2018年05月25日公開
2024年07月12日更新
味噌のおすすめ人気ランキング!白味噌や無添加商品の選び方は?
味噌を使った料理といえば、味噌汁と思います。しかし他にも味噌を使用した料理は豊富にあり、味噌は調味料としての大きな役割を果たしています。しかし、味噌といっても、種類・味・濃さなどで違いがあります。また、地域で製法がちがうので、おすすめの味噌はどれだろうと考えたことはありませんか?ここでは、白味噌と無添加味噌のおすすめを人気ランキング形式で紹介していき、また白味噌や無添加味噌の選び方のポイントを紹介していきます。さらに塩分を気にしている方には減塩味噌を選択する方法もあります。
目次
味噌の歴史
飛鳥時代の頃に中国から伝わってきた醤(ひしお)が味噌を造り出したと考えられています。醤とは、肉や魚をすりつぶして、麹(糀)、酒、塩を混ぜ込み発酵させ熟成させた調味料みたいなものです。味噌はその途中で出来上がったもので、味醤(みしお)から味噌になったのではないかといわれています。今でも醤は、もろみなどの名前で使用されています。
古い時代から食されてきた味噌ですが、地域の環境、製法、麹などによって種類や味や濃さに違いがあります。それにより、地域によって伝わっている味噌が違うので、甘口や辛めなど多数の味噌が販売されています。その数は、1700以上ともいわれています。
麹の重要性
発酵食品を作るときに必要な「麹」は味噌にも活用されています。麹を穀物に麹菌を培養させ繁殖させて熟成させます。麹は味噌以外にも酒やしょう油などを造りだしている重要な役割を果たしています。味噌の生産で、酒やしょう油を製造している会社が多いのも、それが理由かも知れません。他にも、麹は健康面をサポートする力が強いといわれ、体内の代謝を促進させる働きがあるといわれています。
麹歩合とは
麹歩合という言葉を聞いたことがありますか?味噌を造るときに大切なポイントです。麹歩合とは麹と大豆の量の違いによって味噌の出来上がりに変化がでます。麹歩合とは大豆の量に対して、麹の量の比率がどのくらいの割合を占めているのかを指します。例えば、麹歩合が8歩といえば、仕込み大豆10キロに対して麹が8キロの量という意味です。麹の歩合が多いと、味噌の風味と使用方法にも違いがあります。
麹の歩合が多いほど、味噌に甘みがあり、麹の香りも強くなるといわれています。また、大豆の歩合が多いと大豆の味と塩分の味が濃ゆくなるといわれています。味でいうと、甘くちや辛口と言われています。
味噌の特徴
味噌の原料と製法としては、大豆に米麹、麦麹、豆と塩を混ぜ込み、熟成させて発酵させると、それぞれの味噌ができあがります。豆味噌だけは、大豆と食塩で製造します。あとは生産者の使用する材料や量の多さなどによって、色んな味噌が製造されます。味噌は地域性の高い食材ともいわれています。
種類に分けると、米味噌、麦味噌、豆味噌、調合味噌の4種類が主に販売されていますが、米味噌が国内生産80%以上を占めているようです。味や色の濃さは製法で変化していきます。選び方としては、この4種類から選ぶのですが、他にも、味や色の違いがあります。
味の分類としては、甘味噌、甘口味噌、辛口味噌に分かれ、麹の歩合でも変化しますが、塩の量によっても味に変化があります。塩分が少なくて麹の歩合が多いほど甘味噌になっていきます。甘味噌を味噌汁で使用すると、物足りない味という方もいるかもしれません。今では塩分を気にする方も増えてきていて、減塩タイプの味噌も販売されています。
味噌の色は、赤、淡色、白系の分類に分かれます。この違いは、原料の大豆や大豆を煮るか蒸すか、麹の量や熟成期間などの製法や条件によって違いがあります。なので、色の違う味噌や味が沢山あるので、選び方に迷いが生じるかもしれません。そこで、白味噌と無添加味噌に焦点をあてて調べてみます。
白味噌とは
白味噌を使ったことはありますか?白味噌とは色が透けているようなクリーム色が特徴で、米麹の量は多め塩の量は少なめで、じっくり熟成させた製法で、ほのかな甘味のある味噌です。味噌の味が強くないことから、味噌の苦手な方にも好まれ、味噌汁以外の料理にも使用しやすいようです。全国でも人気があり、使い勝手のいい味噌です。
