きつねうどんのカロリーや糖質は？ダイエット中に太らないための工夫！

うどん屋さんに行ったとき、たまに食べたくなるのがきつねうどんです。かけうどんだと物足りないし、天ぷらうどんだとカロリーが高いイメージなので、お腹いっぱいになる丁度良いうどんがきつねうどんなのです。また市販のカップ麺は美味しくついつい間食として食べてしまいがちです。

しかし材料を考えると、きつねうどんは大きい油揚げが入っています。この油揚げを甘辛く煮込んでうどんに入っていることを考えるとカロリーや糖質が少し気になるでしょう。そこで、きつねうどんのカロリーや糖質を検証し、ダイエット中でも太らない食べ物なのか紹介します。

まずは、きつねうどんのカロリーと糖質を紹介します。油揚げとうどんと出汁というシンプルな食べ物ですが、うどんは炭水化物が高く、油揚げは脂質が高いのが特徴です。そこで、他のうどんのカロリーや糖質と比較して考えます。また、栄養成分がどれだけ含まれているのかも検証すれば、ダイエット中や糖質制限中に役立つでしょう。

きつねうどんのカロリーは1杯約200gで487Kcalです。内訳としてはうどんがカロリーの約半分の260Kcalを占めています。そして油揚げは約120Kcalです。それ以外はつゆのカロリーと考えても良いです。やはりカロリーを抑えたいときは、うどんのカロリーを低くすることが一番良い方法です。

ただ、麺類の中でもうどんは低カロリーでそばや中華麺、パスタに比べるとかなりカロリーは低いことがわかりました。また、ラーメンやパスタは混ぜる味付けや具材のカロリーが高いので、シンプルな味付けのうどんはダイエット向きの食事と言っても良いでしょう。

うどんの糖質量となると、意外な数字が出ます。低カロリーは麺類の中でもトップクラスなのにきつねうどんの糖質は65.9gとかなりの高糖質です。ちなみに天ぷらうどんの糖質は約60g、カレーうどんは約70gと他の種類のうどんとあまり変わりません。

原因は油揚げです。油揚げ自体はそれほど糖質は高くありませんが、油揚げを調味料で煮込んで甘辛く味付けする際に砂糖などの糖質が高いものを使うからです。きつねうどんに油揚げは欠かせないので、糖質を抑えたいときは、油揚げの大きさを変える、薄味にするなどの工夫が必要です。

カロリーが低く、糖質が高いきつねうどんですが、栄養成分は他のうどんに比べて多めに含まれています。なぜなら、糖質が高い油揚げは豆腐を切って油で揚げたものなので、大豆の栄養素がたっぷり入っているからです。

豆腐と同じなのでタンパク質が豊富に含まれているのはもちろん、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも含まれています。また、最近注目されているもので脂質の過酸化を抑制してくれる大豆サポニンや骨粗鬆症を予防してくれる大豆イソフラボンも入っています。

そこで、スーパーなどで売っている市販品きつねうどんやカップ麺、人気うどんチェーン店で売られているきつねうどんのカロリーはどのくらいなのか検証します。市販のきつねうどんは手軽に食べれて美味しいと人気なので、カロリーを覚えておくと役立ちます。ぜひ参考にしてください。

市販しているカップ麺のきつねうどんと言えば、東洋水産の赤いきつねと日清食品のどん兵衛きつねうどんでしょう。カロリーを比較すると赤いきつねが432Kcal、どん兵衛のきつねうどんが407Kcalとどん兵衛の方が少しカロリーが低いです。

もしカロリーだけを抑えたい人はカップ麺一つを1食にすればかなり低くなりますが、これにおにぎりやパンを食べるとカロリーはかなり高くなるので注意が必要です。また、栄養は摂取できないので、一緒に食べるもので栄養を補うことを考えなければいけません。

