2018年10月19日公開
2024年08月09日更新
お米の賞味期限と開封後の消費期限は?美味しく保つコツも紹介!
「そういえばお米の賞味期限っていつまで?」と考えたことありませんか?野菜や果物、お肉だと見た目の変化も分かりやすいですし、購入後すぐに消費されます。しかし、お米は㎏単位を購入後、少しずつ消費するもの。腐ったり劣化するイメージもあまりないのではないでしょうか?どのようにして賞味期限を決めているのでしょう?そんなお米の賞味期限と消費期限のこと、開封後はどうなるのかといった疑問、さらに美味しく食べるための保存方法や簡単なレシピについて紹介していきたいと思います。
目次
お米の賞味期限や消費期限が知りたい!
とても身近にある食べ物でありながら、意外と知らないお米の賞味期限や消費期限。日本人にとって知っておきたいことですし、知っておいて確実に損はありません。そんなお米の賞味期限や消費期限について学んでいきましょう!
お米の賞味期限と消費期限について
はじめに、賞味期限と消費期限に関することや、お米の開封や未開封だとどう変わるのかなど解説していきたいと思います。
賞味期限と消費期限の基本
お米の賞味期限と消費期限について知る前に、食品に表示される「賞味期限」と「消費期限」の違いについて、ご存知でしょうか?なかなかきちんと説明できる方は少ないと思います。賞味期限と消費期限は、食品の種類によってどちらを使うか異なってきます。賞味期限だと次のように決められています。
「袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。」
簡単にいうと、「未開封の状態でその食品をおいしく食べられる期限」のことです。主に、長期保存が効く食品が対象になります。例えば、レトルト食品、スナック菓子、乳製品(バター、ヨーグルトなど)、牛乳(低温殺菌牛乳は除く)、ハム、缶詰、ペットボトル飲料などが挙げられます。製造日より、3か月以上を超える場合、「年月」での表示が認められています。
長期保存が効くからといって、賞味期限で表示されている期限を超えて置いておくのは、望ましくありません。確かに、賞味期限は、表示されている期限を過ぎたとしても、すぐに品質が落ちるわけではありませんが、表示されている年月日はあくまで目安。安全に食べられる期限は過ぎています。一度開封したら、早めに食べきることが一番です。一方、消費期限は次のように決められています。
「袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。」
こちらも簡単にいうと、「期限を過ぎると食べない方がいい期限」になります。主に傷みやすい食品が対象で、コンビニ並んでいるようなおにぎり、サンドウィッチ、ケーキ、生めん、低温殺菌牛乳などがあります。確かにこれらの食品は、未開封でも放っておけばどんどん傷んでいきます。食品にもよりますが、大体5日で品質が落ちていきます。開封、未開封関係なく、早めに食べた方が望ましい食品です。
お米に賞味期限の記載がないのはなぜ?
賞味期限と消費期限の違いが分かったところで、お米にその記載がないのはなぜでしょうか?身の回りの食品を見ると、お米に限らず実は記載がない食品がいくつかあるのにお気づきでしょうか?
基本的に、加工食品には賞味期限や消費期限の表示義務があります。しかしお米などの農産物は、法律上義務付けられていません。というのも、お米や野菜というのは、保存方法や季節の影響によって食べられる期間が変わってしまうからです。あえて賞味期限の記載をしないようにしているわけです。
ちなみに、他にも賞味期限の表示義務のない食品には、どんなものがあるのかご存知でしょうか?法律の規定によると、品質の劣化が極めて少ない加工食品が対象になります。例えば、アイスクリーム、砂糖、塩、でんぷん、酒類、飲料水などは、賞味期限の表示義務がありません。これらは、賞味期限を省略しても大丈夫です。生鮮食品の果実の中だと、柑橘類、バナナは賞味期限を省略しても、表示しても、どちらでも大丈夫です。
「お米に賞味期限が表示されていないなんて、どうしたらいいの?」と思われるかもしれません。そこで、賞味期限の目安にしていただきたいのが、お米に表示されている「精米年月日」の存在。お米は法律の規定によって「精米年月日」を表示されることが義務付けられており、精米年月日から、賞味期限の目安を割り出せるようになっています。
精米後のお米の賞味期限や消費期限は?
