柿の糖質やカロリーは？栄養成分とダイエットにおすすめの食べ方も！

甘くて美味しいフルーツといえば、柿だと思います。秋になると実が熟してとても美味しいです。また、健康効果や美容効果も期待できるフルーツです。そんな柿はカロリーが低いですが、糖質が多いので太るリスクもあります。

秋ごろになると実が熟してくる柿ですが、普段美味しいと何気なく食べてる柿の健康効果や美容効果はすさまじいです。柿を食べ続けることで、肌をきれいに保つことができるのです。肌荒れやシミ、ニキビで悩んでいる人はぜひ食べてみてください。また、免疫力アップや抗酸化作用もあり、花粉症やストレス耐性の向上もできるのです。そして、柿にはアルコールを排出する作用があるので、二日酔いにおすすめです。

そんな美容効果や健康効果のある柿ですが、物によっては甘いものがあるので柿を思わずたくさん食べてしまうことがあると思います。しかし、甘くて美味しい柿は食べ方によっては太る落とし穴があるフルーツでもあります。美容のためといって柿を食べ過ぎた結果太る、なんてことはあってはいけません。後程、おすすめの柿の食べ方や、太るのを防ぐことができる柿の食べ方も紹介していきたいと思います。

そんなメリットとデメリットの両方を持ち合わせている柿ですが、食べ過ぎると太るといわれてもしっくりこないと思います。そこで太るのを防ぐために、今回は柿の糖質やカロリーについて紹介していきたいと思います。

そもそも、柿を食べ過ぎても太るということを聞いてもあまりピンとこないと思います。基本的に太る原因というのは、お菓子やスイーツの食べ過ぎ、食生活などの理由が挙げられます。しかし、それらに共通していることは、推奨されている糖質や炭水化物の量がかなりオーバーしていることです。柿の1個あたりの糖質の量は、0.33gです。これは、100グラム当たりでは0.2gです。

糖質だけ見てもあまりピンと来ない人がいると思います。なので、柿1個あたりのカロリーについて紹介していきたいと思います。柿1個あたりのカロリーは、100kcal～120kcalです。この量は、ケーキやプリンなどのスイーツに比べたらとても低カロリーです。また、強い甘みと歯応えがあるので食べ応えもあります。つまり、糖質の量の割にはカロリーはとても低いということが分かります。

先ほども紹介したように、柿の糖質は1個あたり0.33g、そしてカロリーは1個あたり100kcal～120kcalでした。このことから、糖質は高いけどカロリーが低い果物であることは分かったと思います。しかし、数字だけ見て高いか低いかわからないと思うので、今回は他のフルーツとも比較してみます。まず初めに紹介するのは、りんごです。りんごは馴染みのある果物として定番です。

りんごの糖質は、1個あたり0.26gです。100gあたりの糖質は0.1gほどなので、確実に柿より糖質が低いことがわかります。梨も同様に、1個あたりの糖質は、0.26gです。100gあたりの糖質は、0.1gです。飲み物などの付け合わせであるようなグレープフルーツの糖質は、1個あたり0.21gです。100gあたりは0.1gのみなので、りんごとあまり変わりません。朝食に食べるようなバナナは1本あたり0.18g、100gあたり0.2gです。

柿の他にも、りんご、なし、グレープフルーツ、バナナの糖質について紹介してきました。このことからわかるように、柿の糖質は、他の果物が含んでいる糖質の量よりも高い数値が出ています。なので、柿を食べる際は糖質の量をチェックしてから食べることをおすすめします。そして、柿のカロリーですが、これは低めなのか、同じ果物を使って比較してみたいと思います。

そもそも、柿は100gあたり60kcalです。その上で、他の果物のカロリーを比べてみてください。ダイエット中に食べることをおすすめされていたりんごは、1個あたり54kcalです。秋に食べごろの梨は、40kcalです。お酒を飲む時に一緒に出されるグレープフルーツは、38kcalです。そして、朝食やスイーツにおすすめのバナナは86kcalです。

このように、りんご、梨、グレープフルーツ、バナナのカロリーを比べてみると、柿のカロリーは比較的高いということが分かります。栄養素に期待をして食べ続けることがおすすめです。太ることを避けている人はできるだけ食べ過ぎないようにしてみてください。

