ココナッツオイルの副作用!摂りすぎは危険?効果効能や使いみちも

ココナッツオイルには副作用があるのか調査しました。ココナッツオイルの危険な副作用には、頭痛や吐き気などがあります。副作用が出てしまうのは、ココナッツの摂りすぎも原因です。良い効果効能が出せる、摂取量の目安も解説します。

ココナッツオイルの副作用!摂りすぎは危険?効果効能や使いみちものイメージ

目次

  1. 1ココナッツオイルに副作用はある?
  2. 2ココナッツオイルの副作用は危険!?
  3. 3ココナッツオイルの効果効能
  4. 4ココナッツオイルの使い方
  5. 5ココナッツオイルの副作用に関する注意点
  6. 6ココナッツオイルの副作用・効果まとめ

ココナッツオイルに副作用はある?

健康や美容に良いといわれるココナッツオイルですが、摂りすぎると副作用が出る危険性がある事が分かっています。ココナッツオイルの副作用は頭痛や吐き気などがあります。ココナッツオイルを摂取すると何故副作用が出るのか、副作用を引き起こす原因をチェックしていきます。

ココナッツオイルの副作用は危険!?

頭痛・めまい

ココナッツオイルの副作用には、頭痛やめまいの症状があります。頭痛を引き起こす原因は色々と考えられていますがその1つの原因が、イースト菌が死滅してしまう事です。イースト菌というのは、パンを焼く時に使われる菌として知られています。この菌はカンジダ菌とも呼ばれていて、もともと体の中にある細菌の1つなのです。

カンジダ菌が死滅してしまう事自体は問題がありませんが、死滅する時に出される毒素が危険になります。危険な毒素が出される事をダイオフといい、頭痛やめまいの症状を引き起こすのです。また、疲労感を感じたり風邪のような症状が出たり、暑くもないのに汗が出るという症状も引き起こします。

食欲不振・吐き気

ココナッツオイルの副作用である食欲不振や吐き気は、ココナッツに含まれるケトン体が関係しています。ケトン体は糖の吸収を抑えて、ダイエットに良いといわれる成分です。そのため、たくさん摂取した方が良いと勘違いされやすいのですが、ケトン体が増えすぎるとケトアシドーシスという症状が引き起こされる危険性があります。

ケトアシドーシスとはアルカリ性の血液に、酸性のケトン体が大量に含まれてしまう事で体調を崩してしまう症状です。ケトアシドーシスの症状になると食欲不振や吐き気の症状だけでなく、高血圧や糖尿病を引き起こす危険性もあります。

アレルギー反応

ココナッツオイルの副作用には、アレルギー反応を引き起こす可能性も指摘されています。ココナッツにアレルギーがある人は、ココナッツオイルでもアレルギー反応が起こります。アレルギーを持っている人は、食べるのではなくボディオイルとして塗るくらいなら問題無いだろうと考えるのは危険です。

体に塗るだけでもアレルギー症状が起こる危険があります。また、肌が弱い子どもにオイルを塗る事で、子どもがココナッツアレルギーになってしまう危険性があるのです。さらに、ココナッツオイルに含まれるニッケルという成分が、金属アレルギーを引き起こす事もあります。

ココナッツオイルの摂取量の目安

ココナッツオイルの副作用について紹介しましたが、もともとは健康や美容に効き目があり、摂りすぎなければ体にとって良い成分になります。ココナッツオイルが正常な作用を出すための1日の摂取量は、大さじ2杯程度が目安です。

食品アレルギーを持っている人は、ココナッツオイルにもアレルギーがあるかもしれません。まずは、小さじ1杯からスタートして、徐々に体に慣れさせていくといいでしょう。1日大さじ2杯はあくまでも目安です。体に異常が現れた時にはすぐに摂取をやめて、専門機関を受診してください。

ココナッツオイルの効果効能

効果効能①便通改善

ココナッツオイルに含有されている中佐脂肪酸が腸の蠕動運動を促すことによって、便秘解消を促すことができます。

ココナッツオイルには健康に良い働きも期待されています。その1つが便通改善です。便秘は腸内環境が悪くなると起こるもので、慢性化すると生活習慣病の原因になってしまう事があります。便通の改善には、食物繊維の摂取や適度な運動がおすすめですが、合わせてココナッツオイルを摂取するといいでしょう。

ココナッツオイルに含まれている中佐脂肪酸という成分は、腸を活性化させる働きがあります。腸が動く事で腸内環境が改善されて、便通が良くなるのです。ココナッツオイルのラウリン酸も、腸内環境を改善する働きがあるといわれています。ラウリン酸には腸内環境を整えたり、悪い物を排出するデトックス作用もあります。

