里芋の赤いところは食べられる?赤い斑点や筋になる理由を調査!

里芋が好きでよく食べているという人も多いのではないでしょうか?しかしいざ調理をしようとした際に、白い筈の里芋に謎の赤い斑点や線などがあるのを見かけた事がある、という人もいる筈です。里芋に現れる赤い斑点や線は食べられるものなのか、体に悪い部分ではないのか気になる所ですが、今回はそんな里芋の赤いところについてや里芋の正しい保存方法についてをまとめてご紹介します。

里芋の赤いところは食べられる?赤い斑点や筋になる理由を調査!のイメージ

目次

  1. 1里芋の赤い斑点について徹底調査!
  2. 2里芋の賞味期限はどのくらい?
  3. 3里芋の赤いところは食べられるの?
  4. 4里芋に赤い斑点があるのは何故?
  5. 5食べられない状態の里芋とは?
  6. 6里芋の正しい保存方法とは?
  7. 7正しい知識で美味しく里芋を食べよう

里芋の赤い斑点について徹底調査!

煮物などの具材として食べられる機会の多い里芋ですが、包丁で里芋を切った際に中に赤い斑点の様なものがあって驚いた経験のある人もいるのではないでしょうか?白いイメージのある里芋に赤い斑点があると、食べてはいけない部分なのでは…と躊躇してしまう事もあるかもしれません。しかし赤い斑点のある里芋も問題無く食べられるものである場合、知らずに捨ててしまうのはもったいない筈です。

今回は里芋に赤い斑点がある理由や、赤い筋や線などがある里芋は食べる事ができるのか、更には食べられない里芋の基準といった気になる点をまとめてご紹介していきます。これまでは何だか気持ち悪くて食べるのを控えていたという人も、今後は安心して里芋を食べる事ができる様になるかもしれません。

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里芋の賞味期限はどのくらい?

加工食品であれば賞味期限などが記載されている場合が大半なので、よほど劣悪な環境で保存をしていたというわけでもない限りは、食べられるかどうか判断基準にしやすく安心できる場合も多いものです。しかし野菜に関しては賞味期限などが記載されていない為、保存期間や見た目などの状態を判断基準とするしかない場合も多く、本来であれば食べない方が良い状態の野菜も食べてしまう事もあるものです。

里芋の賞味期限は状態次第

里芋は泥付きの状態で購入する場合も多いのではないでしょうか?一般的に泥付きのままの里芋を常温保存しておく場合には、大体1か月程度の期間を目安としておくのが良いのだそうです。一方で泥のついた状態のままでは保存したくないという場合、水洗いをした里芋は1週間程度の賞味期限となってしまうのだそうです。これは里芋を洗う事でカビが発生しやすくなる事が理由として挙げられている様です。

基本的には里芋に限らず購入して新鮮なうちに食べてしまうのが一番ですが、人からたくさん貰う機会があったり安いからと多めに購入してしまうといった事もあるものです。そういった場合にも保存状態によって違う賞味期限の目安を覚えておく事ができれば、消費する期間の目安にもなってくれるものではないでしょうか?

里芋で手がかゆくなるのは赤い部分が原因?

ちなみに里芋を扱う際に手がかゆくなった経験をした事のある人も多いのではないでしょうか?もちろんこれは里芋の赤い線などは関係が無い現象なのだそうですが、里芋に含まれるシュウ酸カルシウムと呼ばれる結晶が皮膚に刺激を与える事が原因となっている事なのだそうです。ボウルなどにお酢を入れた状態で手を浸けながら里芋を扱うと、このかゆみを緩和する事ができる様なので試してみると良いかもしれません。

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里芋の赤いところは食べられるの?

しかし賞味期限内であってもいざ里芋を使おうとした際に、赤い斑点や筋の様なものがある場合も無いとは言い切れません。カビが生えたりした状態とはまた違って何だか気持ち悪い…と感じる事もあるかもしれませんが、この赤い色をした部分というのはそもそも食べる事はできるものなのか、という点をまずは知っておきたいと感じる人も多いのではないでしょうか?

里芋の赤い斑点は食べてもOK

里芋の中に赤い斑点や筋があったりする場合にも、基本的には食べられると考えて良いのだそうです。ただし鮮度の高い里芋に比べて赤い線などがある部分というのは、どうしても風味が落ちてしまう場合が多い様です。里芋に限らず鮮度の落ちた食材は風味が落ちてしまうものですが、食べられるのであれば赤い筋があるからという理由だけで捨ててしまうというのはもったいないかもしれません。

里芋全体が赤い場合はNG

ただし赤い斑点や線などが少しあるといった状態ではなく、里芋の切り口が明らかに赤い、斑点などが目に見えてあまりにも多いという場合には、その里芋は食べずに捨ててしまう方が良い状態なのだそうです。多少の赤い部分であればそこだけ切り取ってしまうというのも一つの方法ですが、もったいないからといってお腹を壊してしまっては意味がありませんし、あまりにも酷い状態の里芋は思い切って処分してしまいましょう。

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里芋に赤い斑点があるのは何故?

