バナナの賞味期限の目安はいつまで?長持ちさせる保存も紹介

バナナはスムージーやお菓子・離乳食など様々な利用方法がある人気のフルーツです。また、栄養価が高く、朝食やスポーツ前の栄養補給にも活躍します。バナナには賞味期限が記載されていませんので、賞味期限は各自の判断になります。バナナの賞味期限の目安はどのくらいなのでしょうか?また、バナナを長持ちさせるにはどのように保存すればよいのでしょうか?バナナの賞味期限と保存方法について紹介します。ケーキやジャムなどに加工した場合の賞味期限についても紹介します。

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目次

  1. 1バナナの賞味期限の目安は?
  2. 2バナナの賞味期限を長持ちさせる保存方法
  3. 3バナナの賞味期限の判断方法
  4. 4バナナの賞味期限を知って美味しく食べよう

バナナの賞味期限の目安は?

バナナは毎日食べる方もいるほど人気の果物です。バナナはスムージーやケーキやジャムなど様々な利用法があります。また、栄養価が高く素早くエネルギーになるため、朝食やスポーツ時の栄養補給にも多くの方が利用しています。バナナは柔らかく食べやすいため赤ちゃんの離乳食にも使われ、お年寄りにも飲み込みやすい食材です。

人気食材のバナナですが賞味期限は記載されていませんので、各自の判断になります。バナナの賞味期限の目安はどのくらいなのでしょうか?

また、バナナは5本前後くらいの房で売られていることが多いので、一人暮らしの方などはすぐには食べきれないこともあるでしょう。バナナを長持ちさせるにはどのように保存するとよいのでしょうか?バナナの賞味期限と保存方法について紹介します。また、バナナをジャムやケーキに加工した場合の賞味期限についても紹介します。

常温の賞味期限

バナナは常温で保存する方が多いのではないでしょうか?バナナを常温で保存した場合の賞味期限はどれくらいなのでしょうか?

バナナを常温で保存した場合の賞味期限は、気温によって変わります。春~夏場など気温が高い時期なら賞味期限は2~4日程度気温が低い時期なら1週間程度です。冬場でも暖房の効いた部屋に置くと賞味期限は短くなりますので保存する場所に注意しましょう。

バナナジャムの賞味期限

果物の利用法として定番のジャムですが、バナナジャムは簡単に作れておすすめです。バナナをジャムにした場合の賞味期限も気になるところです。

バナナをジャムにした場合の賞味期限は、砂糖をどれくらい入れたかによって変わります。糖度50%(バナナと砂糖が同量の重さ)以上で容器をきちんと煮沸消毒して密閉した場合の賞味期限は、未開封で約半年です。バナナジャムを甘さ控えめにした場合や瓶を煮沸消毒しなかった場合は賞味期限はもっと短くなります。

家庭で手作りする場合は市販品と比べてきちんと管理された環境で作っているわけではありませんので、保存食にするよりは食べるときに作る方がよいでしょう。

バナナジャムを開封した場合の賞味期限は冷蔵保存で2週間を目安に食べるようにしましょう。2週間以上経ってもカビが生えていなければ大丈夫ですが、匂いや味などに変化がないか気を付けながらなるべく早めに食べるようにしましょう。

バナナケーキの賞味期限

バナナケーキもバナナを使ったお菓子として定番人気です。バナナケーキの賞味期限はどれくらいあるのでしょうか?バナナケーキといっても使う材料はレシピによって様々です。

生クリームや生のバナナをトッピングしたケーキの場合はできれば当日中に、少し風味は落ちますが冷蔵保存で2日目までは大丈夫でしょう。

バナナを生地と一緒に焼いたケーキの場合は賞味期限はもう少し長くなります。焼いたバナナケーキの場合賞味期限は2~3日ほどになります。バナナケーキの生地に洋酒を入れた場合は少し日持ちしやすくなります。

焼いたバナナケーキの場合は材料によって冷凍保存も可能です。長期間保存したい場合はカットして個別にラップで包みジップ付きの袋に入れて冷凍します。賞味期限は材料にもよりますが1週間~数週間になります。自然解凍で美味しく食べられます。

バナナパウンドケーキの賞味期限

パウンドケーキとは、小麦粉・バター・卵・砂糖を1ポンド(約453g)ずつ混ぜ合わせて焼いたことから名付けられた洋菓子です。パウンドケーキは1週間ほど日持ちがするお菓子ですが、バナナなど生の果物を入れた場合は果物の水分で傷みやすくなり賞味期限は短くなります。