西京味噌と呼ばれている味噌も、白味噌です。関東では、白味噌のことを西京味噌と呼ぶことがあります。白い色をだすために、大豆の皮を向いて蒸し、短期熟成させ塩分を少なめにした製法が白味噌です。雑煮用の白味噌やサラダのドレッシングやスープ、煮込み料理にも相性が合います。次に選び方のポイントですが、使用目的で違いがでてくるかもしれませんが参考にしてください。
白味噌の選び方のポイント
白味噌にはダシ入りとダシが入っていな2種類あります。味噌汁用に使用する場合は、物足りないと感じた方は、他の味噌と混ぜ合わせることも可能で、自分好みのダシを作ることもできます。白味噌は味噌汁以外の使用目的で購入される方も多いようで、白味噌レシピが豊富にあります。
白味噌の製法によっての選び方
白味噌は大手企業の大量生産型の製法と昔ながらの手づくりの伝統製法で選ぶのかの2種類あります。大量生産では、機械や人工的な速醸法で生産されています。速醸法とは、熟成時間を早めるために、熱を加えて麹を活発にさせ短期で大量の白味噌を作ることを可能にしています。そのために、値段は低設定ができますが添加物が入る可能性が高いです。
昔ながらの老舗の白味噌製法は、ほとんどが手作業で行い、時間をかけて作りあげていきます。その分、値段も高めが多いようですが、栄養価やうま味としては手づくりほど味を楽しめるかもしれません。無添加の白味噌を作る会社が多くあります。無添加は品質管理が難しいですが、上質な白味噌が味わえるのではないでしょうか。
白味噌の選び方でダシとは
白味噌はダシが入っているのを購入すると、味噌汁や調理が簡単です。しかし、自分でダシを作る方は白味噌にダシが入っていない選び方ができます。それにより、自分に合う調理ができます。白味噌を使っていない方や使っている方にも参考として、白味噌のおすすめランキングを紹介したいと思います。
白味噌おすすめランキング
白味噌おすすめランキング5位信州味噌のヤママン味噌
味噌の材料が全て国産の手づくりで仕上げている白味噌です。信州大豆と国産米と長崎の五島灘の塩を使用しています。味噌づくり50年という長い歴史があり、白味噌ファンが根強いています。米麹12割で仕上げて、まろやかな甘みのある上品な白味噌です。味噌汁以外にも万能調味料として利用できます。米麹12割とは、大豆10に対して米麹が12という比率になります。
白味噌おすすめランキング4位信州諏訪産無添加きぬごし白
諏訪野市で酒造業を始め、350年の技術や知識を味噌造りに役立てている老舗です。味噌造りは、100年以上で国産原料を使用している神州一味噌ブランドの白味噌です。生きる味噌を味わうことができ、きめ細かくすりつぶして、なめらかな舌ざわりとまろやかな甘みがあります。ダシは入っていないので本来の素材を味わう生味噌です。
白味噌おすすめランキング3位フンドーキン生きてるみそ
大分に会社があるフンドーキンといえば醤油で有名ですが、始めは江戸時代末期に酒造始めて、それから醤油や味噌を造り出しました。生きてるみそシリーズの無添加合わせ白は、原料の米、大豆、大麦を九州産を使用しています。あわせとは、米と麦をあわせて麹を発酵させ大豆と混ぜ合わしたことです。甘みのある味噌となっていますが、味噌汁の具材の味を邪魔しない甘さです。
白味噌おすすめランキング2位石野の白味噌特醸500g
京都で創業してから230年以上立っても、受け継がれた製法を守り続け、造りだされている白味噌です。京都の雑煮は白味噌でといわれているぐらい、長い歴史があります。味噌汁以外にも様々な料理に使用され、落ち着いた上品な甘みがあります。
白味噌おすすめランキング1位マルクラ白みそ250g
食品添加物を一切使用していない、純正白味噌です。米は岡山県か広島県産、大豆は滋賀県か岡山県産、塩は沖縄県産です。会社は甘酒の酒造を生産しており、その長い技術と知識を活かした製法で優しい甘みの白味噌を造りだしています。国内のみならず海外でも、汁物以外でドレッシングや和え物で使用されています。