しかしそもそも里芋は何故赤い斑点や線ができてしまうのか、その理由についてはご存知でしょうか?カビが生えてしまったりするのであれば、他の食材同様に食べない方が良いという判断もつきやすいものですが、一体何が原因で赤い筋ができたりするのかも理由を知っておくと少しは安心できるかもしれません。里芋の赤い斑点や筋の正体についても調べてみました。

里芋の赤い部分は酸化

里芋が赤い色になる原因の一つには、収穫後時間が経過したアクの強い里芋が挙げられる様です。もう一つは里芋の持つ栄養素が原因とされており、アントシアニンというポリフェノールが酸化をする事が原因で、里芋に赤い斑点や筋などができてしまうのだそうです。このアントシアニン自体は体に良い成分なので、赤くなっていたとしても食べられるものである様です。

赤い色以外になる事もある?

ちなみに里芋は赤い色ではなく緑色の部分が現れる事もあるそうです。こちらはさすがに食べる事は控えた方が良いのでは…と感じてしまいそうですが、実は緑色の部分も食べられるのだそうです。これは日光に当たった事が原因で葉緑素と呼ばれるものができた状態との事で、体に悪いものではない様です。ただし葉緑素とは違い明らかに異常な色をしている場合には食べない方が無難です。

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食べられない状態の里芋とは?

赤い状態の里芋も基本的には食べられるものだという事がわかりましたが、それではどの様な状態であれば里芋は食べられない状態となっているのかも知っておいた方が良いかもしれません。まず1点目は先程もご紹介した、切り口全体が赤い色をしている里芋です。こちらは見た目にもわかりやすい状態なので、処分の際の一つの判断基準としておくのが良さそうです。

変色やカビの生えた里芋

こちらも見た目にわかりやすい変化をした里芋ですが、明らかに変色をしていたりカビが生えている里芋というのはもちろんアウトです。カビの生えた食材というのはその部分だけを切り取ったり、カビを洗い落とせばまだ食べられると考える人もいる様です。しかし一度カビが生えた食材というのは、目に見えない部分で菌の繁殖が広がっている事もあるそうなので思わぬトラブルの原因にもなりかねません。

異臭がしたり柔らかな里芋

こちらは一見するとわかりにくい変化だという場合もあるかもしれませんが、何だか異臭がするという里芋や明らかに柔らかくふにゃふにゃとしている里芋というのは、腐っている可能性が高くやはり処分してしまった方が無難な状態であると言えそうです。もったいない精神が強い人はそれでも食べてしまう事もあるかもしれませんが、お腹を壊してしまうよりは潔く処分してしまう事をおすすめします。

新鮮な里芋を購入したい

しかし里芋を購入しようとした際にも、店頭に並べられている時点で既に傷んでしまっている里芋というのも、残念ながら無いとは言い切れません。そういった里芋を選んでしまわない為にも、新鮮な里芋の選び方というのも覚えておくとよいのではないでしょうか?始めにご紹介した通り、里芋は泥付きの状態の方が賞味期限は長持ちするそうなので、皮がついた状態の里芋を購入する方が鮮度は高いと言えそうです。

重さや見た目を確認する

里芋は固さがあり重たいものが新鮮である証拠の様です。更にビニールに袋詰めされた状態の里芋の場合には、蒸れた状態ではないか、表面にヒビが入ったりはしていないか、皮のお尻の部分は余っていないかといった点も見ておくのが良いそうです。もしも皮が剥かれた状態の里芋を選ぶ場合には、表面が変色していない白い色をした里芋を選ぶのが良いそうです。

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里芋の正しい保存方法とは?

せっかく新鮮な里芋を購入する事ができたとしても、適切な保存方法ができていなければすぐに傷んできてしまいます。最後にご紹介するのは、里芋の正しい保存方法です。里芋は保存する際の温度に気を付けなければならないだけではなく、できる限り乾燥させない環境を作る事も大切なのだそうです。長期保存をする場合には泥付きのまま保存をするという点は第一に覚えておきたいポイントです。

風通しの良い冷暗所が基本

里芋は10~25℃の間で保存しておくのが良いそうですが、泥付きの状態で保存をする場合には新聞紙やキッチンペーパーといったものに包んだ状態で風通しの良い場所に置いておくのがおすすめです。気温が低すぎたり高すぎる場合には里芋を腐らせる原因となってしまうそうなので、温度に注意が必要です。更に傷がある里芋は傷みやすい為、複数の里芋を保存する場合には傷のある物から早めに使うのが良さそうです。

皮を剥いたら冷蔵か冷凍で保存

皮を剥いた状態の里芋を保存する場合には、下茹でをしてから冷ましたものを冷蔵庫で保存するのが基本です。この場合は水に浸けた状態での保存となりますが、使用するまで水はこまめに変えた方が日持ちするそうです。長期保存をするという場合にはフリーザーバッグに入れて冷凍庫での保存が良いそうですが、皮を剥いた里芋は鮮度を考えても2~3日のうちに使用してしまうのが良い様です。

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正しい知識で美味しく里芋を食べよう

里芋の保存別の賞味期限や赤い斑点や線についての情報をお届けしてきましたが、これまで赤い筋は何だか気持ち悪くて食べていなかったという人も、今後は安心して里芋を食べる事ができる様になるのではないでしょうか?食材によって状態による変化なども異なってくる為、見た事がない状態になっていると口に入れるのは少々気後れしてしまう事も多かったりするものです。

しかし里芋に限らず保存環境が悪かったり、購入してから調理するまでの期間が長い場合には知らず知らずのうちに食材を腐らせてしまっている、といった事もあったりするものです。特に夏場は食材の保存には向かない事も多いので、購入した食材はできる限り新鮮なうちに消費するという事を心がけておく方が健康の為にも良い事なのではないでしょうか?

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