精米後のお米は、特に季節や気候に影響を受けやすくなり、美味しく食べられる期間が時季によって異なってきます。精米後のお米の賞味期限や消費期限といったものは、どうなるのでしょうか?お米が収穫される秋のはじめ~翌年3月頃は、気温が低いので、2ヵ月前後の保存が可能です。一方、春~夏にかけては気温が上昇するので、お米の保存に適さなくなってしまいます。なので、4~5月頃は1ヶ月前後の保存が可能です。
さらに夏場の高温多湿になると、お米の賞味期限や消費期限には注意が必要です。気温が30度以上にもなると、早く劣化が進むので、半月ほどの賞味期限になるといわれています。精米後のお米は、春~夏場の気温が高くなる季節は、冬場に食べていた量の半分くらいを購入にするといいでしょう。
未開封と開封後のお米の賞味期限や消費期限は?
未開封と開封後の賞味期限はどうでしょう?通常、食品は未開封であるほど新鮮さが保たれますが、お店で売られているお米の袋を見ると、ほぼ穴が開いています。つまり、開封だろうが未開封だろうが、お米の賞味期限や消費期限には関係ないことが分かります。では、なぜお米の袋に穴が開いているのでしょう?実はこの穴、運送中の袋の破裂や荷崩れを防ぐためで、袋の中の空気を抜くために設けられたものです。
お米は他の食品と違い、10キロ近い重さを袋詰で売られていることがあります。そんな大きなものを、袋に穴を開けずに密閉した未開封の状態で輸送したり、お店の中で重ねて置こうとすると、パンクする恐れがあります。そのために設けている空気穴というわけです。中には、鮮度を保つために真空パックで売られているお米もありますが、基本的にお米は開封前、未開封に関係ないいんだと認識しておきましょう。
精米されていないお米は長期間保存が可能
精米後のお米の賞味期限や、開封や未開封に関係ないことは分かりましたが、精米されていないお米はどうなるのでしょうか?お米にはその年に収穫されたお米は新米、その前の年に取れたものは古米、さらに前々年に取れたお米なら古古米、さらに古古古米、といった具合に種類があります。古米なら耳にしたことがある方もいるかと思いますが、古古米、古古古米となると、あまりに耳にしないのではないでしょうか?
精米後のお米の賞味期限のイメージから考えると、「そんなに古いお米なんて大丈夫なの?」と思われるかもしれません。しかし、お米は精米前であれば、お米に覆われている糖層と呼ばれる部分がお米の酸化を防いでくれるので、年単位での長期保存が可能になります。
米農家では、精米前の玄米を専用の保冷庫に保存しておき、お米が欲しくなったときだけ、玄米から白米に精米して使うようにしています。こうして、精米後の美味しいお米を食べられます。近年では、精米前のお米を保存しておくことで、味わいを持たせて食べる方法もあるようです。
お米の賞味期限の見分け方
お米の賞味期限の目安などについてお伝えしてきましたが、ついつい「お米の精米日っていつだったけ?」と忘れてしまうこともあると思います。お米を見たときに分かる、賞味期限の見分け方などはあるのでしょうか?
目に見えてカビが生えていたら破棄しよう
お米にカビが生える条件として、高温多湿があります。特に、精米後のお米は、空気中の湿度を吸収しやすくなっています。詳しい条件として、「気温20度~25度」「湿度80度以上」「お米の水分含有量が17%以上」があります。この条件になると、精米前の状態のお米(玄米)が、胚乳のデンプンを消費していくようになります。脂肪分の酸化も進んでいくので、風味も落ちていきます。特に6月の梅雨の時季は気を付けたいところです。
後述でも冷蔵庫でのお米の保存について紹介しますが、冷蔵庫で保存していても、何度も出し入れをしていると、その温度差で結露ができてしまい、カビが発生しやすくなります。
お米にカビが生えていると、「灰色、黒、赤、褐色、青がお米に混じっている」「粉っぽい」「触るとしっとりしている」「カビの臭いがする」といった変化が見られます。カビが生えているのか分からなくても、炊きあがったときに「お米のにおいがよくない」「パサついている」「風味がない」場合も、カビが原因のひとつとして考えられます。
そんなカビの生えたお米、食べられるのでしょうか?海外のお米だと、熱帯地域と亜熱帯地域に生息しているカビの一種が、発がん性のあるカビ毒を発生させるようですが、日本産のお米だと発がん性のあるカビ毒はないといわれており、健康への被害はないと考えられています。