無添加味噌とは
今では人気の高い味噌の無添加味噌とは米や麦、大豆、塩で造られています。この製法によって無添加味噌が出来上がります。無添加とは、食物添加物が含まれていない商品を表します。では、味噌の食物添加物とは何を表しているのか調べてみます。
調味料
味噌に入っている添加物として、調味料(アミノ酸等)があります。これは、うま味成分を人工的に入れて美味しさをアップする役割をします。味噌本来の味を楽しめない、デメリットになります。
ビタミンB2
味噌に含まれているビタミンB2も添加物となり、味噌の色の発色を良くするために使用されることが多いようです。他にも次亜硫酸ナトリウムが入っていると、味噌の色を綺麗にする目的で使用される漂白成分として知られています。
酒精
活きている味噌という言葉を聞いたことがありませんか?本来味噌は麹菌が活きているので、日数が経つにつれて味や色合いが変化することがあります。しかし、酒精やアルコールなどが入っていると、麹菌が活きていない味噌となり変化しない味噌となります。また、袋などの膨張を防ぐことに使用されているケースもあります。
保存料
保存料としてよく味噌で使用されているのが、ソルビン酸です。食品の品質保持のために色んな分野で使用されています。味噌にも使用されているケースがあります。今では味噌の流通が良くなり、減少傾向にあるのですが、ソルビン酸が入っている味噌も販売されています。
無添加味噌の選び方のポイント
無添加味噌を選ぶポイントは食物添加物が入っていないことと、加熱処理をされていない味噌を選ぶのがベストです。無添加でも加熱処理をしていることで、麹菌の活度が停止してしまい本来の味噌の味を楽しむことができません。味噌の選び方は様々ですが、このポイントをふまえて無添加の味噌を選ぶのが良いと考えられます。次に無添加味噌のおすすめランキングを紹介したいと思います。
無添加味噌のおすすめランキング
無添加味噌のおすすめランキング5位長崎の生みそチョーコー
長崎の醤油会社が造りあげた、本格無添加味噌です。じっくりと熟成させ、加熱処理をしていない味噌本来の味を楽しめます。まろやかさとうま味を大切に育てた無添加味噌です。
無添加味噌のおすすめランキング4位生詰無添加あわせみそフンドーキン
フンドーキンの生詰無添加あわせみその原料は、米、大豆、塩、大麦で仕上げた白味噌タイプです。麹を多く使用した白味噌というだけあって、優しい甘さが特徴になります。
無添加味噌おすすめランキング3位ひかり味噌無添加円熟こうじみそ
20年以上のロングセラーといわれている、ひかり味噌が販売している無添加の円熟こうじみそです。選び抜かれた大豆、塩、米を使用し、自然由来の力を利用して造られた味噌です。野菜の味を邪魔しない、まろやかな甘みのある味噌です。
無添加味噌おすすめランキング2位八丁味噌カクキュー
300年以上から伝わっている製法を守り、伝統ある無添加味噌を造り続けています。二夏二冬の製法で、じっくりと自然の力で熟成させ、色の濃ゆい味噌となっています。色が濃ゆいことで、辛口と間違われやすいですが、塩分は控えめになっています。添加物と加熱処理をしていない無添加味噌です。
無添加味噌おすすめランキング1位生みそ糀美人マルコメ
味噌造りにこだわり続けているマルコメが、無添味噌として販売しているプラス糀の活きている味噌です。糀をふんだんに使用し、コクのある味とうま味をたっぷりと味わえる無添加味噌です。味噌汁以外にも使用でき、味のアクセントとしても利用できる万能味噌です。
減塩味噌おすすめ人気ランキング
最近では通販ショッピングやスーパーでも減塩味噌という商品を多く見かけるようになっています。味噌は塩分が高いというイメージがあるようで、敬遠される方もいるかもしれません。しかし、大手味噌メーカーや味噌製造会社も減塩味噌を販売するようになりました。そこで、減塩味噌おすすめ人気ランキングを紹介します。塩分が気になる方は、参考にしてみてはいかかですか?