次にスーパーなどで市販されている冷凍のきつねうどんのカロリーを紹介します。冷凍食品のメーカーでは有名なテーブルマークからは、讃岐面一番きつねうどんという商品が売られています。パッケージをみてカロリーを調べると283g（うどん200g）で394Kcalとかなりの低カロリーになっています。

これだとわかめやネギなどの具材を自分で追加したり、副菜を加えてもカロリー過多にはなりません。またローソンの鍋焼きうどんなどを作っているキンレイの具付麺きつねうどんセット（業務用）のカロリーは269gで322Kcalと低いので、通販などで買いだめするのもおすすめです。

うどんチェーン店で有名なのは丸亀製麺と花まるうどんです。丸亀製麺には刻みきつねうどんというメニューがあり並は368Kcal、大は451Kcal、得は720Kcalになります。うどんの量は並で260～280gなので、冷凍の市販品やカップ麺と同じくらいのカロリーでアツアツのきつねうどんが食べられます。

花まるうどんのきつねうどんになると小（210g）でカロリーは459Kcal、中（420g）で715Kcal、大（630g）で975Kcalになります。結果、丸亀製麺の方が圧倒的にカロリーが低いことがわかりました。しかし、麺と値段の量を計算すると花まるうどんの方が割安になるのは否めません。

最後にダイエット中にきつねうどんを食べるときにカロリーや糖質を抑えるための工夫を紹介します。外食などでも安くて早くいので、きつねうどんを食べる機会が多くあると思いますが、そういったときでも食べ方を変えるだけでダイエットにつながるので、覚えておきましょう。

うどんはのど越しが良いので、噛まずにスルスルと食べてしまいがちです。その食べ方をやめてできるだけコシの強いうどんをゆっくり何回も噛んで食べることを心がけます。そうすると少ない量でも満腹感が得られます。

しかも噛むことによって脳を刺激し消化酵素が沢山出ます。そうすると腸内環境がよくなり善玉菌が活動しやすく痩せやすい体質を作るのです。だいたい1回で30～50回味わって噛むことを心がけましょう。

きつねうどんは他の種類のうどんに比べて栄養成分が摂れるとは言っても十分ではありません。咀嚼回数が増えて消化酵素が沢山出ると栄養分の吸収率が高くなるので、野菜サラダなどの食物繊維をしっかり摂れば、更に栄養価が高まります。うどんの量を減らし、野菜や副菜で栄養を補いましょう。

もしサラダや副菜を摂らずに栄養たっぷりのきつねうどんを食べたいときは、薬味を工夫するのがおすすめです。定番のネギやわかめはもちろん、みょうがや春菊などの香味野菜、カイワレ大根やシメジ、半熟卵などをトッピングとして入れても美味しいきつねうどんが食べられます。同時に満腹感も得られるのが嬉しいです。

ちなみに関東風のダシは鰹節メインで濃い口しょうゆやみりん、砂糖を使って味を調節し、関西風のダシは昆布メインで薄口しょうゆや塩で味を作っています。ダシの作り方を知っておけば、調味料一つで糖質や塩分は控える事が出来ます。サラダや副菜にかける調味料のカロリーにも気を付けて作りましょう。

今回きつねうどんのカロリーや糖質を紹介しましたが、うどんの中でも比較的栄養が摂れカロリーもそれほど高くないことがわかりました。注意しなければいけないのは、糖質が高めなので、手作りで作る場合は油揚げの油抜きをきちんとすることです。

またダイエット中に食べるなら、きつねうどんにのせる薬味に豊富な野菜を取り入れ、うどんを時間をかけてゆっくり噛むことによって満腹感が得られます。さらにだしを煮干しや鰹節を使い薄口にすることによって栄養価を補う事が出来ます。

このようにきつねうどんは工夫次第で栄養もしっかり摂れるダイエット中におすすめの低カロリー料理に変わります。3食のうち1食をうどんにする置き換えダイエットをして、無理なく美味しい食生活を作りましょう！