家庭菜園はプランターで初心者も簡単に!おすすめベランダ菜園キットも!!
自宅でも簡単に、初心者でもできる家庭菜園の方法がないかと、興味を持っている人は多いでしょう。マンションでもプランターを使って、初心者でも簡単に家庭菜園ができます。近頃はプランターを始めとした、ベランダでもできる簡単家庭菜園セットも売られています。季節ごとにおすすめの、プランターで初心者でも簡単にできる家庭菜園向け野菜や、必要なものは全て揃っているおすすめのベランダ菜園キットを紹介します。
目次
- 1プランターを使った家庭菜園は簡単で初心者におすすめ
- 2プランターでの家庭菜園はベランダでもできておすすめ
- 3プランターを使った家庭菜園の季節ごとのおすすめ野菜
- 4初心者でも簡単なプランターを使った家庭菜園のポイント
- 5家庭菜園初心者でも簡単なベランダ用プランターの土作り
- 6家庭菜園初心者でも簡単に管理できる野菜の選び方
- 7ベランダ家庭菜園で簡単おすすめなのは種と苗どっち?
- 8家庭菜園初心者でも管理が簡単なプランターへの植え方
- 9家庭菜園初心者におすすめの簡単栽培キット
- 10ベランダでプランター栽培を始める前に注意すること
- 11家庭菜園のプランターへの水やりはいつがおすすめ?
- 12家庭菜園初心者にも簡単な摘心・芽かきで収穫量を増やそう
- 13ベランダがなくても簡単にできるおすすめ栽培セット
- 14初心者でも簡単なプランターでの家庭菜園を楽しもう
プランターを使った家庭菜園は簡単で初心者におすすめ
プランターを使った家庭菜園は、ベランダのように限られたスペースでも野菜を簡単に育てられる、初心者にもおすすめの栽培方法です。庭も必要なく、すぐ目の前で野菜の成長を見て楽しむこともでき、育った後は味を楽しむこともできます。子供の情操教育だけでなく、大人の趣味としても癒しを与えてくれる家庭菜園ですが、二の足を踏んでいる人も多いものです。
特に家庭菜園初心者にとって栽培そのものが未知の世界のためか、土や鉢といった道具や育てる野菜の種類選びにも、必要以上に考えすぎる傾向があります。まずは初心者向けの野菜を、目の前で管理できるプランターを使ったベランダ家庭菜園で育ててみませんか?家庭菜園の基礎知識から、簡単に野菜を育てられる簡単おすすめ栽培セットまで紹介します。
プランターでの家庭菜園はベランダでもできておすすめ
家庭菜園というと『畑』をイメージする人が多いでしょうが、プランターでも立派な家庭菜園を作ることができます。それぞれの野菜の特長にあった育て方をするのは、畑でもプランターでも変わりません。むしろ家庭菜園初心者にとっては、プランターでの栽培のほうが野菜全体に目が行き届きやすく、いきなり畑から始めるよりも簡単でおすすめです。
プランターを使った家庭菜園の季節ごとのおすすめ野菜
プランターで家庭菜園を始める前に、まずは育てる野菜から見ていきましょう。それぞれの野菜ごとに、種まきや植え付けに適した季節が異なります。家庭菜園初心者でもプランターで育てやすい、季節ごとのおすすめ野菜をまとめてみました。
初心者でも簡単にプランター栽培できる春から初夏植えの野菜
家庭菜園初心者でもプランターで育てやすい夏野菜は、3月ごろから種まきや植え付けが始まります。ニラは3月中旬から11月下旬ごろまで植え付け可能な上、寒くなり始めたら日の良く当たる窓辺に置いて加温してあげれば、ほぼ1年中収穫できます。採ってもすぐに次の葉を伸ばしてくるので、家庭菜園初心者にはまさにうってつけのおすすめ野菜です。アブラムシがつきやすいので、薄めた木酢液などで消毒すると良いでしょう。
家庭菜園でも個々最近人気急上昇のトマト・ミニトマトは、3月~4月に種をまき、4月中旬~5月に植えつけます。成長力が強く、こまめにわき芽をかいたり摘心をしないと、ベランダ中に広がることもあります。追肥は実が膨らみ始めてから行い、湿気を嫌うため水やりは土が乾いてからでも大丈夫です。日当たりと風通しの良い場所を好み、上手に管理すれば、かなりの長期にわたって収穫できます。
オクラは花も美しく、しかも食べられる品種もあるため、見た目にも食材としても楽しめます。4月~6月にかけて種まき・植え付けを行います。1m~2mにまで伸びるため、支柱をたてて支え摘心で高さを調節します。乾燥に弱いため、鉢の土が乾きかけたら水をたっぷりと与えましょう。肥料切れも起こしやすいので、2週間ごとに追肥を行います。さやが紫色の品種もあります。
