米のカロリーと糖質を調査！白米/雑穀米/玄米でダイエット向きは？

日本人の普段の主食としても食べられることが多い白米ですが、皆さんは白米のカロリーや糖質を知っていますか？意外と知られていないお米のカロリーや糖質について紹介していきます。また、白米だけではなく、ダイエット中にいいとされている玄米や雑穀米のカロリーや糖質についても紹介します。

お米のカロリーや糖質は100gあたりの量の他に茶碗1杯分のカロリーや糖質、1合で炊いた時のカロリーなども紹介していきます。100gあたりのカロリーや糖質と比較して米を食べる量を決めましょう。

日常的に食べている主食ですが、そのカロリーや糖質についてはあまり知らないという人も多いのではないでしょうか？いつも食べているのにこんなにカロリーが高いということもあります。

まずは、お米のカロリーや糖質について紹介していきます。今回は白米、玄米、雑穀米の3種類の米を100gあたりのカロリー、1杯分のカロリー、1合分のカロリーと糖質量について紹介していきます。

最初は白米、玄米、雑穀米の種類別の100gあたりのカロリーについて見てみましょう。白米の100gあたりのカロリーは168kcalとなっています。玄米の100gあたりのカロリーは165kcal、雑穀米のカロリーは100gあたり165kcalとなっています。

3種類のお米のカロリーを比較してみると、100gあたりのカロリーに差はありません。意外にも健康面やダイエットにいいとされている玄米や雑穀米は白米と比較しても100gあたりのカロリーに差はありません。

3種類のお米の100gあたりのカロリーに差はありませんが、茶碗1杯分にした際のカロリーも比較してみましょう。茶碗1杯分の量は150gとします。

白米の茶碗1杯分のカロリーは248kcal、玄米の茶碗1杯分のカロリーは248kcal、雑穀米の茶碗1杯分のカロリーは252kcalとなっています。

茶碗1杯分にした時の3つのお米のカロリーも100gあたりの量と同様にカロリーにそこまでの差はありません。ではなぜ、玄米や雑穀米はダイエットや健康にいいとされているのでしょうか？

続いては白米、玄米、雑穀米それぞれの茶碗1杯分の糖質量について紹介していきます。白米1杯分の糖質量は約58.9g、玄米の茶碗1杯分の糖質量は約51.3g、雑穀米の茶碗1杯分の糖質量は約48gとなっています。

茶碗1杯分の糖質を比較してみるとカロリーには差があまりないのに、雑穀米の糖質量だけ、白米と玄米に比べて低くなっています。3種類ともそこまで大きく数値の差はないのですが、気になるという人は参考にしてください。

また、ダイエットにおいてカロリーの他に糖質の制限も非常に重要となっているので、糖質制限をしている際には雑穀米がおすすめです。

続いてはお米を1合炊いた際のカロリーについて見てみましょう。お米を1合炊いた際の量や約350gとなっています。

白米を1合炊いた際のカロリーは約588kcalとなっています。雑穀米を1合で炊いた際のカロリーは約577.5g、玄米の1合分のカロリーは約588kcalです。3種類の米を1合で比較した際には雑穀米のカロリーが白米や玄米に比べて低いことが分かりますが、そこまで大きな差ではありません。

糖質も同様に1合分で比較してみても大きく差はないので、主食にする際の選び方はカロリーや糖質よりも含まれている栄養成分が重要となります。

白米、雑穀米、玄米のカロリーや糖質について紹介してきましたが、続いてはダイエット向きのお米の種類について紹介していきます。3種類のお米のどれがダイエットに向いているのでしょうか？

最初に白米、雑穀米、玄米の違いについてしっかりと理解しておきましょう。3種類の米の違いは稲を刈った後に生まれます。まずは脱穀した籾は乾燥させて水分量を減らして、籾すりとい呼ばれる作業をします。籾すりとは米を覆っている殻を取る作業で殻を取った状態の米は玄米と呼ばれます。

籾すりを使って殻を取った玄米をさらに削ることで白米が出来上がります。籾すりでできた玄米を白米にする工程のことは精米と呼ばれています。では、雑穀米はどのようにして出来上がるのでしょうか？

白米はそれ以上殻を剥くことができないので、雑穀米は殻を取る作業で出来上がるのではなく、白米に他の穀物を加えた米のことを雑穀米といいます。

では、白米と玄米、雑穀米の中でどの米が一番ダイエットに向いているのでしょうか？日常的に食べることが多いのは白米ですが、実は白米よりも玄米と雑穀米の方が様々なダイエット効果期待できる栄養が豊富に含まれています。

また、玄米や雑穀米は糖質が白米と比較しても低くなっているため、糖質制限ダイエット中には、糖質が高い白米よりも玄米や雑穀米を主食にしましょう。

ダイエットには、お米を食べるといいとされている理由があります。白米よりも玄米や雑穀米がダイエットに向いている理由は糖質が低い他にもあります。

続いては白米や玄米、雑穀米などの米がダイエットに向いている理由や米に含まれているダイエットに期待できる栄養成分について紹介していきます。

玄米や雑穀米がダイエットにいいとされている理由の1つがその栄養の高さです。玄米や雑穀米はその栄養の高さで健康的に痩せることができるので、主食の米としてダイエットの食事に取り入られています。

ダイエットで重要になるGI値も白米よりも玄米の方が少なく、血糖値の上昇を抑えることができます。食後に血糖値の急激な上昇は太る原因もなるので、玄米で上昇を軽減しましょう。

雑穀米も同様にGI値が白米よりも低く、血糖値の上昇を抑えることができます。また、玄米と雑穀米には栄養の食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境にも優しく、体内から健康にすることが可能です。

また、白米や玄米、雑穀米などの米類は脳のエネルギー源になることも研究で出ています。脳に必要な栄養のブドウ糖の原料は炭水化物となっており、米やパンなどから摂取することが可能です。

同じ炭水化物のパンと米でも、パンは食後の吸収が速く、血糖値が急激に上昇してしまう食べ物となっています。

さらに、日常の主食を白米ではなく、玄米や雑穀米にすることで血糖値の上昇を抑え、栄養価も豊富に摂取することができるので、ダイエットだけではなく、健康面に気を付けたい人にもおすすめの主食となっています。

米がダイエットに向いている理由の1つとして、その腹持ちのよさも上げられます。日本人の主食でもあるご飯は、朝ごはんにも食べられることが多いのですが、お米は腹持ちがよく満腹感も感じやすいため、少量でもお腹いっぱいになることが可能です。

白米は糖質が高く、食べ過ぎてしまうと逆に太る原因となってしまうので、糖質が低めの玄米や雑穀米を主食にしてゆっくりと食べるようにしましょう。

ゆっくりと多く噛んで食べることで満腹中枢を刺激して少量のご飯でも満腹感を感じることができます。また、玄米や雑穀米を主食にしてもカロリーが高いおかずを付けては意味がありません。おかずもカロリーや糖質を控えたものにしましょう。

白米、玄米、雑穀米のカロリーや糖質、含まれている栄養成分について紹介してきましたが、どうだったでしょうか？3種類の米はカロリーや糖質にもそこまで差はありませんが、含まれている栄養分やダイエットには欠かせないGI値が大きく異なります。

ダイエットをしたいけど主食は米がいいと思っている人は、白米ではなく、玄米や雑穀米を主食にして健康的にダイエットをしてみてはどうでしょうか？

また、食事をする際は急いで食べるのではなく、ゆっくりと噛んで満腹中枢を刺激しながら美味しく食べるようにしましょう。