里芋の栽培方法と収穫時期は?芽だしや株間・肥料について徹底解説!

里芋はお正月料理にも縁起物として登場します。里芋の種類は200種類以上存在します。里芋の栽培は家庭菜園でも可能です。種イモから栽培する方法だけでなく苗から育てる方法もあります。コツをつかめば初心者にも栽培可能な芋です。栽培時期は半年かかりますが、全体を通して温暖な気候が里芋栽培には最低条件です。そのため栽培時期がシビアになる他は収穫まで順調に育てやすい作物です。里芋の栽培から収穫までの時期や方法、発芽確率を高める芽だしの方法、適切な株間隔や肥料について紹介します。

里芋の栽培方法と収穫時期は?芽だしや株間・肥料について徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1煮物に欠かせない里芋を家庭で栽培して収穫する方法を紹介
  2. 2里芋の種類は?
  3. 3里芋栽培に適している地域は?
  4. 4里芋の栽培から収穫まで~栽培に必要な知識
  5. 5里芋の栽培から収穫まで~栽培時期を知る
  6. 6里芋の栽培から収穫まで~栽培環境を準備する
  7. 7里芋の栽培から収穫まで~種イモの準備
  8. 8里芋の栽培から収穫まで~種イモを植える時期に行うこと
  9. 9里芋の栽培から収穫まで~発芽の時期
  10. 10里芋の栽培から収穫まで~苗の植え付け時期
  11. 11里芋の栽培から収穫まで~肥料追加の時期
  12. 12里芋の栽培から収穫まで~土寄せの時期
  13. 13里芋の栽培から収穫まで~巻き藁で乾燥防止
  14. 14里芋の栽培から収穫まで~収穫時期
  15. 15里芋の栽培から収穫まで~害虫と病気に注意
  16. 16里芋を家庭菜園で栽培して収穫しよう!

煮物に欠かせない里芋を家庭で栽培して収穫する方法を紹介

お正月の縁起料理に使われる里芋は、親芋から子芋、孫芋、そしてひ孫芋と一つの種芋からたくさんの芋が実ることから子孫繁栄の縁起担ぎとして昔から食べられてきました。甘さが魅力の里芋は煮物など和食に頻繁に利用されます。高級な料理には必ず利用される里芋は他の芋よりは少し値段が高い高価な芋として扱われています。煮物以外にも揚げ物や汁物、コロッケなどに利用されています。

里芋は少々ヌメリが強く調理しにくい点ももっていますが、カリウムや食物繊維などをふんだんに含んでおり、便秘改善や、高血圧予防、心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化の予防効果があります。体内の余計なナトリウムを排出し血圧上昇を抑える効果ももっています。健康にも良い里芋は自宅でも家庭菜園として栽培することが可能です。里芋の家庭菜園での栽培から収穫までポイントを抑えて紹介します。

里芋の種類は?

一言で里芋といってもその種類は数えきれないほどあります。品種改良などを重ねて現在確認できる種類だけでも200種類以上あります。普段スーパーで販売されている一般的な里芋は土垂と石川早生という品種です。関東圏では土垂が一般的に店頭に並び、逆に関西以西では石川早生がメインです。一般的な里芋で味はほとんど同じです。ヌメリがあり、粘り気がある芋です。

里芋の種類はまだまだあります。高級料亭などで使われる京都のエビ芋は形や模様がエビに似ていることからそのーネーミングが付けられています。煮崩れしにくい特徴を持っており、里芋の中でも高級部類に属されます。円筒状のタケノコに似たタケノコ芋も里芋の品種です。土から頭を出している姿までタケノコそっくりです。これも高級料亭などで使用される里芋です。家庭菜園で育てる里芋は一般的な品種がおすすめです。

里芋栽培に適している地域は?

