鷹の爪が無い時の代用品まとめ！一味や七味は代用として使える？

鷹の爪は料理に辛みを加えるためのアクセントとして使われることが多い調味料となっており、アヒージョやペペロンチーノ、中華料理に使われることが多いです。鷹の爪は赤唐辛子の一品種となっており、日本では唐辛子の代表的な品種として扱われ、別名コーレーグースといわれています。

辛みが強いのが特徴で、先がとがった特徴的な形状が高の鋭いかぎづめに似ていることから鷹の爪と呼ばれています。本記事では鷹の爪の代わりになるおすすめ調味料や、代用できない調味料について紹介していきますので、鷹の爪の代用を探す際の参考にしてください。

鷹の爪が家にない場合、代わりになる調味料について見ていきましょう。鷹の爪は一味唐辛子や七味唐辛子など、唐辛子が使われている調味料であれば、代用することが可能です。また、鷹の爪が含まれていなくても、辛み成分が含まれているものであれば、代用することができます。

七味唐辛子は鷹の爪の他に山椒や陳皮、芥子、麻の実、シソ、青海苔、黒ゴマ、しょうががブレンドされた風味豊かな調味料です。一味唐辛子のように鷹の爪を乾燥させた実をすりつぶして粉末にした、調味料と比べると香りも良く、辛みも少し控えめになっているものが多いです。

七味唐辛子や一味唐辛子はうどんや豚汁などのアクセントに加えることが多いですが、鷹の爪の代用品として使用することも可能です。しかし、七味唐辛子は一味唐辛子とは違い、他の香辛料が含まれているため、たくさん入れてしまうと料理の風味などが変わってしまう場合もあるので注意しましょう。

コチュジャンは韓国の代表的な調味料となっており、もち米麹と鷹の爪を主材料とした発酵食品です。鷹の爪が使われているコチュジャンは、辛みだけではなく甘みも強いのが特徴の調味料です。また、料理に使うだけではなく、肉や野菜に直接ディップして食べたり、ビビンバの味付けトッピングとしても使用されています。

そんなコチュジャンには鷹の爪が含まれているので、代用することが可能です。しかし、もち米麹は少し甘いため、鷹の爪を使った甘辛い料理とは合いますが、辛みだけをアクセントとして使う場合は注意しましょう。

ハラペーニョは主にメキシコ料理などで使用されている青唐辛子の1種です。ハラペーニョと同じ大きさのハバネロと一緒に考えてしまう人も多いですが、ハラペーニョはハバネロと比べると激辛食材ではありません。ですが、辛みはしっかりとあるので、味を確認しながら調節しつつ加えていきましょう。

ただし、ハラペーニョはメキシコ料理やペペロンチーノなどの洋風の料理に合わせやすい辛みとなっているため、鷹の爪を使った和食などの代わりに使うと合わない可能性があるので、注意しましょう。

赤唐辛子の1種としても知られている鷹の爪は、同じ唐辛子種の青唐辛子でも代用することが可能です。ハラペーニョも青唐辛子の1種ですが、しし唐などの青唐辛子の品種でも鷹の爪の代わりにできます。青唐辛子は赤いものと比べると辛さにバラつきのある品種になるので注意が必要です。

そのため、鷹の爪の代用として使用する際は、必ず調理前に少し味見をしてから使うようにしましょう。

中華料理の調味料として使われることが多い豆板醬は、鷹の爪の代わりとしても使うことが可能です。豆板醬は麻婆豆腐や回鍋肉などの中華料理に使うイメージが強いのですが、実はイタリアンのペペロンチーノにも使用することができます。

ただし、豆板醬は原料にソラマメを使っており、味噌と同じように発酵させて作るため、独特の香りがあります。そのため、鷹の爪の代用品としてペペロンチーノなどに使う場合は量に注意しましょう。

同じ赤唐辛子の1種でもあるカイエンペッパーも鷹の爪の代わりに使うことが可能です。ただし、鷹の爪は輪切りにしたものに対して、カイエンペッパーは赤唐辛子を粉末状にした調味料になります。唐辛子は粉末に近いものの方が辛味が強いため、辛いものが苦手な場合は使用する量に注意しましょう。

