二十日大根の栽培方法と育て方のコツは？ラディッシュとの違いも調査！

二十日(はつか)大根とは、ヨーロッパ原産のアブラナ科大根属の植物です。日本の名前として二十日大根と呼ばれている理由は、種をまいてから二十日程度で収穫できる事からつけられたようです。二十日大根とラディッシュの違いは何なのか気になって調べた人もたくさんいると思いますが、次のラディッシュの項目で、ラディッシュと二十日大根の違いを紹介します。

ラディッシュと呼ばれていますが、二十日大根との違いは呼び方です。英語で大根の事をラディッシュと呼びますが、主に小さい大根の品種の総称として、二十日大根もラディッシュとも呼ばれているようです。ラディッシュの仲間は全部が赤く丸いわけではなく、白い物や細長い物があり、植物学的には現在の大根のルーツが、ラディッシュの品種改良した物とも言われています。

二十日大根の栽培は、ガーデニング初心者にもおすすめで、最近ではベランダガーデニングとして人気のある二十日大根ですが、栽培方法を紹介する前に、簡単で基本的な育て方を載せていきますので、二十日大根、ラディッシュを栽培したい人は是非とも読んでみて下さい。

二十日大根の種植えは基本的には夏と冬以外はいつでも大丈夫のようです。極端に寒いのと暑いのは二十日大根の栽培には向かないようで、真夏と真冬は避けた方がいいです。発芽温度は15度～28度の間くらいなので、室内でのガーデニングであれば適温に調整出来るので、真冬でも真夏でも大丈夫そうです。

二十日大根の発芽日数は通常の野菜類とは違い、およそ2日～5日と、発芽させるまではとても短い期間で発芽するので、ガーデニング初心者には楽しみが増える栽培でしょう。しかも二十日大根は名前の通り、早ければ二十日程度で収穫が可能なので、栽培してから食べるまでの楽しみも増えます。

ベランダガーデニングでの種蒔きの時期として正しいのは、関東よりも南であれば、2月～3月末頃に、種を蒔き始めるのが良いようです。関東でのベランダガーデニングでは、気温が15度くらいの3月頃が良いです。大根やラディッシュの種は、嫌光性と言い、光を嫌うので、種に光が当たると発芽しにくいので注意して下さい。

二十日大根の種蒔き方法は、筋蒔きと言う方法で、土に1列の線状に土を掘り種を蒔きます。この時に二十日大根の種同士の距離を適度にとらないと、間引きする手間が増えるので、密集しないように気をつけて種を蒔いていきましょう。大体5センチ間隔くらいで蒔いておくと、間引きの手間はなく収穫出来る育て方があるようです。種を蒔いたらしっかり土を被せましょう。

間引きとは、種が発芽してから、密集している部分の芽を抜いてしまい、芽と芽の間隔をあけて、病気などにかかりにくくし、光も当たりやすくなるので発育もよくなる育て方を、間引きと言います。二十日大根やラディッシュなどは、芽が出てきて間引きをしても、カイワレダイコンとして食べることが出来るので、種が少し多めでもデメリットにはなりません。

芽が出て来たら、肥料を適度にあげます。新しい肥料の入った土なら入れる必要はありませんが、何度も使った痩せた土でしたら、肥料をパラパラと軽くあげた方が良いでしょう。芽が出てきてから早くて二十日程で収穫できます。収穫できましたら美味しく頂きましょう。

二十日大根を収穫してから、食べるまでに期間が開くときは、葉と根の部分を切り離してからキッチンペーパーや新聞紙などにくるんで、少し湿らせてからジップロックや密閉容器に入れて冷蔵庫で保管します。一番美味しい食べ方は、やはり採れたてを食べるのがおすすめですが、食べきれない時にはこちらの保存方法で保存すると良いでしょう。

まずガーデニング初心者に必要なプランターの紹介ですが、最近の100均一ではプランターも可愛い物が多く、大きさも深さも様々な物があります。色々ある100均一ですが色々店舗を回ってみると、好みの物がひとつは必ず見つかると言われています。是非とも可愛いプランターで二十日大根の栽培をしてみましょう。大きさは20センチ以上は必要です。深さは10センチほどあれば大丈夫なようです。