柿は糖質が高いけど、カロリーが低いということが分かりました。しかし、柿を生で食べることはあまり多くないと思います。どちらかというと、柿に何らかの加工や調理をしてから食べる人が多いと思います。特に、生の柿よりは「干し柿」にして食べることが多いと思います。しかし、太るのが嫌な人やダイエット中の人は干し柿を食べる時はいくつかの注意点が必要です。

通常の生の柿のカロリーは、100gあたり60kcalです。しかし、その生の柿を干し柿にすることで、カロリーは100gあたり276kcalになってしまいます。つまり、生の柿を干し柿へと調理することで、カロリーが4倍以上も増えてしまうのです。また、糖質もカロリー同様に増えています。生の柿の糖質は100gあたり0.33gですが、干し柿の糖質は100gあたり57.3gもあるのです。なので、干し柿は食べ過ぎないように気を付けてください。

柿は、カロリーが低いというメリットの反面、糖質が高いのでうっかり食べ過ぎてしまうことがあるのが理解できたと思います。そんな柿に含まれている栄養成分と効果効能について紹介していきたいと思います。

柿は、太るのを防いでくれたり、美肌にしてくれるなどの、健康効果や美容効果に期待ができる果物として紹介してきました。今回は、柿に含まれる栄養素について詳しく紹介していきたいと思います。柿には、ビタミンCが豊富と言われているみかんやレモンよりも、多くのビタミンCを含んでいます。しかし、柿にビタミンCが含まれているということはあまり知られていないので、美容効果が欲しい人は柿を食べてみてください。

そして、柿にはタンニンというポリフェノールの一種が多く含まれています。また、このタンニンはお茶などの渋味の成分としても知られています。柿といえば、甘くて美味しいというのが食べた時の素直な感想だと思います。しかし、実は渋味のタンニンも含まれているのです。

また、柿にはβカロテンという緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種である栄養成分が含まれています。また、柿のオレンジ色の成分の1つでもあります。このβカロテンは摂取すると体内でビタミンAに変換されます。ちなみに、干し柿には柿の2倍も多くのβカロテンが含まれています。βカロテンを意識的に摂取したいという人は干し柿を食べることをおすすめします。

柿には、食物繊維の一種であるペクチンが多く含まれています。このペクチンという食物繊維は、水に溶ける水溶性の性質を持っています。なので、身体の吸収率がとても高いのでおすすめです。また、カリウムも多く含まれているので、ぜひ食べてみてください。

先ほど紹介したビタミンCとβカロテンには、体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があります。この抗酸化作用は、いわゆる老化防止のようなものです。人が老けるのは肌や体内に酸素が増えてくるのが、老けの正体です。つまり、酸素が減ることである程度老けを抑えることができます。そして、この抗酸化作用によって活性酸素が減ると、細胞が活性化するのです。その結果、新陳代謝が活発になり痩せやすくなるのです。

柿に含まれるタンニンには、血中のコレステロールを排除し血流を促進する働きがあります。血流がよくなることで、体の隅々にまで栄養や酸素が届けられるようになります。なので、新陳代謝をアップさせる効果が期待できます。そして、食物繊維の一種であるペクチンには、血中のコレステロールを下げる働きや、腸内環境を整えて便秘を解消する効果があります。女性にとっては嬉しい効果だと思います。

また、柿に含まれるペクチンは水溶性のため、日本人の女性に多い水溶性食物繊維の不足による便秘の改善によいとも言われています。カリウムには、体内の余分は水分を排出する働きがあることから、むくみの改善に効果があります。先ほども説明したように、カリウムの量は干し柿の方が多いので、ぜひ食べてみてください。

健康や美容に効果のある柿ですが、そんな柿を食べるのを控えたほうが良い人もいます。それは、妊娠中の女性、お腹の調子が悪い人、そして、冷え性の人です。妊娠中の女性というのは鉄分が不足しがちになります。そのため、積極的鉄分を摂取しなければいけないのですが、柿に含まれるタンニンという成分には鉄分の吸収を阻害してしまう作用があります。なので、できるだけ食べないようにしてみてください。

そして、柿に含まれるタンニンは通常の量の摂取であれば問題ありませんが、食べ過ぎると下痢や便秘を引き起こす可能性があるのです。それによってお腹が痛くなったり、慢性的な便秘、下痢症状に悩まされることもあります。元々お腹が弱い人や、お腹の調子が悪いときは柿をたくさん食べるのは控えてください。