しかし、カビ毒うんぬんよりも、風味が落ちている状態のお米は当然おいしくありません。カビが生えたものを食べるのはお腹を壊す恐れもありますし、そもそもカビのついたお米を食べるのは気分がいいものではありません。カビが生える前に食べきってしまうことが一番ですが、カビが生えてしまったら速やかに破棄しましょう。
お米を研いだときに水が黒ずむなら破棄しよう
通常、精米後のお米を水で研ぐと、白くにごります。しかし、水が黒ずむ、もしくは灰色になることがあります。こういったお米は、何度も水で洗うことで、次第に水の色が澄んできます。黒ずんでしまうのは、前述のように「カビが原因」また、「管理状態がよくなかった」「精米後、時間が経っている」といった理由が挙げられます。
丁寧に何度も水で研げば、食べられないことはありませんが、やはり風味が落ちていますし、こちらもあまり気分のいいものではありません。速やかに破棄しましょう。しかし、もったいなくて捨てられないという場合、「お米を炊くときにお酒を入れる」「炊く時にサラダ油など食用の油を入れる」といった対処法があるようです。
長期間放置していたお米に虫が湧いていたら破棄しよう
米びつの中に虫を見つけてしまった日には、ショックでお米が食べられなくなる…という方もいるでしょう。気温が20度を超えると、カビだけでなく虫も発生しやすくなります。代表的な虫を挙げると、コクゾウムシ、コクヌストモドキ、ノコギリヒラタムシなどがいます。
コクゾウムシは3ミリほどの黒褐色の虫です。お米に卵を産み付ける→お米を食べて成虫になる→お米が空洞になるので砕けやすくなる、と悪さをします。コクヌストモドキは3ミリ程度の赤褐色の虫です。糠(ぬか)の中で産卵→1か月ほどで成虫になります。ちなみに「コクヌスト=穀盗人」という意味です。一般家庭での発生は比較的少ないようです。
ノコギリヒラタムシは別名ノコギリコクヌストともいいます。3ミリ程度で、褐色の無光沢をしています。糠(ぬか)やお米の胚部分、胚乳部分を食べる悪さをします。この虫も1か月ほどで成虫になります。
近年では精米の性能が上がったこともあり、こういった虫の卵は除かれるようになりました。お店などで買うお米は、心配が少ないようです。しかし、「農家直売」「無農薬栽培」「貯蔵時に薬品を使っていない」など、虫への対策をしていないお米だと、虫が混入していることがあります。あるいは、外から侵入してきた、袋の穴から侵入してきた場合もあります。
もしお米に虫が湧いてしまったらどうすればいいのでしょう?あまり気持ちのいい話ではありませんが、コクゾウムシ自体に毒性はないので、万が一間違えて食べてしまっても大丈夫です。無農薬のお米を買ってきた場合、念のため冷凍庫に一晩入れて置けば、コクゾウムシは凍死します。ただし、冷凍室での保存は、お米も凍ってしまうのでお米のひび割れの原因になってしまうので、注意も必要です。
虫が湧いてしまったお米も、破棄するのが手っ取り早いです。しかし、捨てるのはもったいないという方は、水の量を少し多めにして浸す時間も多めにして、サラダ油を少し入れて炊くと、美味しいお米になるようです。虫が湧くのは確かに困りますが、農薬を使っているお米に虫は繁殖しません。考え方によっては、むしろ「虫が食べても大丈夫なお米」ということ分かります。せっかくの美味しいお米、上手に虫対策しましょう。
精米後のお米はなるべく早めに美味しいうちに食べよう!
お米には、普通の食品と違って「未開封だから大丈夫」とか、正確な賞味期限が記載されている、といったことがありません。「精米後どれくらい時間が経っているか」「見た目の変化」「臭いの変化」「虫がついていないか」で判断する必要があります。
精米後のお米は酸化が進み、においも味も悪くなります。高温多湿の保存環境では、さらに劣化が進みやすくなるので、上記のようなカビの発生や虫が湧く恐れが大きくなります。精米後のお米は、長期保存せずになるべく早く食べてしまいましょう!
お米を美味しく保存するコツ
開封や未開封に関係ないことや、賞味期限のことについて紹介してきましたが、お米を美味しく保存するコツはなんでしょうか?お米は保存方法を守るだけで、風味を損なわず美味しく食べられます。保存方法を間違えると、美味しく食べられる賞味期限も短くなってしまいます。ここでは、どうすればお米を美味しく保存できるのか紹介していきましょう!
お米は冷暗所で保存が基本!