シソも初心者におすすめの野菜です。ちゃんと育てるとかなり大きくなるため、株の間は広めに取りましょう。4月~5月に種まきと植え付けを行います。日をしっかり当てたほうが葉の色も濃くなり元気に育ちますが、食用にする場合は日当たりが良すぎると葉が硬くなってしまうため、半日陰で育てましょう。湿った土が好きなので、水やりはしっかりとあげましょう。全体に水をかけると害虫予防になります。
ピーマンも家庭菜園では人気の野菜です。初心者でも簡単に育てやすくおすすめです。種まきは4月~5月に、植え付けは5月に行います。寒さに弱いので、気温が安定してから定植します。水やりは土の表面が乾いたらあげます。こちらも1m以上になるので支柱を立て、芽かきは力のある枝を3,4本残して他はとるようにします。花は雨に当たると落ちてしまうので、雨のあたらないところに置き、水も根元にあげるようにします。
家庭菜園でも古くから人気なのがナスです。4月下旬~5月上旬に植えつけます。日当たりと水と肥料が大好きなので、水も土が乾き始めたらたっぷりとあげ、肥料も2週間ごとに根から離れたところに与えるようにします。水やりのときに、葉の裏にまで水が当たるようにあげると害虫がつきにくくなりますが、高温多湿を好むため病気になりやすく、こまめに観察する必要があります。
初心者でも簡単にプランター栽培できる夏から秋植えの野菜
長ネギもプランターで育てることができます。8月~9月にねぎ苗を買ってきて植え付けますが、使うプランターは深いものを選ぶようにしましょう。最初は土を少なめに入れて植え、ネギの成長に合わせて土を足していくと簡単に長ネギを育てられます。ネギにアブラムシがついていたら、早めに使わなくなった歯ブラシなどでつぶしましょう。ウイルス病にかかる危険性があり、かかると処分するしかありません。
冬の鍋に欠かせない、春菊もプランターで簡単に育てられます。9月~10月に種をまき、発芽する5日~7日くらいまで濡らした新聞紙をかけておくと良いでしょう。その後10cm~15cm間隔まで間引きをし、本葉が10枚ほどになったら、下葉3枚ほどを残して摘み取ります。その後わき芽が出てくるので、葉を2枚ほど残しては摘んでいると、長く収穫を楽しめます。多湿に弱いので、風通しには気をつけましょう。
チンゲンサイは5月中旬~8月まで種まきができ、11月ごろまで収穫できます。種をまいてから3日~4日で発芽し、間引きをした芽も摘み菜として利用できます。成長が早く、追肥する前に収穫できます。倒れやすいので、根元に土寄せしながら育てましょう。水やりは春・秋は午前中に、夏は夕方にあげます。害虫予防には、防虫ネットを使うのがおすすめです。
初心者でも簡単にプランター栽培できる秋から冬植えの野菜
小松菜は早くは6月から種まきできますが、10月くらいまで種まきを続けられます。当然収穫期も長く、間引いた芽は摘み菜として利用できるので無駄がありません。5月~8月は寒冷紗で覆い、冬季はビニールトンネルで覆うのがおすすめです。水やりは土が乾いたらたっぷりと与えますが、全体が濡れると病害虫の発生を招くので雨除けをし、水やりも根元に行うのが健康に育てるコツです。
イチゴは一季なりと四季なりの2種類がありますが、一季なりの品種は10月に苗を植え付け、5月~6月に収穫します。プランターは、イチゴ専用のストロベリーポットがおすすめです。果実が垂れ下がって土につくこともなく、見た目も楽しめます。葉の付け根が地上に出るように植え付け、土が乾いたら水やりをします。イチゴは耐寒性があり-5℃くらいは平気なので、加温しすぎると実つきが悪くなり逆効果になります。
初心者でも簡単なプランターを使った家庭菜園のポイント
育てる野菜が決まったら、次は健康に育てるためのポイントを抑えましょう。家庭菜園で育てる品種ごとに違いはあるものの、基本はきちんと押さえておくに越したことはありません。後でこんなはずじゃなかった、ということがないように、気をつけておきたいポイントをまとめました。
プランターはベランダの一番日当たりの良いところに置こう
基本的に、全ての野菜は日当たりが好きです。ベランダでも一番日当たりの良い場所に、プランターを置いて管理しましょう。時間ごとに当たる場所が変わる場合、面倒でも日当たりに合わせてプランターを移動してあげると、日照不足を防げます。
もう1つ大事なのは、プランターを風通しの良い場所に置くことです。湿った環境が好きな野菜でも、風通しが悪いと蒸れて腐ったり病気になったりします。ただし、いくら風があるとはいえ、エアコンの室外機の前には置かないようにしましょう。風が強すぎて折れたり、熱にやられてかれることがあるので要注意です。