続きましてガーデニング初心者向けの土です。プランターに入れて水をかけると約8倍に増えるので、調整しながら土を入れていくと良いでしょう。この土の他にも数種類あり、野菜が喜ぶ土や、観葉植物用などもありますので、購入の際は植えるものに合わせて、よく選んでから購入してください。

100均一のスコップは昔と比べてカラフルで可愛いスコップがよりどりみどりです。プランターの大きさや色に合わせたり、使い勝手のいい大きさを選ぶと良いでしょう。小型の物から大型の物までありますので、色々な店舗を見て回って探してみるのも楽しみの一つになるかもしれません。

100均一のガーデニング用のじょうろです。こちらもプランターやスコップと同じように、可愛いものからシンプルなものまであるので、色々見て歩くだけでも楽しい気持ちになりそうです。二十日大根は水はたっぷりとあげても大丈夫なので、小型～中型くらいの物がベランダガーデニングでも活用出来そうです。

こちらは皆が作っている人気のレシピのひとつの簡単甘酢漬けです。分量は1皿分です。材料は、きゅうり1本、二十日大根8個ほど、ラッキョウ酢50ml、水50ml、塩一つまみ、です。まず、きゅうりを6～7mmの輪切りにします。二十日大根もきゅうりと同じ大きさにします。材料が入りきるくらいの小さめのジップロックに入れて、らっきょう酢と塩を入れ、しっかり口を閉じて冷蔵庫で一晩寝かせます。二十日大根が漬かっていれば食べ頃です。

こちらは急な来客にも対応出来るうえに、二十日大根の新芽の美味しい食べ方で人気の、二十日大根のビアハム巻きです。分量は2～3人前です。材料は二十日大根の新芽1パック分(お好みで)、ビアハム1パックです。二十日大根の芽は水でよく洗って、キッチンペーパーなどで水気をしっかり切ります。水気が切れたらビアハムで二十日大根の芽を巻いて完成です。

続きまして手軽で美味しい、二十日大根のツナマヨサラダです。分量は2人前です。材料は二十日大根8株、油を軽く切ったツナ缶4分の1、マヨネーズ大さじ1～2、酢小さじ1、砂糖ひとつまみ、塩コショウ少々です。二十日大根は葉と根に分けてよく洗います。

二十日大根は根の部分を輪切りにして塩少々(分量外)を振り、5分ほどおきます。5分たったら二十日大根を軽く水洗いし、水気を絞ります。葉を熱湯で30秒ほど茹でます。茹でたら流水にさらし水気を切り、1センチ幅に切ります。材料を全部ボウルに入れ、混ぜたら完成です。

次に紹介しますのは、二十日大根のマリネです。分量は4人前です。材料は、二十日大根4株、オリーブオイル大さじ1、酢大さじ1、塩コショウ少々、レモン汁大さじ1です。最初に二十日大根をスライサーで薄切りにします。葉は3センチほどに切り、暫く水に浸しておき、水からあげて水分をよく切ります。

オリーブオイル、酢、レモン汁を混ぜてマリネ液を作ります。ホイッパーなどでよく混ぜます。二十日大根を全部マリネ液に入れて、塩コショウを少々入れて味を整えたら、器に盛り付けて完成です。

次に紹介しますのは二十日大根と昆布の漬物です。ご飯のお供におつまみに人気の一品です。材料は二十日大根10個くらい、刻み昆布or塩昆布ひとつかみ、しょうゆ大さじ2です。作り方はとても簡単です。二十日大根を好きな大きさに切って、ビニール袋やジップロックなどに入れて、昆布としょうゆを加えて混ぜます。混ぜる時はビニール袋に入れて混ぜると手も汚れないのでおすすめです。混ぜたら一日置いて完成です。

二十日大根の栽培の仕方で大事なのは、肥料と間引きを上手にする事がポイントのようです。間引きが上手に出来ると、残った芽にたっぷり栄養がいくので、丸々とした美味しそうな二十日大根が出来ます。注意する点は、水のやりすぎと、虫食いと肥料のあげすぎに注意して下さい。可愛くて美味しい二十日大根が自分で栽培できれば毎日の料理も楽しくなります。