チキンラーメンの卵が固まらない？CMのように綺麗に作るタイミングは？

今では多くの人が食べているインスタントラーメン。サッと短時間で簡単に作れて美味しいという魔法の様なラーメンです。いまでこそ多くの人が当たり前の様に食べているインスタントラーメンの種類は豊富で、選ぶ楽しさもありますが、数十年前まではインスタントラーメンって無かったんです。

では、一体いつ頃インスタントラーメンは世に誕生したのか知っていますか？世界初のインスタントラーメンが誕生したのは今から約60年前の1958年。日清食品が販売するチキンラーメンが世界初のインスタントラーメンとして売り出されました。

チキンラーメンは袋入りインスタントラーメンでありますが、調理方法は容器にチキンラーメンを入れてお湯をかけて蓋をするかラップなどで密閉するだけという、カップラーメンとほぼ同様の調理方法です。そのため、他の袋入りインスタントラーメンと比べても「手軽で美味しい！」と人気を集め、現在でも末永く愛されている日清食品の看板商品です。

そんな世界初のインスタントラーメンとして今でも愛され続けているチキンラーメンといえば、卵をトッピングして食べるのが定番中の定番です！2003年に商品改良された際、チキンラーメンの中央部には『たまごポケット』と呼ばれるくぼみを付けて卵を載せ易くされたことで、『チキンラーメンのトッピングは卵』という定番になったのです。

チキンラーメンではCMでも卵をのせて食べているシーンがあるのですが、CMでは卵の白身まで綺麗に固まっている様子がわかります。白身は綺麗に固まっていながらも黄身は半熟。そんな半熟の黄身に絡めて食べるチキンラーメンはCMを見ているだけでも「美味しそう…」とよだれが出てきてしまいますよね。

そんな美味しさとは裏腹に、チキンラーメンを作ることに苦戦している方も多いのだとか。一体どの様な点で苦戦しているのかというと、圧倒的多数なのが卵の白身部分の固まり具合についてであることがわかりました。

多くの人が「チキンラーメンのCMのように卵が綺麗に固まらない…」と苦戦しており、「何度挑戦しても卵の白身部分がCMの様に綺麗に固まらない…」という人もネット上では多く見かけます。卵を綺麗に固められないことから、「チキンラーメンのCMってCGなのかな…？」と疑惑の目を向けている方もいるようです。

結論から申し上げますと、チキンラーメンのCMで綺麗に卵が固まっているのはCGではありません。卵が綺麗に固まらないのには理由があるのです。では、チキンラーメンのCMの様に卵が綺麗に固まらないという方達が気づかぬうちにしてしまっているミスとは一体何なのでしょうか？まずは、チキンラーメンのCMの様に卵が綺麗に固まらない理由について学んでみましょう。

チキンラーメンのCMの様に卵が綺麗に固まらない理由は、やはり『卵』に隠されていました。あなたがチキンラーメンに卵を要する際、冷蔵庫から取り出したばかりの冷たい卵を使用していませんでしたか？実は、これが白身を綺麗に固められない最大の原因であるようです。冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵はお湯の熱さを相殺してしまう為、上手く白身を固められません。

そのため、冷蔵庫から出したばかりの卵ではどうしても卵の白身部分が綺麗に固まらない原因になってしまうのです。つまり、卵自体の温度が高いほど、お湯を注いだ際に白身が固まるのが早くなるのです。

チキンラーメンのCMの様に卵が綺麗に固まらない原因が冷たい卵だったという事がわかりましたが、それだけでチキンラーメンのCMの様に綺麗な卵が作れるわけではありません。では、一体どうすればチキンラーメンのCMの様に綺麗な卵を作る事ができるのでしょうか？卵を綺麗に固める作り方のコツなどはあるのでしょうか…？

そこで今回は、チキンラーメンのCMの様に卵を綺麗にする作り方のコツを調査してみました。一体どの様な作り方のコツを抑えればチキンラーメンのCMの様な綺麗な卵が作れるのか、早速チェックしてみましょう！