里芋は全国で年間15万トン生産されています。里芋の名産地は存在せず、日本全国どこでも生産されているのが特徴です。ただ北海道だけは生産しておらず、東北地方や沖縄では生産量は少なくなっています。温暖な気候を好む里芋は関東地方を中心に生産されています。全国で最も多く生産しているのは千葉県で約20000トンです。シェア率は13パーセント程度です。

里芋栽培に適している環境は温暖な気候であることが第一です。そのため、北海道や北東北地方での栽培は適していませんが、それ以外の地域ではどこでも栽培することが可能です。霜が降りるような寒さでは死滅してしまうほど寒さに弱いため、霜が発生する可能性のある地域では、その時期までに収穫までを完了させてしまうことが必要です。埋め戻して防寒対策を行うやり方もありますが、初心者は寒くなる前に収穫しましょう。

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里芋の栽培から収穫まで~栽培に必要な知識

里芋の連作障害は?

里芋の生育温度は25度以上が好ましく30度くらいがベストな気温です。北日本だと25度以上の気温を維持するのが難しいため、栽培には適していません。逆にそれ以外の地域では、夏場は里芋に適した環境を持っています。そして湿度を好みます。高温多湿な日本の気候は里芋にとって成長するために必要な条件がそろっています。梅雨の多湿な時期を利用して里芋を成長させ、大きい里芋を収穫するのが栽培のコツです。

里芋には連作障害があります。連作障害とは、同じ土地で二年続けて作物を作ると成長が弱まったり、病気になりやすくなったりすることです。野菜には連作障害を持っているものが多く里芋も例外ではありません。里芋は3年~4年は期間をあけることを推奨しています。野菜の中でも長めの期間です。可能であれば、5年間は同じ土地で里芋を作らないようにすることがベストです。家庭菜園では土を入れ替えてしまう方法もあります。

里芋の栽培時期は比較的長く半年程度かかります。半年間常に暖かい環境であることが必要であるため、春先の植え付けの時期がまだ寒い場合や、収穫時期に霜の心配がある地域ではビニールハウスなどを使って防寒対策をする必要があります。多くの場合には、種イモから苗にする工程をビニールハウスで行い、十分外の気温が暖かくなってから、苗を植え付ける方法を採用しています。そして霜が降りる前に収穫を済ませます。

里芋の栽培から収穫まで~栽培時期を知る

栽培に適した時期を必ず守ること

里芋の栽培時期は暖かい時に行うことがポイントです。半年という長い期間を経て収穫に至りますが、栽培しているすべての時期暖かいことが必要です。温暖な気候を持つ南九州や四国ではそこまで気にする必要はありませんが、関東地方など春先や秋口に寒さを感じる地域では、寒さによって里芋が死滅してしまうこともあります。完全に暖かくなってから種イモを撒くと収穫時期には霜が降りるなどの心配もしなければなりません。

栽培を開始する時期を見極めることが里芋栽培で最も大事なポイントです。ベストなタイミングは4月下旬のゴールデンウィーク前に種まきを終了させることです。そして10月下旬から11月上旬に収穫を行います。温かい地域であれば、3月には種まきをすることも可能です。里芋は芽だしするまでの期間に約一ヶ月要します。これを利用して4月下旬に苗植えをできるようにビニールハウスで芽だしさせる方法もあります。

家庭菜園の場合、栽培開始時期を簡単に見極めることは難しいため、安全性を考慮して家庭菜園用のビニールハウスで先に芽だしまでの工程を実施させておく方法もおすすめです。寒さなどを考慮せずに植える一ヶ月前から芽だしさせておけば、植えるタイミングには暖かさを確保できます。プランターで芽だしさせて苗は地植えする方法もあります。初心者向けに苗を購入して栽培する方法もあります。

里芋の栽培から収穫まで~栽培環境を準備する

準備を開始する時期は植える一ヶ月前

準備はまず、土地やプランターの準備です。地植えでもプランターでも好きな栽培方法が選べます。プランターは大きめのサイズを選び、深さのあるものを選びます。里芋には土寄せの工程もあるため、最初の土の量は少なくても徐々に多くしていく育て方です。そのためプランターの深さが必要なのです。地植えの場合には広めの土地を確保します。また深く耕す必要があるため、深さにも余裕が必要です。

