2019年02月22日公開
2024年09月05日更新
バードアイは激辛好きにおすすめの唐辛子!鷹の爪より辛いって本当?
バードアイという種類の唐辛子の名前を聞いたことがありますか?南米原産のバードアイはその名の通り、鳥の目のような形が特徴の唐辛子です。バードアイは激辛好きの人たちの間では知る人ぞ知るチリペッパーですが、鷹の爪よりも辛いというのは本当なのでしょうか?今回は激辛の唐辛子バードアイについて、その詳細をまとめてみました。バードアイの主な特徴や使い方、また通販を含め購入する方法まで解説しています。激辛好きの人は必見です!
バードアイで料理をもっと激辛にしよう
バードアイ、またはバーズアイという名前の唐辛子について知っていますか?バードアイは南米に起源をもつ大変辛い唐辛子で、アジアやヨーロッパなど広く普及している品種です。日本でも激辛好きの人たちの間では辛いだけでなく風味の良い唐辛子として徐々に注目を集めています。今回は南米原産のバードアイの特徴や、使い道、購入方法まで調査してみました。
バードアイとは南米に起源を持つ唐辛子の一種
バードアイは南米に起源を持つチルテピン種という種類の唐辛子です。現在では中南米、米国、インドなどを中心に栽培されており、大変辛いのが特徴です。日本でおなじみの唐辛子、鷹の爪と比べると2倍から7倍程度の辛さがあると言われています。世界に多くある唐辛子の品種のなかでも原種に近く、見た目は丸みを帯びた小さなかたちが特徴的です。
バードアイの特徴
南米原産のバードアイの特徴について詳しく見ていきましょう。まず、外見的な特徴ですが、すでに述べたとおり一般的な唐辛子に比べやや小型であることが言えます。細長いながらも丸みがあるのがバードアイで、日本の鷹の爪と比べてみても小さめサイズです。
次に、辛さにおける特徴ですが、辛みを表す「スコヴィル値」という基準から確認してみましょう。日本の日常でもよく目にするタバスコのスコヴィル値はおよそ3万~5万であるのに対し、バードアイのスコヴィル値はおよそ10万~12万と言われています。バードアイは世界の唐辛子ランキングのなかでも、トップ3につくほどの辛みを有しています。
バードアイの名前の由来や別名
米国、中南米を中心に普及している、バードアイの名前の由来について紹介します。その名前が示す通り、鳥の目のような小さな形をしていることからバードアイと名付けられたと言われています。原種に近い特徴から「唐辛子の母」とも呼ばれています。また、欧米では「バーズアイ」、東南アジアでは「ピリピリ」、メキシコでは「ペキン」または「ピキン」とも呼ばれています。
このようにバードアイは普及されている地方によって付けられている名前が異なります。通販などで輸入品のバードアイを探して購入する際には、名前をいろいろと変えて検索してみるのをおすすめします。
バードアイは唐辛子の3倍以上辛い
バードアイという唐辛子の品種の最大の特徴はその辛さにあります。日本のスーパーなどでも手軽に購入できる辛い唐辛子というと鷹の爪ですが、鷹の爪のスコヴィル値は4万から5万と言われています。一方ですでに紹介したとおりバードアイのスコヴィル値は10万から12万ですので、私たちが知る一般的な唐辛子の3倍以上の辛さがあります。鷹の爪の辛さでは物足りないと感じる激辛好きの人は、ぜひ試してはいかがですか?
バードアイはタバスコの原料
非常に辛みの強い唐辛子のバードアイは、タバスコの原料としても使われています。一般的にタバスコの原料に使われる唐辛子というと、メキシコ・タバスコ州原産のタバスコ・ペッパーを使って作られていることが多いです。ピリッとした刺激的な辛さと爽やかな酸味が特徴です。
他にもタバスコの原料には、ハバネロやハラペーニョなど激辛で名高い唐辛子を使ったものがありますが、バードアイを使用した商品もあるので、気になる人はぜひ探してみてください。日本の通販でもアフリカ産バードアイを使ったフィンボスのバーズアイチリソースが購入できます。
バードアイの料理への使い道
鷹の爪の3倍以上の辛さを有する唐辛子、バードアイは実際の料理ではどのように使われているのでしょうか?本項ではバードアイの料理への使い道についてまとめてみました。バードアイは米国、中南米、アジア全域、ヨーロッパなど世界各地でさまざまな料理に使われています。辛いものが好きならぜひ家庭でも取り入れてはいかがでしょうか?バードアイの風味の良さと刺激にきっととりこになるでしょう!