冷暗所に保存する理由は、「虫を避けるため」「湿気を避けてカビや酸化を防ぐため」「熱と光を避けるため(長時間太陽光が当たると変色したりにおいに変化が出るので)」があります。「冷暗所」とは薬の保管方法にもよく使われますが、はっきりと定義されているものがなく、実はあいまいなものです。冷暗所の意味自体は、「温度が低く、光が差さない場所」「食品や薬などの保存場所」となっています。
さて、冷暗所とは具体的にどういった場所なのでしょうか?お米を保存するのに適しているのは、温度10~15度、湿度55~75%といわれています。実際に、米農家が設定している保冷庫では、温度13~15度、湿度70%ほどです。米農家では、1年中冷蔵庫でお米を保存しています。保存環境として、大体、温度15度以内がベストのようです。
しかし、室内で気温15度以内を常に保つのは難しいもの。あえていうなら、カビが発生しやすくなる気温20~25度であることを踏まえて、大体1~20度あたりを保てる場所を冷暗所にするのが一番です。現代の住宅事情だと、どこがふさわしいのでしょうか?
その昔、今のように外の気温は高くなく、住宅の気密性は低く、土間のひんやりした冷たさが伝わってくる家の造りをしていました。そういった住宅事情を利用して、お米は「精米後は湿気を防げる箱に入れて土間の上で保存」「蔵の中(蔵の中は涼しくて薄暗い、湿度も一定)で保存」というように、上手に保存されていました。
現代の住宅環境は昔から比べると気密性が高く、室内で大きな気温の変動があるわけではありません。こういった事情ならば、特別土間や蔵のような場所を探さなくとも、キッチンでよくある床下収納などがいいでしょう。しかし、住宅事情で床下収納もないお家もあります。マンションだと、玄関が最も冷暗所に適しているようです。
なお、キッチンのシンク下の収納スペースも、冷暗所として思い浮かぶ方がいるのではないでしょうか?後ほど解説しますが、キッチンのシンク下の収納スペースも、保存方法の条件をきちんと守れば、冷暗所に向いているといえるので、保存場所の候補として挙げておきましょう。
お米は密閉容器に入れて湿気や臭い移りを防ぐ
米袋のまま使うと、せっかくのお米に湿気やにおいが侵入してしまい、賞味期限を縮めてしまいます。また、お米の賞味期限は、開封と未開封関係ないとお伝えしてきましたが、米袋は開封したままにしておくと乾燥してしまい、お米のひび割れの原因になります。米袋の空気穴から、水や虫が入る恐れもあります。こういった理由から、米は密閉容器に移し替えて保存するのがおすすめです。どんな容器がいいのでしょうか?
おすすめは、やはり専用の米びつです。最近では使いやすくておしゃれな米びつもたくさん販売されています。また、米びつのスペース確保が難しければ、ジップロックなどチャック付きの袋や、変わり種だと布団圧縮袋があります。お米を入れ替えるときには、容器を洗剤できれいに洗って消毒、よく乾燥させて使います。よく洗うことで、カビや虫の発生の予防になります。
中には、ペットボトルに移し替える方法もあるようですが、中を洗って管理するのが大変なのであまりおすすめしません。しかし、空気に触れにくいので劣化しにくいという意味では適しているでしょう。容器の中には、米びつ専用の防虫剤、鷹の爪、ニンニクなどを入れると虫予防になります。
お米は冷蔵庫で保存できる
冷蔵庫でもお米の保存ができます。特におすすめは、温度約3~8度、湿度60%~になる野菜室です。扉の開け閉めによって多少変動がありますが、温度も湿度も一定、光も入りません。注意点として、お米はにおいの移りやすい食品なので、においの強い食材の近くには置かないようにしましょう。ジップロックなど密閉できる袋を使うと、におい移りを防げます。
温度設定で考えると、お米の保存に冷蔵庫を使うのは理想です。ただ、お米は基本的に常温保存でも大丈夫な食材です。というのも、カビのところで解説しましたが、何度も冷蔵庫で出し入れをしていると、お米の保存容器に結露が発生する可能があるので注意が必要になります。カビの原因になりかねません。どちらかといえば、長期保存しなくてはいけないときに使うといいでしょう。ほぼ扉の開け閉めをする必要がない冷蔵庫が理想です。
シンク下やコンロ下で保存するときのポイント
本来、お米は熱のこもりやすいところの保存はよくありません。そのため、排水溝が設置されているシンク下などは、お湯や水の温度の影響を受けやすいので、本来保存場所としては適していないといえます。しかし、キッチンからわざわざ遠く離れ場所にお米を保存して取りに行くのは大変ですし、スペースの問題でそこしか空いていないこともあるでしょう。
方法としては、しっかり密閉できる容器に移し替えることです。温度の変化による湿気や、におい移りも防げるので、シンク下やコンロ下での保存が可能になります。
お米を無駄にしない美味しいレシピを紹介!
