なすを使ったお弁当のレシピで人気なのは？冷凍できる作り置きも！

なすはインド原産で日本には奈良時代に入ってきました。なすは「Eggplant」たまご植物と言われていますが、スーパーや八百屋で目にするナスは卵の形はしていませんし色も白くありません。このEggplantと呼ばれているのはインド近くの東南アジア辺りで、日本のモノと色形が違い形が丸くて白や緑色のなすが一般的です。

昔から、国内に存在するなすの種類はたくさんあります。伝統野菜といわれているもので、京都の「賀茂なす」大阪の「水なす」熊本の「熊本赤なす」など各地にあります。

スーパーマーケットでよくみかけるなすは主に「千両なす」と呼ばれる品種でハウス栽培できるので一年中手に取ることができる野菜です。実と皮はやわらかくて品質が良いなすです。とは言えやはり旬が7～9月の間のなすは一番おいしくいただけます。

なすの紫紺色の果皮にはナスニンというポリフェノールの一種のアントシアニン色素系で、ポリフェノールとアントシアニンは最近聞く言葉です。ポリフェノールは抗酸化作用がありガン予防に効果があります。

アントシアニンは眼精疲労の回復に効果があります。あと、アク抜きとしてなすを水に浸しますが、なすを切ってあく抜きすると、ポリフェノールの一種「クロロゲン酸」＝アクが水に流れてしまいます。水に浸しあく抜きしなくても、直ぐに調理したら変色が抑えられエグ味も気になりません。

他にも、カリウムやカロテンなどの栄養素が含まれてます。特にこれから旬を迎えるなすはこれらの成分が高く美味しくなります。なすを使ってお料理していると水っぽくなる経験ありませんか？実はなすの90％近くが水分です。なのでカロリーも100ｇあたり22kcalと低カロリーです。

なすにはヘタの部分にとげがありますが、新鮮ななすはそのとげがピンと立ち触ると痛いぐらいが新鮮でまた、見た目は実に張りがあってツヤがあり、持った感じ重みがあるのが新鮮な、なすです。

そして、保存方法は冷蔵庫よりも冷暗所に置き、やはり早めに頂くことをおすすめします。冷蔵庫だと低温障害をおこし味がおちてしまいます。冷蔵庫にいれて保存するときは新聞紙にくるみ袋にいれて低温障害を防ぐ方法もあります。

なすを使いきらない時は冷凍保存の方法があります。なすを適当な大きさに切ります。水に5分ほど晒してアクを抜きます。しっかりと水気をふき取りフリーザーバックなどの密閉容器になすが重ならないように並べ、容器の中の空気を抜き冷凍庫で保存します。

料理に使う事を考えると、なすは乱切りか輪切りで冷凍保存することをおすすめします。冷凍していると火の通りがはやいので調理時間の時短にもなります。解凍すると少し水っぽいので、解凍ぜずに直接炒めたり、煮込む方がなすの触感も変わらず美味しくいただけます。冷凍保存期間は1か月です。

もうひと手間かけたなすの冷凍保存の方法があります。なすを油で揚げます。火が通っているので冷凍庫から出して放置して解凍したら麺つゆかけ薬味などかけたら一品出来上がりです。解凍した揚げなすに味噌、みりん、ごま油を混ぜたみそだれをかけてトースターで焦げ目が付くまで焼いたらなすの田楽になります。

作り方は、冷凍カットなすを冷凍する前に180℃の高温で手早く揚げます。油をしっかりきり冷めたらクッキングシートやラップを敷いたアルミの天板（お皿でも可）に重ならに様に揚げたなすを並べて、冷蔵庫で冷やし凍ったら密閉容器や袋に移して冷凍保存します。2～3週間保存が可能なので、まとめて作り置きしておいたらとても便利です。

鶏肉の下味にマヨネーズを使い鶏肉を柔らかくふっくら仕上げます。鶏肉は常にお買い得な胸肉を使う家計に優しいレシピです。胸肉は一口大のそぎ切りにしてマヨネーズ、お酒、砂糖、塩で下味をつけ10分ほどおき、薄力粉を加えよく揉みこみ次に片栗粉をまぶし胸肉を、油を敷いたフライパンに重ならないように並べてから中火で焼く。

片面に焼き色がついたら、裏返しお酒を加え蒸し焼きにし火が通ったら一旦取り出し、そのフライパンにあく抜きし1㎝厚さの輪切りにしたなすに油を少し足して炒める。なすに火が通ったら焼いた鶏肉を戻してポン酢、砂糖を加えからめて出来上がりです。

