック味噌のおじやです。材料は、ターメリック味噌・1ブロック、水・100CC、小口切りのネギ、すりおろししょうが・各適宜、ご飯・お茶碗1/2～1杯です。作り方は、レンジ可能な器にターメリック味噌と水を良く混ぜ合わせます。ご飯とすりおろししょうがと小口切りのネギを加えて混ぜ合わせます。600Wの電子レンジで2分加熱したら出来上がりです。

紹介したレシピ以外にも、奥園健康レシピにはまだまだリストが並んでいます。鶏味噌そぼろ・油揚げの味噌チーズ焼き・ターメリック味噌のおにぎり・椎茸のみそ焼き・味噌ドレッシング・ほうれん草ごま味噌合えなどがラインナップされています。このほか、味噌汁のレシピも紹介されています。トマト味噌汁や落とし卵の味噌汁等、詳しいレシピを知りたい方は、たけしの家庭の医学の番組ホームページをチェックしてみましょう。

認知症の予防や肝機能にも良い効果をもたらすターメリックですが、摂取する際に注意する点があります。肝障害を持っている人、例えばC型慢性肝炎の人は、クルクミンに含まれるミネラル（鉄分）が過剰ない影響を及ぼしすことがあり注意が必要です。子宮の収縮促進の効果があるので、妊娠中・授乳中の人も注意が必要です。胆汁管障害や胆石を持っている人も、胆汁の分泌促進の効果がありますので摂取には注意が必要です。

ターメリック味噌について紹介しました。調味料として使うなら味噌汁が一番簡単に食べられて、長く続けられる食べ方でおすすめです。味噌汁の具を変えるだけで、飽きることなく味和うことができます。ターメリックの効果は肝機能や脳への働きだけではなく、美容にも効果があるそうです。現代人には必要とされる食材かもしれません。

現代人は飽食や多忙な生活で、内臓が疲れている人が増えています。その結果、肝機能に異常をきたすこともあり、食生活で予防改善が必要になってきています。そして、これから待ち受ける高齢化社会の問題にも、自ら予防し将来に備えるためにも、手軽な作り方のターメリック味噌を、日頃から食生活に取り入れて、のターメリック味噌汁の効果で、年齢を重ねても元気に過ごしていきましょう！