玉ねぎは太るのか調査！ダイエットに不向きと言われているが実際は？

玉ねぎは健康に良いイメージがありますが、玉ねぎで太ることがあるのかどうかを徹底調査しました。ダイエットに不向きな食べ方や太るのを防止する食べ方などを、詳しく解説していきます。

玉ねぎのカロリーや糖質、炭水化物量についても、他の野菜と比較しながら一緒に見ていきましょう。太るのを防止する玉ねぎのおすすめレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

玉ねぎのカロリーは大きさによって変わってきます。サイズ別にカロリーを調査したところ、大一個(277g)で102kcal、中一個(219g)で81kcal、小一個(150g)で56kcalです。他の野菜と比べると玉ねぎのカロリーはやや高めであるため、食べ過ぎると太る、あるいはダイエットに不向きといわれるのかもしれません。

また、糖質量は中一個の大きさで13.5gになります。糖質制限ダイエット中は、1日60g以内の糖質量に収めることが原則です。それを考慮すると、1日に中一個の玉ねぎを糖質制限中に食べるのは不向きです。一個ではなく半分量にする方が、確実に太るのを防止することができます。

玉ねぎをどのように調理するかによって、カロリーや糖質、炭水化物量が大きく違ってくることが分かります。太るかどうかは、調理法の影響が大きく関わってくることがポイントです。例えば玉ねぎと水で作るオニオンスープは、水分量の割合が高くなるため、カロリー、糖質、炭水化物量が低めになります。

そのため、太るのを防止するのに良い料理といえるでしょう。油で揚げたオニオンフライは、衣が油を吸収するため、カロリー、糖質、炭水化物量が高めになります。そのため、太るのを防止しにくくダイエットには不向きな料理です。

よって、カロリーの高い玉ねぎ料理を食べ過ぎると、太る可能性が大きくなります。玉ねぎで太るのを防止するには調理法に配慮して、油の量を控えたり、一個を半分に減らして使用するなどしましょう。

他の野菜と比較すると、玉ねぎのカロリーや糖質は高めであることが分かります。特に糖質は他の野菜よりも、群を抜いて高めです。炭水化物の一種が糖質であるため、必然的に炭水化物量も多くなります。

玉ねぎは他の野菜に比べてカロリーや糖質、炭水化物量が高めですが、本当に玉ねぎで太るのか気になるところです。ここでは太るのかどうかを詳しく検証してみましょう。

大根やキャベツなどと比較すると、玉ねぎのカロリーや糖質は高めに感じますが、総体的に食品として見ると決して高い方ではありません。太るのでダイエットに不向きなのでは？と心配しているのであれば大丈夫です。

玉ねぎを食べたことが原因で太るということは、ほとんどないと考えて良いでしょう。ただし、調理法によってはカロリーや糖質、炭水化物量が増えるため、食べ過ぎで太ることもあります。例えば、玉ねぎの天ぷらやフライなどの揚げ物は、かなり高カロリーであるため、太るのを防ぎたい方には不向きな調理法です。

玉ねぎの糖質量はトマトやキャベツと比較すると多いので、太るような気がするかもしれません。しかし、糖質や炭水化物量が多い野菜のじゃがいもやかぼちゃと比較すると、玉ねぎは半分以下の糖質と炭水化物量で、それほど多くはないようです。

糖質制限ダイエット中の場合は、食べる量に配慮すれば大丈夫でしょう。中サイズ一個の半分量ほどに抑えると、1日の糖質摂取量を調整しやすいです。また、玉ねぎを水にさらしたり、湯通しすることで、生の状態の時よりも糖質量を減らすことができます。

糖質量が減るということは、甘み成分も減るということです。長時間で水にさらしすぎると、ビタミンやミネラルなどの栄養分も一緒に流れ出てしまうので、注意してください。

玉ねぎを夜に食べることが、必ずしも太る原因になるとは限りません。夜に玉ねぎをどのような調理法で食べるのかにもよります。例えば、サラダや酢の物にして食べれば、カロリーや糖質も抑えられて、夜に食べても太る心配はないでしょう。逆に、夜に油を多く使用した調理法で食べ過ぎると、太る可能性があります。

