マドレーヌは高カロリー・高糖質！ダイエット中でも楽しめる食べ方とは？

マドレーヌのカロリーは高いです。お店やレシピにもよりますが、マドレーヌ1個が約28gだとしたら、そのカロリーは約118kcalにもなります。美味しいと思って3個食べると、約354kcalにもなります。これは、ショートケーキひと切れが約366kcal、どらやき1個約271kcalに相当します。

マドレーヌのカロリーが高いのは、使われている小麦粉やバター、ベーキングパウダーが原因だと言われています。もし。マドレーヌ1個のカロリーを消費するなら、ウオーキングを約45分しなければいけません。そう考えると、他のお菓子と比べてもかなり高カロリーのお菓子だと言えます。

マドレーヌの糖質も調べてみます。結論から言うと、マドレーヌ1個当たり約28gに対して、糖質は約10gあります。3個食べると約30gです。これは、ショートケーキ1個の糖質量約24gより高い数字になっています。ちなみにどら焼きは中に入っているあんこが砂糖をかなり使うので、1個当たり糖質は約55gとかなり高いです。

それにしても、マドレーヌは摂らなければいけない糖質をたった3個で摂ってしまいます。やはり、使われている小麦粉や砂糖がカロリーや糖質をあげているので、ダイエットには不向きなお菓子だと思われています。しかし、マドレーヌの食べ方によってはカロリーを抑え、痩せる可能性があるかもしれません。

ダイエット中にマドレーヌが食べたくなったら、無塩バターを使って手作りするのをおすすめします。無塩バターは俗に「食塩不使用バター」として売られています。普通のバターに比べて値段が若干高く、保存期間も短いという違いもありますが、塩分を抑えることが出来ます。マドレーヌは塩分の違いで味はさほど変わりません。逆にマドレーヌに塩分は必要ないので、ダイエット中のお菓子として適していると思います。

そして、マドレーヌのカロリーを抑えるには、材料に小麦粉ではなく、おからを使うと糖質制限になります。小麦粉のカロリーは100gあたり約370kcalです。対するおからのカロリーは約317kcalになります。100gで換算するとあまり差がないように見えますが、マドレーヌ1個で考えると、カロリーが抑えられるのが歴然とわかります。もしおからの触感が苦手な人は、小麦粉と混ぜて使っても良いと思います。

ただ、小麦粉とおからの値段は全然違います。スーパーなどで売られている小麦粉は500gで約200円前後ですが、おからパウダーは500gで約1000円前後と5倍くらい値段が高いです。また、小麦粉をおからに変えて糖質制限する人が増え、スーパーでは品薄状態が続いています。確実に買うならネット通販が一番です。おからパウダーも500gだと使い道に困りますが、ダイエット中であれば、色々な料理に使えそうです。

そこで、マドレーヌを食べるときの注意点をまとめると、余計な塩分や糖質を摂らないようにすることです。この注意点を守れば、ダイエットにも一定の効果が得られると思います。無塩バターやおからパウダーは普通のバターや小麦粉に比べて値段は高いですが、マドレーヌを店頭で買うより安く手作りすることが出来ます。次に、マドレーヌの食べ方で痩せる可能性がある方法を紹介します。

脂質は3大栄養素のひとつとして重要な栄養素です。脂質制限ダイエットという言葉もありますが、脂質を全く摂らないと体に悪影響を及ぼす可能性もあります。そこで、マドレーヌを食べる場合、個数を注意すれば、効果的なダイエットになることがわかりました。脂質は水に溶けにくいため、満腹感が得られるからです。ただ、無塩バターを使っても塩分はなくなりますが脂質は普通のバターと同じということを覚えておきましょう。

マドレーヌは少量でも満腹感が得られるため、普通のお菓子よりは食べ過ぎ防止になります。注意点は「ながら食べ」をしないことです。テレビを見ているとき、読書をしているときにしながらマドレーヌを食べると、あっという間に2、3個食べてしまいます。マドレーヌが食べたくなったら、間食として1個食べるだけにするのが良いと思います。そうすると腹持ちが良いので、他のお菓子に手が出なくなり、痩せる効果も期待できます。

マドレーヌの材料の中で卵は代謝を高めてくれます。卵の栄養素でもあるたんぱく質が免疫力を高め、生活習慣病の予防になるのです。また、卵に含まれる必須アミノ酸は血中コレステロールを適度なバランスに保ってくれる働きがあります。もちろん、摂りすぎはダメですが、マドレーヌの食べ方と注意点をきちんと守れば、ダイエット効果が抜群に上がると思います。