なすと味噌のコンビはベストカップルの間違いなしの鉄板レシピ。野菜もたくさんい美味しくただけます。なすは縦4～5当分に切り長さ3㎝くらいに切ります。同じようにピーマン豚肉も切ります。切った豚肉は塩コショウで下味を付けて、片栗粉をまぶしておく。

フライパンに油を敷き千切りの生姜を香りが出るまで炒めたら、片栗粉をまぶした細切りの豚肉を炒める。そこになすを加え炒め、しんなりしたらピーマンを加え軽く炒め水に鶏がらスープの素、味噌、麺つゆ、砂糖、片栗粉の合わせ調味料液を加え炒める。全体的にとろみがついたら完成です。

甘辛のこってりした味のなすと鶏肉はごはんがすすみます。2～3日日持ちする作り置きレシピです。

油を敷いたフライパに乱切りにした斜め輪切りのなすと一口大に切った鳥肉を入れて両面焼き色をつけたら、火を弱めふたをして5分蒸し焼きし醤油、砂糖、みりん、おろし生姜を合わせた液を加え強火にしてフライパンをゆすりながら照り焼きする。仕上げにごまを散らします。

さっぱり中華風マリネは出来立てよりも一晩置いた方が味がしみ込んでより美味しくいただけます。なすは作り置きの揚げなすを使っても簡単にできます。

ミニトマトはヘタを取って半分にきる。なすは1㎝くらいの厚さの半月切り。エリンギは拍子木切り。お湯で溶いた鳥がらスープの中にレモン汁、醤油、砂糖、生姜を混ぜ合わせそこに、切ったミニトマト、ごま油で炒めたなすとエリンギを加え液に浸します。

南仏プロヴァンス地方にあるニースの郷土料理で夏の野菜をたくさん煮込んだ料理です。お弁当用に小分けして作り置きします。厚切りベーコン、なす、ズッキーニ、パプリカはお弁当に入るサイズにきります。（だいたい2㎝角くらい）

ナベでにんにくのみじん切りを油で香りが出るまで炒めたらベーコンを炒め、プチトマト以外の野菜を加え軽く炒めたら、プチトマトと細かくしたコンソメを加え火を弱め蓋して時々混ぜながら10分煮込む。味をみながら塩コショウで味を整え出来上がりです。

味噌味の中にいりこのうま味がきいて生姜でさっぱり味の作り置きレシピです。なすは縦半分の2cm厚の斜め切りにし油を敷いたフライパンで両面焼き水、お酒、粉末状のいりこを加え蓋をして5分煮る。生姜は千切りにする。味噌、みりんと千切り生姜を加えよくからめる。密閉容器に入れて冷蔵保存で4日くらいもちます。

油で両面焼いたなすにポン酢をかけた簡単レシピ。良く焼いたナスはあまくてトロトロにしあがります。火が通り易いようになすの皮の部分を縦縞にむいて2㎝厚に輪切りにし、フライパンに油をしきこんがり両面焼く。（焼いている途中お酒を加え蒸し焼きにします。）器に盛ったらカイワレ大根、ごまをちらしポン酢をかけたら出来上がりです。

切って塩して完成のとても簡単レシピ。シンプルイズベストな一品です。なすは立て半分に切り斜め半月の薄切りにして水にひたしてあく抜きをしておく。キュウリ、ミョウガも斜めの薄切りにする。水気を切ったなす、きゅうり、ミョウガに塩をかけて手でもんみ全体になじませたら完成です。

タッパーかジップロックなど密閉できる容器にいれて保存します。頂くときに水気を絞ってごまやカツ節などかけます。作り置きができ冷蔵庫で3日くらい保存可能です。

水なすはあくが少なく皮が薄いので生でも食べれる、実がしっかりしていて美味しく浅漬けにぴったりのなすです。また、お弁当の隙間ができた時に間を埋めるのにちょうどよいお漬物です。

密閉容器や袋に1㎝厚にきった水ナス、大根、キュウリを入れてそこに、塩、砂糖、お酢、お酒、顆粒だし、塩こぶ、レモン汁、お好みで鷹の爪を加えます。冷蔵庫に入れて時々中身を上下混ぜます。1時間程度で完成します。一晩置くと味がしみてより美味しくいただけます。

なすのレシピで人気は油で調理するレシピが多く、次に味噌味で甘辛くが人気でした。なすを油で調理すると相性がよく美味しくなる事は昔から言われてきてます。またなすと味噌もまた相性のよい味付けで、濃いめに味付けしたなすは冷めても美味しくお弁当のおかずにぴったりです。

なすの紺紫の見た目はともかく、味は玉ねぎやピーマンといった個性的な野菜ではなく、どちらかと言えば白菜などのあっさりした野菜なので、味付けが濃いめの料理が人気になるのではないかと思いました。