炊飯器で簡単に作れる炊き込みご飯から、フライパンで作れる懐かしのレシピまで、おいしいお米のレシピを紹介しましょう!
うまみをとじこめた「鶏ゴボウの炊き込みご飯」
鶏とゴボウをごま油でおいしく仕上げた炊き込みご飯です。材料はお米2合、鶏もも肉80g、ごぼう1/3本(80g)、人参1/3本(50g)、ごま油大さじ1、酒大さじ1、砂糖大さじ1、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ2です。炊飯器に入れる調味料は、酒大さじ1、追いがつおつゆ(2倍濃縮)大さじ1です。これで4人分です。
作り方は、1.ゴボウをささがきにして水でさらして灰汁抜きにします。2.お米は洗って水気を切っておきます。人参は千切り、鶏肉は食べやすい大きさに切ります。3.炊飯器にお米、お酒、追いがつおつゆを入れます。水も併せて2合目盛りのところまで入れます。30分置いておきましょう。4.フライパンにごま油、鶏肉、ゴボウ、人参を入れて炒めます。
5.炒め具合がいい感じになってきたら、酒、砂糖、みりん、しょうゆを入れて、汁気がなくなるまで炒めます。6.フライパンで炒めたものを炊飯器に入れて、「炊き込みご飯コース」で一緒に炊きましょう。7.炊きあがりは、おこげがきちんと出ているか確認します。底から全体を混ぜて完成です!
簡単ほくほく「うすいえんどうの豆ごはん」
使える材料があまりないという方におすすめなのが、うすいえんどうを使った豆ごはんです。一見、グリンピースにも似ていますが、えんどう豆の一種です。グリンピースと比べて皮が薄く、青臭さが少ないのが特徴です。グリンピースごはんが苦手な方にもおすすめです。材料は、うすいえんどう(さやから出す)150g、お米2合、塩小さじ2/3、酒大さじ2です。これで3~4人分です。
作り方は、1.豆をさやから出して2分ほど茹でる。2.お米を研いで、炊飯器に入れて酒と塩を入れる。2合の目盛りまで水を入れて炊く。3.炊きあがりの5分くらい前にうすいえんどうを入れる。4.炊きあがったら、豆を潰さないように軽く混ぜて完成です!
懐かしの「焼きめし」
昔ながらの節約簡単美味しい焼き飯です。材料は、ホカホカご飯をお茶碗2膳強、人参2cmほど、玉ねぎ1/8個、ハム2枚、青ねぎ(小口切りにしたもの)大さじ1、卵1個、マヨネーズ小さじ1/2、塩少々、塩コショウ少々、味の素(一番小さい瓶)6振り前後、しょうゆをしょうゆ差しで2回し分、紅ショウガ(お好みで飾りつけに)少々です。これで2人分です。
作り方は、1. 玉ねぎと人参はみじん切り、ハムも細かく切っておきます。フライパンにサラダ油を入れ、玉ねぎと人参、塩コショウを振り入れて炒めていきます。ほぼ火が通ったところでハムを入れ、軽く炒めます。2.1をフライパンで炒めながら、卵、マヨネーズ、塩を混ぜて溶いておきます。
3.1で炒めたものをフライパンの端に追いやり、中央のスペースを空けます。そこにサラダ油を入れて2を入れます。炒り卵を作るように、端に追いやった具材を軽く混ぜて炒めます。4.ご飯を入れて具材を均一になるように混ぜて炒めます。残りの青ねぎ、塩コショウ、味の素を入れ、しょうゆを鍋肌に2回回し入れます。ごはんがパラパラになるように炒めます。6.最後にお皿に盛りつけて紅ショウガを中央に乗せれば完成です!
お米に明確な賞味期限はないが美味しいうちに食べきろう!
お米の賞味期限の目安や美味しく保存するコツなどを紹介しました。高温多湿になるとお米は酸化が進みます。食品は「まだ賞味期限が来ていないから食べられる」「未開封でまだ風味が損なわれないから大丈夫」と判断されることが多いですが、お米の場合開封、未開封に関係なく、精米後は早めに食べるのが一番です。特に夏場は注意する必要があります。保存方法を守って美味しいお米を食べましょう!