しかし、太ることを気にして、夜に玉ねぎ一個分のサラダや酢の物だけなのは、おすすめできません。夜中に空腹で眠れず、結局夜食を食べてしまうと、返って太ることになります。夜の睡眠中に脂肪は燃焼されるため、快適な睡眠が必要です。夜の食べ過ぎは良くありませんが、適度な量を栄養バランス良く摂取しましょう。

玉ねぎは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の、両方を含んでいるのが特徴です。水溶性食物繊維は便秘解消の効果があり、腸内の老廃物を排出することで、太る要因を防止できます。不溶性食物繊維は、血糖値の上昇をゆるやかにして脂肪の吸収を抑制する働きがあるため、ダイエット効果が期待できるでしょう。

玉ねぎの辛味成分硫化アリルに含まれるアリシンは、ビタミンB1と結合すると糖質代謝や乳酸代謝を促進する働きがあります。そのため、太るのを防止できる上に、疲労が溜まりにくくなる効果が期待できるでしょう。

また、硫化アリルには新陳代謝を高める効果もあります。硫化アリルは水に溶けやすい性質であるため、食べ方を工夫すれば基礎代謝がアップして、太るのを防止できる可能性が大きいです。

辛味成分硫化アリルの種類である硫化プロピルとアリシンには、血糖値を低下させる働きがあります。硫化プロピルは生の状態で食べてこそ、効果を発揮するそうです。また、アリシンはスライスしたりみじん切りにしたりして、細胞を破壊する時に発生する成分になります。

アリシンはビタミンB1と結びついて、インスリンの分泌を活発にするそうです。調理法によって効果を発揮する度合いが違ってくるので、留意しておいてください。

玉ねぎを食べると血液がサラサラになることは、よく知られています。これは玉ねぎに含まれている、ポリフェノールの一種であるケルセチンの働きによるものです。血液がサラサラになると、動脈硬化や成人病を予防することができます。また、血行が良くなることで、代謝を促進し太るのを防止できまるでしょう。

前述したように血液がサラサラになると、血行が良くなり冷え性が改善される効果があります。冷え性が悪化すると代謝が低下し、手足のむくみを引き起こす原因になります。玉ねぎを食べて血行を良くし、むくみを解消しましょう。

玉ねぎは生のままでも加熱しても美味しく、幅広い調理法で楽しめます。しかし、身体に良いからといって食べ過ぎには注意してください。食べ過ぎると、口臭や体臭が強くなることがあります。

また、玉ねぎに含まれるアリシンは強力な殺菌作用がありますが、食べ過ぎると胃が過剰に刺激されて、吐き気を伴うことがあるそうです。他にも、食べ過ぎは胃酸の分泌が多量になり、胸焼けや胃もたれを起こす可能性もあります。1日に玉ねぎ一個は食べ過ぎで、中サイズの1/4個(50g)くらいを目安量にしましょう。

玉ねぎは加熱しても美味しく食べられますが、加熱しすぎると失われる栄養素もあります。例えば、太るのを防止する硫化アリルは、加熱すると別の成分に変化するのが特徴です。加熱しすぎるのは、ダイエットに不向きでしょう。また、玉ねぎを加熱すると甘みが増して量も減り、ついつい食べ過ぎてしまうので注意してください。

玉ねぎの辛味を和らげるために、水に晒す方法があります。しかし、水に晒しすぎると硫化アリルが流れ出てしまうため、ダイエットには不向きです。辛味を取りたい場合は、スライスにして酢と塩を混ぜてから、しんなりしたところで絞ると良いでしょう。

このようにすれば、硫化アリルを流出せずに辛味成分だけ抜けます。シャキシャキ感も残って美味しいので、ぜひ試してみてください。

玉ねぎには太るのを防止する栄養素が含まれていますが、ダイエット効果を発揮するには新鮮なものを選ぶ必要があります。古くなってしまったものは栄養素も抜けており、ダイエットには不向きです。

