チキンラーメンをそのまま食べると美味しい？お湯なし・簡単レシピを紹介

サッと簡単に作れて美味しいというインスタントラーメン。今では多くの種類のインスタントラーメンが販売されていますが世界初のインスタントラーメンが誕生したのは今から約60年前の1958年に日清食品が販売したチキンラーメンです。

インスタントラーメン販売以降、年々生産量が増えてきており、日本即席食品工業協会が推計している即席めんの生産量では、チキンラーメンが誕生した1958年には1300万食だったのに対し、2015年では56億食と言われています。

忙しさからサッと料理を済ませたい方に人気なのはもちろん、最近ではバリエーションも豊富になってきているインスタントラーメンはアレンジも豊富にできることから多くの人々に愛されるようになりました。そんな中でも世界初のインスタントラーメンとして誕生したチキンラーメンは、一度は食べたことがあるという方が多いのではないでしょうか？

チキンラーメンといえば、その名の通りチキンのエキスが入っている鶏がら風味が美味しいラーメンだということはご存知でしょうが、どんな人が作ったのか、どんな歴史が隠されているのかご存知でない方も多いのでは…？そこでまずは、チキンラーメンがどんなラーメンなのか、チキンラーメンの歴史について学んでみましょう！

チキンラーメンを開発したのは、日清食品創業者である安藤百福さん。終戦後の大阪・梅田の闇市で焼け跡の屋台に、一杯のラーメンを求めて長い行列を作る人々の姿が脳裏から離れず、「もっと手軽にラーメンを食べられないものだろうか」という思いから、家で手軽に食べられるインスタントラーメンの開発をしました。そのインスタントラーメンがチキンラーメンです。

チキンラーメンのスープは、商品名からもイメージできるように国産チキンを100％使用した鶏がらスープです。チキンラーメンの開発者・安藤百福さんは一体なぜ、チキン味にしたのかというと、フランス・中国どこの料理先進国でもスープの基本はチキンであることから、みんなに愛されるチキン味にしようと開発当初から決めていたそうです。

一般的な袋入りインスタントラーメンは麺とは別に、かやくやスープが付属されています。しかし、チキンラーメンはお湯をかけて蓋またはラップなどで密封すれば完成するという特殊なインスタントラーメンです。チキンラーメンは小麦粉をこねて線状に切り出して蒸した後、チキンエキスで味付けをしてから油で揚げて乾燥させています。

そのため、スープが麺にしっかりとしみ込んでいるので、チキンラーメンは他のインスタントラーメンのように別添のスープを入れなくてもそのままお湯をかけるだけで完成するのです。器にチキンラーメンとお湯を入れて3分待つだけで美味しいラーメンが簡単に出来上がるなんて最高ですよね！

麺にしっかり味がつけられているからお湯をかけるだけで完成するインスタントラーメン・チキンラーメン。一般的なインスタントラーメンと異なり、麺に味がついているということで、チキンラーメンはそのまま食べても美味しいと言われています。スナック感覚でおやつとして食べることはもちろん、お酒のつまみとして食べるのも人気です。

お湯を注いでも、そのまま食べても美味しいチキンラーメン。そんなチキンラーメンのCMモデルとして2013年7月から出演しているのが日本の人気女優・新垣結衣です。新垣結衣が出演したチキンラーメンのCMは度々「かわいい」と話題になっていたのですが、2017年11月から放送されだしたチキンラーメンのCMでは違った意味で話題を集めているようです。

その動画というのが、新垣結衣がチキンラーメンをそのまま食べるという『0秒チキンラーメン篇』です。タイトルからしてなんとなく内容の想像がつくかもしれませんが、新垣結衣がチキンラーメンをそのまま食べたCMとは一体どんなものなのか、まずはチェックしてみましょう！

チキンラーメンの新CM・『0秒チキンラーメン篇』では、新垣結衣が演じる「ゆいきち」が動画サイトYUI TVの視聴者に向かって「0秒チキンラーメン作ってみます！」と登場し、お湯を沸かして調理するのかと思いきや、0秒で調理終了に！その後、新垣結衣が演じるゆいきちはチキンラーメンをそのままガブッとかじりつき、「うまい！」と満足するいうストーリーです。