また、柿には身体を冷やす作用があります。身体を冷やす作用があるのは柿だけでなく、夏野菜などは体温を冷やして効果的に熱を逃がす作用があります。なので、夏の熱い日にはメリットになりうる作用です。健康な人であれば何も問題はありませんが、冷え性が酷い人は柿で身体を冷やしてしまうと、さらに体温が下がってしまう可能性があります。なので、冷え性の人は気を付けてください。

柿の効果や効能、栄養成分について紹介していきたました。良かったらぜひ参考にしてみてください。次に紹介するのは、柿のダイエット中のおすすめの食べ方です。柿の食感などが苦手な人はぜひ参考にしてみてください。

ダイエット中におすすめの柿の食べ方は、干し柿ではなく、生の柿を食べることです。干し柿の方が美味しいと思いますが、実は柿のダイエット効果を高めるためには、干し柿よりも生の柿を食べる方が良いと言われています。

干し柿よりも生の柿が良い理由は、干し柿にすることで、カロリーが生の柿よりも高くなってしまうからです。さらに、干し柿にすることによって柿が持つダイエット効果が失われてしまい、痩せにくくなってしまうのです。なので、ダイエット中に柿を食べる場合は、生の柿を食べるようにしてみてください。

生の柿を食べるのが苦手な人は、柿を使って「ホットフルーツティー」を作って飲むことをおすすめします。寒い冬場は甘いホットフルーツティーを飲んで温まってみてください。しかも、砂糖は使っていないのでヘルシーに仕上がります。飲み終わった後はほかほかの柿を食べることもできます。

カップにカットされた柿とティーパックを入れて、お湯をカップに入れて3分ほど待つだけです。簡単に作れるので、お子さんと一緒でも安全に作ることができます。また、他のフルーツを使ったり、ティーパックの種類を変えるなどのアレンジを加えることで、バリエーションはほぼ無限大になります。誰でも簡単にできるのでぜひやってみてください。

先ほど、ダイエット中はできるだけカロリーを抑えるためにできるだけ干し柿だけでなく生の柿を食べることをおすすめしてきました。しかし、ダイエットを目的に生の柿をたくさん食べるのはいけません。柿はカロリーが低い果物として知られています。

しかし、柿に含まれている糖質は他の果物よりも高いです。なので、カロリーだけをみて柿を食べていると糖質の量がオーバーしてしまいます。なので、干し柿が食べれないから生の柿を食べ過ぎないように気を付けてください。

次に紹介する柿のダイエット中のおすすめの食べ方は、お菓子などの間食の代わりに食べることです。この食べ方は、最近話題の「置き換えダイエット」に通ずる方法でもあります。置き換えダイエットとは、通常の食事をスムージーやプロテインなどの他の食べ物に置き換えるダイエット方法です。誰でも気軽にダイエットができる方法として話題になった方法です。

この置き換えダイエットの方法を利用して、食べているお菓子や完食の代わりに生の柿を食べてみてください。柿のカロリーはお菓子よりも低く、お菓子よりも食物繊維と栄養素を多く含んでいます。なので、生の柿が好きな人はぜひやってみてください。

最後に紹介する柿のダイエット中のおすすめの食べ方は、柿を使ったデザートを作って食べることです。こちらの食べ方は、スイーツなどの料理が好きな人や、甘いものが好きな人におすすめです。ファミリーで子供と一緒に作ってみるのもアリかもしれません。また、生の柿を使ったデザートであれば、柿が苦手な人でも食べやすくなると思います。

柿を使ったダイエット中におすすめのデザートは「柿の寒天」です。こちらのデザートは寒天のようにゼリー状にして、その中に柿を紛れ込ませるデザートです。また、柿の寒天はノンシュガーなので、ダイエット中でもうしろめたさがない状態で食べることができます。作るのが大変だと思いますが、実は簡単です。

寒天を水に溶かし、その中に小さくカットした生の柿を入れて冷蔵庫で冷やして完成です。コツなどもありません。シンプルで簡単に作れるダイエット中に最適なデザートです。子供と一緒に作ることもできますので、良かったらぜひ作ってみてください。

いかがでしたか？今回は柿の効果について紹介してきました。甘くておいしい柿は、工夫すればダイエットの強い味方でもあります。太るのを避けている人は、食べる量を制限して食べてみてください。