次に土の準備です。種イモから栽培する方法、苗を購入して植え付ける方法どちらも土の用意は必須です。里芋が大きく育つ環境を準備します。土は園芸用品店やホームセンターで販売されている野菜栽培用の土が最適です。程よく培養土や腐葉土などがブレンドされた土は栄養素が豊富で野菜を大きく育てます。自分で土づくりを行うこともできますが、里芋栽培は販売されている土を利用することをおすすめします。

ただし、昨年使用した土を使ってはなりません。一部でも混ざっていると連作障害が起きてしまいます。そのため、プランター栽培の場合にはまるごと土を入れ替えます。地植えの場合にも土を入れ替えることができればベストですが、それが不可能な場合には、5年間は利用しないようにします。プランターに入れる土は高さの70パーセント程度にとどめておきます。里芋は地中深くに育つ芋ではない為、深さを気にする必要はありません。

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里芋の栽培から収穫まで~種イモの準備

次に行うことは種イモの準備です。里芋をはじめとして芋類は種イモから栽培します。じゃがいもを放置すると芽が出てくるように芋は自らが種イモとなって次世代に子孫を残します。里芋も芋をそのまま種イモとして利用できます。スーパーで購入した里芋でも栽培できないことはありませんが、園芸用品店で販売している種イモを購入したほうが間違いありません。育てることを主旨とした種イモであるため、失敗リスクを減らせます。

種イモの選別方法はとにかく大きい芋を選ぶことです。里芋は種イモが小さいと栄養分がその分少なくなります。栄養分が少ないと成長に限度が生じます。できるだけ、栄養分をたくさん持った大きい種イモを選ぶことがポイントです。目安は40グラムから50グラム程度の大きさです。里芋は種イモの大きさによって育ち方も異なります。栄養素が多いほどよく育つため、バランスよく育てるためには種イモのサイズを揃える事が大事です。

里芋の栽培から収穫まで~種イモを植える時期に行うこと

種イモを植える時期が里芋栽培で最も重要な時期

種イモの植え付けは里芋の栽培工程において一番気を遣うポイントです。どの植物もどの野菜も芽だしと呼ばれる発芽までに時期が一番大事な時期です。プロでもすべてを上手に発芽させることはできません。初心者であればなおさらです。少しでも発芽率を上げるための芽だしのポイントを抑えて種イモを植えることが必要です。種イモを植える際には十分暖かくなっていることが条件です。寒ければビニールハウスを利用します。

株間は30~40センチ、条間は1メートル

種イモを植える時は晴天日にします。種イモの株間隔は30センチから40センチあけます。プランターであれば一つのプランターにつき2株が限界です。種イモの頭部まで約10センチの深さに植えます。そして芽を上にして植えます。二条にして植える場合には、条間は1メートルはあけます。背丈も高くなるため、丈夫に遮るものがない場所を選びます。特にマンションのベランダでプランター栽培する場合には場所の確保に注意します。

そして水やりです。種イモを植えてから芽だしするまでの期間はとても水が大事です。乾燥しないように適度に水やりを行うことが大事です。植物によって水の量が異なります。常に湿り気を与えなければならないようなシビアな湿度管理の植物もありますが、里芋の場合には、表面が乾燥したら水を与え、常に土の内部は湿り気を与えるようにします。芽だしまでに約一ヶ月要します。この期間毎日水を与え続けます。

気温が暖かくなったとはいえ、まとまった雨が降る梅雨の時期にはまだ遠く、晴天が多い日が続くのが日本の初夏です。気温が高くなるため乾燥しやすくなります。そのため、水やりは毎日欠かせないことが大事です。芽だしを順調に行うためには、日光も大事です。ベランダで家庭菜園する場合には、日光の量が不足するケースが多く失敗事例で最も多くなっています。しっかりと日中は日光に当てるよう位置を調整します。

里芋の栽培から収穫まで~発芽の時期

確実に発芽をさせる芽出しのポイント

里芋の種イモを植えて芽だしするまで待つのが一般的ですが、強制的に芽だしさせて植え付ける方法があります。この方法を利用すると発芽しないといったトラブルを防ぐことができます。家庭菜園では限られたスペースで限りある数しか栽培できない為、芽だしの失敗は避けたいものです。強制的な芽だし作業を実施する方法を紹介します。種イモの芽の部分を半分土の上に出してポットやプランターに植えます。