家庭菜園初心者でもできる簡単でおすすめの水はけの調整方法
フリーラックを使うと、高さの違う野菜を効率的に置くことができます。下に水が落ちないようになっていれば、下の段にも別の鉢をおくこともできます。上から水が落ちてくると、野菜の種類によっては病気になったり枯れたりします。また、土の混ざった水で葉の表面が汚れてしまい、光合成の邪魔になります。美味しい野菜を作るためにも、置き方を工夫しましょう。
家庭菜園初心者でも簡単なおすすめの育て方の情報の集め方
家庭菜園初心者にとって、種の袋や苗のタグの裏は情報の宝庫です。種をまくのに適した季節や、土の作り方から種のまき方に間引きの仕方まで、さまざまな情報が書かれています。それだけではありません。中には販売元のサイトアドレスが書かれたものもあり、さらに細かい育て方が図解付きで描かれていたりします。家庭菜園初心者にはありがたい情報がいっぱいで、一度見てみるのがおすすめです。
家庭菜園初心者でも簡単なベランダ用プランターの土作り
家庭菜園初心者がおそらく一番困るのが、この土つくりでしょう。野菜の種類によっても好みの土質は変わるため、趣味の家庭菜園では、一から土つくりをするよりも配合土を買ってきて使うことが一般的です。最近では、育てる野菜ごとに専用に配合された土も売っているので、選ぶのも楽になってきています。
ベランダ家庭菜園向きの簡単なプランターの土の選び方
出典: http://buyee.jp
ベランダ家庭菜園では、プランターの位置を動かすことも考えて、軽い土を選びたいものです。「プランター用の土」とか「ハンギングバスケット用の土」のように、軽さを重視した土も売られています。野菜を育てることもできる土であれば、使ってみても良いでしょう。その土ごとに向いている植物が一覧で書かれているので、育てようと思っている野菜が含まれているか確認しましょう。
家庭菜園初心者でも簡単に管理できる野菜の選び方
家庭菜園初心者向きとして紹介される野菜の種類は、畑も想定した路地ものも多く混ざっています。そんな家庭菜園初心者向け野菜の中でも、プランターを使ってベランダでも簡単に育てられる野菜に絞って、ベランダの状況に合った野菜をまとめてみました。
ベランダの広さに合った家庭菜園初心者向けのおすすめ野菜
ベランダが広く、高さもある場合はトマトやナスのような大きくなる野菜でも問題なく育てることができます。ですがベランダの広さに不安がある場合は、小松菜やチンゲンサイ、イチゴのように草丈が高くなりすぎない野菜がおすすめです。プランター栽培の良さは、風通しに気をつければ室内でも育てることが可能な点ですが、大きくなる野菜でも、摘心や芽かきで高さや幅を調節すれば、狭いベランダでも十分育てられます。
またミニトマトでも草丈の低い品種が開発されるなど、ベランダだけでなく室内栽培も意識した品種改良も行われています。苗についているタグを見て、草丈の低い品種を選んで育てれば、ベランダの広さに左右されずにさまざまな野菜を育てられます。
ベランダの日当たりに合った家庭菜園初心者向けおすすめ野菜
野菜も植物なので、基本的には日当たりの良い場所を好みます。ですがベランダの日当たりの良さは、物件によりさまざまです。午前中は日が当たるけど、午後になると日陰になってしまうようなところもあるでしょう。そういうベランダでの栽培に適した野菜もあります。日当たりが多少悪くても良く育つニラやミント、葉の柔らかさを保つためあえて半日陰で育てるシソなどがおすすめです。
ベランダの日除けにグリーンカーテン用家庭菜園のおすすめ野菜
ベランダからの強い日差しをさえぎってくれるだけでなく、目にも優しいグリーンカーテンもプランターで簡単に育てられます。ゴーヤやきゅうりなどのつる性の植物を使いますが、きゅうりは高温多湿に弱いため、家庭菜園初心者にはゴーヤのほうが向きます。成長力が旺盛で丈夫なので、初めてでも簡単に育てることができます。
ゴーヤは種から育てるよりも、苗を買ってきたほうが楽でおすすめです。株の間隔を1mほど開けたほうが無難なくらい良く育つので、鉢植えが良いでしょう。水はけの良い土に、少し石灰を混ぜて植えつけます。きゅうり用のネットに絡ませて育て、ある程度の高さまで育ったら摘心をして上を詰めたり、風通しが悪くならないよう、余分なわき芽もかくようにします。実つきが良いので、若い実もどんどん収穫して大丈夫です。
ベランダ家庭菜園で簡単おすすめなのは種と苗どっち?