新垣結衣も「うまい！」と絶賛する、0秒チキンラーメン。新CMで0秒チキンラーメンが紹介される以前から、チキンラーメンをそのまま食べても美味しいということは巷でも有名な話でしたが、本来はお湯を注いで食べるため味付けがちょっぴり塩辛くなってしまうことや1日の塩分摂取量が気になるところです。

チキンラーメン1袋に含まれる塩分量は、麺&かやくが2.3g、スープが3.3gとなっているので、そのまま食べると塩分を5,6g摂取してしまうということです。『日本人の食事摂取基準2015年版』によると、生活習慣病予防などを考慮した食塩摂取量の目標量は、成人男性が1日8.0g未満、成人女性が1日7.0g未満とされています。

これらを踏まえた上で考えると、チキンラーメンをそのまま食べる事で1日分の塩分の半分以上をチキンラーメンで摂取する事になってしまいます。たまになら良いでしょうが、しょっちゅうチキンラーメンをそのまま食べるのは健康的にもあまり良くないでしょう。そこでおすすめなのがそのままチキンラーメンのアレンジです。

簡単にできて、なおかつそのままチキンラーメンの美味しさを引き出してくれるアレンジって一体どんなアレンジ方法が挙げられるのでしょうか…？お次は、そのままチキンラーメンの簡単アレンジを調査してみましょう！

焼きそばとご飯をソースの味付けで炒めた焼飯・そばめし。ごはんとそばの食感がなんとも言えない美味しさのそばめしですが、焼きそば麺を使用せずにチキンラーメンで代用するというアレンジも良いですよ。チキンラーメンにはそのまま味が付いているのでソースはいつもより控えめにして味付けしましょう。

「卵が絡んで絶品！」と人気のアレンジが『釜玉風チキンラーメン』です。作り方は、鍋でチキンラーメンを１分煮込み、スープと麺を分けて麺だけを器に入れて生卵を割って乗せます。お好みで刻みネギなどをトッピングすれば完成です！

いつものお好み焼きに、チキンラーメンをそのまま投入するという簡単アレンジはいかが？作り方は、お好きな具を入れたお好み焼きをいつものように作ります。そのお好み焼き生地に粗めに砕いて混ぜたチキンラーメンを入れるだけ。カリカリとした食感のチキンラーメンがクセになる美味しさです。

チキンラーメンをバーガーのメインに使用するという『チキンラーガー』もおすすめです！作り方は、バンズにマーガリンを塗り、レタス・スライスチーズ、輪切りにしたトマトを載せます。その上に10秒だけお湯にふやかしたチキンラーメンをのせ、辛子マヨネーズをたっぷりかけてバンズを乗せれば完成です！こちらはいつもと違ったバーガーが楽しめて美味しいと話題になっています。

ただでさえ時短メニューである焼きそばですが、チキンラーメンを使ったアレンジだと一層時短にできますよ！キャベツやにんじん・もやしなどお好みの野菜を炒め、適度に炒まった所でチキンラーメンを投入し、水を約200cc入れて麺を柔らかくします。蓋をして茹でながら時々麺をひっくり返し、水気が切れたら麺をほぐして完成です。

今話題の0秒チキンラーメンのご紹介まとめはどうでしたか？そのまま食べるという0秒チキンラーメンは、新垣結衣も「うまい」と認める美味しさで、早くも真似した方がネット上にも多く挙げられているようです。また、チキンラーメンはそのまま食べるのはもちろん、アレンジしても美味しいという事がわかりました！

焼きそば麺の代わりとして、そばめしや焼きそばを作る定番アレンジや、ちょっぴり斬新なお好み焼き風アレンジやバーガーのメインとして使用するアレンジなどなど…。使い方次第でチキンラーメンはかなりの料理バリエーションになるようです。そのまま食べてもアレンジしても美味しいチキンラーメンで毎日の食卓を簡単に美味しくしましょう！