高麗人参の副作用とは？どんな注意点がある？口コミ情報まとめ

生薬、漢方、健康食品として、誰もが一度は聞いことがある高麗人参。薬剤では無いことから、基本的に副作用は無いか不明と考えている人が多いようです。

高麗人参には健康促進に関する様々な効果がありますが、副作用が出てしまう可能性があることもゼロではありません。実際、様々な副作用が報告されていますので、ひとつひとつ確認していきましょう。

高麗人参で最も多い副作用のひとつとして睡眠障害があリます。滞っていた全身の巡りが高麗人参のサポニンという成分で活性化することにより、睡眠時にも脳に覚醒作用をもたらしていることが考えられます。

反対に、サポニンの全身の巡りを整える効果で不眠が改善されたという口コミも多くあります。高麗人参を摂取し始めてから睡眠障害が発生した場合には、摂取する量やタイミングを調整してみると良いでしょう。

高麗人参は胃腸の健康を保つ効果がありますが、胃の働きが弱っている人が高麗人参を摂取し始めると、活発に動き出した胃に不快感を持つ人もいるようです。同じように肝臓にも注意が必要です。弱っていた肝臓の働きが突然活発になることによって負担がかかってしまう場合もあるそうです。

肝臓は沈黙の臓器といって自覚症状が出ないことで有名ですので、肝臓に疾患がある人はもちろん、健康診断などで指摘されたことのある人は留意しましょう。

また、高麗人参に多く含まれる食物繊維による腸内環境改善の過程で、腹痛を伴う下痢となる場合があります。食物繊維により便に水分が含まれるようになりますと、お通じの改善効果が期待できますが、下痢がひどい場合には高麗人参の摂取量を見直してみると良いでしょう。

高麗人参には血糖や血圧の調整作用があります。高麗人参を摂取し始めますと、血糖や血圧の突然の変化に驚かれることもあるそうですが、やはり全身の血液の巡りが良くなったことによる体調改善の兆しである可能性が高いです。

もちろん、血糖も血圧も急激な変化には体がついていけず、めまいや頭痛などの症状が出てしまうことがありますので注意が必要です。糖尿病や高血圧の人は、高麗人参を採り入れる前にかかりつけ医に相談しましょう。

既往歴や常備薬がある人は、高麗人参を摂り入れる前にかかりつけの医師に相談しましょう。薬と高麗人参を併用してもリスクは低いと考えられていますが、リスクの検証自体あまり実施されていなく不明な点も多いのが実態です。

健康のためであるはずが、思わぬ副作用で体調不良や不安感、新たなストレスを引き起こしてしまわないよう、医師との連携をオススメします。

高麗人参はそれぞれ推奨量で短期使用する場合、多くの人で安全だと考えられます。しかし、長期的に使用した際の安全性は確立されていないようです。副作用の出方も人それぞれ、体調によっても違いますので注意が必要です。

高麗人参で不眠症状が出てしまった場合は、眠る前ではなく朝食後の摂取にしたり、更には摂取量を減らしたりし、様子をみてみると良いでしょう。

他の食品や飲料との飲み合わせにも気をつける必要がありそうです。高麗人参で下痢症状が出てしまった場合には、同時に摂取している飲料をお水や白湯に替えたり、高麗人参の摂取量を少なくしてみましょう。そして自身の身体に合う量を少しずつみつけていけると良いでしょう。

高麗人参は、健康促進、体力増強、集中力向上、免疫機能刺激、老化防止、呼吸器障害、心血管障害、冷え性、血色不良、食欲不振、うつ病、不安障害、勃起不全、更年期のほてりなどさまざまな健康障害を軽減する効果があるとされていますが、健康に対する有益性を裏付けられるような質の高い試験はほとんど無いそうです。

そのため、幼児、小児、妊婦および授乳期の女性、また医師の治療を受けている人、常備薬がある人は、高麗人参を摂取する前に、必ずかかりつけ医に相談するようにしてください。

今回は、高麗人参の副作用について考えました。薬剤の副作用とは違い、高麗人参による副作用は好転反応といって体に元々備わる免疫力を向上させ、巡りを良くし、体に良いさまざまな効果をもたらす過程のものであるようです。

但し、副作用は体からのSOSでもあります。心配なことは自己判断せず、かかりつけ医や専門家に相談しながら、高麗人参を上手に採り入れ、健康な心と体に役立てていきましょう。