新鮮な玉ねぎの選び方は、皮付き丸々1個の状態で身が硬くなっているものが良いです。触ってぶよぶよとしたものは、新鮮ではありません。また、玉ねぎの先端から新芽が出始めていたら、味が落ちている証拠です。

【材料】2人分

• サバ水煮缶：1缶
• 玉葱：1/2個
• 乾燥パセリ：適量

• 粒マスタード：大さじ1
• マヨネーズ：大さじ1
• オリーブオイル：小さじ2

1. 玉葱は繊維に沿って薄切にし、軽く水にさらします。
2. 容器にAの材料を全て入れ、混ぜ合わせます。
3. ボウルにサバ水煮缶を汁ごと入れて、食べやすい大きさにほぐします。
4. 1と2を加えて全体を混ぜ合わせます。
5. 味見をして塩コショウで調整します。
6. お皿に盛って、仕上げに乾燥パセリをふったら完成です。

切って和えるだけで簡単にできる、太るのを防ぐダイエットレシピです。1人分の糖質量がわずか6gのため、糖質制限中の方にも良いでしょう。また、サバ水煮缶には、ビタミンB12やビタミンDの栄養成分が多く、健康に良い食品として注目されています。

玉葱のスライスは、スライサーがあれば使用した方がさらに薄くカットできるため、美味しく仕上がります。

【材料】1人分

• 玉葱：1個
• ブナピー：お好み量
• 顆粒コンソメ：小さじ1.5
• 水：200cc
• こしょう：適量
• パセリ：お好みで

1. 玉葱は皮をむいて、切り込みを入れます。
2. 耐熱ボウルに1を入れて、ふんわりラップをかけます。
3. 600Wのレンジで約7分加熱します。
4. ブナピーは根元を切落とし、小房に分けます。
5. 3にブナピー、水、コンソメを加えて、軽くかき混ぜます。
6. 500Wのレンジで4分半ほど加熱します。
7. 仕上げにパセリをふったら完成です。

玉葱のとろける食感が美味しい、太るのを防ぐオニオンスープレシピです。血液サラサラ、脂肪燃焼、デトックスと健康に嬉しい効果がたっぷり詰まっています。玉葱に切り込みを入れる時は、下部分を1cmほど残しておくとバラバラになりません。

また、レンジで加熱する時は玉葱の様子を見ながら、焦げないように調整してください。ブナピーの代わりに、しめじなど好みのきのこ類を使用しても良いでしょう。

【作り方】

• 玉葱：1個
• 酢：120ml
• はちみつ：適量

1. 玉葱はみじん切りにして、そのまま常温で30分間放置します。
2. 鍋に酢とはちみつを入れて、火にかけます。
3. みじん切りにした1を加え、かき混ぜながら2～3分ほど加熱して完成です。

酢玉ねぎは血流効果があり代謝を向上させるため、太るのを防止するのにおすすめです。また、使用する酢は穀物酢でも米酢でもお好みで構いません。はちみつがない場合は、ケーキシロップで代用してもOKです。

玉ねぎを選ぶ時は、皮が白っぽいものより、褐色の方が良いそうです。酢玉ねぎは冷めたら、蓋付きの瓶等に入れて冷蔵庫で保存してください。

そのまま食べてもサラダのドレッシング代わりにしても美味しく食べれます。玉葱をスライスして15分置くのは、血液をサラサラにする物質に変化させるためです。アルコールが苦手な方は、酒を煮切ると良いでしょう。簡単にできて太るのを防止するのに効果的なため、ぜひ作ってみてください。

玉ねぎで太るのかを徹底解説しました。玉ねぎのカロリーや糖質、炭水化物量は、太ることを気にするほど多くありません。太ることを心配する必要はなく、それどころか栄養を豊富に含んでおり太るのを防止する要素があるので、ダイエットに効果的な食べ物といえるでしょう。
 

ただし、揚げ物やバター炒めなど高カロリーになる調理法で玉ねぎを食べると、太る可能性があるので注意しましょう。特に夜の高カロリー摂取は、ダイエットには不向きなため気を付けましょう。