バナナを入れたパウンドケーキの場合、賞味期限は常温で2~3日ほどになります。夏場など暑い時期は常温保存はおすすめできません。長く保存したい場合は、焼きあがったらすぐ型から外し、粗熱が取れたら温かいうちにカットして一切れずつラップに包んで冷ましジップ付きの袋に入れて冷凍保存します。

温かいうちに包むと蒸気が閉じ込められるためパサパサになりません。冷凍保存で賞味期限は保存状況により1週間~1ヶ月ほどになります。解凍は自然解凍で大丈夫です。冷蔵保存するとバターが冷えて風味が落ちるため、夏場以外は常温か冷凍保存がよいでしょう。

バナナの賞味期限を長持ちさせる保存方法

バナナの賞味期限を紹介しましたが、適切な方法で保存しないと賞味期限は短くなります。バナナをジャムに加工すると長く保存できることがわかりましたが、バナナをそのままの状態で長持ちさせる保存方法はどのような方法があるのでしょうか?バナナの賞味期限を長持ちさせる保存方法をいくつか紹介します。

Thumbバナナを長持ちさせる保存方法は?ラップで冷蔵が長持ちのポイント? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

房から外す

バナナを保存するときにいろいろするのがめんどうだという場合は、バナナを1本1本房から外して重ねないように常温保存してください。実はこれだけでもバナナを房になった状態で置いておくより賞味期限が長持ちします。

バナナを房のままにしておくと、上のバナナの重さで下になったバナナが傷んでいきます。バナナが隣のバナナと接している部分からも傷んできます。また、袋に入ったバナナをそのままにしておくと蒸れてカビが生えてきます。

バナナを袋から出して1本1本離して保存することで風通しがよくなり、カビを防いで賞味期限を長持ちさせることができるのです。ずっと同じ側を下にしていると下にした方が早く傷む可能性がありますので時々向きを変えるとよいでしょう。簡単な方法ですのでぜひ試してみてください。

吊るす

バナナの賞味期限を長持ちさせる保存方法にバナナハンガー(スタンドやフックなど様々な呼び方があります。)に吊るす方法があります。バナナハンガーは木製やアイアン製などのおしゃれなものならインテリアとしても素敵ですし、シンプルなものなら百円ショップにもあります。

バナナを吊るす保存方法は、バナナがテーブルなどに接する部分がないので、重さで傷むことがなくなります。房のままテーブルに置いておくより風通しもよくなるので、カビも生えにくくなり賞味期限を長持ちさせることができます。

柄の部分をラップで包む

バナナの賞味期限を長持ちさせる保存方法に、バナナを房から外しバナナの柄の部分をラップで包む方法があります。バナナは柄の部分からエチレンガスを放出しており、そのエチレンガスがバナナの熟成を促します。柄の部分をラップで包むことでエチレンガスの放出を抑え、バナナの賞味期限を長持ちさせることができます。

柄をラップで包んだバナナは他のバナナと重ねないように保存してください。また、りんごなど他にエチレンガスを放出する食材が近くにあると意味がありませんので、そのような食材と離して保存しましょう。

また、青い状態で購入したバナナは柄にラップを巻くと追熟できませんので、黄色くなるのを待ってからラップを巻きましょう。

切ったバナナの保存方法

皮のまま半分に切ったバナナはどのように保存すればよいのでしょうか?切ったバナナはそのままにしておくと切り口から酸化して茶色く変色していきます。切ったバナナの変色を防ぐには、切り口にレモン汁をつけるか薄い酢水につけてラップをして冷蔵保存しましょう。

賞味期限

切ったバナナはあまり長持ちしませんので早めに食べましょう。切ったバナナの賞味期限は1~2日になります。長く保存したい場合は皮をむいて冷凍保存するとよいでしょう。

冷蔵保存方法

バナナを冷蔵保存する場合の保存方法はどのように保存すればよいのでしょうか?バナナを冷蔵保存する場合は低温で保存すると低温障害を起こして皮が黒くなりますので、野菜室に保存しましょう。

バナナを冷蔵庫に保存した場合は皮は黒くなりますが中身が傷むわけではありませんので、野菜室に余裕がない場合は冷蔵庫でも大丈夫です。バナナは1本ずつ梱包用クッションシートに包むと賞味期限が長持ちします

梱包用のクッションシートがない場合はラップやアルミホイルでもかまいません。クッションシートの方がバナナは長持ちしますが、ラップやアルミホイルでも十分賞味期限を長持ちさせる効果があります。