効果効能②病気予防

ココナッツオイルのラウリン酸には免疫力のアップや抗菌作用があるので、病気を予防する働きも期待できます。ラウリン酸とは母乳に入っている成分の1つで、天然の抗生物質といわれる事もあるようです。

また、ココナッツオイルには血糖値を下げる働きもあり、糖尿病の予防にも作用が期待されています。ココナッツオイルに含まれている中佐脂肪酸には、インスリン抵抗性を改善する効き目があるのです。ただし、即効性がないので毎日摂取して、徐々に効き目を出していく事になります。

効果効能③甲状腺機能の正常化

甲状腺ホルモンを分泌する甲状腺機能の正常化にも、ココナッツオイルは良いといわれています。甲状腺ホルモンは、脂肪や糖分を燃やしてエネルギーを作る働きがあります。また、胎児や小児にとっては正常な成長や発達を促してくれる働きがあり、人にとって必要不可欠なホルモンの1つです。

この甲状腺ホルモンに異常が起こると、体の機能が低下していきます。ホルモンバランスが乱れたり、精神的に不安定になる事も。体のトラブルだけではなくストレスが溜まりやすくなる危険もあります。ココナッツオイルを摂取する事で甲状腺機能の働きが正常に近づき、甲状腺機能の低下を予防する働きが期待できます。

効果効能④ニキビ予防

ニキビ予防や肌トラブルの予防にも、ココナッツオイルは効き目があるようです。ココナッツオイルは天然のオイルなので保存料や添加物が使われていません。オイルの浸透力が高く、肌に馴染みやすい点も特徴です。

ニキビはアクネ菌と呼ばれる細菌が原因で起こる、肌トラブルの1つです。ニキビに良いといわれる成分はビタミンCで、アクネ菌を撃退してくれる働きが期待されています。毎日の食事からも摂取をするといいといわれていますが、ココナッツオイルを使って外側からもビタミンCを摂取する事でより早くアクネ菌を撃退する作用が期待できるでしょう。

効果効能⑤美白効果

ココナッツオイルには美白効果も期待されています。ココナッツオイルに含まれているのは、ラウリン酸やビタミンC・ビタミンEです。ラウリン酸には細胞の酸化を防ぐ働きが期待されています。また、ビタミンCには活性酸素を取り除いて老化予防の効能があり、ビタミンEには肌のターンオーバーを正常にしてくれる作用が期待されています。

ココナッツオイルに含まれるビタミンEはトコトリエノールという、ビタミンEの中でも最強のビタミンEといわれる成分である事にも注目しましょう。トコトリエノールは肌を黒くする原因であるメラニン色素生成を抑制する働きも期待されています。

効果効能⑥アンチエイジング

年齢を重ねるとシミやシワなどが気になります。このような肌トラブルは肌のターンオーバーの乱れや、活性酸素の増加が関係している老化現象の1つです。老化現象を抑制する事を、アンチエイジングといいます。

ココナッツオイルにはビタミンEが豊富に含まれているだけではなく、ビタミンCも豊富に含まれているため、体の細胞が酸化しないような働きがあるといわれています。アンチエイジングにはピッタリのオイルだといえるでしょう。

効果効能⑦デトックス効果

ココナッツオイルに期待できる作用が、デトックス効果です。オイルに整腸作用があるので体内にある毒素といわれる不要なものを、体外に排出する働きが期待されています。

また、代謝機能もある事でも注目されています。代謝が活発になる事で体温が上がりやすくなり、太りにくい体質にする事もできます。ココナッツオイルを継続的に摂取する事で毒素を体外に排出して、体質も改善していく事ができるでしょう。

効果効能⑧その他

ココナッツオイルにはまだ、紹介しきれないほどの効果効能があるといわれます。例えば、冷え性改善や代謝アップ、口内トラブルの緩和です。口内トラブルの緩和に良い事から、うがい薬として使用されるようにもなりました。ココナッツオイルでうがいをする事で口内の細菌を撃退し、口臭も軽減してくれます。

また、ココナッツオイルはダイエットにも良いといわれています。ココナッツオイルの主な成分は、飽和脂肪酸というコレステロールの1種です。飽和脂肪酸には長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸の、2種類があります。長鎖脂肪酸というのは、ダイエットの天敵である中性脂肪になります。

ところが、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は脂肪として蓄積されにくく吸収されやすいのです。コレステロールではありますがエネルギーとして利用されやすいという特徴があるので、太りにくい食品として注目されています。

ココナッツオイルの使い方

料理に使う

ココナッツオイルを口に含んでみると、ココナッツの甘い香りとともに特徴的な風味を感じますが、強い味があるわけではありません。

様々な働きが期待できるココナッツオイルは、料理に使って摂取する事ができます。ココナッツミルクには少しクセがある味のイメージがありますが、ココナッツオイルにはほとんどクセがなく、様々なレシピにも使いやすいのです。

