白いちごの品種のまとめ！味・値段と赤いいちごとの違いも！
白いちごを食べたことがありますか？以前は白いちごというとデパ地下や高級スーパーでしか見かけない果物でしたが、最近は普通のスーパーでもさまざまな品種の白いちごを手ごろな値段で購入できるようになりました。でも、実際に白いちごを味わったことがある人はそれほど多くはいないようです。今回は気になる白いちごについて品種ごとに、旬や糖度、大きさ、味の違いについて、それぞれの特徴を調査してみました。赤いちごとの違いや値段についても紹介しています。
白いちごの品種ごとの旬や味の特徴を見てみよう！
白いちごがスーパーの果物コーナーに並んでいると、つい「あれは美味しいのかな？」と思わず見てしまいます。以前は高級スーパーやデパ地下などでしか見られなかった白いちごですが、今では普通のスーパーでもさまざまな品種を見かけます。本項では白いちごの代表的な品種について、旬や、糖度を含む味の違いなどそれぞれの特徴を紹介しています。白いちごが気になっていた人はまずはこちらをチェックしてみてください。
白いちごの品種：日本で一番目の白いちご「初恋の香り」
日本で初めて誕生した白いちごが「初恋の香り」という品種です。山梨県で赤いいちごの新品種を開発する途中で偶然にできた白い果皮のいちごが商品化されたものです。2009年に「和田初こい」の名称で品種登録されています。
初恋の香りは果皮が白色から淡いピンク色の白いちごで、芳香が強めで穏やかな酸味と甘さが特徴です。大きさは白いちごのなかでは比較的大粒です。旬の時期により、酸味と糖度は変わります。白いちご初恋の香りの旬は1月上旬から3月下旬までで、旬のピークは2月中旬から3月上旬までです。
白いちごの品種：桃のような味わい「雪うさぎ」
佐賀県唐津市で5年の歳月をかけ誕生した白いちごが「雪うさぎ」です。生産量が少なく、期間限定・数量限定のため希少価値の高い白いちごと言えます。雪うさぎの大きさは平均果重が一粒35gととても大きく、かための果実が特徴の白いちごです。
白いちご雪うさぎの大きさ以外の特徴としては、その独特の香りがあります。雪うさぎには他の白いちごにはない、桃のような豊かな香りがあります。桃の香りと、酸味が少なく甘みがあり、大玉なのが白いちご雪うさぎの特徴です。
白いちごの品種：ほんのり色づく「淡雪」
鹿児島県志布志市で生まれた白いちごの品種「淡雪」は「さがほのか」の突然変異株です。淡雪は縦長のかたちで大きさはやや大きめ、淡い桜色のような果皮をしています。他の白いちごは中の果肉も白いことが多いのですが、淡雪という白いちごは果肉もほんのり桜色に色づいているのが特徴的です。
淡雪はいちご狩りや、果物カフェでもっともポピュラーな白いちごです。千葉県など各地で栽培されていますが、関西では福岡県産の淡雪が多く流通しています。淡雪はまた通販で購入できる白いちごとしてネットショップでもよく見かける品種です。
白いちごの品種：ひときわ白く輝く「パールホワイト」
白いちごのなかでもひときわ白さが輝く白いちごが「パールホワイト」という品種です。パールホワイトは奈良県のいちご生産者前田光樹氏が交配育成した白いちごで、正式名称を「イロハ-001」と言います。果皮、果実ともに真珠のように白いのが特徴的で、表面のつぶつぶしている痩果（そうか）だけが赤色をしています。
白いちごパールホワイトの旬は12月中旬頃から4月下旬まで、収穫のピークは2月から3月までです。外も中も真っ白なことから酸味の強さを想像してしまいますが、酸味は少なく、その味わいは白いちごのなかでも甘みが強いと言われます。JAならけんでの取り扱いは2017年からで、今では他県でも流通するようになりましたがまだまだ希少性があり値段についても高値で取引されています。
白いちごの品種：糖度が高くてとっても甘い「白い宝石」
佐賀県唐津市で栽培されており、赤いいちごよりも糖度が高く甘くて美味しいと噂の白いちごが「白い宝石」です。白い宝石の最大の特徴は透き通るような果皮の白さとその大きさです。一般的な赤いちごと比べると、格段に大きくなります。白いちご白い宝石の糖度は完熟になると12度以上になり非常に甘く、大粒で見映えもするため贈り物にすると喜ばれること間違いなしです。
いちごに含まれる栄養を調査！上手な選び方と美味しい食べ方・調理法は？ | お食事ウェブマガジン「グルメノート」白いちごと赤いいちごの違い
白いちごの特徴はなんといってもビジュアルが赤色ではなくて白色であることですが、色の違いの他に赤いいちごと比べどんな特徴の違いがあるか知っていますか？本項では赤いいちごと比較したときの白いちごの特徴を、糖度や大きさ、値段などの観点から紹介しています。また、白いちごがどうして生産されるようになったのかその秘密についても調査していますのでチェックしてみましょう！