辛い調味料の原料として
まず、バードアイは辛い調味料の原料として使われるという使い道があります。市販されているバードアイのなかには乾燥させて粉末状にし、瓶詰めにされたものがあります。また、タバスコやラー油のように液体状の調味料として使われているケースもあります。日本においては一味や七味として販売されている調味料のなかにバードアイが使われていることもあります。
エスニック風味のためチキンに合う
バードアイは激辛ながらマイルドな辛さが特徴的です。そのエスニックな風味は、アジア、東南アジア料理との相性が抜群です。なかでもチキンを使った料理にバードアイはぴったりです。から揚げや、鶏肉をシンプルにソテーしたもの、焼き鳥などにもひとふりかけるだけで香りよく、チキンの旨味が引き立ち豊かな風味が味わえるでしょう。
魚料理のアクセントにも
バードアイの使い道として、魚料理のアクセントにするのもおすすめです。ピリリとした辛みとバードアイの風味豊かな香りが、魚の生臭みを消してくれる効果があります。魚を下ごしらえするときに胡椒と共にバードアイを使っても良いですし、魚料理の仕上げのソースにバードアイを加えるのも美味しいでしょう。ただし少量でも大変辛いので使う量には加減が必要です。
バードアイの効果効能は期待できる?
バードアイは唐辛子の一種ですが、唐辛子の成分というと日本でも一時話題になった「カプサイシン」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?そこでバードアイの効果・効能について調べてみました。
関節の痛みの緩和
バードアイに含まれている栄養素のうち辛み成分の主なものは、カプサイシンとジヒドロカプサイシンと呼ばれるものです。このうちカプサイシンには鎮痛・抗炎症作用があるとされ、関節痛の痛みを緩和するとも言われています。
胃痛などの治癒効果
カプサイシンの鎮痛、抗炎症作用は胃痛などの治癒効果も期待できます。これはカプサイシンが胃の粘膜を保護する作用があると言われているためです。とはいえ、唐辛子は刺激物ですので多量に摂取すればかえって胃を痛めることになるので注意が必要です。
歯痛の緩和
鎮痛効果のあるカプサイシンは、唐辛子の原産地であるメキシコやアメリカなどで古くから歯痛の緩和薬としても使われてきました。歯肉に唐辛子をすりこみ、痛み止めにしてきたと言います。現代においてもカプサイシンを用いた外用薬が使われています。
バードアイはどこで購入できる?
激辛料理が好きでバードアイを試してみたい!と思ったら、是非本項を参考にしてみてください。バードアイはどこで購入できるのでしょうか?残念ながら現在の日本では、鷹の爪のようにスーパーでは購入することはほとんどできないと言っていいでしょう。このため、購入するならネット通販の利用がおすすめです。バードアイの購入方法についてまとめました。
日本で購入できる場所
日本でバードアイを購入できる店舗は、現時点では大変限られています。長野県の信州善光寺近くにある老舗七味店である八幡屋礒五郎(やはたやいそごろう)では、缶入りのバードアイ一味が購入でき、地元客だけでなく観光客のお土産品にも好評を得ています。他には一部の輸入食品店などで、バードアイを購入することができますが、数が少ないため通販を利用するのが現実的かもしれません。
通販がおすすめ!
バードアイを実際に購入するならネット通販がおすすめです。すでに紹介したとおり、バードアイは実店舗で販売しているところが少なく、また、別名が多いためネット通販ならば気軽に名前を変えながら検索して希望の品を探し出すことが可能です。唐辛子農家さんの専門店や、世界の唐辛子を扱うネットショップなどいろいろと販売できるところが見つかるでしょう。
国内産で安心安全「八幡屋礒五郎 BIRD EYE」
バードアイを実店舗で買える「根本 八幡屋礒五郎」ではオンライン通販での購入も可能です。江戸時代から続く老舗七味とうがらし専門店が作るバードアイは、キレのある辛さが楽しめます。1缶12g入りで594円で販売されています。南米の鳥をモチーフにした缶もインテリア性が高く、魅力的です。
善光寺まで行ったなら
— myu praṇayabha… (@waiwai7084) June 17, 2018
八幡屋礒五郎は外せない!
七味がメインですが
激辛バードアイと新商品七味ガラムマサラ他購入#善光寺#八幡屋礒五郎#バードアイ#七味ガラムマサラ pic.twitter.com/pYACoztVlD
アフリカンレッドデビル種にこだわった国産品「とんがらし芥川 一味粉末バーズアイ」
もう1店、通販でバードアイを購入できるおすすめの店を紹介します。「とんがらし芥川」の一味粉末バーズアイです。日本で数少ない唐辛子専門農園が作るバードアイです。こちらのバードアイの最大の特徴は、アフリカンレッドデビルというバードアイのなかでもとりわけ辛い種類の唐辛子を使って作られているということです。栽培から加工まで国内で扱われた希少なバードアイを楽しみたい方におすすめです。20g入り770円です。
バードアイで激辛料理を楽しもう!
南米に起源を持ち、現在では世界中で普及されているバードアイは、強い辛みと豊かな風味が特徴の激辛唐辛子です。今回は日本でも激辛好きの人たちの間で注目されつつあるバードアイについて、その特徴から使い方、通販での購入方法まで詳しく調査してみました。「唐辛子の母」とも呼ばれる激辛バードアイを、一度試してみませんか?