減塩味噌おすすめ人気ランキング5位ひかり味噌50%減塩みそ
大手味噌メーカーひかり味噌が塩分制限をされている方にも、味噌を味わえるように開発された50%減塩味噌です。味噌100gにたいして食塩相当量5.3gです。独自調査によると、50%以上の減塩味噌を食べた方の言葉として、「味が薄い・うま味が足りない」という結果でした。そこで、味とうま味を追及した結果が50%減塩の米味噌です。塩分が気になる方は、試してみてはいかかですか?
減塩味噌おすすめ人気ランキング4位マルコメ料亭の味無添加減塩
大手味噌メーカーのマルコメの無添加減塩味噌です。容量が375g、750gとあり、初めての方は375gで、試してもいいかもしれません。味噌100gあたりにたいして、食塩相当量8.9gです。麹割合が14割の信州味噌で淡色系です。食塩を20%カットし、無添加で造りあげています。
減塩味噌おすすめ人気ランキング3位ハナマルキかるしお無添加減塩味噌
大手味噌メーカーのハナマルキの30%減塩味噌です。無添加の米味噌で、味噌100gにたいして8.5gです。麹歩合は15割で、豊かな味わいと香りがする味噌となっています。味噌汁以外でも使用でき、万能調味料としても活躍できる味噌です。
減塩味噌おすすめ人気ランキング2位マルコメ丸の内タニタ食堂減塩味噌
タニタ食堂で使用しているダシなし味噌で、粒タイプの20%減塩味噌です。100gにたいして8.9gです。無添加の米味噌で甘みとコクのある味噌となっています。麹歩合が20割なので甘みが強いようです。タニタ食堂は健康食というイメージが強いようで、健康面を意識している方や塩分が気になる方の購入が多いようです。粒タイプなので、最後に麹が残ることがあるようなので、気になる方は「こし」た方がいいようです。
減塩味噌おすすめ人気ランキング1位山吹塩を少なくして仕込んだ山吹味噌
大手味噌製造の山吹の塩を少なくして仕込んだ信州味噌です。味噌100gにたいして9.5gです。無添加の米味噌で、使用される味を考慮したうえで、2種類の減塩味噌を販売しています。優しい甘さと風味で味噌の味をなくさないように味わえます。製法も独自で開発して、減塩味噌と思えないような味噌を造りだしています。
味噌についてのまとめ
歴史の古い味噌は今でも、食卓には欠かせない食材です。味噌汁以外でも、美味しさを発揮できる味噌は大変便利です。そして、地域によって製法がことなり、使用する材料によって味に違いがでます。塩分を気にしている方なら減塩味噌もあります。今でも進化し続けている味噌を、さらに色んな料理で役立ててみてはいかかですか?
選び方が分からない方は、白味噌、無添加味噌、減塩味噌のおすすめランキングを参考にしてみてはいかかですか?味噌は料理の献立を助ける、万能調味料にもなります。