塩ラーメンは太る？カロリーやダイエット中におすすめの食べ方も！

塩ラーメンはこってりしすぎず、あっさりしすぎずで食べやすいラーメンとして人気です。サッポロ一番の塩ラーメンは定番人気で、よく知られているでしょう。外食で食べる塩ラーメンも、お店によって塩だれスープの味に特徴があるので、幅広く楽しめます。

そのような人気のある塩ラーメンで、太るのかどうかを詳しく解説していきます。併せて、太るのを防ぐ食べ方も紹介しましょう。

塩ラーメンのカロリーは1人前(750g)あたり約473kcalです。これはトッピングにチャーシューとメンマ、ねぎを使用した場合によるものです。同じ塩ラーメンの内容で、含まれる糖質は約66.45gになります。これにコーンのトッピングを加えると、さらにカロリーや糖質も高くなるでしょう。

塩ラーメンは麺に含まれる糖質量が多いため、糖質制限ダイエット中の方は避けた方が良いかもしれません。

市販の塩ラーメンでは、袋めんが440kcalを少し超え、カップ麺が300kcal程度になります。袋めんの方がカップ麵より、カロリーが高めであることが分かります。

例えば、サッポロ一番の塩らーめんは1食443kcalで、これは天ぷらそばやロースカツ1人前と同じくらいのカロリーです。そのように考えると、塩ラーメンのカロリーは高めであるといえるでしょう。

他のラーメンの種類と比較すると、塩ラーメンはカロリーも糖質も低めの方です。坦々麺はスープに練りゴマやカシューナッツなどの種実類をたっぷり使用しているので、ラーメンの中ではスバ抜けて高カロリーになります。

糖質量を見ると、塩ラーメンは低めではありますが、他のラーメンと大きな差はありません。これは、どの種類のラーメンの糖質量も、大部分が中華麵の糖質によるものだからでしょう。

ラーメンは中華麺がメインの料理であるため、糖質の塊といってもよいほど高糖質です。外食で塩ラーメンの替え玉をすると、糖質摂取量が一気に上がるので、ダイエット中は我慢しておきましょう。

人間の身体は糖質を摂取することで血糖値が上がり、それを安定させるためにインスリンが分泌されます。インスリンは糖をエネルギーに変える働きがありますが、使用されず余った糖質は中性脂肪として蓄えられるのです。そのような理由から、塩ラーメンの食べ過ぎは、糖質過多で太る原因につながるでしょう。

麺だけでも高カロリー高糖質であるのに、その上トッピング具材まで高カロリー高糖質のものを多量に使用すると、確実に太るでしょう。例えば、脂身の多いチャーシューや濃厚バター、煮卵などは高カロリーです。ダイエット中はトッピングの量を半分にするなど、食べ方を工夫した方が良いでしょう。

ラーメン類の中では低カロリーな塩ラーメンでも、トッピングによっては太る可能性があるので、注意してください。わかめや海苔、メンマなどのトッピングは、低カロリーでおすすめです。

食前にホットドリンクを飲むと、体が芯から温まり胃の働きが促進されて、消化吸収力が高まります。それに伴い、代謝が上がり太るのを防止するのに効果的であるといわれています。また、食前にホットドリンクでひと息つくことで、心身がリラックス状態になるため、どか食いや食べ過ぎを防止につながるそうです。

ダイエット中ならノンカロリーのホットドリンクが良いでしょう。温かい緑茶には脂肪燃焼効果のあるカテキンが含まれているので、おすすめです。塩ラーメンに限らずどんな料理の場合でも、食前のホットドリンクには同じ効果があるので、ぜひ習慣にしてみてください。

塩ラーメンで太るのを防ぐために、具なしで食べるのは栄養が偏ってしまい、健康面でも良くありません。ダイエットはただカロリーを低めにすれば良いわけではなく、カロリーをエネルギーに変えるための、タンパク質をはじめ他の栄養素も必要不可欠です。

また、塩ラーメンのスープには多くの塩分が含まれています。野菜に含まれるカリウムには、余分な塩分を排出する効果があるそうです。ダイエット中は外食せずになるべく家で作り、野菜をバランス良く摂り入れることをおすすめします。

野菜は麺と同じくらいの量をトッピングするとベストですが、美味しくできる範囲でなるべく多めに食べるようにしてください。もやしや白菜、キャベツなど家にあるものを使用してOKです。タンパク質が豊富に含まれる、卵や焼き豚と組み合わせても良いでしょう。

ラーメンはすすって食べるイメージですが、しっかり噛まずに飲み込んでしまうと早食いになります。人が満腹を感じるまでには、食事を始めてから約15分はかかるそうです。早食いだと満腹までに多くの量を食べてしまうことになり、太る原因につながります。また、一気に麺を食べてしまうと、血糖値が急上昇しやすいそうです。

時間をかけてよく噛むことで、食べ過ぎて太ることを防止できます。また、よく噛めば唾液が多めに分泌されるので、消化の働きを促進しダイエットにも効果的です。また、麺とスープを一緒に食べると、麺をよく噛まないままスープで流し込んでしまいがちです。そのため、よく噛むには麺とスープを別々に口に入れて食べた方が良いでしょう。

お酢はラーメンと相性の良い調味料の一つです。ラーメンで太るといわれているのは、血糖値が急激に上がることが原因とされています。お酢に含まれている酢酸は、血糖値の上昇を緩やかにする効果があるそうです。他にも、お酢には体脂肪の燃焼を促進する働きもあり、太るのを防ぐ可能性が期待できます。

ラーメン店で外食する時は、餃子用のお酢が設置されていることが多いので、そのお酢を活用してラーメンにかけてみてください。ただ、お酢はかけすぎると胃を痛めてしまうこともあるため、1食分の塩ラーメンに大さじ1くらいにしておいた方が良いでしょう。

塩ラーメンは薬味を加えることによって、さらの風味が増して美味しくなります。ラーメン店で外食する時は、カウンターに薬味の入った容器が設置されていることが多いでしょう。特に、ネギやごま、にんにくなどの薬味は、太るのを防ぐ効果が期待できます。

薬味独特の辛味や苦味は、硫化アリルをいう成分によるものです。この硫化アリルと焼き豚などのビタミンB群を一緒に摂ると、ラーメンの糖質を効果的に燃焼します。外食した時は、どんな薬味が置いてあるかチェックし活用してみてください。

塩ラーメンはスープも美味しいですが、塩分や脂肪分が多く含まれているため、太るのを防ぎたい場合は飲み干さないようにしてください。スープを飲まなければ、カロリーを200～300kcalほどカットすることができます。どうしてもスープを飲みたい場合は、半分量までにしておくと良いでしょう。

塩ラーメンを食べるなら、外食でも自宅でサッポロ一番などを作る場合でも、昼の時間帯に食べるのがおすすめです。昼に食べれば食後に活動することで、塩ラーメンのエネルギーを有効に消費することができます。

夜に食べると日中ほどエネルギーが消費されにくく、寝ている間に体内に脂肪として蓄積される可能性が大きいです。もちろん、夜飲んだあとにラーメンで〆るなどというのは、太る要因になるためやめておきましょう。

塩ラーメンで太るのかどうかを詳しく解説してきました。塩ラーメンは糖質量が多く、太る要素のある料理です。しかし、食べ方を工夫すれば、ダイエット中でも食べることができます。

紹介した太りにくい食べ方を参考にして、たまには美味しい塩ラーメンを食べても良いでしょう。そして、ストレスを溜めることなく、ダイエットを長続きさせてください。