普通の油よりもコレステロールや脂質の量が少なくヘルシーなので、油を多く利用するレシピに取り入れると良いといわれています。料理酒として利用できるだけではなく、揚げ物をする時の油にもおすすめです。サラダ油と使い方はほとんど変わりませんが、冷えると固まりやすい特徴があるので注意は必要です。

飲み物に入れる

ココナッツオイルを摂りすぎる事がないように、摂取量を確認しながら取り入れたい時には、飲み物に入れるという方法もおすすめです。1杯に入れる量の目安は、小さじ1杯から大さじ1杯程度になります。ココナッツオイルの効果をより引き出すためには、冷たい飲み物に入れるよりも温かい飲み物に入れて飲む事がおすすめです。

飲み物に入れる分量は1日の摂取量の目安と同じなので、オイルの摂りすぎを防ぐ事もできます。1日1杯だけでいいというのも、気軽にできる健康法だと好評です。

髪や肌に塗る

ココナッツオイルはツヤツヤで柔らかい、健康的な肌や髪を作ってくれるといわれています。髪や肌に塗って使う時にも、摂りすぎる事には注意が必要です。ココナッツオイルの成分は、少量でも十分な働きが期待できます。

市販されている髪や肌に塗るココナッツクリームなどを利用する時には、必ず摂取する量を守りましょう。ココナッツを食べなくても、過剰に肌や髪に塗り込む事ででアレルギー症状が出る場合もあります。

日焼け止めとして使う

ココナッツオイルを日焼け止めとして使う事ができますが、カットできる紫外線はおよそ20%です。市販の日焼け止めクリームは、商品によって差はあるものの50%から99%カットできるものが販売されています。紫外線のカット率だけを考えると、市販の日焼け止めクリームを使った方が良い場合もあるでしょう。

ココナッツオイルは天然オイルなので、アレルギーがなければ肌に優しい成分です。日焼け止めとして使う時には、市販されている日焼け止めクリームと併用して使うといいでしょう。また、日焼け後のケアに利用するのもおすすめです。

日焼けした部分を冷たく保って水分補給をすると、日焼けした部分が水ぶくれを起こします。水ぶくれの段階が静まってから、日焼けした部分に少量のココナッツオイルを塗ると保湿と修復を助ける働きが期待できます。

ココナッツオイルの副作用に関する注意点

摂りすぎに気をつける

ココナッツオイルは健康や美容に良い働きがありますがその作用が強いので、摂りすぎると副作用が起こる場合があります。そもそもココナッツオイルは油です。たくさんの油が体内に入る事は、健康に良い事ばかりではありません。

ダイエットに良い太りにくい油ではあるものの普通の油よりは太りにくいというだけで、摂りすぎれば当然太ります。摂りすぎる事でアレルギー症状を起こしやすくなったり、頭痛などの原因になったりする事もあるのです。副作用のリスクがある事を理解して、摂りすぎる事ないように気を付けましょう。

子どもへの使い方

大人が摂りすぎると副作用の危険があるココナッツオイルは、子どもが摂りすぎても体に不調が起こる原因となります。子どもは大人よりもココナッツオイルでの副作用のリスクが高いといわれています。

天然の食物油なので子どもが使ってはいけないという事はありませんが、摂取量には注意が必要になります。子どもの年齢にもよりますが、大人が摂取する半分以下を目安に与えるようにしましょう。ココナッツオイルは成分が強いため、幼児に与えるのは危険です。妊娠中の摂取も控えましょう。

偽物に注意する

市販されているココナッツオイルの中には、残念なことに偽物も混ざっているのが実情です。精製されたココナッツオイルも偽物に分類されます。

天然のココナッツオイルは100%食物油で、不純物が入っていない事から健康や美容に良いといわれています。しかし、ココナッツオイルには偽物もたくさん販売されています。偽物は精製されているので漂白や脱臭をされていたり、化学薬品を使ったりしています。そのため、ココナッツの栄養素が取り除かれてしまっているものもあるのです。

偽物のココナッツオイルは本来のココナッツオイルの栄養成分が含まれないだけではなく、副作用やアレルギーの危険性も高める事になります。購入する時には原材料名を確認して、化学薬品や添加物が使われていないかどうか確認しましょう。

ココナッツオイルの副作用・効果まとめ

ココナッツオイルの副作用や効果についてみてきました。ココナッツオイルには副作用があるといわれていますが、1日の摂取量を守れば健康や美容にとって良いオイルです。正しい使い方をマスターして、より健康的な体作りをしましょう。

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