きんつばのカロリー・糖質！中田屋の商品だと？ダイエット効果もある？

きんつばは、小豆をぎっしりと詰め込んだ人気の和菓子です。つぶあんをはじめ、こしあんや芋あん、栗が入ったものなどバラエティーも豊富です。高カロリー・高糖質のため、ダイエットには不向きと思われがちです。

しかし、食べ方次第で意外なダイエット効果を発揮するともいわれています。この記事では、きんつばのカロリーや糖質、ダイエット効果について解説していきます。

きんつばは、小豆を寒天で固めて、まわりに水で溶いた小麦粉をつけ、表面を焼いて作られます。中田屋などの有名和菓子店のほかにも、スーパーなどで手軽に購入できる人気の和菓子です。

きんつばのカロリーは製法やメーカーによって違いがありますが、標準的な製品1個（65g）あたりのカロリーは約172kcalです。よって、100gあたりに換算すると、264kcalということになります。

どら焼きが約271kcal、羊羹が約130kcalですので、他の和菓子と比較すると、きんつばのカロリーは高めになっています。餡子がぎっしりと詰まっているため、自ずとカロリーも高い数値になってしまうのです。

標準的なきんつば1個65gあたりの栄養素は、次のとおりです。銅とカリウムなどのミネラルが多く、糖質量は34.25gとなっています。脂質量は少ないですが、糖質量は多めであるため、運動後の糖分補給に最適だともいわれています。
 

きんつばの商品別カロリーを紹介します。メーカーによってグラム数が違いますが、ここでは各製品1個あたりのカロリーを表示しています。

中田屋は金沢の有名和菓子店です。中田屋のきんつばは、1個あたり141kcalと少なめになります。餡子には北海道の契約農家で作られた極上の大納言が使用されており、薄くてさらっとした衣が特徴です。絶妙な塩加減が美味しいと人気のきんつばです。

山崎製パンのきんつばは、1個あたり241kcalとなっています。「角きんつば」という製品で、角ばった形が特徴です。甘さが控えめで、しっかりとした小豆の粒感を味わうことができます。

栗が入っていたり、小豆の餡子のかわりに芋あんを使っているきんつばも人気です。これらのカロリー情報は少ないですが、本高砂屋のきんつば（芋きんつば）は1個あたり137kcalとされています。一般的なきんつばよりもカロリーは低めだといえるでしょう。

きんつばは高カロリーの和菓子ですが、ダイエット効果も期待することができます。ここからはきんつばのダイエット効果について説明していきます。

きんつばに使われる小豆には、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整える働きがあるといわれ、便秘改善の効果を期待することができます。便秘が改善されると、体に溜まった老廃物が排出されやすくなるため、ダイエット効果が期待できるといえるでしょう。

きんつばに使われる小豆には、ポリフェノールも豊富に含まれます。ポリフェノールには、体の老化を防ぐ抗酸化作用という働きがあります。この抗酸化作用により、体内の基礎代謝が高まり、ダイエットにも効果が期待できるのです。

きんつばに使われる小豆には、サポニンが豊富に含まれます。このサポニンは、血液中のコレステロール値を下げる働きがあるといわれています。コレストロール値が下がると、体内の中性脂肪も減るので、肥満解消にも役立ちます。

きんつばにはさまざまなダイエット効果が期待できます。しかし、カロリーや糖質が高めであるため、食べ過ぎには注意する必要があります。とくに糖質制限をしている場合は、半分にしておくなどの工夫をしましょう。

ダイエット中にきんつばを食べるときは、こしあんよりもつぶあんが、おすすめです。何故なら、つぶあんには小豆の皮が含まれおり、食物繊維を豊富に摂取することができるからです。小豆を皮ごと食べることで、よりダイエット効果を期待することができるのです。

きんつばのカロリーや糖質などについて解説しました。高カロリーで糖質も高めであるため、ダイエット中に避けられがちな和菓子です。とはいえ、ダイエット効果も注目すべきポイントです。食べ方次第では、ヘルシーなおやつとして取り入れることもできます。手軽に購入することもできるので、手土産にもおすすめです。