見た目が似ているお菓子として「フィナンシェ」があります。色目もマドレーヌと似ていますが、まずは形が違うことで区別できると思います。マドレーヌはホタテガイをイメージして作られたとも言われ、貝殻の形をしています。一方フィナンシェは、名前の由来から金の延べ棒のような長方形の形をしています。

しかし、最近では丸い形をしたマドレーヌやフィナンシェも売られているので、形だけで違いを判別するのは難しいです。調べていくと、決定的に違うのはマドレーヌとフィナンシェの材料の違いがあることがわかりました。

まず、マドレーヌの材料は薄力粉・砂糖・溶かしバター・卵（全卵、もしくは卵黄）・ベーキングパウダーです。フィナンシェは薄力粉・砂糖・焦がしバター・卵（卵白）・アーモンドパウダーです。焦がしバターというのはその名の通り、バターを鍋で焦がしたものです。

作り方は殆ど一緒です。しかし卵の使い方、味わいの出し方が材料によって違います。カロリーは殆ど同じなので、ダイエット効果は変わりませんが、1個食べた時の満腹感は変わると思います。

材料が違うとマドレーヌとフィナンシェの食感は変わってきます。マドレーヌは全体的にしっとりとした食感で、甘さが特徴です。フィナンシェはアーモンドパウダーや焦がしバターを使っているので外見は少しサクサク感が残り、中はしっとりとしてアーモンドの風味が味わえると思います。人の好みによりますが、マドレーヌの方が甘味が強いので、一度に何個も食べることはできないと思います。

次に名前の由来を考えてみます。マドレーヌの名前の由来は、ポーランドの宮殿に仕えていたメイドが、初めてこのお菓子を作ったことが始まりだと言われています。そのお菓子を宮殿の王様が気に入り、メイドの名前をそのまま焼き菓子につけて、ヴェルサイユ宮殿に贈ったことから、フランスに伝わったとされています。

フィナンシェの名前の由来は、そもそも、フランス語で「金持ち」「金融家」という意味を持つそうです。金融マンが背広や靴を汚さず簡単に食べられるお菓子として、金融街の菓子職人が作ったとされる説が有力です。また、形が金の延べ棒に似ているため、金融界でフィナンシェと連想されたから付いたという説もあります。どちらにせよ、お金の絡む焼き菓子ということになりますね。

そこで、最近新商品で売れているというコストコのマドレーヌを紹介します。コストコと言えば、ディナーロールやクロワッサンが定番で人気もありますが、お菓子屋さんで売っているマドレーヌより一回り大きめのコストコのマドレーヌの新商品もじわじわと人気が出ています。

そこで、コストコの新商品のマドレーヌのカロリーを調べてみました。見た目もそうですが、中身も手に持つとずっしりくるような重量感。それもそのはず、通常のマドレーヌの倍の重さがありました。計算するとコストコのマドレーヌの1個当たりのカロリーは約190kcalと某ファーストフード店のフライドポテトSサイズを食べたカロリーと同じ位になります。ダイエット中に食べ過ぎると痩せる可能性は殆どなくなるカロリーです。

それでも1個に抑えてコストコのマドレーヌを食べたいなら、食べ方を工夫しましょう。マドレーヌをレンジで少し温めると甘い風味が湧き出て、ふんわり感も出ます。この甘い匂いで少しは満腹感を得られるし、ふんわりした生地で腹持ちも良くなります。注意点を考えれば、痩せる可能性もでてくるはずです。

このマドレーヌは20個入りで税込み1498円です。1個あたりに換算すると、74.9円とかなりお得な値段になっています。ケーキ屋さんなどで買うマドレーヌの値段は1個100円から150円するので、大きさのことも考えると安いです。ただ、賞味期限も3日と短いので、食べない時は、1個ずつラップに包んで冷凍保存をおすすめします。

マドレーヌはダイエット中は最も食べてはいけない焼き菓子の一つと思われていましたが、食べ方の注意点などを考えて食べると、他のお菓子より痩せる可能性が高いお菓子だということがわかりました。食べたい欲求を抑えてストレスを食べるよりも、食べ方を工夫してお菓子を食べることを考えてダイエットするのが大切です。高カロリーということだけで避けるのではなく、上手にマドレーヌを美味しく食べましょう！