賞味期限

バナナを野菜室に冷蔵保存した場合の賞味期限は、保存状況によって差がありますが、クッションシートに包んだ場合は2週間経っても美味しく食べられます。それ以上保存する場合はときどき様子を見ながら早めに食べるようにしましょう。

冷凍保存方法

バナナの冷凍保存は凍ったままおやつとして食べたりそのままスムージーを作れたりするのでおすすめです。バナナの冷凍保存は皮をむいてラップしますが、使いたい利用法によっては輪切りや斜め切りなど好みの形に切ってラップをするとそのまま使えます。

また、バナナをラップで包むときは力を入れてギュッと包むと傷みやすくなりますので、やさしく包むようにしましょう。

ラップで包んだバナナをジップ付きの袋に入れて冷凍保存します。切ったバナナを冷凍保存する場合はバットに並べて凍らせたものをジップ付きの袋に入れると取り出しやすく便利です。袋に入れるときはなるべく空気が入らないようにしましょう。

賞味期限

冷凍保存したバナナの賞味期限は、約1~2ヶ月です。黒っぽく変色しても食べられますが、霜が出てきた場合は風味が落ちますので早めに食べるようにしましょう。

バナナの賞味期限の判断方法

バナナの賞味期限の目安を理解できたところで、賞味期限が切れていると判断するのはどのような状態なのか知りたいところです。バナナの賞味期限の判断方法について紹介します。

黒い斑点の原因は?

バナナは保存して日にちが経ってくると黒い斑点が出てきます。この斑点は何なのか、どのような原因でできるのか、食べても大丈夫なのか気になるのではないでしょうか?バナナの黒い斑点は「シュガースポット」と呼ばれます。シュガースポットは、バナナが熟成して甘くなってきた証で、腐っているわけではありません。

シュガースポットができる原因は、皮に含まれるポリフェノールを貯めている袋が熟成に従って破れ酸化酵素と混ざり黒い斑点になることです。

バナナは皮が青い状態ではまだ果肉が若干硬く食べ頃ではありません。バナナの皮が黄色からシュガースポットが出てきた頃までの状態がバナナの生食での食べ頃の硬さで甘味もちょうどよい状態になります。

皮に黒ずみがある

バナナの皮に黒ずみがある状態の理由は2点考えられます。1つはバナナの皮の一部が黒ずんでいる場合で流通の過程でぶつかるなどして傷んだ部分が黒くなるという場合です。この場合ぶつかった部分の中身が変色して柔らかくなることがありますが、腐っているわけではありませんので食べても大丈夫です。

2つ目は熟成が進みシュガースポットが広がって黒ずんできた場合です。この場合は保存状態により、果肉が全体的に柔らかくなることがあります。あまりにも柔らかい状態だと食感が変わり生食してもあまり美味しくないと感じるかもしれません。

柔らかくなっている場合でも、皮が黒くなっているだけでカビが生えていない状態なら食べられますので、バナナケーキにしたりホットケーキを焼くときに混ぜたりジャムにしたりすると美味しく食べられます。

液体が出る

バナナが真っ黒になり、果肉から液体が出ている状態の場合は、バナナの発酵が進んだ状態です。この場合、生食で食べても美味しくないですが、捨てずにバナナ酒にする方もいるようです。興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?

バナナから明らかに腐った嫌な臭いがする場合や酸っぱい味がする場合は腐っている可能性が高いので処分しましょう。

中身がドロドロしている

バナナが柔らかい状態を過ぎてドロドロになっている場合は食べられるかどうか注意が必要です。捨ててしまう方も多いかもしれませんが、バナナがドロドロになっていても嫌な臭いがせず甘い匂いがしている場合は食べても大丈夫です。バナナケーキにするなど加熱して食べてみてください。

ドロドロになったバナナが鼻につくような明らかに腐っている臭いがする場合は傷んでいますので、諦めて処分しましょう。

バナナの賞味期限を知って美味しく食べよう

バナナの賞味期限と保存方法を常温・冷蔵・冷凍それぞれとジャムやケーキに加工した場合の賞味期限について紹介しましたがいかがでしたか?

今まで何気なく袋に入れたまま置いてた方は少しの手間でバナナを長持ちさせる保存方法を理解できたのではないでしょうか?バナナの賞味期限と適切な保存方法を知ってバナナが傷む前に最後の1本まで美味しく食べましょう。

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