家庭菜園で育てる野菜には、種から育てることが多い野菜と、苗から育てることが多い野菜に分かれます。一般的には、葉野菜が種から育てることが多く、実野菜が苗から育てることが多いです。ジャガイモや玉ねぎのように、種芋や球根を植えるものもあります。種と苗、それぞれに向いた野菜をまとめてみました。
プランターを使ったベランダ家庭菜園でおすすめの簡単種まき野菜
小松菜やチンゲンサイ、二十日大根などは、種まきから育てるのに向いた野菜です。種まきしたあと、芽が出て少したったころから間引きをした芽は摘み菜として料理に使え、育ちきるまでにも収穫を楽しむことができます。草丈も20cmほどが多く大きくなりすぎないため、狭いベランダでも育てやすく初心者におすすめの野菜です。
プランターを使ったベランダ家庭菜園でおすすめの苗野菜
ナスやトマト、ピーマンなどは、苗から育てたほうがおすすめの野菜です。種から育てた安い実生苗と、丈夫な品種に接ぎ木した接ぎ木苗の2種類の苗があります。家庭菜園初心者は、丈夫な接ぎ木苗を選んだほうが、病害虫に強く実つきも良いのでおすすめです。接ぎ木苗かどうかはタグに書いてあることも多いですが、わからないときは店員に確認をとるようにしましょう。
家庭菜園初心者でも管理が簡単なプランターへの植え方
家庭菜園初心者にとって、育ててみたいと多くの種類に手を出しがちです。ですが野菜の種類によって育ちやすい条件が変わるため、あれもこれもと手を出すと管理しきれなくなることもあります。家庭菜園初心者におすすめな育て方のコツをまとめてみました。
家庭菜園初心者は管理が簡単な一品種栽培がおすすめ
1つのプランターにいくつもの苗を植えてしまうと、異なった環境を好む野菜同士を一緒に植えてしまったり、株の間が狭くなって風通しが悪くなったりします。1つのプランターには1品種だけにして、複数の株を植えるときは、それぞれの株の間を十分に開けるように気をつけましょう。種や苗を買うときに、後ろの注意書きを確認しながら選ぶと、間違いがなくおすすめです。
家庭菜園初心者におすすめの寄せ植えの組み合わせ方
2つの品種を1つのプランターに植えるときは、それぞれの品種が好む環境が同じもの同志を選びましょう。株全体に水がかかるように水やりをするシソとナスの組み合わせや、水がかかるのを嫌うトマトとピーマンを組み合わせたり、日当たりを制限しても大丈夫なシソとミツバの組み合わせといった具合に、好む土質や日の当たり方、水やりの仕方で選ぶと間違いが少ないです。
家庭菜園初心者におすすめの簡単栽培キット
家庭菜園初心者にとって、土作りやプランターの種類、肥料や追肥といったさまざまな『単語』は、簡単な家庭菜園でもややこしいこととして感じさせるものです。そんな家庭菜園初心者でも、自ら栽培して収穫する喜びは、一度経験すれば誰でも楽しく感じます。小学生が朝顔を育てて、初めて花が咲いたときに大喜びするのと、同じ楽しさが家庭菜園にはあるのです。
そんな喜びを、家庭菜園初心者でも簡単に楽しめる栽培キットが販売されています。楽天市場で販売されている、『栽培セット 野菜 ハートマト ハート型のミニトマト栽培セット』は、「ハートブレイカー」というハート型のミニトマトを同じハート型のポットで育てるセットです。育てるの必要なポットや土、種だけでなく、詳しい栽培説明書付きなので、ベランダ菜園でも簡単に育てられます。
大手種苗メーカーのサカタのタネが販売しているのは、『キッチンベジ(R)タネまきはじめてセット ベビーサラダミックス』です。こちらはベビーリーフを育てるセットで、詳しい栽培方法が書かれたパンフレットも同封されているので、ベランダ菜園初心者でも安心して育てられる簡単おすすめセットです。
『はこ畑』という一風変わった、初心者栽培セットもあります。専用の箱に土が入った状態で届き、栽培が終わったら土の回収もしてくれるというものです。ベランダでのプランター菜園で困るのは、使った土の処分です。使い終わった土は地方によってごみの分別が異なる上に重いので、土の回収がセットになっているのは初心者でなくても助かります。