ちょうどお尻が突き出ているような感じです。暖かく日当たりの良い場所において芽が出るまで成長させます。小さな芽が出たら、土寄せを行い芽まですべて埋めます。芽が5センチ程度になるまで成長させます。芽が出そろったら、苗植えと同じ要領で植えます。発芽までの時間も若干短くなるため、待ちきれない人にもおすすめです。芽のしっかりした苗だけを選別して本植えすることもできるため初心者におすすめです。

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里芋の栽培から収穫まで~苗の植え付け時期

里芋は高湿度好き!この時期の水分はとても重要

発芽したらいよいよ苗を育てていきます。種イモから育てるのが苦手な人は苗を園芸用品店で購入してここから栽培を始めることもできます。芽だしの苦労もなく、発芽しないリスクも皆無であるため苗から育てるのは家庭菜園の初心者向けです。苗植えをする場合には、ポットの土ごと移植してあげます。移植したのちは周辺の土と馴染むように少しかき混ぜてあげます。さらに水やりを行います。

大きな芋を収穫するにはたっぷりの水分を里芋に与えることが大事です。株周辺の土を常に湿潤状態に置くことで里芋はすくすくと成長します。高温多湿を好むため、ちょうど梅雨の時期にあたるころ里芋は湿度と温度の力を借りてぐんぐん成長します。雨が少ない梅雨の年には水を意図的に与えるのを忘れないようにします。里芋は乾燥状態が継続すると葉が枯れてしまいます。枯れた葉はもとに戻せない為、乾燥には十分注意します。

里芋の栽培から収穫まで~肥料追加の時期

プランター栽培では時期をみて肥料を追加

里芋は比較的肥料が少なくても育つ作物です。栽培を開始するときに使用する野菜栽培用の専用土にはおおくの栄養素が含まれています。その栄養素を使い果たす前に栄養素を補給してあげるのが追加肥料の役目です。多くの野菜が追加の肥料を二度から三度必要とする中、里芋は成長過程で追加肥料を与えなくても十分育ちます。しかしプランターなど土の絶対容量が少ない場合には栄養不足になる可能性もあるため、肥料を追加します。

プランターで追加肥料を行うタイミングは一回のみです。株の高さが15センチ程度に育ったころに一回肥料を追加してやります。この時一株あたり5グラムの肥料を株周辺に撒きます。野菜の栽培では20グラムから30グラム使用するのが一般的ですが、里芋の場合には肥料は5グラムで十分です。これ以上肥料を与えると逆に病気になりやすくなったり雑草が育ちやすくなったりするため、肥料のやりすぎには注意が必要です。

地植えをする場合に元肥と呼ばれる最初に混ぜ込む肥料の数を少なめにして追加肥料で対応するケースもあります。前の年に異なる作物を育てている場合などはこの方法をとることで成長を良くすることができます。もちろん元肥を規定通りにして追加肥料を行わない栽培方法でも構いません。家庭菜園の中で肥料は値段も高めなのですが、里芋の栽培には肥料代があまりかからないメリットもあります。

里芋の栽培から収穫まで~土寄せの時期

土寄せは里芋を丸くする!土寄せの時期も大事

土寄せは里芋を上手に育てるためのポイントです。土寄せをしないと里芋の成長過程で芽が出てしまい味が落ちます。逆に土寄せを過剰にすると里芋が細長く成長してしまいます。きれいな丸い里芋を収穫するには土寄せがポイントになるのです。土寄せは栽培過程の中で二回実施します。一回目は、発芽後三週間程度です。寄せる土の量は5センチです。周囲から土を持ってきて株の周囲5センチに土寄せします。