先ほど卵が綺麗に固まらない理由で冷たい卵を使用しているからだと説明させていただきました。卵自体の温度が高い方が白身が固まるのが早くなり、綺麗な卵が出来ます。ですから、まずは卵を温めておきましょう！あらかじめ冷蔵庫から出しておいた卵をマグカップに入れておき、30度程度のお湯を注いで温めます。

「お湯で温めるのめんどくさいな…」という方は、常温で試してみるのも良いでしょう。常温の卵であればお湯で温めた卵よりは綺麗に固まる確率が下がるものの、冷蔵庫から取り出したばかりの冷たい卵を使用した時よりかは固まります。夏は30分前、冬は1時間前を目安に冷蔵庫から出しておくと良いでしょう。

効率よく、さらに綺麗に卵を固めたいのなら卵だけではなくどんぶりも温めておきましょう！どんぶりに熱湯を注いで温めます。どんぶりが温まったらお湯を捨て、更にもう一度熱湯を注いでどんぶりを熱い状態にしておきましょう。こうすることで効率よく、より綺麗に卵を固めやすくなります。どんぶりを温める際に使用した熱湯は捨ててくださいね。

いよいよチキンラーメンを作る工程へ進むのですが、チキンラーメンは他のインスタントラーメンとは異なり、スープやかやくがついていない為、熱湯を注いで待つだけで完成するという超簡単インスタントラーメンです。簡単だからこそ、手を抜いてはいけないのがお湯です。

チキンラーメンを作る際に使用するお湯はポットで事前に沸かしたお湯ではなく、沸かしたばかりの熱湯を使う様にしましょう。そうすることで一層美味しく、卵も綺麗に固まりやすいのです。熱湯を注ぐ際には、そーっと卵を白身のふちから黄身の方へ円を描くようにして細かく回しかけてください。黄身にお湯をかけてしまうと黄身が崩れてしまう恐れがありますので要注意です。

そーっと熱湯を注いだら後は3分待つだけなのですが、ここで忘れてはいけないのが『蓋をする』ということです。サイズの合った蓋を使用していなければ、隙間から蒸気が逃げて行ってしまいますので、どんぶりのサイズにあった蓋を使用するようにしましょう。チキンラーメン専用のふた付きどんぶりも販売されていますので、そちらを使用するのもよいでしょう。

「どんぶりにあったサイズの蓋もチキンラーメン専用のふた付きどんぶりも持っていない…」という場合は、ラップを使用して密封するようにしましょう。これで卵が綺麗に固まったチキンラーメンが完成します！

これだけ万全の対策を行っても「どうしても綺麗に卵が固まらない…」という場合はどうすればよいのでしょう…？CMでやっている方法にこだわらないのなら、次のような方法で卵を温めるのもおすすめです！

どうしても綺麗に卵が固まらない場合は電子レンジであらかじめ卵を温めておきましょう！まず、耐熱性のコップにごく少量の水を入れます。こうすることでコップに卵がくっつくのを防止します。次に、コップに卵を入れ、コップの中に卵が浸かる程度の水を注ぎます。水が少ないと卵が爆発する恐れがありますので、水の量には気を付けましょう。

また、水を注ぐ際には白身が崩れないようにそーっと優しく注いでくださいね。その後、耐熱性のコップに入った卵を500Wの電子レンジで40～50秒ほど加熱します。卵が半熟になったら、ザルにそっとあけて余分な水を捨て、卵をチキンラーメンのくぼみに入れましょう。後は優しくお湯を注いで3分まてば完成です。

チキンラーメンの卵が綺麗に固まらない理由・作り方まとめのご紹介はどうでしたか？なかなかチキンラーメンのCMのように綺麗に白身を固めるのは難しいです。しかし、卵とどんぶりを事前に温めておくことでチキンラーメンのCMのような卵が綺麗に固まった状態でチキンラーメンを食べることができます！

卵を30度程度に温めておいたり、どんぶりを温めておくなど…手間がかかりますが、CMのような見た目の卵が完成すれば、いつものチキンラーメンも格別美味しく感じるのではないでしょうか？今まで綺麗に卵が固められなかった方も今回ご紹介した方法で、是非チャレンジしてみてくださいね。