家庭菜園はやってみたいけど土に湧く虫が嫌、という人向けの栽培セットもあります。『紅丸二十日大根の栽培セット/カルセラ』です。「カルセラ」というセラミックを材料にして作った特別な土を使って、二十日大根を栽培するセットです。「カルセラ」は、虫が湧きにくくてこぼれても掃除がしやすいだけでなく、しっかり水洗いすれば再利用できるメリットがあります。
『そだてる絵本 ミニトマトとスイートバジルの畑』という栽培セットもあります。背丈があまり高くならないプチトマトとスイートバジルの苗を、絵本の世界を背景に育てることができる室内向けのセットです。ベランダが狭くて外では育てにくいとか、まずはお手軽さで選びたい人におすすめのセットです。
ベランダでプランター栽培を始める前に注意すること
マンションやアパートに住んでいるときは、必ず利用規約を確認するようにしましょう。それぞれのマンションやアパートごとに、安全上や景観にかかわるなどの理由で、ベランダの仕様に条件が付いていることがあります。利用規約を読んでも良くわからないときや、はっきりと書かれていないときもあります。そのまま自己解釈で始めずに、管理会社に確認を取りましょう。
ベランダ菜園の許可がもらえても、注意したい点はいくつかあります。ベランダはいざというときの避難経路でもあるため、プランターで埋め尽くすことがないようにしましょう。ちゃんと通り道を確保しておかないと、いざというときに自分自身も困ることになりかねません。また、水やりで流れた土や落ちた葉で排水溝が詰まらないように、こまめに掃除するようにしましょう。
家庭菜園のプランターへの水やりはいつがおすすめ?
プランターへの水やりは朝か夕方の涼しい時間に行います。植物の種類にもよりますが、基本的には鉢底から水が流れ出るまでたっぷりあげましょう。その時に気をつけたいのが、植物ごとに全体に水をかけたほうが良いものと、根元にあげたほうが良いものに分かれることです。シソやナスは全体にかけたほうが害虫予防になり、トマトやピーマンは根元にあげるようにします。
日差しが強い日中には、蒸れて腐らないようなるべく水やりは避け、かわりに夕方にたっぷり水をあげましょう。トマトのように乾燥に強い野菜なら、多少水切れを起こしてもすぐに枯れることはありませんが、ミントやクレソンのように、水辺に生えるハーブ類のような水が好きな野菜は、水切れを起こさないように暑いときには涼しい半日陰に避難させるなど、野菜にあった環境を整えてあげましょう。
家庭菜園初心者にも簡単な摘心・芽かきで収穫量を増やそう
プランターで育てる場合、高さを調節するだけでなく実つきを良くするためにも、主茎の成長点を摘み取る摘心と、余分なわき芽を摘む芽かきはしっかりと行いましょう。摘心やわき芽かきを怠ると、大きく育ちすぎて管理が大変になったり、葉や枝が密集しすぎて風通しが悪くなって、実つきが悪くなったり病害虫の原因になったりするので要注意です。
ベランダがなくても簡単にできるおすすめ栽培セット
最近では楽天やAmazonで、室内でもできる水耕栽培セットも販売しています。水とつくだけあって、土は使わずに養分の入った水の中で根を育てる栽培方法です。日当たりの良い場所においてあげれば、ベランダがなくてもさまざまな種類の野菜を育てることができます。近頃は葉野菜だけでなく、ミニトマトや枝豆まで育てられるセットがあるので、一度覗いてみるのもおすすめです。
初心者でも簡単なプランターでの家庭菜園を楽しもう
家庭菜園は育てる喜びと収穫する喜びを与えてくれ、子供の情操教育に良いだけでなく、大人の趣味としても癒しをくれる素晴らしいものです。手間をかければかけただけ、豊かな実りで答えてくれます。たとえベランダがなくても、今なら優れた水耕栽培セットもあるので室内でも家庭菜園を始められます。あなたの食卓を、家庭菜園で育てた野菜で彩ってみませんか?