プランターの場合には、土寄せではなく、プランターそのものに5センチ土を増やします。二回目の土寄せはさらに一ヶ月後に行います。二回目の土寄せは10センチです。成長過程の中で株芋から子芋が次々と登場して地表に顔を出してきます。そのため、合計15センチの土寄せを行い土の中にすべて隠れるように調整します。一つの株から連鎖して実る里芋だからこそ、土寄せの手間が必要なのです。

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里芋の栽培から収穫まで~巻き藁で乾燥防止

気温が上昇する夏場の時期は特に注意

二回目の土寄せが終了する頃、日本は梅雨明けを迎え本格的な夏場シーズンに突入します。高温多湿な日本の夏で里芋の成長はさらに早まります。真夏に注意しなければならないのが乾燥です。暑い真夏は土中の温度も急上昇します。そして同時に水分が失われ乾燥します。この時期に水やりが毎日必要なのも里芋の栽培の特徴です。人間と同じくこまめな水分補給が必要になります。

土壌中の温度管理をするポイントがあります。株周辺に巻き藁をする方法です。これは土壌の温度を上昇させないようにするために行うもので、土壌中の水分蒸発を防ぐ役目ももっています。マルチや新聞紙でも代用することができますが、風通しが悪くなるため、発育を考慮すると巻き藁が最も効果的な方法です。巻き藁をしたからといって水やりを欠かせてはなりません。水やりに加えて巻き藁をすることが効果的なのです。

里芋の栽培から収穫まで~収穫時期

ポイントは収穫時期を見逃さないこと

いよいよ待ちに待った収穫時期です。里芋の収穫時期はタネ芋を植えてから180日程度経過した時期です。半年待つことになります。丹念に育てた里芋を収穫できるのです。霜が降りてしまうとせっかく育てた芋が全滅してしまう可能性があるため、寒くなる前に収穫を急ぎます。地上で収穫時期を確認する方法は、葉が黄色く枯れてくる頃です。収穫は晴れの日を選んで行います。

本格的な収穫前に試し掘りをしてきちんと生育しているかを確認することが大事です。株周辺をスコップなどで丁寧に里芋を傷つけないように収穫します。一つの株芋の周囲にたくさんの里芋が見事なほどに実っているはずです。収穫後は芋を傷つけないように芋を一つ一つ切り離していきます。ただし里芋を保存する場合には、切り離すと保存期間が短くなってしまうため、株のまま掘り出しておきます。

里芋の保存に適した温度は10度前後です。これ以上温度が下がると腐敗してしまいます。そのため軒下に置くなど収穫後の寒い時期には里芋の保存には適しません。暖かい室内に保管することをおすすめします。比較的暖かく温度も一定である土の中で保存する方法もあります。この方法で保存すると秋に収穫した里芋を翌年春まで持たせることも可能です。もちろん里芋は切り離さずそのまま保存します。

里芋の栽培から収穫まで~害虫と病気に注意

里芋は病気に強い野菜といわれていますが肥料のバランスが悪かったり、水やりが少ないと病気になりやすくなります。肥料は元肥で十分ですが、その分量が少ないと病気になりやすくなります。また、種イモから収穫まで常に水分を必要とするのが特徴です。水やりは日課です。これを忘れるとすぐに乾燥し病気になりやすく、場合によっては死滅する可能性もあります。土寄せが不十分で病気になる可能性もあります。

里芋に夏の高温多湿な環境で育ちます。害虫も高温多湿な夏に活発になります。毎日の水やりの際に害虫被害が出ていないか観察してあげることが大事です。雑草の除去も必要です。雑草が多いと害虫が発生しやすくなります。雑草の成長スピードは里芋の比ではありませんので、定期的に雑草処理をすることが害虫被害を未然に防止する効果的な方法です。

里芋を家庭菜園で栽培して収穫しよう!

お正月の縁起料理にも使用される里芋は甘みがありおいしい芋です。里芋は家庭菜園で育てることも可能です。栽培期間は、約半年かかりますが、初心者でも育てやすい野菜の一つです。種イモから育てることも苗から育てることも可能です。水分を欠かせないという注意点はありますが、大きく育つのが楽しみな野菜です。里芋を家庭菜園で栽培して、秋の収穫を迎えてみませんか?

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