赤いいちごよりアントシアニンが合成されにくい
白いちごはなぜ白いのか知っていますか？本項では白いちごの白さの秘密について解説しましょう。白いちごの説明をする前に、まず一般的な赤いいちごはなぜ赤いかについて説明します。普通のいちごが赤いのは「アントシアニン」と呼ばれる色素成分が果皮に含まれているからです。アントシアニンは光に当たると色が発現される性質があり、結果いちごの果皮が赤くなります。
そして、白いちごが普通のいちごのように赤くならない理由は、このアントシアニンが遺伝的な要因でアントシアニンが合成されない、もしくは合成されにくくなっているためです。白いちごは品種によりうっすらと桜色に色づくものや、白いちごと言えど果皮の一部がピンク色になっているものがありますが、それらはアントシアニンが少し合成されると言えます。
赤いいちごより糖度が高くて甘い？
白いちごは赤いいちごと比べ、糖度は高いのでしょうか？白いちごは見た目が白いことで、どちらかと言えば酸味が強そうなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか？しかしながら、一般的に白いちごの食味は酸味が抑えられているものが多いのが事実です。糖度については、普通の赤いいちごが10度前後ですが、白いちごは12度くらいある品種も少なくありません。
赤いいちごより白いちごは糖度が高いと言われていますが、インターネットで実際に食べてみた人の感想や口コミを見ていくと、白いちごはやや甘みに劣るという口コミも見られました。糖度は品種や旬の季節にもよる、というのが現実的な答えのようです。購入する時は糖度表記に注意してみるといいでしょう。
赤いいちごより値段が高い
白いちごが店頭で幾らぐらいで販売されているか見たことはありますか？白いちごはその希少性から、赤いちごと比べると値段が高いものがほとんどです。贈答品にふさわしい見映えの良さと、絶品の食味を併せ持つ白いちごももちろんありますが、残念ながら赤いいちごと比べて美味しいから高い値段がついているというわけではなさそうです。
白いちごの品種によりますが、価格は安いものでひとパック1,500円くらいから、ギフト用のものでひとパック5,000円を超える白いちごも少なくありません。
白いちごは突然変異で生まれた？
白いちごが白い理由は先述した通り、色素成分アントシアニンが合成されない、もしくは合成されにくいからです。では、アントシアニンが合成されない白いちごはどのようにして誕生したのでしょうか？実は白いちごが誕生した経緯は、普通のいちごの新種研究のなかで偶然生まれたとされています。突然変異で生まれた白いちごが、食べてみると食味が良かったため、研究を進め商品化されました。
白いちごは通販で買える！
最近は身近にあるスーパーでも白いちごを見かけるようになりました。それでも赤いいちごと比べてスーパーなどで販売されている白いちごの品種はまだそれほど多くはありません。そこで白いちごをインターネット通販で購入してみるのはいかがでしょうか？通販ならいろいろな品種を選ぶことができますし、贈り物に購入するのも便利です。気になる通販の白いちごの値段についても調べてみたのでぜひ参考にしてみてください。
通販での値段は？
白いちごの通販での値段の相場はどれくらいなのでしょうか？大手通販サイト楽天で調べたところ、白いちごひとパックは3,000円前後から4,000円台後半で販売されていることが分かりました。このことから、赤いいちごと比べるとまだまだ高級果物であると言えるでしょう。インターネット通販では福岡県産や奈良県産の白いちごが多く流通しているようです。
白いちごと赤いいちごの紅白は贈り物におすすめ
白いちごを贈り物にするなら、赤いいちごとセットになった紅白いちごのギフトパックがおすすめです。鮮やかな赤色のいちごと、透き通るように白い清潔感のある白いちごはセットにするといっそう華やかで、贈られた人にきっと喜んでもらえるでしょう。紅白の色合いは白いちごだけを贈るよりも寂しさがなく、お祝いのムードがあるのが特徴です。
白いちごは色白で美しい美味しいいちご！
色白の特徴がひときわ目をひく美味しいいちご、それが白いちごです。現在ではさまざまな品種の白いちごが流通しています。今回は白いちごの品種ごとに旬の期間と糖度、味の特徴や大きさの違いについて調査してみました。また、白いちごと赤いちごの違いや、白いちごにまつわる雑学まで紹介しています。スーパーに並ぶ白いちごが気になっていた人はこれを機会に美味しい白いちごを一度味わってみませんか？