糸唐辛子は辛みの少ない赤唐辛子を乾燥させて、細かく糸状に切った調味料のことをいいます。辛みが少ない糸唐辛子でも鷹の爪の代用として使うことができますが、鷹の爪と比べると辛みが少ないので、味を調節しながら使用するようにしましょう。

レッドペッパーはカイエンペッパーと少し違い、乾燥した赤唐辛子とさらに、焙煎した赤唐辛子もブレンドした調味料です。鷹の爪と比較すると、辛みだけではなく香ばしい香りも感じることができる調味料で、粗目のパウダーとして販売されています。

赤唐辛子が入っているので代用することは可能ですが、香りが少し異なるので、調節しながら使用するようにしましょう。

鷹の爪がなくても豆板醬や青唐辛子などさまざまな調味料で代用することが可能です。しかし、代用するにあたっておすすめできない調味料もあります。次は、代用しない方が良いとされている調味料を見ていきましょう。

ラー油は赤唐辛子やその他の香辛料を植物油で加熱して作られている調味料です。辛み成分を油の中に入れて作り上げられている調味料は基本的に油っぽいため、使用できる料理の種類が限られてきます。

中華料理やペペロンチーノなどイタリアン料理に使用する分には問題ありませんが、和食などあっさりとした料理の代用に使用するにはあまり向いていません。

おでんなどに使用される一般的な黄色いからしは和がらしと呼ばれており、アブラナ科の植物とからし菜の種などから作られています。そのため、赤唐辛子とは少し種類の違った辛さを感じることができます。

料理によっては赤唐辛子の代用に使用することが可能ですが、からしと相性が悪い料理もあるので、注意が必要です。

タバスコはピザやスパゲティー、パスタなど主にイタリア料理などに使用されることが多い調味料です。洋風の料理に対して辛さを加える調味料となっているので、タバスコも注意が必要です。少し酸味のある調味料となっているので、作る料理に合わせて代用するようにしましょう。

和食などではあまり使われませんが、アレンジしやすい調味料として重宝されているので、オリジナルレシピなどに使用してみてはいかがでしょうか？

鷹の爪がない場合でも家にある調味料だけで簡単にアレンジレシピを作ることが可能です。次は、一味唐辛子やラー油などを代用したレシピを見ていきましょう。

こちらのレシピは鷹の爪を使わなくても、七味唐辛子で簡単に作れるレシピです。アヒージョといえば、鷹の爪が必須と考える人も多いですが、わざわざ買いに行かなくても美味しいアヒージョを家で楽しむことが可能です。

• スパゲティー200g
• 食べるラー油大さじ1と1/2
• ベーコン2枚
• 水菜（ほうれん草でも可）1株
• サラダ油大さじ1
• 鶏がらスープの素（顆粒）小さじ1
• 塩適量
• あらびき黒コショウ適量

1. ベーコンは5mm幅に細切りにし、水菜は5cm幅に切ります。
2. フライパンにサラダ油を入れて、食べるラー油を加え強火で1分加熱します。
3. （2）に（1）を加えて中火で3分炒め、火を止めます。
4. 別の鍋に水と塩を加えてスパゲティーを表示時間通りに茹でます。
5. （4）のゆで汁をお玉で1杯分をとっておき、水気をよく切っておきます。
6. （3）を再び加熱し、（5）、鶏がらスープの素を加え、強火で5分ほど煮立たせます。
7. （6）にスパゲティー、水菜を加え、塩コショウで味をととのえたら完成。

鷹の爪が無くても、辛くてスパイシーなから揚げを作ることができます。一味唐辛子や豆板醬を代用するだけで簡単に作ることができるのでおすすめです。

鷹の爪は豆板醬や一味唐辛子などさまざまな調味料で代用することができます。鷹の爪の代表料理、ペペロンチーノやアヒージョも他の調味料を代わりとして使用することが可能なので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか？ただし、使用する料理のジャンルによって合わない場合があるので注意しましょう。